Notion 1ページだけ共有する完全ガイド|他は見せずに特定ページのみ公開する方法

プログラミング・IT

Notionで作業していると、「この1ページだけを誰かと共有したい」という場面がよくありますよね。

プロジェクトの資料を取引先に見せたい、友達と旅行計画のページを共有したい、でも他のページは見られたくない…。そんなとき、ワークスペース全体を共有する必要はありません。

実は、Notionでは特定の1ページだけを選んで共有することができるんです。しかも、閲覧だけなのか編集も可能にするのか、細かく権限を設定できます。

この記事では、1ページだけを安全に共有する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

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Notionの共有機能の基本を理解しよう

まずは、Notionの共有の仕組みを簡単に押さえておきましょう。

Notionの共有には2つの方法がある

Notionで何かを共有する方法は、大きく分けて2種類あります。

  1. ワークスペース全体の共有:メンバーを招待して複数のページにアクセスできるようにする方法
  2. 個別ページの共有:特定の1ページだけにアクセスできるリンクを作る方法

今回焦点を当てるのは、2つ目の「個別ページの共有」です。この方法なら、他のページは一切見られることなく、指定したページだけを共有できます。

1ページだけ共有する基本手順

それでは、実際の共有方法を見ていきましょう。

共有リンクを作成する方法

  1. 共有したいページを開く
  2. ページ右上の「共有」ボタンをクリック
  3. 「共有」メニューが開いたら、「ページを共有」セクションを探す
  4. 「ウェブで公開」のトグルをオンにする
  5. 自動的に共有リンクが生成される
  6. このリンクをコピーして、相手に送る

これだけで、そのページだけを共有できるようになります。リンクを受け取った人は、Notionアカウントがなくてもページを閲覧できるんです。

重要なポイント

「ウェブで公開」をオンにすると、そのページは「パブリック」な状態になります。つまり、リンクを知っている人なら誰でもアクセスできるという意味です。検索エンジンに表示されることはありませんが、リンクが拡散されると予想外の人が見る可能性もあります。

権限レベルの設定方法

共有するだけでなく、相手に何をさせるかも細かく設定できます。

3つの権限レベル

Notionでは、共有ページに対して3つの権限レベルを設定できます。

1. フル アクセス(編集可能)

相手はページの内容を自由に編集できます。テキストの変更、画像の追加、ブロックの削除など、ほぼすべての操作が可能です。共同作業をする場合に適しています。

2. 編集可(コメントのみ)

相手はページにコメントを残すことはできますが、本文を直接編集することはできません。フィードバックをもらいたいけど、内容は変更されたくない場合に便利です。

3. 閲覧可(読み取り専用)

相手はページを見ることしかできません。編集もコメントもできない、最も制限された権限です。情報を一方的に伝えたい場合に使います。

権限の変更方法

  1. 「共有」メニューを開く
  2. 「ウェブで公開」の下にある「リンクへのアクセスを許可」をクリック
  3. ドロップダウンメニューから希望の権限レベルを選択

初期設定では「閲覧可」になっていることが多いので、編集を許可したい場合は必ず変更しましょう。

特定の人だけに共有する方法

「リンクを知っている人なら誰でも」ではなく、特定の相手だけに共有したい場合もありますよね。

メールアドレスで招待する方法

  1. 共有したいページを開く
  2. 右上の「共有」ボタンをクリック
  3. 「招待」の入力欄に相手のメールアドレスを入力
  4. 権限レベルを選択(編集可能、コメント可能、閲覧のみ)
  5. 「招待」ボタンをクリック

相手には招待メールが届き、そこからページにアクセスできるようになります。この方法なら、招待した人以外はページを見ることができません。

パブリック共有との使い分け

  • パブリック共有:リンクさえあれば誰でもアクセス可(手軽だが、やや不安)
  • メール招待:指定した人だけがアクセス可(安全だが、相手がNotionアカウントを持っている必要がある)

セキュリティを重視するなら、メール招待がおすすめです。カジュアルに共有したいなら、パブリック共有で十分でしょう。

子ページの扱いに要注意

ここが意外と見落としがちなポイントです。

子ページも一緒に共有される

Notionでページを共有すると、そのページの中に含まれる「子ページ」も自動的に共有されます。つまり、親ページを共有したら、その下の階層にあるページもすべて見られてしまうんです。

具体例で考えてみましょう

例えば、こんな構造のページがあるとします:

プロジェクトA(親ページ)
├ 会議議事録(子ページ)
├ タスクリスト(子ページ)
└ 社内メモ(子ページ)

「プロジェクトA」を共有すると、下の3つの子ページもすべて共有されます。「社内メモ」は見せたくない場合、これは問題ですよね。

対策方法

  1. 共有前に子ページを確認する:どの子ページが含まれているかチェック
  2. 見せたくない子ページは移動する:別の場所に移動してから共有
  3. 共有したいページだけを独立させる:他のページとの親子関係を解除

