Notionへの移行完全ガイド|データを安全に引っ越す方法

プログラミング・IT

「EvernoteからNotionに乗り換えたいけど、データはどうやって移すの?」

「今まで使っていたメモアプリの内容を、全部Notionに移行したい」

そんな悩みを抱えていませんか?便利なNotionに移行したいけれど、データの引っ越しが面倒で躊躇している方も多いはずです。

この記事では、様々なツールからNotionへデータを移行する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。失敗しないためのポイントや、移行後のチェック項目も紹介するので、安心して読み進めてください。

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  1. Notionに移行する前に知っておきたい基礎知識
    1. 移行とは?データのお引っ越しのこと
    2. どんなツールから移行できる?
    3. 移行にかかる時間は?
  2. 移行前に必ずやっておくべき3つの準備
    1. 準備1:元のデータをバックアップする
    2. 準備2:不要なデータを整理する
    3. 準備3:Notionアカウントを作成しておく
  3. Evernoteから移行する方法
    1. ステップ1:Evernoteデータをエクスポート
    2. ステップ2:Notionにインポート
    3. ステップ3:結果を確認
    4. Evernote移行の注意点
  4. Google Docsから移行する方法
    1. 方法1:個別にインポート
    2. 方法2:一括インポート
    3. Google Docs移行の注意点
  5. Trelloから移行する方法
    1. ステップ1:TrelloボードをJSON形式でエクスポート
    2. ステップ2:NotionにCSV形式で変換してインポート
    3. Trello移行の注意点
  6. OneNoteから移行する方法
    1. 方法:Word形式で経由する
  7. CSVファイルから移行する方法
    1. インポート手順:
  8. Markdownファイルから移行する方法
    1. インポート手順:
  9. 移行後に必ずチェックすべき5つのポイント
    1. チェック1:すべてのページが移行されたか
    2. チェック2:画像や添付ファイルは正しく表示されるか
    3. チェック3:リンクは機能するか
    4. チェック4:書式は保たれているか
    5. チェック5:データベースのプロパティは適切か
  10. 移行がうまくいかない時のトラブル解決
    1. トラブル1:インポートボタンが見つからない
    2. トラブル2:ファイルサイズが大きすぎる
    3. トラブル3:文字化けが発生する
    4. トラブル4:画像が表示されない
    5. トラブル5:インポートが途中で止まる
  11. ワークスペース間でデータを移行する方法
    1. 方法1:ページを複製する
    2. 方法2:エクスポート&インポート
  12. 移行後の整理整頓のコツ
    1. コツ1:階層構造を見直す
    2. コツ2:テンプレートを活用
    3. コツ3:不要なページを削除
    4. コツ4:タグの代わりにデータベースのプロパティを使う
  13. 移行は段階的に行うのもアリ
  14. よくある質問(Q&A)
  15. まとめ:移行は意外と簡単!まずは試してみよう

Notionに移行する前に知っておきたい基礎知識

移行とは?データのお引っ越しのこと

「移行」とは、今使っているアプリやツールのデータを、Notionに引っ越すことです。

例えば:

  • Evernoteのノート → Notionのページ
  • Google Docsの文書 → Notionのページ
  • Trelloのカード → Notionのデータベース

データの形式は変わりますが、内容はそのまま保持されます。

どんなツールから移行できる?

Notionは、多くのツールからのデータ取り込みに対応しています。

公式にサポートされているツール:

  • Evernote(エバーノート)
  • Google Docs(グーグルドキュメント)
  • Microsoft Word
  • Trello(トレロ)
  • Asana(アサナ)
  • Confluence
  • Dropbox Paper

その他の方法で移行できるツール:

  • OneNote
  • Apple Notes
  • Bear
  • Simplenote
  • Markdown形式のファイル
  • HTML形式のファイル

移行にかかる時間は?

データ量によって異なります。

目安:

  • 100ページ程度 → 10〜30分
  • 500ページ程度 → 30分〜1時間
  • 1000ページ以上 → 数時間

ただし、実際の作業時間はもっと短く、ほとんどは自動処理を待つ時間です。

移行前に必ずやっておくべき3つの準備

準備1:元のデータをバックアップする

万が一に備えて、移行元のデータを保存しておきましょう。

移行作業で元のデータが消えることはありませんが、念のためです。外付けHDDやクラウドストレージに保存しておくと安心です。

準備2:不要なデータを整理する

移行前に、いらないデータを削除しておくと作業がスムーズになります。

チェックポイント:

  • 古くて使わないメモ
  • 重複しているファイル
  • テスト用の下書き
  • 削除フォルダに残っているデータ

必要なものだけを移行すれば、Notionが最初からスッキリします。

準備3:Notionアカウントを作成しておく

まだNotionアカウントを持っていない方は、先に作成しましょう。

  1. 「notion.so」にアクセス
  2. 「Get Notion free」をクリック
  3. メールアドレス、Google、Apple IDで登録
  4. 基本設定を完了

アカウントさえあれば、いつでも移行を開始できます。

Evernoteから移行する方法

最も多い移行パターンがEvernoteからです。Notionは公式にサポートしているので、比較的簡単に移行できます。

ステップ1:Evernoteデータをエクスポート

  1. Evernoteを開く
  2. 移行したいノートブック、またはノートを選択
  3. 「ファイル」メニューから「ノートをエクスポート」を選択
  4. 形式は「Evernote XML形式(.enex)」を選択
  5. 保存場所を指定して「保存」

ステップ2:Notionにインポート

  1. Notionにログイン
  2. 画面左サイドバーの「Import」をクリック
  3. 「Evernote」を選択
  4. 先ほどエクスポートした.enexファイルを選択
  5. 「Import」ボタンをクリック
  6. インポート完了まで待つ

ステップ3:結果を確認

  1. 新しく作成された「Evernote Import」ページを開く
  2. すべてのノートが移行されているか確認
  3. 画像や添付ファイルも正しく表示されているかチェック

Evernoteのノートブック構造も、Notionのページ階層として保持されます。

Evernote移行の注意点

タグについて:

Evernoteのタグは、Notionでは保持されません。移行後、必要に応じてデータベースのプロパティとして再作成しましょう。

リマインダーについて:

Evernoteのリマインダーも移行されません。重要なリマインダーは、移行後に手動で設定し直してください。

Google Docsから移行する方法

Google Docsの文書も、簡単にNotionに取り込めます。

方法1:個別にインポート

  1. Notionで新しいページを作成
  2. ページ内で「/import」と入力
  3. 「Google Drive」を選択
  4. Googleアカウントでログイン
  5. インポートしたいドキュメントを選択
  6. 「Import」をクリック

方法2:一括インポート

  1. Notionの「Import」機能を開く
  2. 「Google Docs」を選択
  3. Googleアカウントに接続
  4. インポートしたい文書を複数選択
  5. 一括でインポート実行

Google Docsの文書は、ほぼそのままのレイアウトで移行されます。

Google Docs移行の注意点

共有設定:

Google Docsの共有設定は引き継がれません。Notion側で改めて共有設定が必要です。

コメント:

ドキュメント内のコメントは移行されません。重要なコメントは、移行前に本文に反映させておきましょう。

Trelloから移行する方法

タスク管理ツールTrelloからも、データを移行できます。

ステップ1:TrelloボードをJSON形式でエクスポート

  1. Trelloにログイン
  2. 移行したいボードを開く
  3. 右上のメニューから「その他」をクリック
  4. 「印刷とエクスポート」を選択
  5. 「JSONとしてエクスポート」をクリック
  6. ファイルを保存

ステップ2:NotionにCSV形式で変換してインポート

残念ながら、TrelloのJSON形式は直接インポートできません。以下の手順で対応します。

  1. Notionの「Import」を開く
  2. 「Trello」を選択
  3. Trelloアカウントに接続
  4. 移行したいボードを選択
  5. 「Import」をクリック

この方法なら、カード、リスト、チェックリストがすべて移行されます。

Trello移行の注意点

ラベルと担当者:

Trelloのラベルや担当者情報も移行されますが、Notion側でメンバーを再度招待する必要があります。

添付ファイル:

カードに添付されたファイルも移行されますが、大きなファイルは時間がかかることがあります。

OneNoteから移行する方法

OneNoteには公式のインポート機能がないため、少し手間がかかります。

方法:Word形式で経由する

  1. OneNoteでノートを開く
  2. 「ファイル」→「エクスポート」を選択
  3. 形式は「Word文書(.docx)」を選択
  4. 保存
  5. Notionで「Import」を開く
  6. 「Word」を選択
  7. 保存したdocxファイルをインポート

ページごとに繰り返す必要があるので、大量のデータがある場合は時間がかかります。

CSVファイルから移行する方法

表形式のデータや、他のツールから出力したCSVファイルも取り込めます。

インポート手順:

  1. Notionで新しいデータベースページを作成
  2. 「/table」と入力してテーブルを作成
  3. テーブル左上の「︙」メニューをクリック
  4. 「Merge with CSV」を選択
  5. CSVファイルを選択
  6. 列の対応関係を確認
  7. 「Import」をクリック

これで、CSVの内容がNotionのデータベースに変換されます。

Markdownファイルから移行する方法

Markdown形式で書かれたファイルも簡単に取り込めます。

インポート手順:

  1. Notionで新しいページを作成
  2. 「/import」と入力
  3. 「Markdown」を選択
  4. .mdファイルを選択
  5. インポート実行

Markdownの書式はNotionの書式に自動変換されます。

移行後に必ずチェックすべき5つのポイント

チェック1:すべてのページが移行されたか

元のツールとNotionを見比べて、ページ数を確認しましょう。

確認方法:

  • 元のツールのページ数をメモ
  • Notionで移行されたページ数を数える
  • 不足があれば再度インポート

チェック2:画像や添付ファイルは正しく表示されるか

画像が表示されない、ファイルが開けないという問題がないか確認します。

特に大きなファイルは、移行に失敗することがあるので要注意です。

チェック3:リンクは機能するか

元のツールで設定していた内部リンクは、ほとんどの場合機能しなくなります。

重要なリンクは、Notion内で再設定しましょう。

チェック4:書式は保たれているか

太字、斜体、色などの書式が正しく移行されているか確認します。

崩れている部分があれば、手動で修正が必要です。

チェック5:データベースのプロパティは適切か

Trelloなどのタスク管理ツールから移行した場合、データベースのプロパティ(列)を確認しましょう。

不要なプロパティは削除、必要なものは追加して最適化します。

移行がうまくいかない時のトラブル解決

トラブル1:インポートボタンが見つからない

解決策:

  • ブラウザ版のNotionを使用
  • 画面左サイドバーを確認
  • ワークスペースに「Import」権限があるか確認

トラブル2:ファイルサイズが大きすぎる

解決策:

  • データを複数に分割してインポート
  • 大きな添付ファイルは個別にアップロード
  • 有料プランへのアップグレードを検討

トラブル3:文字化けが発生する

解決策:

  • エクスポート時の文字エンコードを「UTF-8」に設定
  • 別の形式(HTMLなど)でエクスポートしてみる
  • Notion側で手動修正

トラブル4:画像が表示されない

解決策:

  • 画像ファイルが元のツールに残っているか確認
  • 画像を手動でNotionにアップロード
  • 外部URLの画像は、Notionにダウンロードして再アップロード

トラブル5:インポートが途中で止まる

解決策:

  • インターネット接続を確認
  • ブラウザを再起動してやり直す
  • データ量を減らして複数回に分ける
  • 少し時間を置いてから再試行

ワークスペース間でデータを移行する方法

別のNotionワークスペースから、現在のワークスペースにデータを移したい場合もありますね。

方法1:ページを複製する

  1. 元のワークスペースで移行したいページを開く
  2. ページ右上の「︙」をクリック
  3. 「Duplicate」を選択
  4. 複製されたページを開く
  5. ページ全体を選択(Ctrl + A)
  6. コピー(Ctrl + C)
  7. 移行先ワークスペースで貼り付け(Ctrl + V)

方法2:エクスポート&インポート

  1. 元のワークスペースでページをエクスポート
  2. 形式は「Markdown & CSV」を選択
  3. ダウンロードしたファイルを解凍
  4. 移行先ワークスペースで「Import」を開く
  5. 「Markdown & CSV」を選択
  6. ファイルを選択してインポート

移行後の整理整頓のコツ

コツ1:階層構造を見直す

移行直後は、元のツールの構造がそのまま反映されています。

Notionに合った階層に組み替えると、使いやすくなりますよ。

コツ2:テンプレートを活用

よく使うフォーマットは、テンプレート化しておきましょう。

今後の作業効率が大幅に上がります。

コツ3:不要なページを削除

移行時に、使わないページも一緒に入ってきていませんか?

思い切って削除すれば、Notionがスッキリします。

コツ4:タグの代わりにデータベースのプロパティを使う

Evernoteのタグなど、移行されなかった情報は、Notionのデータベース機能で再現できます。

「タグ」プロパティを作成して、分類を設定しましょう。

移行は段階的に行うのもアリ

一度にすべてを移行する必要はありません。

段階的移行の例:

  1. まず最新の1ヶ月分だけ移行
  2. Notionの使い方に慣れる
  3. 過去のデータを少しずつ移行
  4. 古いデータはアーカイブとして残す

焦らず、自分のペースで移行するのが一番です。

よくある質問(Q&A)

Q:移行したら元のツールのデータは消えますか?

A:消えません。移行は「コピー」なので、元のツールにもデータは残ります。安心してください。

Q:無料プランでも移行できますか?

A:できます。基本的な移行機能は無料プランでも使えます。ただし、大量のデータを移行する場合は、有料プランの方がスムーズかもしれません。

Q:Apple Notesから移行できますか?

A:直接のインポート機能はありません。Apple NotesをHTML形式でエクスポートし、それをNotionにインポートする方法があります。または、手動でコピー&ペーストも可能です。

Q:移行にお金はかかりますか?

A:いいえ、移行作業自体は無料です。ただし、大容量のファイルを保存したい場合は、Notionの有料プランが必要になることがあります。

Q:移行に失敗したらどうなりますか?

A:元のデータは影響を受けません。Notion側で失敗した分を削除して、もう一度やり直せばOKです。

まとめ:移行は意外と簡単!まずは試してみよう

様々なツールからNotionへの移行は、思っているよりずっと簡単です。

この記事のポイント:

  • Evernote、Google Docs、Trelloなど主要ツールからの移行に対応
  • 公式のインポート機能を使えば、ほぼ自動で移行できる
  • 移行前にバックアップと整理をしておくとスムーズ
  • 移行後は、ページ数、画像、リンクを必ずチェック
  • トラブルが起きても、元のデータは残っているので安心
  • 段階的に移行するのもおすすめ

「面倒そう…」と思って移行を先延ばしにしている方、意外と簡単なのでぜひ試してみてください。

一度Notionに移行すれば、その便利さに驚くはずです。あなたの作業効率が、きっと劇的に向上しますよ。

それでは、快適なNotionライフへの第一歩を踏み出してください!

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