Officeが勝手に365になる?原因と対処法を徹底解説

プログラミング・IT

パソコンでOfficeを起動したら、いつの間にかMicrosoft 365になっていた、という経験はありませんか。
購入時にはOffice 2019やOffice 2021だったはずなのに、突然「365」の文字が表示されて戸惑う方が多いようです。
この記事では、Officeが勝手にMicrosoft 365になる原因と、それぞれのケースに応じた対処法を詳しく解説します。
ただし、システムの変更は自己責任で行う必要があるため、重要なデータは事前にバックアップしておくことをおすすめします。

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なぜOfficeが365になるのか

Officeが勝手にMicrosoft 365になる現象には、複数の原因があります。
それぞれのケースで対処法が異なるため、まず自分の状況がどれに該当するかを確認することが重要です。

主な原因

Officeが365に変わる主な原因は以下の通りです。

  • Windows Updateによる更新
  • Office PremiumにOffice 365サービスが付属している
  • Office 2024プリインストールPCでMicrosoft 365試用版が勝手に起動する
  • Microsoft 365 (Office)アプリが共通アプリとしてインストールされている
  • 2022年11月からの名称変更(Officeアプリ → Microsoft 365アプリ)

それぞれの原因について、詳しく見ていきます。

ケース1: 起動ロゴが「365」になっただけ

最も多いのが、このケースです。
Officeアプリを起動したときに「Microsoft 365」というロゴが表示されますが、実際にはMicrosoft 365のサブスクリプション契約をしているわけではありません。

なぜこうなるのか

2022年11月以降、MicrosoftはOfficeアプリの名称を「Microsoft 365アプリ」に変更しました。
これに伴い、起動時のロゴも「Microsoft 365」という表示に変わりました。

ただし、これは単なるブランド名の変更であり、Office 2019やOffice 2021などの永続ライセンス版をお使いの場合、実際の機能や契約内容は変わっていません。

確認方法

ライセンス情報を確認するには、以下の手順で行います。

  1. Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリを起動
  2. 「ファイル」メニューをクリック
  3. 「アカウント」をクリック
  4. 右側の「製品情報」を確認

ここに「Microsoft Office Professional 2019」や「Microsoft Office Personal Premium」などと表示されていれば、元のライセンスがそのまま有効です。

対処法

起動時のロゴが「365」になっただけの場合、特に対処する必要はありません。
これまで通り使用できます。

ただし、気になる場合は、次のケース以降で説明する方法を参考にしてください。

ケース2: Windows Updateで365に変わった

Windows Updateを実行したら、OfficeがMicrosoft 365に変わってしまったというケースです。
特に2021年2月のWindows 10の機能更新プログラム(バージョン 20H2)で、この現象が多数報告されました。

なぜこうなるのか

Windows Updateの過程で、Officeのアップデートも同時に適用されることがあります。
この際、Office 2019がMicrosoft 365相当のバージョンに更新されることがあります。

ただし、ライセンス情報を確認すると、元のOffice 2019などのライセンスが引き継がれていることがほとんどです。

確認方法

前述の手順でライセンス情報を確認してください。
「Microsoft Office Professional 2019」などと表示されていれば、元のライセンスが有効です。

対処法

ライセンスが引き継がれている場合、機能的には問題ありません。
むしろ、Microsoft 365で追加された新しい関数(UNIQUE関数、FILTER関数など)が使えるようになり、便利になることもあります。

どうしても元のバージョンに戻したい場合は、Windows 10を前のバージョンに戻す方法があります。

注意事項:

  • Windows 10を前のバージョンに戻すと、Outlookのメールアカウント設定がすべて削除されます
  • メールアカウントを再設定するまで、メールの送受信や過去のメールの確認ができなくなります
  • 重要なデータは事前にバックアップしておくことを強くおすすめします

ケース3: Office PremiumとOffice 365サービス

Office Premium搭載のPCをお使いの場合、Office 365サービスが1年間無料で付属していることがあります。

Office Premiumとは

Office Premiumは、主に2016年頃までに販売されていたPCにプリインストールされていたOfficeです。
「Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス」という形で提供されていました。

これは「Office Home & Business Premium」(永続ライセンス)と「Office 365サービス」(1年間無料のサブスクリプション)の組み合わせです。

Office 365サービスの内容

Office 365サービスには、以下が含まれます。

  • OneDriveの容量1TBの追加
  • Skypeで毎月60分の無料通話
  • スマートフォンやタブレットでもOfficeが使用可能

Office本体の使用には追加料金は発生しませんが、これらのサービスは2年目以降有償になります。

対処法

Office 365サービスが不要な場合、非アクティブ化することができます。

非アクティブ化の手順:

  1. マイアカウントページを開く
  2. Microsoftアカウントでサインイン
  3. 「Officeアプリの入手」をクリック
  4. Office 365サービスの項目を確認
  5. 必要に応じて非アクティブ化を実行

非アクティブ化しても、Office本体は引き続き使用できます。

ケース4: Office 2024プリインストールPCで試用版が起動する

Office 2024がプリインストールされたPCを購入した場合、Microsoft 365の試用版が勝手に起動することがあります。

なぜこうなるのか

Windows 11およびOfficeのプリインストール仕様により、「Microsoft 365アプリ」という共通アプリがインストールされています。
Office 2024もMicrosoft 365も同じアプリケーションから起動されるため、ユーザーが明示的に認証しないと365の試用版が案内されるようになっています。

最近の新しいPCには、Microsoft 365試用版(1年版)が標準で含まれているケースが増えています。
Microsoftの方針で、在庫PCだけでなくCTO(カスタマイズPC)にもメーカーに無断で勝手に入ってくるようです。