ページを共有する前に、必ず子ページの有無を確認する習慣をつけましょう。

共有リンクをカスタマイズする

共有リンクには、便利なオプションがいくつかあります。

検索エンジンのインデックスを許可する

「共有」メニューの中に「検索エンジンのインデックスを許可」というオプションがあります。これをオンにすると、GoogleなどでページがTに表示されるようになります。

多くの人に見てもらいたいブログ記事やポートフォリオなら便利ですが、社内資料や個人的なメモならオフのままにしておきましょう。

編集履歴を表示する

共有ページに「最終更新日時」や「編集者」を表示することもできます。これにより、相手は情報がいつ更新されたかを確認できるので、信頼性が高まります。

コメントを許可する

閲覧のみの権限でも、コメント機能だけを有効にすることができます。読者からのフィードバックが欲しいけど、本文は編集されたくない場合に最適です。

共有を解除する方法

共有したページを後から非公開にすることもできます。

パブリック共有を解除する

  1. ページの「共有」ボタンをクリック
  2. 「ウェブで公開」のトグルをオフにする
  3. これで共有リンクは無効になる

リンクを無効にすると、以前そのリンクにアクセスできた人も、今後は見られなくなります。

招待した人を削除する

  1. 「共有」メニューを開く
  2. 共有している人のリストから、削除したい人を探す
  3. その人の横にある「×」ボタンをクリック
  4. アクセス権が削除される

これで、その人はページにアクセスできなくなります。

よくある失敗例と対策

実際に共有する際、多くの人がやってしまいがちなミスをご紹介します。

失敗例1:子ページの存在を忘れる

一番多いのがこれです。共有したページに子ページがあることを忘れて、見せたくない情報まで公開してしまうケースです。

対策:共有前に必ずページ構造を確認しましょう。

失敗例2:権限レベルを間違える

閲覧だけさせたいのに「編集可能」で共有してしまい、内容を勝手に変更されてしまうことがあります。

対策:共有直後に必ず権限設定を確認する習慣をつけましょう。

失敗例3:パブリックリンクが拡散する

パブリック共有したリンクが、意図しない人にまで広まってしまうケースです。SNSに投稿したリンクが予想以上に拡散されることもあります。

対策:機密性の高い情報は、必ずメール招待で特定の人だけに共有しましょう。

セキュリティとプライバシーの注意点

大切な情報を共有する際は、セキュリティにも気を配りましょう。

パスワード保護はできない

残念ながら、Notionの共有ページにパスワードを設定する機能は現時点ではありません。リンクを知っている人なら誰でもアクセスできてしまいます。

有効期限を設定できない

共有リンクに自動的に期限切れになる機能もありません。一度共有したら、手動で解除しない限りずっとアクセス可能な状態が続きます。

定期的に共有状況を見直す

これらの制限があるため、定期的に「どのページを誰と共有しているか」を確認することが重要です。特に、プロジェクトが終了したら、関連ページの共有を解除する習慣をつけましょう。

実践的な活用シーン

実際に、どんな場面で1ページ共有が便利なのか見てみましょう。

シーン1:取引先に提案書を共有

プロジェクトの提案書だけを取引先に見せたい場合、そのページだけをパブリック共有します。権限は「閲覧のみ」に設定し、社内の他の資料は一切見えないようにします。

シーン2:友達と旅行計画を共同編集

旅行の計画ページを友達と共有し、「編集可能」に設定します。お互いに行きたい場所やスケジュールを追加できて便利です。

シーン3:面接用のポートフォリオ公開

自分の作品をまとめたポートフォリオページを、面接時にパブリック共有します。「検索エンジンのインデックスを許可」もオンにすれば、採用担当者が検索で見つけやすくなります。

シーン4:クライアントにレポートを提出

完成したレポートをクライアントに提出する際、そのページだけをメール招待で共有します。閲覧のみに設定して、コメント機能だけを有効にすれば、フィードバックも受け取れます。

まとめ:1ページ共有を使いこなして安全に情報を伝えよう

Notionの1ページ共有機能を使えば、必要な情報だけを相手に届けることができます。

この記事のポイント

  • 1ページだけを選んで共有できる(ワークスペース全体を公開する必要はない)
  • パブリック共有とメール招待の2つの方法がある
  • 権限レベルは3段階(閲覧のみ、コメント可、編集可)
  • 子ページは自動的に共有されるので要注意
  • セキュリティを考えて、定期的に共有状況を見直す

特に重要なのは、共有前に必ず子ページを確認することと、適切な権限レベルを設定することです。この2点を守れば、安全かつ効果的にNotionページを共有できます。

Notionの共有機能を上手に活用すれば、チームでのコラボレーションもスムーズになりますし、自分の作品を世界に発信することもできます。ぜひこの記事を参考に、1ページ共有を使いこなしてください!

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