「PCの音質をもっと良くしたい!」
「ゲームで敵の足音をはっきり聞きたい!」
そんな願いを叶えてくれるのが、Nahimic(ナヒミック)という音響強化ソフトウェアです。
Nahimicは、MSIやLenovo、Dellなどのゲーミングノートパソコンやマザーボードにプリインストールされている音響ソフトで、イコライザー調整やバーチャルサラウンド、マイク強化など、多彩な機能を備えています。
でも、「機能が多すぎて、どう調整すればいいか分からない…」という声も多いのが事実です。
この記事では、Nahimicの基本から、ゲームや音楽鑑賞に最適な調整方法、トラブルシューティングまで、徹底的に解説していきます。
MSI、Lenovo、Dell、ASRock、GigabyteなどのPC・マザーボードを使っている方は、ぜひ参考にしてください。
Nahimicとは?まずは基本を理解しよう

調整方法の前に、Nahimicの基本を確認しておきましょう。
Nahimicの定義
Nahimic(ナヒミック)は、PC向けのオーディオ強化ソフトウェアです。
開発元: A-Volute社(フランス)→ 2020年にSteelSeriesが買収
現在の運営: SteelSeries
対応OS: Windows 10、Windows 11
価格: プリインストール版は無料(対応PC購入時に付属)
ゲーミングノートPCやゲーミングマザーボードに標準搭載されていることが多く、追加費用なしで高度なオーディオ機能が使えます。
Nahimicの名前の由来
「Nahimic」という名前は、開発当初のプロジェクト名から来ています。
N Array Headphone Integrated MICrophone
頭文字をとって「Nahimic」というわけです。
もともとヘッドフォンとマイクの3Dサウンド技術を開発していたことが分かりますね。
対応メーカー
Nahimicは、以下のメーカーのPC・マザーボードにプリインストールされています。
主な対応メーカー:
- MSI(ゲーミングノートPC、マザーボード)
- Lenovo(Legion シリーズなど)
- Dell / Alienware
- ASUS(一部モデル)
- ASRock(マザーボード)
- Gigabyte(マザーボード)
- Huawei / Honor(ノートPC)
- マウスコンピューター(一部モデル)
自分のPCにNahimicが入っているか確認するには、スタートメニューで「Nahimic」と検索してみましょう。
Nahimicの主な機能
Nahimicには、どんな機能があるのでしょうか?
機能1:バーチャルサラウンド(7.1ch)
通常の2chステレオ音源を、仮想的に7.1chサラウンドに変換する機能です。
ヘッドフォンでも、まるで音に包まれているような立体的な音響を体験できます。
メリット:
- 映画やゲームの臨場感が増す
- 音の方向が分かりやすくなる
- 高価なサラウンドヘッドセットがなくても使える
注意点:
ゲームによっては、サラウンドをオンにすると逆に音の定位(位置)が分かりにくくなることがあります。
特にFPSゲームでは、ステレオのままの方が良いという意見も多いです。
機能2:10バンドイコライザー
音の周波数ごとに音量を調整できる、本格的なイコライザー機能です。
調整できる周波数:
- 32Hz
- 62Hz
- 125Hz
- 250Hz
- 500Hz
- 1kHz(1000Hz)
- 2kHz
- 4kHz
- 8kHz
- 16kHz
低音を強調したり、足音が聞こえやすい高音域を上げたりと、自由自在に音質を調整できます。
機能3:サウンドトラッカー
ゲーム画面上に、音の発生方向を視覚的に表示する機能です。
FPS(一人称シューティング)ゲームで特に便利です。
表示される音:
- 足音
- 銃声
- 爆発音
- その他のゲーム内音声
音が大きいほど、表示が濃く・大きくなります。
対応ゲーム:
DirectX 9、9c、10、11を使用するゲーム
ただし、一部のゲームでは音声の不具合が起きることがあるため、使わない場合は無効にしておくのがおすすめです。
機能4:マイク強化機能
ボイスチャットをクリアにする、マイク向けの機能です。
