Notionをクラウドストレージとして使う完全ガイド|容量・連携・活用法

プログラミング・IT

「Notionってクラウドストレージとして使えるの?」

「ファイルはどれくらい保存できるの?」

そんな疑問を持っていませんか?メモやタスク管理で有名なNotionですが、実はファイル保存にも使えるんです。

この記事では、Notionのクラウドストレージ機能について、初心者の方にも分かりやすく解説します。容量制限から他のストレージサービスとの連携方法まで、詳しく説明するので安心して読み進めてください。

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  1. Notionはクラウドストレージとして使える?
    1. Notionの基本的な仕組み
    2. 保存できるファイルの種類
    3. 純粋なストレージサービスとの違い
  2. Notionのストレージ容量を理解しよう
    1. 無料プランの容量制限
    2. 有料プランの容量
    3. ワークスペース全体の容量制限は?
  3. ファイルをNotionにアップロードする方法
    1. 方法1:ドラッグ&ドロップ
    2. 方法2:スラッシュコマンドを使う
    3. 方法3:画像の場合
    4. 方法4:モバイルアプリから
  4. 外部クラウドストレージとの連携方法
    1. Google Driveとの連携
    2. Dropboxとの連携
    3. OneDriveとの連携
    4. 連携のメリット
  5. Notionをストレージとして使うメリット
    1. メリット1:情報とファイルを一緒に管理
    2. メリット2:強力な検索機能
    3. メリット3:共有が簡単
    4. メリット4:デバイス間で自動同期
    5. メリット5:バージョン管理
  6. Notionをストレージとして使うデメリット
    1. デメリット1:容量制限がある(無料プランの場合)
    2. デメリット2:ダウンロードが少し面倒
    3. デメリット3:フォルダ構造ではない
    4. デメリット4:オフライン制限
    5. デメリット5:専用アプリがない
  7. ストレージ容量を節約する5つのコツ
    1. コツ1:大きなファイルは外部リンクで
    2. コツ2:画像を圧縮する
    3. コツ3:不要なファイルを定期的に削除
    4. コツ4:動画はYouTubeを活用
    5. コツ5:PDFは必要なページだけ
  8. データベースでファイルを整理する方法
    1. ファイル管理用データベースの作り方
    2. ギャラリービューで画像を管理
  9. セキュリティとプライバシーについて
    1. Notionのセキュリティ対策
    2. 自分でできるセキュリティ対策
    3. バックアップの重要性
  10. 他のクラウドストレージとの比較
    1. Notionのストレージ vs 専用サービス
    2. 併用がおすすめ
  11. よくある質問(Q&A)
  12. まとめ:用途に合わせて賢く使おう

Notionはクラウドストレージとして使える?

結論から言うと、使えます。ただし、注意点もあります。

Notionの基本的な仕組み

Notionは、すべてのデータを「クラウド」に保存するサービスです。

「クラウド」とは、インターネット上のサーバーのこと。あなたのパソコンやスマホではなく、Notionの会社が管理するサーバーにデータが保存されています。

だから、どのデバイスからでも同じデータにアクセスできるわけです。

保存できるファイルの種類

Notionには、様々なファイルをアップロードできます。

対応しているファイル形式:

  • 画像(JPEG、PNG、GIF、SVGなど)
  • 動画(MP4、MOVなど)
  • 音声(MP3、WAVなど)
  • 文書(PDF、Word、Excelなど)
  • 圧縮ファイル(ZIP、RARなど)
  • その他、ほぼすべての形式

基本的に、どんなファイルでもアップロードできると考えて大丈夫です。

純粋なストレージサービスとの違い

DropboxやGoogle Driveのような専用のクラウドストレージとは、少し性質が異なります。

Notionの特徴:

  • ファイルは「ページ」の中に埋め込む形で保存
  • フォルダ構造ではなく、ページ階層で管理
  • テキストと一緒に整理できる
  • プレビュー機能が充実

「ファイル保管庫」というより、「情報とファイルを一緒に管理するツール」と考えると良いでしょう。

Notionのストレージ容量を理解しよう

ここが最も気になるポイントですよね。

無料プランの容量制限

個人で使う「Free」プランの場合:

1ファイルあたり:最大5MB

これが最も重要な制限です。5MBを超えるファイルは、無料プランではアップロードできません。

5MBってどれくらい?

