「Officeの更新通知が来たけど、今すぐやるべき?」 「更新したら不具合が出るって聞いたけど…」 「そもそも更新しないとダメなの?」
こんな疑問を持っていませんか?
実は、Office更新プログラムに関する悩みを抱えている人は想像以上に多いんです。 更新すべきか迷ったり、更新後にトラブルが起きたりと、不安になるのも当然ですよね。
今回は、更新プログラムの基本から応用まで、すべての疑問にお答えします。 この記事を読めば、もう更新通知に悩むことはありません!
更新プログラムって結局何なの?

更新プログラムは3種類ある
更新プログラムと一口に言っても、実は種類があるんです。
1. セキュリティ更新プログラム
ウイルスやハッキングから守るための最重要アップデート。 これは必ず適用しましょう。
2. 機能更新プログラム
新しい機能が追加される更新です。 便利な機能が増えますが、急ぐ必要はありません。
3. 品質更新プログラム
バグ修正や動作改善のための更新。 不具合に悩んでいるなら適用する価値があります。
どの更新も、基本的にはあなたのOfficeをより良くするためのものなんですよ。
【図解】更新プログラムの確認と適用方法
Microsoft 365の場合
最新のサブスクリプション版をお使いの方向けです。
自動更新の確認方法
- どれでもいいのでOfficeアプリ(Word、Excelなど)を開く
- 「ファイル」 をクリック
- 「アカウント」 または 「Officeアカウント」 を選択
- 「更新オプション」 ボタンを確認
- 「更新プログラムを自動的にダウンロードしてインストールする」 にチェックが入っているか確認
これで自動更新が有効になっているかわかります。
手動で今すぐ更新する方法
- 上記の手順4まで進む
- 「今すぐ更新」 をクリック
- 更新がある場合は自動的にダウンロード開始
- インストール完了まで待つ(5~15分程度)
- 「更新が完了しました」 と表示されたらOK
Office 2019/2021(買い切り版)の場合
永続ライセンス版をお使いの方はこちら。
- Windows Update から更新します
- Windowsキー + I で設定を開く
- 「更新とセキュリティ」 をクリック
- 「Windows Update」 を選択
- 「更新プログラムのチェック」 をクリック
- Office関連の更新があれば一緒にインストールされます
買い切り版は、Windows Updateと連動しているんですね。
更新できない!よくあるトラブルと解決法
エラーコード30015-4が表示される
最も多いエラーの一つです。
解決手順:
- すべてのOfficeアプリを完全に終了
- タスクマネージャーで残っているOfficeプロセスを終了
- パソコンを再起動
- 再度更新を実行
それでもダメなら、インターネット接続を確認してください。
「更新プログラムをダウンロードできません」と出る
ネットワークまたは権限の問題が考えられます。
確認ポイント:
- インターネット接続は安定しているか
- ファイアウォールがブロックしていないか
- 管理者権限で実行しているか
- 十分な空き容量があるか(最低2GB推奨)
更新が途中で止まる
進行状況が50%や99%で止まることがあります。
対処法:
- 最低30分は待つ(見た目は止まっていても処理中の場合が多い)
- それでも進まない場合は、Escキー でキャンセル
- パソコンを再起動して、もう一度トライ
- 3回失敗したら、Officeの修復 を実行
更新プログラムを延期・停止する方法
「今は更新したくない」という場合の対処法です。
一時的に更新を延期する
Microsoft 365の場合
- Officeアプリの 「ファイル」→「アカウント」
- 「更新オプション」→「更新を無効にする」
- 必要な時に同じ手順で 「更新を有効にする」 に戻す
重要な仕事の前だけ延期する設定
- 更新オプションから 「詳細設定」 を選択
- 「更新の延期」 で最大35日まで設定可能
- 期限が来たら自動的に更新が再開されます
特定のバージョンに固定する方法
企業でよく使われる方法ですが、個人でも設定できます。
- グループポリシーエディター を使用(Windows Pro以上)
- または レジストリエディター で設定(上級者向け)
ただし、セキュリティリスクがあるので推奨しません。
更新後の不具合対処法
更新後に起きやすい問題と解決策
1. 動作が重くなった
解決策:
- Officeキャッシュをクリア
- アドインを一時的に無効化
- 互換モードで起動してみる
2. 特定の機能が使えなくなった
解決策:
- 「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」 で設定確認
- 機能がリボンから消えた場合は、リボンのカスタマイズで復活
3. ファイルが開けなくなった
解決策:
- ファイルの修復機能を使用
- 別のPCで開いて再保存
- 以前のバージョンで開く設定に変更
最終手段:以前のバージョンに戻す方法
どうしても解決しない場合の切り札です。
- 「ファイル」→「アカウント」→「更新オプション」
- 「以前のバージョンに戻す」 を選択(表示される場合)
- または コントロールパネル から
- 「プログラムと機能」
- Microsoft Officeを選択
- 「変更」→「クイック修復」または「オンライン修復」
知っておくと便利な更新の豆知識
更新チャンネルって何?
実は更新の頻度を選べるんです。
- 最新チャネル:月1~2回更新(最新機能をいち早く)
- 月次エンタープライズ:月1回の安定版
- 半期エンタープライズ:年2回の超安定版
個人利用なら 最新チャネル で問題ありません。
ビルド番号の見方
更新状況を正確に把握する方法です。
- 「ファイル」→「アカウント」 でバージョン情報を確認
- 表示される番号の意味:
- 16.0:Office 2016以降の共通番号
- xxxxx:ビルド番号(大きいほど新しい)
- .xxxxx:リビジョン番号(細かい修正)
サポートに問い合わせる時は、この番号を伝えるとスムーズです。
セキュリティを考えた賢い更新戦略

個人ユーザーにおすすめの設定
- 自動更新をONにする(基本)
- 重要な作業の前だけ一時停止
- 月初めの更新は1週間様子を見る
- 年度末・年末の更新は慎重に
企業・フリーランスの方向け
- テスト用PCで先に適用して動作確認
- 重要なプロジェクト中は更新を延期
- バックアップを取ってから更新
- 更新履歴を記録しておく
よくある質問(FAQ)
Q: 更新は無料ですか?
A: はい、完全無料です。 Microsoft 365は契約期間中、Office 2019/2021は永続的に無料で更新されます。
Q: 更新にかかる時間は?
A: 通常5~15分程度です。 大型更新の場合は30分程度かかることもあります。 インターネット速度にも左右されますね。
Q: 更新中にPCを使っても大丈夫?
A: 基本的には使えますが、Officeアプリは終了しておきましょう。 更新中は別の作業をするのがおすすめです。
Q: 古いOfficeも更新すべき?
A: Office 2016以前はサポート終了または終了間近です。 セキュリティリスクが高いので、新しいバージョンへの移行を検討してください。
まとめ:更新プログラムと上手に付き合うコツ
今回は、Office更新プログラムについて詳しく解説しました。
押さえておくべきポイント:
✅ セキュリティ更新は必須、機能更新は任意 ✅ 自動更新を基本に、必要に応じて延期 ✅ トラブルが起きても慌てない(解決方法は必ずある) ✅ 定期的な更新で快適なOffice環境をキープ
更新プログラムは、あなたのOfficeを安全で快適に保つためのメンテナンスです。 車の定期点検のようなものと考えれば、その重要性がわかりますよね。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、自動更新を設定しておけば、ほとんど意識することなく最新の状態を保てます。
この記事を参考に、更新プログラムと上手に付き合っていってください!
更新でお困りの同僚がいたら、ぜひこの記事をシェアしてあげてくださいね。
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