「Nahimic Companionって何?」
「これって必要なの?削除していいの?」
Windows Updateで勝手にインストールされたり、ゲーミングPCに最初から入っていたりするNahimic Companion。
「何のソフトか分からないけど、削除していいか不安」という人も多いでしょう。
この記事では、Nahimic Companionが本当に必要かどうかを、あなたの用途に応じて明確に判断できるようにします。
- ゲーマーには必要?
- 音楽・映画鑑賞には?
- DTM・音楽制作には?
- 一般的なPC作業には?
結論を先に言えば、ほとんどの人には不要です。
ただし、例外もあります。
あなたがどのケースに当てはまるのか、この記事を読めば5分で判断できます。
MSI、Lenovo、Dell、ASRock、Gigabyteなどのゲーミング製品を使っている方は、ぜひ最後まで読んでください。
Nahimic Companionとは?

まず基本を確認しましょう。
定義
Nahimic Companion(ナヒミック・コンパニオン)は、PCのオーディオ性能を向上させる音響強化ソフトウェアです。
開発元:
- A-Volute社(フランス)→ 2020年にSteelSeriesが買収
- 現在はSteelSeriesが提供
対応メーカー:
- MSI(Micro-Star International)
- Lenovo(Legion シリーズ)
- Dell / Alienware
- ASRock
- Gigabyte
- Huawei / Honor
- マウスコンピューター(一部モデル)
これらのメーカーのゲーミング製品には、プリインストールされていることが多いです。
何をするソフトなのか
Nahimic Companionは、以下の機能を提供します。
主な機能:
- 7.1chバーチャルサラウンド
- 通常の2chステレオを仮想的に7.1chに変換
- ヘッドフォンで立体的な音響を体験
- 10バンドイコライザー
- 周波数ごとに音量を調整
- 低音強調・高音強調など
- サウンドトラッカー
- FPSゲームで足音の方向を画面に表示
- 視覚的に敵の位置を把握
- マイクノイズキャンセリング
- 電子機器のノイズを除去
- ボイスチャットの音質向上
- 音響エフェクト
- Bass Boost(低音強調)
- Treble Boost(高音強調)
- Voice(音声強調)
- Volume Stabilizer(音量均一化)
どうやってインストールされるのか
Nahimic Companionは、主に以下の方法でインストールされます。
パターン1:プリインストール
ゲーミングPC・マザーボード購入時から入っている
パターン2:Windows Update
Windows 10/11のアップデートで自動インストール
パターン3:ドライバー更新
Realtekオーディオドライバー更新時に一緒にインストール
多くの人が「気づいたら入っていた」というパターンです。
【結論】Nahimic Companionは必要?
結論:ほとんどの人には不要
理由:
- 削除してもWindowsは正常に動作する
- 標準ドライバーで音は普通に出る
- CPU・メモリを消費してPCが重くなることがある
- 特定のソフトと競合してトラブルを起こす
Nahimicは「あると便利な機能」であって、「なくてはならない機能」ではありません。
削除しても失わないもの
- 通常の音声再生機能
- スピーカー・ヘッドフォンの使用
- マイクの使用
- Windowsの動作
削除すると失うもの
- 7.1chバーチャルサラウンド
- イコライザー設定
- サウンドトラッカー(FPS向け)
- マイクノイズキャンセリング
- 音響エフェクト
これらの機能を実際に使っていない人には、まったく影響ありません。
用途別:あなたに必要かどうか判断する

自分の使用目的に照らし合わせて判断してください。
【不要】一般的なPC使用
用途:
- Web閲覧
- メール・文書作成
- オンライン会議(Zoom、Teams)
- YouTube・Netflix視聴
- SNS
結論:完全に不要
これらの用途では、Nahimicの機能は一切必要ありません。
標準のオーディオドライバーで十分です。
むしろ、Nahimicが原因でCPU使用率が上がり、PCが重くなる可能性があります。
おすすめ:削除する
【ケースバイケース】ゲーマー
ゲーマーの場合、必要性はゲームの種類と個人の好みによります。
FPSゲーマー(競技志向)
人気FPS:
- Apex Legends
- VALORANT
- CS:GO / CS2
- Rainbow Six Siege
- Call of Duty
結論:不要な場合が多い
理由:
- プロゲーマーの多くはNahimicを使わない
- サラウンドをオンにすると音の定位(方向)が逆に分かりにくくなる
- ステレオ(2ch)の方が足音の位置を正確に把握できる
- Sound Trackerは視覚的な助けになるが、プロは音だけで判断する
例外:
カジュアルに楽しむ分には、Sound Trackerが役立つこともあります。
おすすめ:削除してステレオで聞く
シングルプレイ・アクションゲーマー
人気ゲーム:
- Elden Ring
- モンスターハンター
- アサシンクリード
- サイバーパンク2077
結論:あっても良い
理由:
- バーチャルサラウンドで臨場感が増す
- 競技性が低いので音の正確性より雰囲気重視
- 低音強調で爆発や効果音が迫力アップ
ただし、使わなくても十分楽しめます。
おすすめ:好みで判断(なくても問題なし)
レーシング・シミュレーター
人気ゲーム:
- Forza Horizon
- Gran Turismo
- Microsoft Flight Simulator
結論:あっても良い
サラウンド効果で没入感が高まる場合があります。
おすすめ:試してみて判断
【不要】DTM・音楽制作
用途:
- Cubase、FL Studio、Ableton Live
- レコーディング
- ミキシング・マスタリング
- オーディオ編集
結論:絶対に不要(むしろ有害)
理由:
- 録音に影響する
- マイク入力に勝手にエフェクトがかかる
- 高音域(2kHz以上)が+12dBブーストされる
- 原音を正確に録音できない
- ソフトと競合する
- Cubaseが頻繁にクラッシュ
- ASIOドライバーとの相性が悪い
- レイテンシー(遅延)が増える
- プロの現場では使わない
- 音楽制作では「素の音」が基本
- 後から自分でエフェクトをかける
多くのレコーディングエンジニアが削除を推奨しています。
おすすめ:即座に削除する
【微妙】音楽・映画鑑賞
用途:
- Apple Music、Spotify
- Amazon Prime Video、Netflix
- YouTube
- Blu-ray鑑賞
結論:好みによる
肯定的な意見
- デフォルト設定で綺麗で明瞭な音
- バーチャルサラウンドで臨場感アップ
- 映画の爆発音が迫力満点
否定的な意見
- ボーカルの声が奥に引っ込む
- 音質が不自然に聞こえる
- イコライザーがかかりすぎ
個人の好みが大きく分かれます。
おすすめ:試してみて、違和感があれば削除
【不要】動画編集・クリエイティブ作業
用途:
- Premiere Pro、DaVinci Resolve
- After Effects
- Photoshop、Illustrator
結論:不要
理由:
- 動画編集では音の正確性が重要
- エフェクトがかかると編集判断を誤る
- 一部のソフトと競合してクラッシュする
おすすめ:削除する
【ケースバイケース】配信・実況者
用途:
- Twitch、YouTube配信
- OBS Studio
- ゲーム実況
結論:マイク機能だけなら有用
メリット:
- マイクノイズキャンセリングが便利
- エコーキャンセリングで音が被らない
- ボイスゲートで雑音低減
デメリット:
- OBSとの競合の可能性
- CPU負荷が高いと配信に影響
代替案:
- OBS Studioのノイズ抑制フィルター
- Voicemeeter(無料ソフト)
- RTX VoiceやRTX Broadcast(NVIDIA)
おすすめ:代替ソフトの方が安定している
Nahimic Companionのメリット・デメリット

客観的に整理してみましょう。
メリット
1. 無料で高度な機能が使える
- 追加費用なし
