Nahimic Mirroring Deviceで音が出ない!原因と5つの解決方法

プログラミング・IT

「昨日まで普通に音が出ていたのに、今日突然PCから音が出なくなった」「デバイスマネージャーを見たらNahimic Mirroring Deviceというものが表示されている」――こんな経験はありませんか?

実は、Nahimic Mirroring Deviceが原因で音が出なくなるトラブルは、MSIやASUSのゲーミングPCユーザーの間でよく報告されている問題なんです。特にWindows Updateの後や、USB機器を抜き差しした後に突然発生することが多いんですよ。

この記事では、Nahimic Mirroring Deviceとは何か、なぜ音が出なくなるのか、そして具体的な解決方法を順番に解説していきます。

スポンサーリンク

Nahimic Mirroring Deviceって何?

まず、この正体不明の「Nahimic Mirroring Device」とは一体何なのでしょうか。

サウンドシェアリング機能のための仮想デバイス

Nahimic Mirroring Deviceは、音声を別のデバイスに複製(ミラーリング)するための仮想オーディオデバイスです。主に以下のような用途で使われます。

  • 複数のヘッドホンで同じ音を聞く:友達と一緒に映画や音楽を楽しむ
  • ストリーミング配信:ゲーム音と配信音を分けて管理する
  • 録音・録画:特定のアプリの音だけを録音する

Nahimicアプリの「Sound Sharing」機能を有効にすると、このデバイスが自動的に作成されるんです。

問題:勝手に既定デバイスになってしまう

本来、Nahimic Mirroring Deviceは補助的な役割なのですが、何らかのきっかけでWindowsの既定のオーディオデバイスに設定されてしまうことがあります。

すると、Windowsはすべての音をこの仮想デバイスに送ってしまい、実際のスピーカーやヘッドホンには音が届かなくなってしまうんです。これが「音が出ない」問題の正体なんですよ。

なぜ突然この問題が起きるの?

Nahimic Mirroring Deviceで音が出なくなる問題は、以下のようなタイミングで発生しやすいです。

Windows Updateの後

Windows Updateでオーディオドライバーが更新されると、デバイスの優先順位が変わってしまうことがあります。これにより、意図せずNahimic Mirroring Deviceが既定デバイスになってしまうんです。

USB機器の抜き差し後

USBヘッドセットやマイクを抜き差しすると、Windowsがオーディオデバイスを再認識します。この際、設定が変わってしまうことがあるんですよ。

Nahimicアプリの自動起動

Nahimicアプリが勝手に起動して、Sound Sharing機能が有効になってしまうケースもあります。これが原因で突然Mirroring Deviceが作成され、既定デバイスになることも。

サウンド拡張機能の誤動作

Windowsのサウンド拡張機能(オーディオの機能拡張)が有効になっていると、Nahimic Mirroring Deviceと競合して音が出なくなることがあります。

解決方法1:既定のオーディオデバイスを変更する

最も簡単で効果的な解決方法は、既定のオーディオデバイスをRealtekなどの実際のデバイスに戻すことです。

Windows 10の場合

  1. タスクバー右下のスピーカーアイコンを右クリック
  2. サウンドの設定を開く」をクリック
  3. 「出力デバイスを選択してください」のドロップダウンメニューを開く
  4. Speakers (Realtek) 」または「Realtek Digital Output」を選択

Windows 11の場合

  1. タスクバー右下のスピーカーアイコンを右クリック
  2. サウンドの設定」をクリック
  3. 「出力」セクションで実際に使っているデバイス(Realtek、スピーカー、ヘッドホンなど)を選択

従来のサウンドコントロールパネルから変更

より確実に設定するには、従来のサウンドコントロールパネルを使います。

  1. Windows + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. mmsys.cpl」と入力してEnter
  3. 「再生」タブを開く
  4. Speakers (Realtek Audio) 」または実際に使っているデバイスを右クリック
  5. 既定のデバイスとして設定」をクリック
  6. 「OK」をクリック

この方法で、ほとんどの場合は音が戻るはずです。

解決方法2:サウンドの拡張機能を無効化する

デバイスを変更しても音が出ない場合は、サウンドの拡張機能が原因かもしれません。

手順

  1. Windows + Rキーで「mmsys.cpl」を開く
  2. 「再生」タブで使っているデバイス(Realtekなど)をダブルクリック
  3. 「詳細」タブをクリック
  4. オーディオの機能拡張を有効にする」または「すべてのサウンド効果をオフにする」のチェックを外す
  5. 「適用」→「OK」をクリック

この設定を変更すると、多くのユーザーが音が戻ったと報告しています。

解決方法3:Nahimic Mirroring Deviceを無効化する

Nahimic Mirroring Device自体を無効化してしまうのも有効な方法です。

デバイスマネージャーから無効化

  1. Windows + Xキーを押してメニューを開く
  2. デバイスマネージャー」を選択
  3. 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開
  4. Nahimic mirroring device」を右クリック
  5. デバイスを無効にする」を選択
  6. 確認メッセージが出たら「はい」をクリック

注意点

無効化すると、Sound Sharing機能は使えなくなります。ただし、通常の音楽やゲームのサウンドには全く影響しないので、この機能を使っていない人は無効化してしまって問題ありません。