主な機能:
ノイズキャンセリング:
電子機器のノイズを除去
エコーキャンセリング:
スピーカーの音をマイクが拾うのを防ぐ
ボイスゲート:
声以外の周囲の雑音を低減
ボリュームスタビライザー:
マイク音量の強弱を均一化
Discord、Zoom、TeamSpeakなどでのボイスチャットが、格段にクリアになります。
機能5:ボリュームスタビライザー
音量の強弱を一定に保つ機能です。
メリット:
- 映画の静かな会話シーンと爆発シーンの音量差が小さくなる
- 夜間の視聴でも音量を気にせず楽しめる
- ゲームで急に大きな音が出ても驚かない
モード:
- 通常モード
- NIGHTモード(さらに音量を均一化)
アパートなど、大きな音を出せない環境では特に重宝します。
機能6:音響エフェクト
Bass Boost(低音強調):
爆発音、エンジン音、ビートなど、低音を強化
Treble Boost(高音強調):
足音、ささやき声、小さな音を強化
Voice(音声強調):
会話や台詞を聞き取りやすくする
これらは、ワンクリックでオン・オフできます。
機能7:Easy Surround
Bluetoothスピーカーをリアスピーカーとして利用し、手軽にサラウンド環境を構築できる機能です。
必要なもの:
- 有線スピーカー(フロント用)
- Bluetoothスピーカー(リア用)
- Bluetooth 5.0対応PC
前方は有線スピーカー、後方はBluetoothスピーカーから音が出ることで、簡易的なサラウンド環境が作れます。
対応機種:
- Lenovo(対応モデル)
- MSI(最新世代、Nahimic 4.x.x搭載モデル)
機能8:Sound Sharing
2つのヘッドフォンで同じ音を同時に聞ける機能です。
使用例:
- 友達と一緒に映画を見る
- 2人でゲーム実況の音声を確認
- 音楽を一緒に聴く
対応接続:
- Bluetooth
- USB
- ヘッドフォンジャック
2つ目のヘッドフォンを接続すると、設定画面が表示されます。
オーディオプロファイルの種類
Nahimicには、用途別に5つのプリセットが用意されています。
1. Music(音楽)
特徴:
- バランスの取れたリスニング体験
- ステレオサウンドをより広い音場に拡張
- 初期設定のデフォルトプロファイル
おすすめ用途:
- 音楽鑑賞
- 日常的なPC使用
2. Movie(映画)
特徴:
- マルチチャンネルオーディオを仮想化
- 7.1chバーチャルサラウンドで臨場感を向上
- 台詞と効果音のバランス調整
おすすめ用途:
- 映画・ドラマ視聴
- YouTube動画鑑賞
3. Gaming(ゲーム)
特徴:
- 足音や銃声などのゲーム音を強調
- 音の方向性を重視した設定
- イコライザーで細かい調整が可能
おすすめ用途:
- FPSゲーム
- オンラインゲーム全般
4. Communication(コミュニケーション)
特徴:
- 音声通話に最適化
- マイクのノイズキャンセリング強化
- 会話の明瞭さを重視
おすすめ用途:
- Discord、Zoom、Skypeでの通話
- オンライン会議
- ゲーム内ボイスチャット
5. Smart(自動調整)
特徴:
- 使用中のアプリケーションに応じて自動的に最適なプロファイルに切り替え
- ユーザーが手動で切り替える必要なし
おすすめ:
- 面倒な設定をしたくない人
- 複数の用途でPCを使う人
「とりあえずSmartにしておけば間違いない」という万能プロファイルです。
Nahimicの起動方法

まずは、Nahimicを起動してみましょう。
方法1:スタートメニューから
- スタートメニューを開く
- 「すべてのアプリ」をクリック
- 下にスクロールして「Nahimic」を探す
- クリックして起動
方法2:検索から
- タスクバーの検索ボックスに「Nahimic」と入力
- 検索結果に表示される「Nahimic」をクリック
方法3:オーディオデバイス接続時
ヘッドフォンやスピーカーを接続すると、自動的に起動することがあります。
「接続したオーディオデバイスの種類は?」というメッセージが表示されたら:
- ヘッドフォン
- スピーカー
から選択してください。