- プロ品質のイコライザー
- バーチャルサラウンド
2. 設定が簡単
- ワンクリックで効果適用
- Smartプロファイルで自動調整
- 初心者でも使いやすい
3. ゲーム向け機能が豊富
- Sound Tracker(足音表示)
- 音の定位強調
- マイクノイズ除去
4. 様々なデバイスに対応
- 普通のヘッドフォンでも効果あり
- 高価な機器が不要
- Bluetoothでも使える
デメリット
1. CPU・メモリを大量消費
- NahimicServices.exeが常駐
- CPU使用率が50%以上になることも
- PCが重くなる
2. ソフトウェアと競合
- Cubase、Houdini、Excelなどがクラッシュ
- ゲームが起動しないことも
- OpenGLとの相性が悪い
3. 音質が不自然になることがある
- ボーカルが奥に引っ込む
- 高音が強調されすぎ
- 原音とかけ離れる
4. 勝手にインストール・復活する
- Windows Updateで自動再インストール
- 削除しても戻ってくる
- 完全削除が困難
5. DTM・レコーディングで有害
- 録音に勝手にエフェクトがかかる
- 原音を記録できない
- プロの現場では使えない
よくある質問
Q1. 削除しても音は出ますか?
A. はい、普通に出ます。
Nahimicを削除しても:
- スピーカー・ヘッドフォンは使えます
- マイクも使えます
- 2chステレオで音楽・動画を楽しめます
Windowsの標準オーディオドライバー(Realtek など)は残ります。
Q2. ゲームが有利になりますか?
A. ほとんどのケースで「No」です。
特にFPSでは:
- プロゲーマーはNahimicを使わない
- ステレオの方が音の定位が正確
- サラウンドは逆に混乱する
Sound Trackerは初心者には便利ですが、上級者は音だけで判断します。
Q3. 無効化と削除、どっちがいい?
A. まず無効化を試してください。
無効化の方が安全:
- 簡単に元に戻せる
- トラブルが少ない
- 5分で完了
削除が向いている人:
- 完全に不要だと確信している
- PCの容量を節約したい
- 復活を防ぎたい
Q4. プリインストールされていたら削除してもいい?
A. 基本的には問題ありません。
ただし:
- メーカー保証期間中は確認した方が安全
- 削除してサポート対象外になる可能性は低い
- 心配ならメーカーに問い合わせ
多くの人が削除していますが、トラブルはほとんど報告されていません。
Q5. 代わりになるソフトはありますか?
A. はい、優秀な代替ソフトがあります。
用途別のおすすめ:
音質向上:
- Equalizer APO(無料)
- FxSound(無料)
サラウンド:
- Dolby Atmos for Headphones(有料・約1,700円)
- Windows Sonic(無料・Windows標準)
マイクノイズ除去:
- RTX Voice(NVIDIA無料)
- Krisp(有料・高性能)
配信向け:
- Voicemeeter(無料)
- OBS Studioのフィルター(無料)
Q6. 「必要かどうか分からない」場合は?
A. とりあえず無効化して様子を見ましょう。
手順:
- services.mscでNahimicサービスを無効化
- 1週間普通に使ってみる
- 不便を感じなければそのまま
- やっぱり必要なら再度有効化
ほとんどの人は「無効化しても何も変わらない」ことに気づきます。
判断フローチャート

自分に必要かどうか、フローチャートで判断してみましょう。
ステップ1:Nahimicの機能を使っていますか?
「No」または「分からない」
→ 不要です。削除してOK。
「Yes」
→ ステップ2へ
ステップ2:どの機能を使っていますか?
バーチャルサラウンド
→ 映画・音楽鑑賞なら「あっても良い」、FPSなら「不要」
Sound Tracker(足音表示)
→ 初心者なら「あっても良い」、上級者なら「不要」
イコライザー
→ 代替ソフト(Equalizer APO)の方が高性能
マイクノイズ除去
→ 代替ソフト(RTX Voice、Krisp)の方が高性能
ステップ3:PCが重くなっていませんか?