PCを再起動すると再度有効になってしまう場合もありますが、その都度無効化すれば大丈夫です。

解決方法4:Nahimicサービスを停止する

Nahimic Serviceそのものを停止することで、Mirroring Deviceの自動作成を防げます。

手順

  1. Windows + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. services.msc」と入力してEnter
  3. サービス一覧から「Nahimic service」を探す
  4. 右クリックして「プロパティ」を選択
  5. 「スタートアップの種類」を「無効」に変更
  6. 停止」ボタンをクリック
  7. 「OK」をクリック
  8. PCを再起動

この方法は、Nahimicの全機能を停止するため、バーチャルサラウンドなどの機能も使えなくなります。ゲームで使っている場合は注意してください。

解決方法5:オーディオドライバーを再インストールする

上記の方法で解決しない場合は、オーディオドライバーを完全に再インストールすることをおすすめします。

手順

  1. PCメーカーの公式サイトからオーディオドライバーをダウンロード
  • MSI製品なら製品ページ→サポート→ドライバ
  • 「Realtek HD Universal Driver (include Nahimic Driver)」をダウンロード
  1. 現在のドライバーをアンインストール
  • コントロールパネル→プログラムのアンインストール
  • 「Realtek High Definition Audio Driver」をアンインストール
  1. Nahimicアプリもアンインストール
  • 設定→アプリ→「Nahimic」または「Nahimic Companion」をアンインストール
  1. PCを再起動
  2. ダウンロードしたドライバーをインストール
  • ダウンロードしたファイルを実行
  • 画面の指示に従ってインストール
  1. 再度PCを再起動
  2. Microsoft StoreからNahimicアプリを再インストール(必要な場合)

この方法でクリーンな状態から再設定できるため、ほぼ確実に問題が解決します。

特定のゲームやアプリで音が出ない場合

全体的には音が出るのに、特定のゲームやアプリだけ音が出ないという場合もあります。

Doom Eternalなどのゲームの場合

一部のゲーム(Doom Eternal、GTA5など)は、Nahimicと相性が悪いことが報告されています。

対処法

  1. ゲームを起動する前に、タスクバーのNahimicアイコンを右クリック
  2. 「終了」または「Exit」をクリック
  3. ゲームを起動

この方法でゲーム音が戻ります。

アプリごとにオーディオデバイスを設定

Windows 10の「アプリの音量とデバイスの設定」機能を使うと、アプリごとに出力デバイスを指定できます。

  1. 設定→システム→サウンド
  2. 「アプリの音量とデバイスの基本設定」をクリック
  3. 問題のあるアプリの出力デバイスを「Realtek」などに変更

よくある質問

Q. Nahimic Mirroring Deviceは削除できますか?

A. デバイスマネージャーから削除しても、PC再起動後やNahimic Serviceが動作すると自動的に再作成されます。完全に削除したい場合は、Nahimicドライバーごとアンインストールする必要があります。

Q. 無効化しても勝手に有効になってしまいます

A. Windows UpdateやNahimic Serviceが自動的に再度有効化することがあります。Nahimic Serviceのスタートアップを「無効」に設定することで、これを防げます。

Q. Realtekを既定にしても音が出ません

A. 以下を試してください。

  1. サウンドの拡張機能を無効化
  2. Realtekデバイスが正しく動作しているかデバイスマネージャーで確認
  3. オーディオドライバーの再インストール

Q. 音は出るけど音量が小さくなりました

A. Nahimicの設定が残っている可能性があります。Nahimicアプリを開いて、音量設定を確認してください。また、Windows側のアプリごとの音量設定も確認しましょう。

Q. USB機器を抜き差しするたびに問題が再発します

A. USB機器を抜き差しするとWindowsがデバイスを再認識し、既定のデバイスが変わることがあります。USB機器を接続したままにするか、接続後に毎回既定デバイスを確認する習慣をつけましょう。

Sound Sharing機能を使いたい場合は?

「Nahimic Mirroring Deviceを正しく使いたい」という場合は、以下の手順で設定します。

正しい使い方

  1. Nahimicアプリを開く
  2. 「Sound Sharing」機能を有効化
  3. 第一のデバイス(メイン)と第二のデバイス(共有先)を選択
  4. 両方のデバイスから同じ音が出るようになる

注意点

Sound Sharingを使う場合でも、Windowsの既定デバイスは実際のスピーカーやヘッドホンに設定しておくことが重要です。Nahimic Mirroring Deviceを既定にしてしまうと、音が出なくなります。

まとめ:段階的に試して確実に解決しよう

Nahimic Mirroring Deviceで音が出ない問題は、多くの場合は設定の変更で解決できます。

解決方法の優先順位

  1. 既定のオーディオデバイスをRealtekに変更(最も簡単で効果的)
  2. サウンドの拡張機能を無効化(これで解決する人も多い)
  3. Nahimic Mirroring Deviceを無効化(Sound Sharing不要なら)
  4. Nahimicサービスを停止(Nahimic全体を使わないなら)
  5. ドライバーを再インストール(最終手段)

この記事のポイント

  • Nahimic Mirroring Deviceは音声共有のための仮想デバイス
  • 既定のデバイスに設定されると音が出なくなる
  • Windows UpdateやUSB機器の抜き差しで問題が発生しやすい
  • まずは既定デバイスの変更を試す
  • サウンド拡張機能の無効化も効果的
  • 必要なければMirroring Device自体を無効化してOK

まずは簡単な方法から順番に試してみてください。ほとんどの場合、最初の2つの方法で音が戻るはずですよ。それでも解決しない場合は、ドライバーの再インストールを検討しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました