「Nahimicが原因でゲームがクラッシュする…」
「CPU使用率が異常に高くて困っている…」
「DTMで正確な音を録音したいのにエフェクトがかかってしまう…」
こんな悩みを抱えている方、Nahimicをオフにすれば問題が解決するかもしれません。
ただし、「オフにする」と一口に言っても、実は目的に応じて3つのレベルがあります。
この記事では、あなたの状況に合わせた最適なNahimicの停止方法を、段階的に詳しく解説していきます。
Nahimicをオフにしたい理由TOP5
まず、どんな時にNahimicをオフにする必要があるのか確認しましょう。
理由1:特定のゲームやソフトが動かない
Nahimicが原因でクラッシュするソフト:
- Houdini(3DCGソフト)
- Unity製ゲームの一部
- 1Password(パスワード管理ソフト)
- eSignal(株式取引ソフト)
- reWASD(コントローラー設定ソフト)
Nahimicは、GPUやオーディオシステムと深く連携するため、一部のソフトウェアと相性が悪いんです。
理由2:CPU使用率が異常に高い
NahimicService.exeがCPUを大量消費する問題が報告されています。
症状:
- アイドル状態でもCPU使用率が30-100%になる
- PCが重くなる、ファンが常に回る
- 他のアプリケーションが遅くなる
バックグラウンドで動くサービスが暴走している状態です。
理由3:DTMや音楽制作で正確な録音ができない
音楽制作をする人には致命的な問題があります。
問題点:
- マイク入力にもNahimicのエフェクトがかかる
- 高音域が12dBもブーストされて録音される
- DAW(音楽制作ソフト)と競合する
これでは正確なミキシングやマスタリングができませんね。
理由4:他のオーディオソフトと競合する
既に別のオーディオ強化ソフトを使っている場合、Nahimicと競合します。
競合する可能性があるソフト:
- Equalizer APO
- Dolby Atmos
- DTS:X Ultra
- Realtek Audio Console(単体使用時)
- ASUS Sonic Studio
複数のオーディオ処理ソフトが同時に動くと、音が出なくなったり、ノイズが入ったりします。
理由5:単純に必要ない
「ゲームもしないし、音質にこだわりもない」
そんな方にとって、Nahimicは不要なバックグラウンドプロセスです。
システムリソースの節約のためにオフにするのも一つの選択肢です。
オフにする3つのレベル:あなたはどれを選ぶ?
Nahimicをオフにする方法は、目的に応じて3つのレベルに分かれます。
レベル1:エフェクトだけをオフにする(一時的)
所要時間:10秒
- Nahimicは起動したまま
- エフェクトだけを無効化
- いつでもすぐに戻せる
- 完全には停止しない
こんな人におすすめ:
- たまに音質を確認したい時だけオフにしたい
- 基本的にはNahimicを使いたい
- 手軽に試してみたい
レベル2:サービスを無効化する(半永久的)
所要時間:2分
- バックグラウンドのサービスを停止
- CPU使用率の問題を解決
- PC起動時に自動起動しなくなる
- 音質への影響は最小限
こんな人におすすめ:
- CPU使用率の問題を解決したい
- ソフトウェアの競合を避けたい
- 完全削除まではしたくない
- 最もバランスが良い方法
レベル3:完全に停止・削除する(完全無効化)
所要時間:10-20分
- ドライバーレベルで無効化
- レジストリ編集やファイル削除
- 再インストールも防止
- PCの音響システムに影響する可能性
こんな人におすすめ:
- DTMで絶対にエフェクトをかけたくない
- Nahimicを二度と使わない
- 上級者向け(リスクあり)
それでは、各レベルの具体的な手順を見ていきましょう。
【レベル1】エフェクトだけをオフにする方法
最も簡単で、すぐに戻せる方法です。
手順:Nahimicアプリからエフェクトをオフ
- タスクバー右下の「^」(隠れているアイコンを表示)をクリック
- Nahimicのアイコンを探してクリック(または検索バーで「Nahimic」と入力)
- Nahimicアプリが開く
- 「Audio」タブを選択
- 画面上部にある電源ボタン(ON/OFFボタン)をクリック
- すべてのエフェクトがオフになる
確認方法:
電源ボタンが灰色になっていれば、エフェクトはオフです。
エフェクトをオフにした時の影響
- 音質は標準のWindowsドライバーと同じになる
- バーチャルサラウンドサウンドが無効化
- イコライザー設定が無効化
- 低音・高音ブーストが無効化
注意点:
この方法では、Nahimicのサービス自体は動き続けているため、CPU使用率の問題やソフトウェア競合は解決しません。
【レベル2】サービスを無効化する方法(推奨)
最もバランスが良く、多くの問題を解決できる方法です。
方法A:スタートアップから無効化(簡易版)
手順:
- Ctrl + Shift + Escキーを同時押ししてタスクマネージャーを開く
