Notionの「コードブロック」とは?|使い方から活用術まで完全解説

プログラミング・IT

「Notionでプログラムコードを書きたいけど、どうすればいい?」

「コードブロックって何?普通のテキストと何が違うの?」

そんな疑問を持っていませんか?プログラミングを学んでいる方や、エンジニアの方にとって、コードを見やすく保存する機能は必須ですよね。

この記事では、Notionのコードブロック機能について、プログラミング初心者の方にも分かりやすく解説します。基本的な使い方から便利な活用法まで、すぐに実践できる情報をお届けします。

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  1. コードブロックとは?基本を理解しよう
    1. コードブロックの定義
    2. なぜコードブロックが必要なの?
    3. どんな人が使うの?
  2. コードブロックの作成方法(3つの方法)
    1. 方法1:スラッシュコマンドを使う(推奨)
    2. 方法2:バッククォート3つを使う(上級者向け)
    3. 方法3:ブロックメニューから選択
  3. プログラミング言語を選択する方法
    1. 言語の設定手順
    2. 主な対応言語
    3. 言語を選ぶと何が変わる?
    4. Plain Textも選択可能
  4. コードブロックの便利な機能
    1. 機能1:自動インデント保持
    2. 機能2:行番号の表示
    3. 機能3:コピーボタン
    4. 機能4:折り返し表示
    5. 機能5:ダークモード対応
  5. インラインコードとの違い
    1. インラインコードとは
    2. 使い分けのポイント
    3. インラインコードの作り方
  6. コードブロックの実践的な活用例
    1. 活用例1:学習ノートでのコード保存
    2. 活用例2:エラーメッセージの記録
    3. 活用例3:APIドキュメント作成
    4. 活用例4:コードレビュー
    5. 活用例5:設定ファイルの保存
    6. 活用例6:コマンドのメモ
    7. 活用例7:アルゴリズムの説明
    8. 活用例8:正規表現のパターン集
  7. コードブロックのカスタマイズ
    1. カスタマイズ1:キャプションを追加
    2. カスタマイズ2:ページ内でリンク
    3. カスタマイズ3:背景色の変更
  8. よくあるトラブルと解決法
    1. トラブル1:日本語が文字化けする
    2. トラブル2:インデントがずれる
    3. トラブル3:色分けがおかしい
    4. トラブル4:コードが長すぎて見づらい
    5. トラブル5:コピーしても動かない
  9. モバイルでのコードブロック操作
    1. スマホでの作成
    2. 言語の変更
    3. コピー機能
  10. コードブロックを使う上でのベストプラクティス
    1. ポイント1:適切な言語を選択
    2. ポイント2:コメントを適切に入れる
    3. ポイント3:説明文を添える
    4. ポイント4:バージョン情報を記録
    5. ポイント5:長いコードは分割
  11. 他のツールとの連携
    1. GitHubとの連携
    2. VS Codeとの併用
  12. よくある質問(Q&A)
  13. まとめ:コードブロックでコードを美しく管理しよう

コードブロックとは?基本を理解しよう

コードブロックの定義

コードブロック(Code Block)は、プログラミングコードを専用の形式で表示するための機能です。

普通のテキストとは違い、プログラムコードを書くために最適化されています。

特徴:

  • 等幅フォント(文字幅が揃った書体)で表示
  • 背景色がグレーになる
  • シンタックスハイライト(色分け表示)がある
  • インデント(字下げ)がそのまま保持される

なぜコードブロックが必要なの?

プログラミングコードには、見やすさがとても重要です。

コードブロックのメリット:

  • コードと説明文を明確に区別できる
  • インデントが崩れない
  • 色分けでコードが読みやすい
  • コピー&ペーストが簡単
  • 複数のプログラミング言語に対応

普通のテキストでコードを書くと、スペースが詰まったり、見づらくなったりします。

どんな人が使うの?

主な利用者:

  • プログラマー、エンジニア
  • プログラミング学習者
  • 技術文書を書く人
  • 開発チームのメンバー
  • コードのメモを取りたい人

プログラミングに関わる人なら、必ず使う機能と言えます。

コードブロックの作成方法(3つの方法)

それでは、実際にコードブロックを作ってみましょう。

方法1:スラッシュコマンドを使う(推奨)

最も基本的で確実な方法です。

手順:

  1. Notionのページを開く
  2. コードブロックを挿入したい場所をクリック
  3. 「/code」と入力
  4. 候補から「Code」を選択
  5. コードブロックが作成される
  6. コードを入力開始

これだけで、すぐにコードが書けます。

方法2:バッククォート3つを使う(上級者向け)

Markdownに慣れている方には、この方法が便利です。

手順:

  1. 新しい行で「“`」(バッククォート3つ)と入力
  2. 自動的にコードブロックに変換される
  3. コードを書き始める

バッククォートは、キーボードの「Shift + @」で入力できます(日本語キーボードの場合)。

方法3:ブロックメニューから選択

マウス操作で選びたい方向けです。

手順:

  1. 新しい行で「+」ボタンをクリック
  2. メニューが開く
  3. 「Code」を探してクリック
  4. コードブロックが挿入される

プログラミング言語を選択する方法

Notionのコードブロックは、60種類以上の言語に対応しています。

言語の設定手順

  1. コードブロックの左上をクリック
  2. 「Language」または「言語」と表示されている部分をクリック
  3. プログラミング言語の一覧が表示される
  4. 使いたい言語を選択
  5. シンタックスハイライト(色分け)が適用される

主な対応言語

よく使われる言語:

  • JavaScript
  • Python
  • Java
  • C / C++ / C#
  • HTML / CSS
  • SQL
  • Ruby
  • PHP
  • Swift
  • Go
  • Rust
  • TypeScript
  • Kotlin
  • Shell / Bash

ほぼすべてのメジャーな言語に対応していると考えて大丈夫です。

言語を選ぶと何が変わる?

言語を選択すると、その言語の文法に合わせて色分けされます。

例(Pythonの場合):

  • キーワード(if、for、defなど)が色付き
  • 文字列が別の色
  • コメントがグレーになる
  • 関数名が強調される

これにより、コードの構造が一目で分かるようになります。

Plain Textも選択可能

プログラミング言語以外のテキストも、コードブロックに入れられます。

「Plain Text」を選べば、色分けなしの等幅フォントで表示されます。設定ファイルやログの表示に便利です。

コードブロックの便利な機能

機能1:自動インデント保持

コードを書く時、インデント(字下げ)はとても重要です。

コードブロックなら、Tabキーやスペースで入れたインデントがそのまま保持されます。普通のテキストだと崩れることがあるので、これは大きな利点ですね。

機能2:行番号の表示

コードブロックには、行番号が表示されます。

メリット:

  • 「10行目を見て」と指示しやすい
  • 長いコードでも位置が分かりやすい
  • チームでのコードレビューに便利

行番号は自動的に表示されるので、特別な設定は不要です。

機能3:コピーボタン

コードブロックの右上にマウスを置くと、「Copy」ボタンが表示されます。

ワンクリックで、コードブロック全体をコピーできる便利機能。いちいち範囲選択する必要がありません。

機能4:折り返し表示

長い行のコードも、自動的に折り返されて表示されます。

横スクロールしなくても、全体が見やすいです。

機能5:ダークモード対応

Notionをダークモードにすると、コードブロックも自動的に暗い背景になります。

夜間の作業でも、目に優しい表示です。

インラインコードとの違い

コードブロック以外に、「インラインコード」という機能もあります。

インラインコードとは

文章の中に、短いコードを埋め込む機能です。

例:
「変数 userName に値を代入します」

バッククォート(`)で囲むと、その部分だけがコード表示になります。

使い分けのポイント

コードブロック:

  • 複数行のコード
  • プログラム全体や関数
  • 独立したコードの説明

インラインコード:

  • 文中の変数名や関数名
  • 短いコマンド
  • ファイル名やパス

1〜2単語ならインラインコード、それ以上ならコードブロックという感じです。

インラインコードの作り方

  1. 文章中でコードにしたい部分を選択
  2. キーボードで「Ctrl + E」(Mac: Command + E)
  3. または、バッククォート(`)で囲む

とても簡単ですね。

コードブロックの実践的な活用例

活用例1:学習ノートでのコード保存

プログラミングを勉強している時、サンプルコードを保存しておくのに便利。

使い方:

  1. 見出しで「配列の使い方」など書く
  2. 説明文を書く
  3. コードブロックでサンプルコードを挿入
  4. 実行結果をコードブロックの下に記載

活用例2:エラーメッセージの記録

エラーが出た時の記録にも使えます。

使い方:

  • エラーメッセージをコードブロックにコピー
  • 言語は「Plain Text」を選択
  • その下に、解決方法を書く

後で同じエラーが出た時、すぐに対処法が分かります。

活用例3:APIドキュメント作成

開発チームで使うAPI仕様書の作成。

使い方:

  • エンドポイントのURLをインラインコードで
  • リクエスト例をコードブロックで(JSONなど)
  • レスポンス例もコードブロックで表示

活用例4:コードレビュー

チームメンバーのコードをレビューする時。

使い方:

  1. レビュー対象のコードをコードブロックに貼る
  2. コメント機能で指摘を追加
  3. 修正案も別のコードブロックで提示

活用例5:設定ファイルの保存

サーバー設定やアプリの設定ファイルの保管。

使い方:

  • YAML、JSON、XMLなどの設定ファイルをコピー
  • コードブロックに貼り付け
  • 言語を適切に選択(YAML、JSONなど)
  • 設定の説明を上下に追加

活用例6:コマンドのメモ

よく使うターミナルコマンドの記録。

使い方:

  • 言語を「Shell」または「Bash」に設定
  • コマンドを記録
  • オプションの説明も添える

活用例7:アルゴリズムの説明

プログラミング面接対策や、アルゴリズム学習。

使い方:

  1. アルゴリズムの説明を文章で
  2. 擬似コードをコードブロックで
  3. 実装例も別のコードブロックで
  4. 計算量(時間複雑度)も記載

活用例8:正規表現のパターン集

正規表現を忘れないように記録。

使い方:

  • 言語を「Regex」に設定
  • パターンをコードブロックに
  • どんな場合に使うか説明を添える

コードブロックのカスタマイズ

カスタマイズ1:キャプションを追加

コードブロックの上下に、説明文を追加できます。

追加方法:

  1. コードブロックの上にカーソルを置く
  2. 「Caption」をクリック
  3. 説明文を入力

「このコードは○○を実現します」といった補足が入れられます。

カスタマイズ2:ページ内でリンク

コードブロックに直接リンクすることも可能。

方法:

  1. コードブロックの左側「⋮⋮」をクリック
  2. 「Copy link to block」を選択
  3. このリンクを貼れば、そのコードブロックに直接ジャンプ

「10行目のコードを見てください」のような指示がしやすくなります。

カスタマイズ3:背景色の変更

通常はグレーですが、背景色を変えることも可能です。

変更方法:

  1. ブロックメニュー(⋮⋮)を開く
  2. 「Color」を選択
  3. 好きな背景色を選ぶ

重要なコードを目立たせたい時に便利ですね。

よくあるトラブルと解決法

トラブル1:日本語が文字化けする

原因:
言語設定が間違っている可能性があります。

解決策:

  • 言語を「Plain Text」に変更
  • または、日本語部分はコメントにする
  • コードと日本語を分けて記載

トラブル2:インデントがずれる

原因:
コピー元のインデントが混在している(タブとスペース)。

解決策:

  • エディタでインデントを統一してからコピー
  • Notion内で手動で修正
  • 言語の設定を確認

トラブル3:色分けがおかしい

原因:
選択している言語が間違っている。

解決策:

  • 正しいプログラミング言語を選び直す
  • コードの文法にエラーがないか確認

トラブル4:コードが長すぎて見づらい

解決策:

  • 複数のコードブロックに分割
  • 見出しで区切る
  • トグルブロックの中に入れて折りたたみ可能にする

トラブル5:コピーしても動かない

原因:
コード自体に問題があるか、環境依存の可能性。

解決策:

  • コピー時に余計な改行や空白が入っていないか確認
  • 元のコードが正しく動作するか確認
  • Notion以外のエディタで一度確認

モバイルでのコードブロック操作

スマホやタブレットでも、コードブロックは使えます。

スマホでの作成

  1. キーボード上部の「/」ボタンをタップ
  2. 「code」と入力
  3. 「Code」を選択

基本的には、パソコンと同じ操作です。

言語の変更

  1. コードブロックをタップ
  2. 上部の言語名をタップ
  3. リストから選択

画面が小さいので、少し選びづらいかもしれません。

コピー機能

スマホでも、コピーボタンは表示されます。

コードブロックをタップして、右上のボタンを探してください。

コードブロックを使う上でのベストプラクティス

ポイント1:適切な言語を選択

正しい言語を選ぶことで、シンタックスハイライトが機能します。

コードの可読性が大きく向上するので、面倒がらずに選びましょう。

ポイント2:コメントを適切に入れる

コード内にコメントを書いておくと、後で見返した時に理解しやすいです。

特に、複雑なロジックには必ずコメントを。

ポイント3:説明文を添える

コードブロックの上下に、何をするコードなのか説明を書きましょう。

コードだけだと、後で「これ何だっけ?」となりがちです。

ポイント4:バージョン情報を記録

使用している言語やライブラリのバージョンも記録しておくと良いです。

「Python 3.10で動作確認済み」などと書いておくと親切ですね。

ポイント5:長いコードは分割

1つのコードブロックに全部詰め込まず、機能ごとに分けましょう。

見出しで区切ると、さらに分かりやすくなります。

他のツールとの連携

GitHubとの連携

Notionには、GitHubのコードを埋め込む機能もあります。

方法:

  1. GitHubのリポジトリURLをコピー
  2. Notionに貼り付け
  3. 「Create embed」を選択

ただし、これは埋め込み表示であり、コードブロックとは別物です。

VS Codeとの併用

多くのエンジニアは、VS Codeでコードを書いて、Notionに記録という使い方をしています。

ワークフロー:

  1. VS Codeでコードを書く
  2. 完成したコードをコピー
  3. Notionのコードブロックに貼り付け
  4. 説明を追加

よくある質問(Q&A)

Q:コードブロックに何行まで書けますか?

A:特に制限はありません。ただし、あまりにも長いと読みづらくなるので、適度に分割することをおすすめします。

Q:コードを実行できますか?

A:いいえ、Notionのコードブロックは表示専用です。実行機能はありません。コードを実行したい場合は、別のエディタやIDEを使ってください。

Q:コードブロックをエクスポートできますか?

A:できます。ページをMarkdown形式やHTML形式でエクスポートすれば、コードブロックも含まれます。

Q:チームメンバーと共有できますか?

A:もちろんです。ページを共有すれば、コードブロックも一緒に共有されます。リアルタイムで共同編集も可能です。

Q:ダークテーマとライトテーマで、コードの見え方は変わりますか?

A:変わります。ダークテーマでは背景が暗くなり、テキストが明るくなります。どちらでも読みやすいように最適化されています。

まとめ:コードブロックでコードを美しく管理しよう

コードブロックは、プログラミングに関わる人にとって必須の機能です。

この記事のポイント:

  • コードブロックは、プログラムコードを見やすく表示する専用機能
  • 「/code」で簡単に作成できる
  • 60種類以上のプログラミング言語に対応
  • シンタックスハイライトでコードが色分けされる
  • コピーボタンで簡単にコードを再利用可能
  • 学習ノート、エラー記録、API文書など幅広い用途
  • インラインコードとの使い分けも重要
  • モバイルでも基本的な操作は同じ

コードを書く機会がある方は、ぜひNotionのコードブロックを活用してください。

コードと説明を一緒に管理できるので、学習効率が大幅にアップします。きれいに整理されたコードノートで、プログラミングスキルをさらに高めていきましょう!

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