「Yes」(重い)
→ Nahimicが原因の可能性大。削除推奨。
「No」(軽い)
→ 本当に必要な機能なら残しても良い
ステップ4:DTM・音楽制作をしますか?
「Yes」
→ 絶対に削除してください。録音に悪影響。
「No」
→ ステップ5へ
ステップ5:最終判断
以下のいずれかに当てはまる場合は削除推奨:
- CPU使用率が常に高い
- 特定のソフトがクラッシュする
- DTM・音楽制作をする
- FPSを競技レベルでプレイ
- 動画編集をする
- 機能を一度も使ったことがない
以下の場合は残しても良い:
- 映画・音楽でサラウンドを楽しんでいる
- Sound Trackerを活用している
- PCが重くない
- 音質に満足している
実際の利用者の声
「削除してよかった」派
ケース1:DTMユーザー
「録音すると高音が強調されて困っていました。Nahimicを削除したら、原音そのままで録音できるようになりました。」
ケース2:Cubaseユーザー
「Cubaseが頻繁にクラッシュしていたのが、Nahimicを無効化したら嘘のように安定しました。」
ケース3:FPSゲーマー
「サラウンドをオフにして、Nahimicも削除したら、足音の方向が逆に分かりやすくなりました。」
ケース4:一般ユーザー
「CPU使用率が下がって、PCが軽くなりました。音質も特に変わらないので削除して正解でした。」
「残している」派
ケース1:映画鑑賞
「映画をよく見るので、バーチャルサラウンドは手放せません。臨場感が全然違います。」
ケース2:カジュアルゲーマー
「Sound Trackerがあると、敵の位置が視覚的に分かって便利です。競技プレイじゃないので十分です。」
ケース3:音楽リスナー
「デフォルト設定で聞くと、確かに綺麗で明瞭な音になります。特に不満はないので使い続けています。」
「削除して後悔」派
ほとんど報告されていません。
「削除して音が出なくなった」という報告はありますが、これはRealtekドライバーも一緒に削除してしまったケースです。
Nahimicだけを削除すれば、音が出なくなることはありません。
まとめ:あなたはどのタイプ?
タイプ1:即座に削除すべき人
- DTM・音楽制作をする人
- CPU使用率が高くてPCが重い人
- ソフトがクラッシュして困っている人
- FPSを競技レベルでプレイする人
- 動画編集をする人
→ 今すぐ無効化・削除してください。
タイプ2:削除を強く推奨する人
- Nahimicの機能を使っていない人
- 存在すら知らなかった人
- 一般的なPC作業がメインの人
- Web閲覧・メール・文書作成がメインの人
→ 削除してもまったく困りません。
タイプ3:残してもいい人
- 映画・音楽でサラウンドを楽しんでいる人
- Sound Trackerを活用している人
- PCが重くなっていない人
- 機能に満足している人
→ そのまま使い続けてOKです。
タイプ4:試してから判断する人
- 必要かどうか分からない人
- とりあえず様子を見たい人
→ まず無効化して1週間使ってみましょう。
最終結論
Nahimic Companionは、ほとんどの人には不要です。
削除しても:
- 音は普通に出る
- PCは軽くなる
- トラブルが減る
唯一残す価値があるのは:
- バーチャルサラウンドを実際に楽しんでいる人
- Sound Trackerを活用している初心者ゲーマー
それ以外の人は、削除して全く問題ありません。
特に、以下の人は今すぐ削除すべきです:
✓ DTM・音楽制作
✓ CPU使用率が高い
✓ ソフトがクラッシュする
✓ FPS競技プレイヤー
「必要かどうか分からない」という人は、とりあえず無効化して様子を見るのがおすすめです。
1週間使ってみて、何も不便を感じなければ、そのまま削除してしまいましょう。
あなたのPCが快適になることを願っています!


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