「あれ?昨日作ったテンプレート、どこに保存されたんだろう…」 「ダウンロードしたテンプレートが見つからない!」
こんな経験、誰でも一度はありますよね。
実はOfficeのテンプレート、保存される場所が3つもあるんです。 しかも、WordとExcel、PowerPointで微妙に違うという…。
でも大丈夫!この記事を読めば、 5秒でテンプレートを見つけられるようになります。
さらに、効率的な整理方法や、 知っていると便利な裏技まで、たっぷりお伝えしますね。
テンプレートが保存される3つの場所を完全解説

Officeのテンプレートは、種類によって保存先が違います。 まずは基本の3か所を押さえておきましょう。
1. 個人用テンプレートフォルダ(自作テンプレート)
ここに保存されるもの:
- 自分で作成したテンプレート
- 「テンプレートとして保存」を選んだファイル
場所(Windows 11/10):
C:\Users\[ユーザー名]\Documents\Officeのカスタムテンプレート
簡単な開き方:
- エクスプローラーを開く
- アドレスバーに以下をコピペしてEnter:
%USERPROFILE%\Documents\Officeのカスタムテンプレート
もしフォルダがない場合は、自動で作成されます。 初めてテンプレートを保存するときに、Officeが勝手に作ってくれるんです。
2. Officeの既定テンプレートフォルダ(プリインストール)
ここに保存されるもの:
- Officeに最初から入っているテンプレート
- Microsoftが提供する標準テンプレート
場所:
C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\
または
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\
注意点: このフォルダは触らないほうが無難です。 システムファイルなので、削除や変更は避けましょう。
3. オンラインテンプレート(ダウンロード版)
ここに保存されるもの:
- Office.comからダウンロードしたテンプレート
- 「その他のテンプレート」から取得したもの
場所:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Templates
簡単な開き方:
- 「Windows + R」キーを押す
- 以下を入力してOK:
%APPDATA%\Microsoft\Templates
AppDataは隠しフォルダなので、 普通には見えないようになっています。
アプリ別:テンプレート保存場所の違い
Word(ワード)のテンプレート
拡張子: .dotx、.dotm、.dot
特別な保存場所:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Word\STARTUP
ここに入れたテンプレートは、Wordを起動するたびに自動で読み込まれます。 会社のレターヘッドなど、いつも使うものを入れておくと便利!
Excel(エクセル)のテンプレート
拡張子: .xltx、.xltm、.xlt
特別な保存場所:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART
ここのテンプレートも起動時に自動読み込み。 よく使う関数やマクロを仕込んでおけます。
PowerPoint(パワーポイント)のテンプレート
拡張子: .potx、.potm、.pot
デザインテンプレートの場所:
C:\Program Files\Microsoft Office\root\Document Themes 16
スライドマスターやカラーテーマはここに。
【実践】自分だけのテンプレートフォルダを作る方法
既定の場所だと探しにくい…そんなあなたに朗報です! 好きな場所にテンプレートフォルダを作れるんです。
ステップ1:わかりやすい場所にフォルダを作成
おすすめの場所:
- デスクトップに「Myテンプレート」フォルダ
- Dドライブに「Office_Templates」フォルダ
- OneDriveに「テンプレート」フォルダ(複数PC共有可能!)
ステップ2:Officeに場所を教える
Wordの設定:
- ファイル → オプション
- 詳細設定 → 「ファイルの場所」ボタン
- 「ユーザーテンプレート」を選択
- 「変更」をクリック
- 作成したフォルダを指定
Excelの設定:
- ファイル → オプション
- 保存
- 「既定の個人用テンプレートの場所」に入力
- 作成したフォルダのパスを貼り付け
これで、新規作成時に「個人用」タブから すぐにアクセスできるようになります!
テンプレート管理の極意:プロ級の整理術
フォルダ構成の例
Myテンプレート/
├── 01_ビジネス文書/
│ ├── 議事録/
│ ├── 報告書/
│ └── 請求書/
├── 02_プレゼン/
│ ├── 社内向け/
│ └── 社外向け/
└── 03_個人用/
├── 家計簿/
└── スケジュール/
番号を付けるメリット:
- 表示順を自由にコントロールできる
- よく使うものを上に配置可能
ファイル名のルール
良い例:
【議事録】部門会議_v2.dotx
【請求書】標準フォーマット_202401改訂.xltx
ポイント:
- 【】で種類を明確に
- バージョン番号で管理
- 改訂日付を入れる
不要なテンプレートの削除方法
安全な削除手順:
- まずバックアップを取る
- 該当ファイルを別フォルダに移動
- 1週間様子を見る
- 問題なければ完全削除
いきなり削除すると、後で困ることがあるので注意!
便利すぎる!テンプレート活用の裏技7選
1. クイックアクセスツールバーに追加
よく使うテンプレートを一発で開けるように設定できます。
2. ショートカットキーを設定
Alt + 数字キーでテンプレートを呼び出せるようにカスタマイズ。
3. OneDriveで複数デバイス共有
家のPCと会社のPC、両方で同じテンプレートを使えます。
4. テンプレートのプレビュー機能
エクスプローラーの表示を「特大アイコン」にすると、 中身が見えるので選びやすい!
5. マクロ付きテンプレート活用
.dotmや.xltmなら、マクロも一緒に保存。 定型作業を自動化できます。
6. テンプレートの一括変換
古い形式(.dot)を新形式(.dotx)に一括変換する方法もあります。
7. チーム共有フォルダの活用
ネットワークドライブにテンプレートフォルダを作れば、 チーム全員で共有可能。
トラブルシューティング:よくある問題と解決法
Q:テンプレートが「新規作成」に表示されない
解決法:
- ファイルの拡張子を確認(.docxではなく.dotxに)
- 保存場所が正しいか確認
- Officeを再起動
- それでもダメなら、Officeの修復を実行
Q:「テンプレートとして保存」が選べない
原因と対策:
- ファイル形式が古い → 新しい形式で保存し直す
- 権限の問題 → 管理者権限でOfficeを起動
- 破損ファイル → 新規ファイルにコピペして作り直す
Q:テンプレートフォルダが見つからない
対処法: 隠しファイルを表示する設定にする
- エクスプローラーの「表示」タブ
- 「隠しファイル」にチェック
- AppDataフォルダが見えるようになる
Q:保存したテンプレートが消えた
確認ポイント:
- Windows Updateで設定がリセットされた可能性
- OneDriveの同期エラー
- セキュリティソフトが削除した可能性
- ごみ箱を確認
Q:テンプレートの読み込みが遅い
高速化のコツ:
- ネットワークドライブではなくローカル保存
- 不要な画像や書式を削除
- ファイルサイズを1MB以下に
- SSDにOfficeをインストール
まとめ:もうテンプレートで迷わない!
テンプレートの保存場所、意外と複雑でしたね。 でも、この記事の内容を押さえれば、もう大丈夫です。
今日から実践したい3つのこと:
- まず確認 → %APPDATA%\Microsoft\Templates を開いてみる
- 整理する → 自分用のテンプレートフォルダを作成
- 活用する → よく使うものはショートカット化
最後のアドバイス: テンプレートは「時短の最強ツール」です。 最初は少し手間がかかっても、きちんと整理しておけば、 この先ずっと作業効率が上がります。
月に10分だけでいいので、 テンプレートの整理時間を作ってみてください。 きっと、その価値を実感できるはずです!
仕事も勉強も、テンプレートを味方につけて、 どんどん効率化していきましょう!
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