OneDriveを使っていて「ファイル名を変更したいけど、どうやるの?」「フォルダ名を整理したいけど、共有に影響しないか心配」と感じることがありますよね。ファイルやフォルダの名前を分かりやすく整理することで、作業効率が大幅に向上します。
この記事では、OneDriveでのファイル・フォルダ名前変更について、基本的な操作方法から注意すべきポイントまで詳しく解説していきます。安全に名前変更を行うコツを身につけて、より使いやすいOneDrive環境を作ってくださいね。
OneDriveでの名前変更の基本を理解しよう

名前変更が可能な対象
OneDriveでは、以下のアイテムの名前を変更できます:
変更可能なアイテム
- 個別ファイル(Word、Excel、PDF、画像など)
- フォルダ(通常フォルダ、共有フォルダ)
- 圧縮ファイル(ZIP、RARなど)
- ショートカットファイル
変更できないアイテム
- システムフォルダ(デスクトップ、ドキュメントなど)
- 他人が所有する共有ファイル(権限がない場合)
- 編集中のOfficeファイル(同時編集中)
名前変更の影響範囲
OneDriveでの名前変更は、以下の場所に反映されます:
同期される場所
- すべての同期デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)
- ブラウザ版OneDrive
- 共有されている相手のデバイス
- リンクでアクセスしているユーザー
自動更新される情報
- ファイルへの直接リンク
- 共有リンクのファイル名表示
- 検索結果での表示名
- 最近使用したファイル一覧
ブラウザ版OneDriveでの名前変更方法
ファイル名の変更手順
基本的な変更方法
- OneDrive.comにアクセスしてサインイン
- 名前を変更したいファイルを見つける
- ファイルを右クリック
- メニューから「名前の変更」を選択
- 新しい名前を入力
- Enterキーを押すか、他の場所をクリックして確定
ショートカットキーでの変更
- 変更したいファイルを一回クリックして選択
- F2キーを押す
- 名前編集モードになる
- 新しい名前を入力して Enter で確定
フォルダ名の変更手順
フォルダ名変更の詳細手順
- 対象フォルダを右クリック
- 「名前の変更」を選択
- 新しいフォルダ名を入力
- 変更内容を確認
- Enterキーで確定
フォルダ名変更時の特別な注意点
- フォルダ内のファイルパスが自動更新される
- 共有リンクは引き続き有効
- サブフォルダの構造は維持される
- 他のユーザーにも変更が即座に反映
一括での名前変更
複数ファイルの連続名前変更
- 同じ種類のファイルを複数選択
- 最初のファイルを右クリック
- 「名前の変更」を選択
- 基本となる名前を入力(例:「資料」)
- 自動的に「資料(1)」「資料(2)」のように連番が付与
効率的な一括変更のコツ
- 関連ファイルをあらかじめ同じフォルダに集める
- 分かりやすい命名規則を決めておく
- 日付や連番を含めた統一的な名前付け
デスクトップアプリでの名前変更
Windows エクスプローラーでの変更
エクスプローラーからの操作
- OneDriveフォルダを開く
- 名前を変更したいファイル・フォルダを右クリック
- 「名前の変更」を選択
- 新しい名前を入力
- Enterキーで確定
- 自動的にクラウドに同期される
F2キーでの素早い変更
- ファイルを一回クリックして選択
- F2キーを押す
- 名前編集モードに切り替わる
- 新しい名前を入力して Enter
Mac Finderでの名前変更
Macでの基本操作
- FinderでOneDriveフォルダを開く
- 対象ファイルを選択
- Returnキーを押す(またはファイル名をクリック)
- 名前編集モードになる
- 新しい名前を入力してReturn
右クリックメニューからの変更
- ファイルを右クリック(またはControl+クリック)
- 「名前を変更」を選択
- 新しい名前を入力
- Return キーで確定
スマートフォンアプリでの名前変更
iPhoneでの名前変更
OneDriveアプリでの操作
- OneDriveアプリを開く
- 名前を変更したいファイルを長押し
- メニューから「名前の変更」をタップ
- 新しい名前を入力
- 「保存」または「完了」をタップ
フォルダ名変更の手順
- 対象フォルダを長押し
- 「詳細」→「名前の変更」を選択
- 新しいフォルダ名を入力
- 「保存」をタップして確定
Androidでの名前変更
基本的な変更操作
- OneDriveアプリで対象ファイルを選択
- 右上の「⋮」(その他)メニューをタップ
- 「名前の変更」を選択
- 新しい名前を入力
- 「保存」をタップ
複数ファイルの管理
- 一度に一つのファイルのみ名前変更可能
- 効率的に変更するには事前に整理が重要
- フォルダ内でファイルをグループ化してから作業
名前変更時の注意点とベストプラクティス
使用できない文字と制限事項
OneDriveで使用できない文字
< > : " | ? * /
- ファイル名の先頭と末尾のスペース
- 先頭のピリオド(.)
- 制御文字(ASCII 0-31)
文字数制限
- ファイル名:255文字まで
- フォルダ名:255文字まで
- フルパス:400文字まで(フォルダ階層を含む完全なパス)
推奨する命名規則
- 英数字とハイフン、アンダースコアを中心に使用
- 日本語も使用可能だが、文字化けを避けるため注意
- 一貫性のある命名ルールを決めて統一
共有ファイルの名前変更
共有ファイル変更時の影響
- 共有相手にも名前変更が即座に反映
- 共有リンクは引き続き有効
- メール添付などの外部参照は更新されない
- 他のアプリからの参照も確認が必要
安全な変更手順
- 共有相手に事前に名前変更を通知
- 重要なファイルは変更前にバックアップ
- 変更後に共有状況を確認
- 必要に応じて新しいリンクを再送信
バージョン管理との関係
名前変更とファイル履歴
- ファイル名変更はバージョン履歴に記録される
- 過去のバージョンも新しい名前で表示
- バージョン復元時は復元時点の名前が適用
- 変更履歴から元の名前も確認可能
履歴の確認方法
- ファイルを右クリック
- 「バージョン履歴」を選択
- 名前変更の履歴も含めて表示される
- 必要に応じて以前の状態に復元可能
効率的な名前変更のテクニック

整理しやすい命名規則
日付を含む命名
2024-01-15_会議資料.docx
20240115_プロジェクト進捗.xlsx
2024年1月_売上レポート.pdf
カテゴリ別の命名
契約書_ABC会社_2024.pdf
写真_家族旅行_沖縄_2024.jpg
資料_新商品企画_第1版.pptx
連番を活用した整理
講義資料_01_イントロダクション.pdf
プロジェクト_Phase1_要件定義.docx
写真_結婚式_001.jpg
検索しやすい名前付け
キーワードを含める
- ファイル内容を表すキーワードを名前に含める
- 検索で見つけやすい単語を使用
- 略語よりも正式名称を使用
タグのような活用
重要_契約書_ABC社.pdf
完了_プロジェクト報告書.docx
下書き_プレゼン資料.pptx
トラブルシューティング:名前変更がうまくいかない場合
よくある問題と解決方法
「名前を変更できません」エラー
- ファイルが他のアプリで開かれている
- 他のユーザーが同時編集中
- 同期処理中で一時的にロック状態
解決手順
- ファイルを開いているアプリを終了
- 数分待ってから再試行
- OneDriveの同期完了を確認
- 必要に応じてOneDriveアプリを再起動
名前変更が反映されない場合
同期の確認と対処
- インターネット接続状況を確認
- OneDriveアプリの同期状態をチェック
- 手動同期を実行
- デバイス間での反映を確認
強制同期の方法
- OneDriveアイコンを右クリック
- 「同期の一時停止」→「同期の再開」
- 問題のファイルを再度確認
- 必要に応じてアプリを再起動
権限関連の問題
編集権限の確認
- ファイルの所有者または編集権限があるか確認
- 共有フォルダでの権限レベルをチェック
- 読み取り専用モードになっていないか確認
権限問題の解決
- ファイル所有者に編集権限を依頼
- 自分のOneDriveにファイルをコピーしてから変更
- 新しい名前で別ファイルとして保存
名前変更の自動化と効率化
PowerAutomateとの連携
自動命名規則の設定
- 特定のフォルダに追加されたファイルを自動リネーム
- 日付や連番を自動追加
- 部門やプロジェクト名を自動挿入
ワークフローの例
- 新しいファイルがアップロードされる
- ファイル形式を自動判定
- 命名規則に従って自動リネーム
- 適切なフォルダに自動移動
一括変更ツールの活用
サードパーティツール
- Bulk Rename Utility
- Advanced Renamer
- PowerRename(Windows PowerToys)
使用時の注意
- OneDriveとの同期を一時停止
- 重要ファイルは事前にバックアップ
- 変更後に同期を再開して確認
まとめ:効果的な名前変更でOneDriveを整理しよう
OneDriveでのファイル・フォルダ名前変更について、基本操作から応用テクニックまで詳しく解説してきました。
重要なポイントをまとめると:
- 複数のデバイス・方法で名前変更が可能
- 使用できない文字や制限事項を理解して安全に実行
- 共有ファイルの変更は事前通知と事後確認が重要
- 統一的な命名規則で検索性と管理性を向上
- トラブル時は同期状況と権限を確認
適切な名前変更により、OneDriveをより使いやすく整理できます。この記事で紹介した方法とコツを活用して、効率的なファイル管理環境を構築してくださいね。
最初は小さなファイルから練習して、徐々に大規模な整理に挑戦していくことをおすすめします。一貫性のある命名規則を確立すれば、将来的にファイルを探す時間を大幅に短縮できるでしょう。整理されたOneDriveで、より快適なデジタルライフを送ってください!
コメント