- 「スタートアップ」タブをクリック
- 一覧から「Nahimic Companion」を探す
- 右クリックして「無効化」を選択
- PCを再起動
これで、PC起動時にNahimicが自動的に起動しなくなります。
確認方法:
再起動後、タスクマネージャーの「プロセス」タブでNahimicが動いていないか確認してください。
方法B:サービスを停止・無効化(推奨・完全版)
この方法が最もおすすめです。
ステップ1:NahimicServiceを停止する
- Windowsキー + Rキーを同時押し
- 「services.msc」と入力してEnterキー
- サービス一覧が表示される
- 「Nahimic service」または「NahimicService」を探す(アルファベット順に並んでいるので、「N」のところを見る)
- 見つけたら右クリック→「停止」を選択
これで、現在動いているNahimicサービスが停止します。
ステップ2:自動起動を無効化する
- 「Nahimic service」をダブルクリック(またはプロパティを選択)
- 「スタートアップの種類」のドロップダウンをクリック
- 「無効」を選択
- 「適用」をクリック
- 「OK」をクリック
- サービスウィンドウを閉じる
- PCを再起動
確認方法:
再起動後、再度「services.msc」を開いて、Nahimic serviceのステータスが「停止」、スタートアップが「無効」になっているか確認してください。
方法C:タスクマネージャーからプロセスを終了(即時停止)
今すぐNahimicを止めたい場合はこちら。
手順:
- Ctrl + Shift + Escキーでタスクマネージャーを開く
- 「詳細」タブをクリック(「プロセス」タブでもOK)
- 以下のプロセスを探す:
- NahimicServices.exe
- Nahimic Companion
- A-Volute NS関連のプロセス
- 右クリック→「タスクの終了」を選択
注意点:
この方法は一時的にプロセスを終了するだけです。PCを再起動するとまた起動してしまうので、方法Bと組み合わせて使いましょう。
レベル2で解決する問題
✅ CPU使用率の問題が解消
✅ ソフトウェア競合が解決
✅ バックグラウンドの動作が停止
✅ いつでも再度有効化できる
✅ 音は通常通り出る
【レベル3】完全に停止・無効化する方法
警告:この方法は上級者向けです。設定を間違えるとWindowsが起動しなくなる可能性があります。
必ず事前にシステムの復元ポイントを作成してから実行してください。
準備:システムの復元ポイントを作成
- Windowsキーを押して「復元ポイントの作成」と入力
- 「システムのプロパティ」が開く
- 「作成」ボタンをクリック
- 復元ポイントに名前をつける(例:Nahimic無効化前)
- 「作成」をクリック
これで、問題が起きた時に元に戻せます。
手順1:デバイスマネージャーから無効化
- Windowsキー + Xキー→「デバイスマネージャー」を選択
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
- 「Nahimic Mirroring Device」を右クリック→「デバイスを無効にする」
- 確認ダイアログが出たら「はい」
- 次に「ソフトウェア デバイス」を展開(表示されない場合は、メニューバーの「表示」→「非表示のデバイスの表示」をオン)
- 「A-Volute Nh3 Audio Effects Component」を右クリック→「デバイスを無効にする」
- 「オーディオ処理オブジェクト(APO)」にもNahimic関連デバイスがあれば、同様に無効化
手順2:タスクスケジューラからタスクを無効化
Nahimicは、タスクスケジューラに自動起動タスクを仕込んでいます。
- Windowsキーを押して「タスク スケジューラ」と入力して開く
- 左側の「タスク スケジューラ ライブラリ」をクリック
- 以下のタスクを探す:
- NahimicTask64
- NahimicTask32
- NahimicSvc64Run
- NahimicSvc32Run
- 各タスクを右クリック→「無効化」を選択
これで、Windowsが勝手にNahimicを起動するのを防げます。
手順3:レジストリからエントリを削除(最上級者向け)
超重要:レジストリの編集は非常に危険です。間違えるとWindowsが起動しなくなります。自信がない方はスキップしてください。
- Windowsキー + Rキー→「regedit」と入力してEnterキー
- レジストリエディタが開く
- 以下のパスを削除:
削除するレジストリキー:
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NahimicService
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Nahimic_Mirroring
