OneDriveを使っていて”申し訳ございません。このフォルダーを同期できません”というエラーが出て困ったことはありませんか?このエラーはとても一般的な問題で、多くの人が悩んでいます。でも安心してください。このガイドでは、エラーの原因から具体的な解決方法まで、わかりやすく説明します。
OneDriveの同期エラーって何?

OneDriveの同期エラーとは、あなたのパソコンとクラウド上のOneDriveの間で、ファイルやフォルダーの内容が正しく更新されない状態のことです。同期エラーはさまざまな原因によって発生し得ます。
よくある症状
- ファイルをOneDriveフォルダーに保存しても、オンライン上に反映されない
- アップロードを試みても進捗バーが動かず、「同期中」と表示され続ける
- OneDriveのアイコンに赤いバツマークが表示される
- 「同期保留中」のまま処理が進まない
エラーが起きる7つの主な原因
1. インターネット接続の問題
OneDriveで同期をするにはインターネット接続が必要です。接続が不安定だったり、切断されていたりすると同期エラーが発生します。
2. ストレージ容量不足
OneDriveの更新・同期ができないトラブルが起きる状況では、空き容量が不足している場合が多いです。無料版は5GB、有料版でも容量制限があります。
3. ファイル名やパスの問題
以下のようなファイルは同期できません:
- ファイルのサイズが250GBを超えている場合
- ファイル名を含むパス全体の長さが400文字を超えている場合
- ファイル名に「<, >, :, “, |, ?, *, /, \」などの不正な文字や記号が含まれている場合
4. OneDriveアプリの問題
OneDriveアプリ自体に不具合があったり、プロセスが正常に動作していない場合があります。
5. アカウントのリンクの問題
OneDriveとパソコンのリンクに問題が起きているせいで、更新・同期のエラーが発生している可能性があります。
6. 古いバージョンの使用
古いバージョンのままOneDriveを利用していると、エラーが発生しやすくなります。
7. ファイルが他のアプリで使用中
ファイルが別のアプリケーションで使用されている場合、同期できません。
今すぐできる基本的な解決方法
ステップ1:インターネット接続を確認
まずは、パソコンがインターネットに正しく接続されているか確認しましょう。他のウェブサイトが正常に開けるかチェックしてください。
ステップ2:OneDriveの状態を確認
- タスクバーの右下にあるOneDriveのアイコンをクリック
- 現在の同期状態を確認
- エラーメッセージがある場合は内容をメモ
ステップ3:容量を確認
タスクバーにあるOneDriveのアイコンを右クリックして、設定画面から容量を確認します。容量が不足している場合は、不要なファイルを削除しましょう。
詳しい解決方法
解決方法1:同期を一時停止してリセット
タスク バーの右端にある通知領域で、青の OneDrive の雲のアイコンを選択します
- OneDriveアイコンを右クリック
- ヘルプと設定 > [設定]を選択します
- [同期を一時停止]、[2 時間] の順に選択します
- 同期フォルダーのいずれかからファイルを選択し、C:\users\ など、OneDrive の一部ではないフォルダーに移動します
- 2時間後、同期を再開してファイルを元に戻す
解決方法2:アカウントのリンクを再設定
この方法は効果的で、多くの問題を解決できます。
- OneDriveアイコンを右クリックして「設定」を選択
- 「アカウント」タブから「このPCのリンクを解除」をクリック
- 「このPC上のアカウントのリンクを解除しますか?」と表示されたら、「アカウントのリンク解除」をクリック
- OneDriveを再起動し、サインインし直す
解決方法3:OneDriveを最新版にアップデート
OneDriveのバージョンが古いためエラーが発生して、更新・同期ができない可能性もあります
Windows Updateでアップデート:
- 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムをチェック」をクリック
- 更新があれば指示に従ってインストール
解決方法4:ファイル名とパスを修正
問題のあるファイルを見つけたら:
- ファイル名を短くする(255文字以内)
- 不正な文字(<, >, :, “, |, ?, *, /, \)を削除
- ファイル名を短くするか、トップレベルのフォルダーに近いサブフォルダーに保存します
- 大きなファイルは圧縮して20GB以下にする
解決方法5:OneDriveを完全リセット
上記の方法で解決しない場合の最終手段です。
- OneDriveを完全に終了
- Windowsキー + R を押して「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset」を実行
- OneDriveを再起動してサインイン
予防策とメンテナンス
定期的なメンテナンス
- 月1回:容量チェックと不要ファイルの削除
- 3ヶ月に1回:OneDriveとWindowsのアップデート確認
- 半年に1回:同期設定の見直し
ファイル管理のコツ
- ファイル名に特殊文字や過度に長い名称を使用すると、エラーの原因となるため、シンプルな名前に設定することが推奨されます
- フォルダーの階層は深くしすぎない(5階層以内)
- 大きなファイルは事前に圧縮する
同期するファイルの選択
すべてのファイルを同期する必要はありません。同期するフォルダやファイルの数が多すぎると、負担がかかる場合がありますので、必要なものだけを選んで同期することも一つの方法です
- OneDrive設定の「アカウント」タブ
- 「フォルダーの選択」をクリック
- 必要なフォルダーだけにチェック
トラブルが続く場合
Microsoftサポートの利用
それでも問題が解決しない場合は、 OneDrive アカウントのリンク解除/再リンクを 試すか、以下のガイド付きサポート トラブルシューティング ツールを使用してください
代替手段の検討
OneDriveの問題が解決しない場合は、一時的に以下の方法も検討してください:
- Web版OneDriveを使用する
- 他のクラウドストレージサービスの併用
- USBメモリなどの物理メディアでのバックアップ
まとめ
OneDriveの「このフォルダーを同期できません」エラーは、適切な対処法を知っていれば必ず解決できます。多くの場合、インターネット接続の確認、容量チェック、アカウントのリンク再設定で問題が解決します。
今すぐ試すべき3つのステップ:
- インターネット接続とOneDriveの容量を確認
- 同期を一時停止してリセット
- アカウントのリンクを解除して再設定
これらの方法を試しても解決しない場合は、OneDriveの完全リセットや、Microsoftの公式サポートに相談することをおすすめします。定期的なメンテナンスを心がけることで、今後同様の問題を予防できるでしょう。
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