NVIDIA Broadcast GPU使用率が高い|原因と軽減する7つの方法

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「NVIDIA Broadcastを起動したらGPU使用率が急激に上がった」「ゲーム中にカクカクする」「GPU温度が異常に高くなる」

配信やボイスチャットで便利なNVIDIA Broadcastですが、GPU使用率が思ったより高くて困っている方も多いのではないでしょうか。

NVIDIA Broadcastは、AIを使ってノイズ除去や背景ぼかしなどの処理を行うため、GPUのパワーをそれなりに使います。特に複数のエフェクトを同時に使ったり、バージョン2.0にアップデートした後に問題が起こりやすくなっています。

この記事では、NVIDIA BroadcastのGPU使用率が高くなる原因と、パフォーマンスへの影響を最小限に抑える具体的な方法を初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

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  1. NVIDIA Broadcastとは?
    1. NVIDIA Broadcastの機能
    2. RTX GPUが必須
    3. AI処理がGPUを使う理由
  2. NVIDIA BroadcastのGPU使用率はどのくらい?
    1. 通常時のGPU使用率
    2. エフェクトごとの使用率
    3. バージョンによる違い
  3. GPU使用率が高いとどうなる?
    1. 問題1:ゲームのパフォーマンス低下
    2. 問題2:音声にノイズが入る
    3. 問題3:GPU温度の上昇
    4. 問題4:配信・録画のフレーム落ち
  4. GPU使用率が高くなる主な原因
    1. 原因1:複数のエフェクトを同時使用
    2. 原因2:高解像度・高フレームレートのカメラ
    3. 原因3:バージョン2.0の不具合
    4. 原因4:他のGPU負荷との重複
    5. 原因5:古いドライバー
  5. GPU使用率を下げる7つの方法
    1. 方法1:使っていないエフェクトをオフにする
    2. 方法2:カメラの解像度・フレームレートを下げる
    3. 方法3:バージョン1.4にダウングレード
    4. 方法4:他のGPU負荷を減らす
    5. 方法5:OBSのエンコーダー設定を変更
    6. 方法6:NVIDIAドライバーを最新版に更新
    7. 方法7:GPUの電源管理を最適化
  6. それでも改善しない場合の対処法
    1. 対処法1:NVIDIA Broadcastを使わない
    2. 対処法2:専用配信PCを使う
    3. 対処法3:GPUをアップグレード
  7. GPU使用率の確認方法
    1. タスクマネージャーで確認
    2. NVIDIA Broadcast起動前後で比較
  8. バージョン2.0の変更点と問題点
    1. 2.0の主な変更点
    2. 報告されている問題
    3. 対処法
  9. よくある質問
    1. Q1:NVIDIA BroadcastでGPUが100%になるのは正常?
    2. Q2:NVIDIA Broadcastを使わずにノイズ除去する方法は?
    3. Q3:ノートPCでNVIDIA Broadcastは重い?
    4. Q4:AMD Radeonでも使える?
    5. Q5:配信していないときもNVIDIA Broadcastは起動すべき?
    6. Q6:GPU温度が90℃を超えるけど大丈夫?
  10. まとめ|設定の最適化で快適に使おう

NVIDIA Broadcastとは?

まず、NVIDIA Broadcastについて簡単に説明しますね。

NVIDIA Broadcastの機能

NVIDIA Broadcastは、NVIDIAが提供する無料のAI搭載ストリーミング・配信支援ツールです。

主な機能:

1. ノイズ除去(マイク)

  • キーボードのタイピング音
  • マウスのクリック音
  • エアコンやファンの音
  • 生活音全般

これらの音をAIが判別して、声だけを残してくれます。

2. ルームエコー除去
部屋の反響音を除去して、クリアな音声にします。

3. 背景除去・ぼかし
Webカメラの背景を自動で消したり、ぼかしたりできます。グリーンバック不要です。

4. 自動フレーミング
カメラが自動的に顔を追跡して、常に画面の中央に配置してくれます。

5. ビデオノイズ除去
映像のノイズを除去して、きれいな画質にします。

RTX GPUが必須

NVIDIA Broadcastを使うには、GeForce RTXシリーズのグラフィックカードが必要です。

対応GPU:

  • RTX 50シリーズ
  • RTX 40シリーズ
  • RTX 30シリーズ
  • RTX 20シリーズ

GTXシリーズは基本的に非対応ですが、旧版の「RTX Voice」なら一部のGTXでも使えます。

AI処理がGPUを使う理由

NVIDIA BroadcastがGPUを使うのは、AI(人工知能)で音声や映像を処理しているからです。

RTXシリーズのGPUには「Tensorコア」という、AI処理専用の回路が搭載されています。NVIDIA Broadcastは、このTensorコアを使ってリアルタイムでノイズを判別したり、人物と背景を区別したりしているんです。

つまり、高度な処理をしている分、GPUに負荷がかかるのは避けられません。

NVIDIA BroadcastのGPU使用率はどのくらい?

実際、どれくらいGPUを使うのでしょうか。

通常時のGPU使用率

基本的なノイズ除去のみの場合:

  • GPU使用率:約1~3%
  • 常時起動:約10~15%

これくらいなら、ほとんど影響がないレベルです。

エフェクトごとの使用率

複数のエフェクトを使うと、GPU使用率が大きく上がります。

テスト結果(GTAVでベンチマーク):

エフェクトなし(ベースライン):

  • 100%のパフォーマンス

ノイズ除去のみ:

  • 約12%のパフォーマンス低下
  • GPU使用率:+10~15%

ノイズ除去 + 背景ぼかし:

  • 約28%のパフォーマンス低下
  • GPU使用率:+25~30%

すべてのエフェクト(ノイズ除去+背景ぼかし+ビデオノイズ除去):

  • 約40%のパフォーマンス低下
  • GPU使用率:+35~45%

つまり、複数のエフェクトを同時に使うと、ゲームのパフォーマンスが大幅に下がるということです。

バージョンによる違い

バージョン1.4系:

  • 比較的軽い
  • GPU使用率は10~15%程度

バージョン2.0:

  • GPU使用率が異常に高くなる報告が多数
  • 90~100%に達することも
  • ノイズ除去の効果もおかしくなった

バージョン2.0は不具合が多く、多くのユーザーが旧バージョンに戻しています。

GPU使用率が高いとどうなる?

GPU使用率が高くなると、どんな問題が起こるのでしょうか。

問題1:ゲームのパフォーマンス低下

GPU使用率が100%に近づくと:

  • FPS(フレームレート)が下がる
  • ゲームがカクカクする
  • 映像が滑らかに表示されない
  • 入力遅延が発生する

ゲームをしながら配信する場合、NVIDIA Broadcastが原因で快適にプレイできなくなることがあります。

問題2:音声にノイズが入る

GPU使用率が100%になると、音声処理が追いつかず、逆にノイズが入ることがあります。

症状:

  • 「ブツッ」「プツプツ」というノイズ
  • 音声が途切れる
  • 声が聞き取りにくくなる

これはGPUの処理が追いつかず、音声データが正しく処理できないために起こります。

問題3:GPU温度の上昇

GPU使用率が高いままだと:

  • GPU温度が上昇(70~90℃以上)
  • ファンが全開で回り続ける
  • 電気代が増える
  • GPUの寿命が縮む可能性

長時間の配信や作業では、特に注意が必要です。

問題4:配信・録画のフレーム落ち

OBSなどの配信ソフトと併用すると:

  • エンコード処理が重なってGPUが限界に
  • 配信映像がカクカクする
  • フレーム落ちが発生
  • 視聴者側の画質が悪化

特にNVENCエンコーダー(GPU使用)を使っている場合、影響が大きくなります。

GPU使用率が高くなる主な原因

なぜGPU使用率が高くなるのか、原因を理解しましょう。

原因1:複数のエフェクトを同時使用

最も大きな原因は、複数のAIエフェクトを同時に使っていることです。

エフェクトの組み合わせ例:

  • マイクのノイズ除去
  • マイクのルームエコー除去
  • カメラの背景ぼかし
  • カメラの自動フレーミング
  • ビデオノイズ除去

これらを全部オンにすると、GPUは5つのAI処理を同時に実行することになります。

原因2:高解像度・高フレームレートのカメラ

Webカメラの設定も影響します:

重い設定:

  • 1080p 60fps以上
  • 4K解像度
  • 高フレームレート

軽い設定:

  • 720p 30fps
  • 480p

解像度やフレームレートが高いほど、処理するデータ量が増えてGPUに負荷がかかります。

原因3:バージョン2.0の不具合

2025年1月にリリースされたNVIDIA Broadcast 2.0は、GPU使用率が異常に高くなる不具合が報告されています。

ユーザーの報告:

  • 「何もしていないのにGPU使用率が80%以上」
  • 「ノイズ除去の効果が強すぎて声が入らない」
  • 「旧バージョンに戻したら直った」

NVIDIA側も問題を認識していますが、修正版はまだリリースされていません(2025年3月時点)。

原因4:他のGPU負荷との重複

NVIDIA Broadcast以外のGPU負荷も影響します:

よくある組み合わせ:

  • ゲーム:50~80%
  • NVIDIA Broadcast:15~30%
  • Chrome(YouTube視聴):10~20%
  • OBS(配信):5~15%

これらが重なると、簡単に100%に達します。

原因5:古いドライバー

NVIDIAドライバーが古いと、NVIDIA Broadcastが最適化されていない可能性があります。

GPU使用率を下げる7つの方法

では、具体的な対処法を見ていきましょう。

方法1:使っていないエフェクトをオフにする

最も効果的な方法は、不要なエフェクトを切ることです。

確認手順

  1. NVIDIA Broadcastアプリを開く
  2. 「マイク」タブで使用中のエフェクトを確認
  3. 「カメラ」タブで使用中のエフェクトを確認
  4. 使っていないエフェクトは「×このエフェクトを削除」をクリック

おすすめの設定

配信・ボイスチャットのみの場合:

  • マイクのノイズ除去:ON
  • その他:OFF

これだけでGPU使用率は大幅に下がります。

カメラも使う場合:

  • マイクのノイズ除去:ON
  • 背景ぼかし:ON(必要なら)
  • その他:OFF

ビデオノイズ除去や自動フレーミングは、よほど必要でない限りオフにしましょう。

方法2:カメラの解像度・フレームレートを下げる

Webカメラの設定を下げると、GPU負荷が軽くなります。

設定変更手順

NVIDIA Broadcast側:

  1. NVIDIA Broadcastアプリを開く
  2. 「カメラ」タブを選択
  3. 「カメラソース」の右側にある歯車アイコンをクリック
  4. 解像度とフレームレートを変更

推奨設定:

  • 解像度:720p(1280×720)
  • フレームレート:30fps

配信やビデオチャットでは、720p 30fpsでも十分きれいに映ります。

注意点:
NVIDIA Broadcastは1080p 60fpsまでに最適化されています。これ以上の解像度や4K動画を使うと、パフォーマンスが大幅に低下します。

方法3:バージョン1.4にダウングレード

バージョン2.0で問題が起きている場合は、旧バージョンに戻しましょう。

ダウングレード手順

Step1:現在のバージョンをアンインストール

  1. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
  2. 「NVIDIA Broadcast」を探して「アンインストール」
  3. PCを再起動

Step2:旧バージョンをダウンロード

NVIDIA Broadcast 1.4.0.39(安定版):
https://nvidia.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5553/

NVIDIA Broadcast 1.4:
https://www.nvidia.com/ja-jp/design-visualization/software/broadcast-app/

公式サイトから直接ダウンロードできます。

Step3:インストール

  1. ダウンロードしたファイルを実行
  2. 画面の指示に従ってインストール
  3. PCを再起動

これで安定した旧バージョンで使えるようになります。

方法4:他のGPU負荷を減らす

NVIDIA Broadcast以外のGPU使用を減らすことも重要です。

ブラウザのGPU使用を減らす

ChromeやEdgeでYouTube・Twitchを見ている場合:

再生解像度を下げる:

  • 1080p 60fps → 480pや720p
  • 複数タブで動画を開かない

これだけでGPU使用率が20~30%下がることもあります。

ゲームの設定を下げる

ゲームをしながら配信する場合:

  • グラフィック設定を「中」や「低」に
  • 解像度を下げる(1440p → 1080p)
  • フレームレート制限を設定(144fps → 60fps)

ゲームのGPU使用率を70~80%に抑えると、NVIDIA Broadcastの余裕ができます。

方法5:OBSのエンコーダー設定を変更

OBSで配信している場合は、エンコーダー設定を見直しましょう。

NVENCエンコーダーの場合

現在の設定:

  • NVENC H.264(new)

これはGPUを使ってエンコードするので、NVIDIA Broadcastと競合します。

対処法:

方法A:プリセットを下げる

  1. OBSの「設定」→「出力」
  2. 「エンコーダ」の「プリセット」を「Quality」から「Performance」に変更

GPU負荷が下がる代わりに、若干画質が落ちます。

方法B:x264エンコーダーに変更
CPUに余裕がある場合:

  1. 「エンコーダ」を「x264」に変更
  2. GPUの負荷がCPUに移る

ただし、CPUが古い場合は逆にパフォーマンスが悪化するので注意。

方法6:NVIDIAドライバーを最新版に更新

ドライバーが古いと、NVIDIA Broadcastが最適化されていません。

更新手順

  1. NVIDIAアプリまたはGeForce Experienceを開く
  2. 「ドライバー」タブ
  3. 「更新プログラムの確認」
  4. 最新版をインストール

詳しくは前回の記事「NVIDIAドライバー更新のやり方」を参照してください。

方法7:GPUの電源管理を最適化

NVIDIAコントロールパネルでGPUの設定を変更します。

設定手順

  1. デスクトップで右クリック→「NVIDIAコントロールパネル」
  2. 左メニューの「3D設定の管理」
  3. 「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」に変更
  4. 「適用」をクリック

これでGPUが常に最大性能で動作し、処理の遅延が減ります。

ただし、消費電力と温度は上がるので注意してください。

それでも改善しない場合の対処法

上記の方法を試しても改善しない場合の最終手段です。

対処法1:NVIDIA Broadcastを使わない

思い切ってNVIDIA Broadcastを使わない選択肢もあります。

代替案:

1. OBS内蔵のノイズ除去
OBS 27.0以降には、NVIDIA Broadcastのノイズ除去機能が直接組み込まれています。

設定方法:

  1. OBSの音声ソース(マイク)を右クリック
  2. 「フィルタ」を選択
  3. 「+」をクリック→「NVIDIA Audio Effects」を追加

NVIDIA Broadcastアプリを起動しなくても、OBS内でノイズ除去が使えます。

2. ハードウェアノイズキャンセリング

  • マイク自体にノイズキャンセリング機能がある製品を使う
  • 指向性マイク(単一指向性)を選ぶ
  • マイクを口に近づけてゲインを下げる

対処法2:専用配信PCを使う

本格的に配信する場合は、2PC配信を検討しましょう。

構成:

  • ゲーム用PC:ゲームだけを実行
  • 配信用PC:OBSとNVIDIA Broadcastを実行

キャプチャーボードでゲーム画面を配信PCに送ります。これなら、ゲーム側のGPUに負荷がかかりません。

対処法3:GPUをアップグレード

より高性能なGPUに買い替えるのも一つの方法です。

推奨GPU:

  • RTX 4070以上
  • RTX 4060 Ti以上

新しいGPUほど、AI処理の性能(Tensorコア)が向上しているので、NVIDIA Broadcastの負荷が相対的に軽くなります。

ただし、費用対効果を考えると、まずは設定の見直しから始めましょう。

GPU使用率の確認方法

現在のGPU使用率を確認する方法を紹介します。

タスクマネージャーで確認

手順:

  1. Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
  2. 「パフォーマンス」タブをクリック
  3. 左側の「GPU」を選択

グラフでGPU使用率がリアルタイムで表示されます。

見方:

  • GPU使用率が常に90~100%:負荷が高すぎる
  • GPU使用率が70~85%:ゲーム中なら正常
  • GPU使用率が10~30%:アイドル状態や軽作業

NVIDIA Broadcast起動前後で比較

NVIDIA Broadcastが原因かどうかを確認するには:

  1. タスクマネージャーでGPU使用率を確認
  2. NVIDIA Broadcastを起動
  3. 使用率の変化を見る
  4. エフェクトをオン/オフして使用率を比較

これで、どのエフェクトがどれくらいGPUを使っているか分かります。

バージョン2.0の変更点と問題点

バージョン2.0について詳しく見ていきましょう。

2.0の主な変更点

リリース日:2025年1月31日

新機能:

  • UIの刷新(見た目が大きく変わった)
  • 新しいAIエフェクトの追加
  • パフォーマンスの最適化(予定)

報告されている問題

1. GPU使用率が異常に高い

  • 何もしていないのに80~100%
  • ゲームと併用すると100%に張り付く

2. ノイズ除去の効果がおかしい

  • 声が小さくなる、または聞こえなくなる
  • ノイズ除去が強すぎる
  • 調整バーが削除されて細かい設定ができない

3. 音声にノイズが入る

  • GPU使用率100%時にブツブツノイズ
  • 音声が途切れる

対処法

現時点(2025年3月)では、バージョン1.4.0.39へのダウングレードが最も確実な対処法です。

NVIDIAが修正版をリリースするまで、旧バージョンを使うことをおすすめします。

よくある質問

Q1:NVIDIA BroadcastでGPUが100%になるのは正常?

いいえ、正常ではありません。

ノイズ除去だけなら1~15%程度が正常です。100%に達する場合は:

  • 複数エフェクトを使いすぎ
  • バージョン2.0の不具合
  • 他のアプリとの競合

設定を見直すか、旧バージョンに戻しましょう。

Q2:NVIDIA Broadcastを使わずにノイズ除去する方法は?

OBS 27.0以降を使っている場合、OBS内蔵の「NVIDIA Audio Effects」フィルタが使えます。

NVIDIA Broadcastアプリを起動しなくても、同じAIノイズ除去機能が利用できるので、GPU負荷を抑えられます。

Q3:ノートPCでNVIDIA Broadcastは重い?

はい、ノートPCでは特に重くなります。

ノートPC用のRTX GPUは、デスクトップ版より性能が低いため、同じ処理でもGPU使用率が高くなります。

対策:

  • エフェクトを最小限に
  • カメラ解像度を720p 30fpsに
  • ゲームの設定を下げる

Q4:AMD Radeonでも使える?

いいえ、NVIDIA BroadcastはNVIDIAのRTXシリーズ専用です。

AMD Radeonでは使えません。

代替案:

  • AMD Noise Suppression(AMDのノイズ除去)
  • Krisp(サードパーティ製)
  • RTX Voice(一部のGTXで使える旧版)

Q5:配信していないときもNVIDIA Broadcastは起動すべき?

使わないときは終了しておきましょう。

NVIDIA Broadcastは常駐するとGPU使用率が10~15%上がるため、バッテリーや電気代の無駄になります。

終了方法:

  1. タスクバーのNVIDIA Broadcastアイコンを右クリック
  2. 「終了」を選択

Q6:GPU温度が90℃を超えるけど大丈夫?

90℃以上が続く場合は危険です。

対策:

  • エフェクトを減らしてGPU使用率を下げる
  • PCケース内の掃除(ホコリ除去)
  • ケースファンの追加
  • 室温を下げる

長時間90℃以上が続くと、GPUの寿命が縮む可能性があります。

まとめ|設定の最適化で快適に使おう

NVIDIA BroadcastのGPU使用率について解説してきました。

重要ポイントのおさらい:

GPU使用率の目安:

  • ノイズ除去のみ:1~15%
  • 複数エフェクト:25~45%
  • バージョン2.0の不具合:80~100%

GPU使用率を下げる7つの方法:

  1. 使っていないエフェクトをオフ
  2. カメラ解像度・フレームレートを下げる(720p 30fps推奨)
  3. バージョン1.4.0.39にダウングレード
  4. 他のGPU負荷を減らす(YouTube解像度など)
  5. OBSのエンコーダー設定を変更
  6. NVIDIAドライバーを最新版に更新
  7. GPU電源管理を最適化

おすすめの設定:

  • マイクのノイズ除去:ON
  • カメラエフェクト:必要最低限
  • 解像度:720p 30fps
  • バージョン:1.4.0.39

NVIDIA Broadcastは便利な機能ですが、使わないエフェクトは切るのが最も効果的です。特にゲームをしながら配信する場合は、GPUの余力を確保することが大切です。

設定を最適化して、快適な配信・ボイスチャット環境を実現しましょう!

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