Computer\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\A-Volute
削除方法:
- 左側のツリーから該当パスを見つける
- 最後の項目(NahimicService、Nahimic_Mirroring、A-Volute)を右クリック
- 「削除」を選択
- 確認ダイアログで「はい」
手順4:残存ファイルを削除
- エクスプローラーを開く
- アドレスバーに「C:\Windows\System32\A-Volute」と入力してEnterキー
- フォルダが見つかったら、中身を全て削除
- 次に、Windowsキー + Rキー→「%LocalAppData%」と入力
- 「NhNotifSys」フォルダを探して削除
ファイルが削除できない場合は、タスクマネージャーでNahimic関連プロセスを終了してから再度試してください。
手順5:BIOSでオンボードオーディオを無効化(最終手段)
注意:この方法を使うと、PC本体のオーディオ端子が使えなくなります。USB DACやオーディオインターフェースを使う方のみ実行してください。
- PCを再起動
- BIOS/UEFI画面に入る(Del、F2、F10キーなど。メーカーによって異なる)
- 「Advanced」または「統合周辺機器」のような項目を探す
- 「HD Audio Controller」または「Onboard Audio」を探す
- 「Disabled(無効)」に変更
- 設定を保存して終了(通常はF10キー)
これで、ハードウェアレベルでオンボードオーディオが無効になり、Nahimicは完全に動作しなくなります。
Nahimicを再度オンにする方法
「やっぱりNahimicが必要だった…」という時の対処法です。
レベル1(エフェクト)を戻す場合
- Nahimicアプリを開く
- 電源ボタン(ON/OFFボタン)をクリック
- エフェクトがオンになる
レベル2(サービス)を戻す場合
- Windowsキー + Rキー→「services.msc」
- 「Nahimic service」をダブルクリック
- 「スタートアップの種類」を「自動」に変更
- 「開始」ボタンをクリック
- 「適用」→「OK」
- PCを再起動
レベル3を戻す場合
レベル3まで実行した場合は、以下の手順が必要です:
- デバイスマネージャーで無効化したデバイスを右クリック→「デバイスを有効にする」
- タスクスケジューラで無効化したタスクを右クリック→「有効化」
- システムの復元を使って、レベル3実行前の状態に戻す
レジストリやファイルを削除した場合は、システムの復元を使うのが最も安全です。
または、Nahimicを再インストールする方法もあります:
- Microsoft Storeを開く
- 「Nahimic」で検索
- 「インストール」をクリック
- マザーボードメーカーのサイトから「Realtek HD Universal Driver (include Nahimic Driver)」をダウンロードしてインストール
トラブルシューティング:よくある問題と対処法
問題1:サービスを無効化しても再起動後に復活する
原因:
Windows Updateが自動的にNahimicを再インストールしている
対処法:
- タスクスケジューラのタスクも無効化する(手順2)
- Windows Updateの自動更新を一時停止する
- グループポリシーエディタで更新をブロック(Windows Pro/Enterpriseのみ)
問題2:音が全く出なくなった
原因:
オーディオドライバーまで削除してしまった
対処法:
- デバイスマネージャーを開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
- オーディオデバイスを右クリック→「デバイスを有効にする」
- それでもダメなら、マザーボードメーカーのサイトからRealtekドライバーを再インストール
問題3:レベル2で停止したのに、まだCPU使用率が高い
原因:
他のプロセスが残っている可能性
対処法:
- タスクマネージャーで以下も終了させる:
- A-Volute関連プロセス
- Nahimic Companion
- MSI CenterのNahimic関連機能
- MSI Centerなどのメーカー製ソフトの自動更新をオフにする
問題4:「Nahimic service」が見つからない
原因:
バージョンや環境によって名前が異なる
別名で探してみてください:
- NahimicService(スペースなし)
- A-Volute Nahimic Service
- Nahimic Audio Service
それでも見つからない場合は、既にアンインストールされているか、インストールされていない可能性があります。
問題5:ゲームやソフトでエラーが出るようになった
原因:
そのソフトがNahimicを前提に動いていた
対処法:
Nahimicを再度有効化してください。ほとんどの場合、問題は解決します。
よくある質問
Q1. Nahimicをオフにすると音質は悪くなりますか?
A: 標準のWindowsオーディオドライバーの音質に戻ります。
Nahimicのエフェクトが好みだった場合は「音が物足りない」と感じるかもしれませんが、音質自体が悪くなるわけではありません。
むしろ、原音に忠実な音になります。
Q2. オフにしても再度オンにできますか?
A: はい、レベル1と2なら簡単に戻せます。
レベル3まで実行した場合は、システムの復元を使うか、Nahimicを再インストールする必要があります。
Q3. 音楽鑑賞だけでゲームをしない場合もオフにすべきですか?
A: 特に問題がなければオフにする必要はありません。
ただし、CPU使用率が高い、他のソフトと競合するなどの問題があればオフにしましょう。
Q4. Windows Updateで勝手に有効になりませんか?
A: レベル2まで実行すれば、基本的には大丈夫です。
ただし、Windows 10 Homeでは将来的に再インストールされる可能性があります。
その場合は、再度無効化するか、Windows Pro以上でグループポリシーエディタを使ってブロックしてください。
Q5. MSI Center経由でインストールされた場合は?
A: MSI Centerの設定も確認する必要があります。
- MSI Centerを開く
- 「Features」(機能)を選択
- 「Sound Tune」の自動更新をオフにする
- MSI Center自体の自動更新もオフにする
これで、MSI Center経由での再インストールを防げます。
Q6. DTMをしていますが、レベル1で十分ですか?
A: いいえ、最低でもレベル2が必要です。
エフェクトをオフにしても、バックグラウンドでNahimicが動いていると録音音声に影響が出る可能性があります。
DTMや音楽制作をする方は、サービスごと停止(レベル2)または完全無効化(レベル3)をおすすめします。
まとめ:あなたに最適なオフ方法は?
最後に、状況別のおすすめ方法をまとめます。
こんな人は【レベル1】で十分
- たまに音質を確認したいだけ
- 基本的にはNahimicを使いたい
- とりあえず試してみたい
手順: Nahimicアプリの電源ボタンをオフ(10秒)
こんな人は【レベル2】がおすすめ(最多)
- CPU使用率の問題を解決したい
- ゲームやソフトの競合を避けたい
- Nahimicは使わないけど削除まではしたくない
- バランスの良い方法を選びたい
手順: services.mscでサービスを無効化(2分)
こんな人は【レベル3】が必要
- DTMや音楽制作で絶対にエフェクトをかけたくない
- Nahimicを二度と使わない
- Windows Updateでも復活させたくない
- PC上級者
手順: デバイス無効化+タスク無効化+レジストリ編集(10-20分)
重要なポイント
- まずはレベル2から試すのがおすすめ
- レベル3は必ずバックアップを取ってから実行する
- 問題が解決しなければ、さらに上のレベルに進む
- いつでも戻せるように手順を覚えておく
Nahimicをオフにすることで、多くのトラブルを解決できます。
ただし、無理に完全削除する必要はありません。
あなたの使用状況に合わせて、適切なレベルを選んでくださいね。
この記事が、あなたのPC環境改善の役に立てば幸いです!

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