OneDriveでファイルを一覧表示にしたとき、「名前」「更新日時」「サイズ」などの項目が表示されますよね。これが「列」です。
デフォルトでは基本的な情報しか表示されませんが、実は自分の使いやすいように列を追加したり、並び替えたりできるんです。作成者、共有状況、ファイルの種類など、便利な情報を表示させることで、ファイル管理がぐっと楽になります。
この記事では、OneDriveで列を追加する具体的な方法と、どんな列が追加できるのか、そして効果的な活用術まで詳しくご説明します。
ブラウザ版OneDriveでの列追加方法

基本的な追加手順
ブラウザでOneDriveを開いている場合の列追加方法をご紹介します。
- OneDriveをブラウザで開く
- ファイル一覧画面で「表示」メニューをクリック
- 「列の追加」または「列の管理」を選択
- 追加したい列にチェックを入れる
- 「適用」ボタンをクリック
これだけで、選択した列が一覧表示に追加されます。とても簡単ですよね。
列の順序を変更する
追加した列の順序も自由に変更できます。
- 列のヘッダー部分をクリック
- そのままドラッグして好きな位置に移動
- マウスを離すと新しい位置に固定される
よく使う情報ほど左側に配置すると、作業効率がアップしますよ。
デスクトップアプリでの列追加
Windows版OneDriveアプリの場合
WindowsのOneDriveアプリでも同様に列を追加できます。
- OneDriveフォルダをエクスプローラーで開く
- 「表示」タブをクリック
- 「詳細」表示に切り替える
- 列のヘッダー部分を右クリック
- 「その他」を選択
- 追加したい列を選んで「OK」をクリック
エクスプローラーの機能を使うので、Windowsに慣れている方なら直感的に操作できるはずです。
Mac版での操作方法
Mac版のOneDriveでは、Finderの機能を使って列を追加します。
- OneDriveフォルダをFinderで開く
- 「表示」メニューから「リスト」を選択
- 列のヘッダーを右クリック
- 表示したい項目を選択
Macユーザーも馴染みのある操作で簡単に設定できますね。
追加できる主な列の種類
ファイル情報系の列
作成者 ファイルを最初に作成した人の名前が表示されます。共有フォルダで複数人が作業している場合に便利です。
作成日時 ファイルがいつ作成されたかが分かります。更新日時と合わせて確認すると、ファイルの履歴が把握しやすくなります。
種類 ファイルの形式(Word文書、Excel表、PDFなど)が表示されます。大量のファイルから特定の種類を探すときに重宝します。
タグ OneDriveでは、ファイルにタグを付けることができます。このタグ情報を列として表示できるんです。
共有・権限系の列
共有状況 そのファイルが他の人と共有されているかどうかが一目で分かります。
共有相手 具体的に誰と共有しているかが表示されます。セキュリティ管理に役立ちますね。
アクセス権限 読み取り専用、編集可能など、権限レベルが表示されます。
メタデータ系の列
コメント ファイルに付けられたコメントが表示されます。
評価 5段階の星評価が表示されます(設定している場合)。
カテゴリ ファイルのカテゴリ分類が表示されます。
実際の活用場面
プロジェクト管理での活用
チームでプロジェクトを進めている場合、以下の列を追加すると便利です。
- 作成者:誰が作ったファイルか把握
- 更新日時:最新の作業状況を確認
- 共有状況:チーム内での情報共有を管理
- サイズ:容量の大きいファイルを特定
これらの情報が一覧で見えることで、プロジェクトの進行状況が把握しやすくなります。
写真・画像管理での活用
写真やデザインファイルを管理する場合は、こんな列が役立ちます。
- 撮影日時:写真がいつ撮られたか
- 解像度:画像のサイズ情報
- カメラ情報:使用したカメラやレンズ
- 位置情報:撮影場所
特に大量の写真を整理する際に、これらの情報があると分類作業がはかどります。
文書管理での活用
オフィス文書を管理する場合の推奨列設定です。
- 作成者:文書の責任者を明確化
- 最終更新者:最後に編集した人を特定
- バージョン:文書のバージョン管理
- キーワード:検索用のタグ情報
これらの列があることで、大量の文書から目的のファイルを素早く見つけられます。
列表示の最適化テクニック
列幅の調整方法
列を追加すると、画面が狭く感じることがあります。そんなときは列幅を調整しましょう。
- 列と列の境界線にマウスカーソルを合わせる
- カーソルが矢印マークに変わったらドラッグ
- 適切な幅に調整する
よく見る情報は幅を広く、あまり重要でない情報は狭くするのがコツです。
自動幅調整の活用
ダブルクリックで列幅を自動調整することもできます。境界線をダブルクリックすると、その列の内容に最適な幅に自動で調整されます。
表示列の保存
設定した列の表示は、次回OneDriveを開いたときも保持されます。一度自分好みに設定すれば、毎回同じ表示で作業できるので効率的ですね。
よくある問題と解決方法
列が表示されない場合
追加したはずの列が表示されない場合は、以下を確認してください。
- ブラウザの画面幅が狭すぎる
- 列幅がゼロになっている
- フィルター設定で非表示になっている
特にスマートフォンやタブレットでは、画面幅の関係で一部の列が隠れることがあります。
動作が重くなる場合
あまりに多くの列を表示させると、OneDriveの動作が重くなることがあります。本当に必要な列だけを選んで表示することをおすすめします。
権限エラーが発生する場合
企業アカウントを使用している場合、管理者によって列の追加が制限されている可能性があります。IT部門に確認してみてください。
スマートフォンでの列表示
モバイルアプリの制限
残念ながら、スマートフォンのOneDriveアプリでは、デスクトップほど詳細な列カスタマイズはできません。しかし、基本的な情報は表示されます。
利用可能な表示項目
- ファイル名
- 更新日時
- ファイルサイズ
- 共有状況
モバイルでの代替手段
スマートフォンでより詳細な情報を確認したい場合は、ブラウザでOneDriveにアクセスすることをおすすめします。デスクトップ版ほどではありませんが、アプリ版よりも多くの情報が表示されます。
まとめ:列追加でOneDriveをもっと便利に使おう
OneDriveの列追加機能は、ファイル管理を劇的に改善してくれる便利な機能です。
最初は基本的な列から始めて、慣れてきたら自分の作業スタイルに合わせて列をカスタマイズしていきましょう。プロジェクト管理、写真整理、文書管理など、用途に応じて最適な列設定を見つけることが大切です。
特に大量のファイルを扱う方や、チームで作業することが多い方にとって、この機能は必須と言えるでしょう。一度設定すれば、毎日の作業効率が大幅にアップします。
ぜひこの記事を参考に、あなた好みのOneDrive画面を作り上げてくださいね。きっと今まで以上に快適にファイル管理ができるようになりますよ。
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