  • スマホで撮った写真:3〜5枚程度
  • PDFファイル:10〜20ページ程度
  • MP3音楽:約5分
  • 動画:数十秒程度

小さなファイルなら問題ありませんが、大きなファイルは厳しいですね。

有料プランの容量

Plusプラン以上:

1ファイルあたり最大5GBまでアップロード可能です。

5GBは、5MBの1000倍。大きなファイルも余裕で保存できます。

5GBってどれくらい?

  • 高画質写真:1000枚以上
  • 長いPDF:数千ページ
  • 音楽:数十曲
  • 動画:数十分〜数時間

普通に使う分には、ほとんど困りません。

ワークスペース全体の容量制限は?

実は、Notionには「ワークスペース全体で何GBまで」という明確な上限はありません。

ただし、あまりにも大量のファイルを保存すると、動作が遅くなる可能性があります。常識的な範囲で使いましょう。

ファイルをNotionにアップロードする方法

それでは、実際にファイルを保存してみましょう。

方法1:ドラッグ&ドロップ

最も簡単な方法です。

  1. Notionのページを開く
  2. パソコンからファイルをドラッグ
  3. Notionのページ上でドロップ
  4. 自動的にアップロードされる

複数のファイルを一度にドロップすることも可能です。

方法2:スラッシュコマンドを使う

Notion特有の便利な方法。

  1. ページ内で「/file」または「/ファイル」と入力
  2. 「File」または「ファイル」を選択
  3. アップロードしたいファイルを選択
  4. 「開く」をクリック

この方法なら、ファイルをきちんと配置できます。

方法3:画像の場合

画像専用の方法もあります。

  1. 「/image」または「/画像」と入力
  2. 「Image」を選択
  3. 「Upload」を選んでファイルを選択
  4. または、画像のURLを貼り付け

画像は、ページ内で見やすく表示されます。

方法4:モバイルアプリから

スマホからもアップロードできます。

  1. Notionアプリでページを開く
  2. キーボード上部の「+」ボタンをタップ
  3. 「File」または「Image」を選択
  4. スマホ内のファイルを選択
  5. アップロード完了

写真は、カメラで撮影してそのままアップロードも可能です。

外部クラウドストレージとの連携方法

Notionは、他のクラウドストレージサービスとも連携できます。

Google Driveとの連携

Notionから直接、Google Driveのファイルを埋め込めます。

埋め込み方法:

  1. ページ内で「/google」と入力
  2. 「Google Drive」を選択
  3. Googleアカウントでログイン
  4. 埋め込みたいファイルを選択
  5. ファイルのプレビューがページに表示される

ファイルはGoogle Driveに残ったまま、Notionから見られるようになります。

Dropboxとの連携

同じように、Dropboxのファイルも埋め込めます。

方法:

  1. Dropboxでファイルのリンクをコピー
  2. Notionのページにリンクを貼り付け
  3. 「Create embed」を選択
  4. Dropboxのプレビューが表示される

Notionの容量を使わずに、ファイルを表示できるのが利点です。

OneDriveとの連携

Microsoft OneDriveも同様に使えます。

  1. OneDriveで共有リンクを取得
  2. Notionに貼り付け
  3. 埋め込み形式で表示

Office文書を埋め込むのに便利ですね。

連携のメリット

外部ストレージを使う理由:

  • Notionの容量制限を気にしなくて良い
  • 大きなファイルも扱える
  • 既存のストレージをそのまま活用できる
  • ファイルは元の場所に残る

特に、大容量ファイルを扱う場合は、外部ストレージとの連携がおすすめです。

Notionをストレージとして使うメリット

メリット1:情報とファイルを一緒に管理

単なるファイル保管ではなく、説明や背景情報も一緒に保存できます。

例:

  • プロジェクト資料とミーティングメモを同じページに
  • 写真とその説明文を並べて配置
  • PDFファイルと要約を一緒に管理

これが、Notionならではの強みです。

メリット2:強力な検索機能

Notionの検索は、ファイル名だけでなく、周辺のテキストも検索対象になります。

「あのファイル、何て名前だっけ?」という時でも、関連する言葉で見つけられる確率が高いです。

メリット3:共有が簡単

ページごと共有すれば、複数のファイルをまとめて共有できます。

いちいち個別にファイルを送る必要がありません。

メリット4:デバイス間で自動同期

パソコンでアップロードしたファイルは、すぐにスマホでも見られます。

特別な設定は不要。ログインするだけで、すべてのデバイスで同じファイルにアクセスできます。

メリット5:バージョン管理

Notionには、ページの変更履歴を見る機能があります。

間違って削除したファイルも、履歴から復元できる可能性があります。

Notionをストレージとして使うデメリット

デメリット1:容量制限がある(無料プランの場合)

無料プランでは、1ファイル5MBまで。大きなファイルは保存できません。

頻繁に大容量ファイルを扱うなら、専用のクラウドストレージの方が向いています。

デメリット2:ダウンロードが少し面倒

DropboxやGoogle Driveのように、ファイルを一覧表示して選択、という使い方はできません。

ファイルは常にページの中に埋め込まれた状態なので、ダウンロードするにはページを開く必要があります。

デメリット3:フォルダ構造ではない

従来のフォルダとファイルという階層構造に慣れている人には、違和感があるかもしれません。

Notionは「ページの中にファイルがある」という構造です。

デメリット4:オフライン制限

Notionはクラウドベースなので、オフラインでは一部機能が制限されます。

事前に開いたページは見られますが、新しいファイルをダウンロードするにはインターネット接続が必要です。

デメリット5:専用アプリがない

DropboxやGoogle Driveのように、ファイルをパソコンのフォルダと自動同期する機能はありません。

あくまでブラウザやアプリ上で操作する形です。

ストレージ容量を節約する5つのコツ

コツ1:大きなファイルは外部リンクで

5MBを超えるファイルは、Google DriveやDropboxに保存して、Notionからリンクしましょう。

これなら、Notionの容量を全く使いません。

コツ2:画像を圧縮する

アップロード前に、画像を圧縮すると良いです。

おすすめの圧縮ツール:

  • TinyPNG(ウェブサービス)
  • Squoosh(Googleのツール)
  • ImageOptim(Mac用)

画質はほぼそのままで、ファイルサイズを半分以下にできることもあります。

コツ3:不要なファイルを定期的に削除

「もう使わないな」というファイルは、思い切って削除しましょう。

削除しても、ゴミ箱に30日間は残るので、間違えても安心です。

コツ4:動画はYouTubeを活用

動画ファイルは特に大きいので、YouTubeに限定公開でアップロードして、Notionに埋め込むのがおすすめ。

  1. YouTubeに動画をアップロード(限定公開)
  2. 動画のURLをコピー
  3. NotionにURLを貼り付け
  4. 自動的に埋め込み表示される

これなら、Notionの容量はゼロです。

コツ5:PDFは必要なページだけ

大きなPDFファイルは、必要なページだけを切り出してアップロードしましょう。

PDF編集ツールで不要なページを削除すれば、ファイルサイズを大幅に減らせます。

データベースでファイルを整理する方法

Notionのデータベース機能を使えば、ファイル管理がさらに便利になります。

ファイル管理用データベースの作り方

  1. 新しいページで「/table」と入力
  2. テーブルデータベースを作成
  3. 列を追加
  • ファイル名
  • カテゴリ
  • アップロード日
  • ファイル(ここに実際のファイルを添付)
  • メモ
  1. フィルターとソート機能で整理

これで、ファイルを一覧で管理できます。

ギャラリービューで画像を管理

画像ファイルが多い場合は、ギャラリービューが便利。

  1. データベースを作成
  2. ビューを「ギャラリー」に変更
  3. カード表示でサムネイルが見やすくなる

写真やデザインファイルの管理に最適です。

セキュリティとプライバシーについて

クラウドにファイルを保存する以上、セキュリティも気になりますよね。

Notionのセキュリティ対策

Notionが実施している対策:

  • データの暗号化(転送中・保存時)
  • 二段階認証に対応
  • アクセスログの記録
  • 定期的なセキュリティ監査

一般的なクラウドサービスと同等のセキュリティレベルです。

自分でできるセキュリティ対策

おすすめの対策:

  1. 強力なパスワードを設定
  2. 二段階認証を有効化
  3. 重要なファイルは暗号化してからアップロード
  4. 共有設定を定期的に見直す
  5. 公開リンクは慎重に扱う

特に、機密情報を含むファイルは注意が必要です。

バックアップの重要性

クラウドサービスは便利ですが、万が一に備えてバックアップも取っておきましょう。

バックアップ方法:

  1. 定期的にエクスポート機能を使う
  2. 重要なファイルは外部HDDにも保存
  3. 他のクラウドストレージにもコピー

「二重、三重の保険」があると安心です。

他のクラウドストレージとの比較

Notionのストレージ vs 専用サービス

Notionが優れている点:

  • 情報とファイルを統合管理
  • ページ構造で整理しやすい
  • 共同作業に向いている

専用ストレージが優れている点:

  • 容量が大きい(無料でも15GB〜)
  • ファイルのみを扱うなら使いやすい
  • デスクトップとの同期機能

併用がおすすめ

実は、NotionとGoogle Drive(またはDropbox)を併用するのが最も便利です。

使い分けの例:

  • 小さなファイル、資料 → Notionに直接保存
  • 大きなファイル → Google Driveに保存してNotionに埋め込み
  • 頻繁に更新するファイル → Google Drive
  • プロジェクト資料 → Notionでまとめて管理

それぞれの長所を活かしましょう。

よくある質問(Q&A)

Q:Notionに保存したファイルは、どれくらいの期間保管されますか?

A:基本的に無期限です。あなたが削除しない限り、ずっと保存されます。ただし、アカウントを削除すると、すべてのデータも消えるので注意してください。

Q:ファイルをダウンロードするには?

A:ファイルをクリックすると、プレビューが表示されます。右上の「︙」メニューから「Download」を選択すれば、ダウンロードできます。

Q:無料プランから有料プランに変更したら、容量制限はどうなりますか?

A:即座に5GBまでアップロード可能になります。過去にアップロードした5MB以下のファイルもそのまま残ります。

Q:チームメンバーがアップロードしたファイルも、容量にカウントされますか?

A:ワークスペース全体の容量という考え方ではなく、各ファイルのサイズ制限だけがあります。誰がアップロードしても、制限は同じです。

Q:削除したファイルは復元できますか?

A:削除後30日間は、ゴミ箱から復元できます。30日を過ぎると完全に削除され、復元できなくなります。

まとめ:用途に合わせて賢く使おう

Notionは、純粋なクラウドストレージではありませんが、工夫次第でファイル管理にも使えます。

この記事のポイント:

  • Notionはクラウドベースで、ファイル保存も可能
  • 無料プランは1ファイル5MBまで、有料プランは5GBまで
  • ドラッグ&ドロップで簡単にアップロード
  • Google DriveやDropboxとの連携で大容量ファイルにも対応
  • 情報とファイルを一緒に管理できるのがNotionの強み
  • 容量節約には、圧縮や外部リンクを活用
  • 専用ストレージサービスとの併用がおすすめ

Notionの特性を理解して、あなたに合った使い方を見つけてください。

ファイルだけでなく、それに関連する情報も一緒に管理することで、Notionの真価が発揮されますよ。それでは、効率的なファイル管理を楽しんでください!

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