注意点

間違って試用版を使い始めると、1年後に期限が切れて使えなくなる可能性があり、非常に面倒です。

正しい認証方法

Office 2024を正しく認証するには、以下の手順で行います。

  1. 「サインインして使用開始」の画面が表示されたら、「この手順をスキップ」または「プロダクトキーを入力」を探す
  2. または、右上の「×」でいったん閉じる
  3. 注意: この画面で誤って「無料試用を開始」すると365が有効化されます

Office 2024のライセンスを有効化するには、365の案内をスキップし、正しい手順で認証することが重要です。

自動認証される場合:

PCによっては、本体に記録されたライセンス情報が自動検出されることがあります。
「このデバイスにOfficeライセンスが含まれています」などの表示があれば、そのまま認証を選択します。

ケース5: Web版のOfficeが起動する

スタートメニューやタスクバーのOfficeアイコンをクリックしたら、ブラウザでWeb版のOfficeが起動するケースです。

なぜこうなるのか

Windows 10やWindows 11には、「Microsoft 365 (Office)」という共通アプリがインストールされています。
このアプリは、以前はPC内にインストールされたOfficeアプリ起動のランチャーとして機能していましたが、突然Edge(ブラウザ)から起動するWeb版アプリのランチャーになってしまうことがあります。

確認方法

スタートメニューを確認し、以下のアプリが存在するか確認します。

  • Microsoft Office xxxxx -ja-jp
  • Microsoft Office Desktop Apps

これらが存在する場合、PC内にインストールされたOfficeアプリが残っています。

対処法

PC内にインストールされたOfficeを使用するには、以下の方法があります。

方法1: スタートメニューから直接起動

  1. スタートメニューを開く
  2. アプリ一覧から「Excel」「Word」「Outlook」などを探す
  3. 個別のアプリアイコンをクリックして起動

方法2: 検索から起動

  1. タスクバーの検索ボックスに「Excel」「Word」などと入力
  2. デスクトップアプリ版を選択して起動

方法3: ピン留めして使いやすくする

  1. スタートメニューから「Excel」「Word」などを右クリック
  2. 「スタートメニューにピン留めする」または「タスクバーにピン留めする」を選択

Officeを完全にアンインストール・再インストールする方法

上記の方法で解決しない場合、Officeを完全にアンインストールして再インストールする方法があります。
ただし、この方法は最終手段です。

注意事項

この方法を実行する前に、必ず以下を確認してください。

  • プロダクトキーやライセンス情報を確認し、メモしておく
  • Outlookのメールアカウント設定情報を控えておく
  • 重要なデータをバックアップする
  • システムの復元ポイントを作成する

アンインストール手順

Microsoftは、Officeを完全にアンインストールするためのサポートツールを提供しています。

  1. Microsoftサポートページにアクセス
  2. 「オプション2」のアンインストールサポートツールをダウンロード
  3. ツールを実行して、Officeプログラムのレジストリなども含めて完全にアンインストール

再インストール手順

  1. Microsoftアカウントページにサインイン
  2. 「サービスとサブスクリプション」を選択
  3. お使いのOfficeライセンスを確認
  4. 「インストール」をクリック
  5. 画面の指示に従ってインストール

よくある質問

Q1. 起動時に「365」と表示されるだけで課金されますか?

起動時のロゴに「365」と表示されるだけでは、追加料金は発生しません。
ライセンス情報を確認し、元のOffice 2019やOffice 2021などが表示されていれば、そのまま使用できます。

Q2. Microsoft 365のサブスクリプションを契約していないのに請求が来ました

誤ってMicrosoft 365の試用版を開始してしまった可能性があります。
Microsoftアカウントページにサインインし、「サービスとサブスクリプション」を確認してください。
不要なサブスクリプションがある場合は、キャンセルできます。

Q3. Office 2019に戻したいのですが、プロダクトキーを紛失しました

プリインストール版のOfficeの場合、プロダクトキーはPCのハードウェアに紐付けられていることが多く、Microsoftアカウントで管理されています。
Microsoftアカウントページにサインインし、「サービスとサブスクリプション」を確認してください。

パッケージ版の場合、プロダクトキーを紛失すると再インストールが困難になります。
Microsoftサポートに問い合わせることをおすすめします。

Q4. Windows Updateを前のバージョンに戻すとどうなりますか?

Windows 10を前のバージョンに戻すと、Outlookのメールアカウント設定がすべて削除されます。
メールアカウントを再設定する必要があり、かなり面倒で時間のかかる作業になります。
実行する前に、重要なデータをバックアップし、メールアカウントの設定情報を控えておくことをおすすめします。

Q5. Office Premiumの「Office 365サービス」とは何ですか?

Office Premiumに付属する1年間無料のサブスクリプションサービスです。
OneDriveの容量1TB追加、Skypeの無料通話などが含まれます。
2年目以降は有償になりますが、Office本体の使用には追加料金は発生しません。

まとめ

Officeが勝手にMicrosoft 365になる現象には、複数の原因があります。
多くの場合、起動時のロゴが「365」に変わっただけで、実際のライセンスや機能は変わっていません。

まずは、ライセンス情報を確認し、元のOffice 2019やOffice 2021などが表示されているかを確認することが重要です。
表示されていれば、そのまま使用して問題ありません。

どうしても元のバージョンに戻したい場合や、誤ってMicrosoft 365の試用版を開始してしまった場合は、本記事で紹介した方法を参考にしてください。
ただし、システムの変更は自己責任で行う必要があるため、重要なデータは事前にバックアップしておくことをおすすめします。

不明な点がある場合は、Microsoftの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。

参考情報

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