これにより、デバイスに最適化された設定が適用されます。
Nahimicの基本操作
ユーザーインターフェースの見方を説明します。
4つのタブ
Nahimicの画面は、4つのタブで構成されています。
1. Audio(オーディオ)タブ
音響効果とプロファイルの設定
2. Microphone(マイク)タブ
マイク効果の設定
3. Sound Tracker(サウンドトラッカー)タブ
FPS向けの視覚的音表示の設定
4. Settings(設定)タブ
全般設定、デバイス選択、言語設定など
Audioタブの基本
上部:
- 現在のオーディオデバイス表示
- 音量調整
- プロファイル選択(Music、Movie、Gaming、Communication、Smart)
左側:
- 全エフェクトのオン・オフボタン
- イコライザーアイコン
- 音量スライダー
中央:
- 各エフェクトのオン・オフ切り替え
- Surround Sound(サラウンド)
- Bass Boost(低音強調)
- Treble Boost(高音強調)
- Voice(音声強調)
- Volume Stabilizer(音量安定化)
右上:
- 閉じるボタン(×)
全エフェクトのオン・オフ
重要:
左側の大きなボタンで、すべてのエフェクトを一括でオン・オフできます。
「Nahimicの効果を確かめたい」という時は、この切り替えで聞き比べてみましょう。
ゲーム向けの最適な調整方法
ここからが本題です。ゲームごとの最適な設定を紹介します。
FPSゲーム全般(足音重視)
FPS(Apex Legends、VALORANT、CS:GO、Rainbow Six Siegeなど)では、敵の足音を聞くことが最重要です。
イコライザー設定(足音強調型)
32Hz: -12 dB(爆発音を抑える)
62Hz: -12 dB(爆発音を抑える)
125Hz: -12 dB(爆発音を抑える)
250Hz: -7 dB(少し抑える)
500Hz: 0 dB(そのまま)
1kHz: 0 dB(そのまま)
2kHz: +10 dB(足音を強調)
4kHz: +10 dB(足音を強調)
8kHz: +10 dB(足音を強調)
16kHz: +10 dB(足音を強調)
理由:
足音や銃声は、高周波数帯(4kHz〜16kHz)に多く含まれています。
逆に、爆発音などの低音を抑えることで、足音が相対的に聞き取りやすくなります。
その他の設定
- Surround Sound:オフ(ステレオの方が定位が正確)
- Treble Boost:オン(高音強調)
- Bass Boost:オフ(低音は不要)
- Voice:オフ
- Volume Stabilizer:オフ(音量差も情報)
- Sound Tracker:お好みで(ゲームで不具合がないか確認)
注意:
この設定は、ゲームの音が「カンカン」と金属的になります。
音楽や映画には向かないので、ゲーム専用プロファイルとして保存しましょう。
爆発音重視のゲーム(アクションゲームなど)
爆発や迫力ある効果音を楽しみたい場合の設定です。
イコライザー設定(低音強調型)
32Hz: +8 dB(超低音強調)
62Hz: +8 dB(低音強調)
125Hz: +6 dB(低音強調)
250Hz: +4 dB(少し強調)
500Hz: 0 dB(そのまま)
1kHz: 0 dB(そのまま)
2kHz: 0 dB(そのまま)
4kHz: +2 dB(少し強調)
8kHz: +2 dB(少し強調)
16kHz: 0 dB(そのまま)
その他の設定
- Surround Sound:オン(臨場感アップ)
- Bass Boost:オン(低音強化)
- Treble Boost:オフ
- Voice:オン(台詞も聞き取りやすく)
- Volume Stabilizer:オフ
Apex Legends向け設定
Apex LegendsのNahimic公式推奨設定を紹介します。
イコライザー設定
32Hz: -6 dB
62Hz: -6 dB
125Hz: -3 dB
250Hz: 0 dB
500Hz: +3 dB
1kHz: +6 dB
2kHz: +8 dB
4kHz: +8 dB
8kHz: +6 dB
16kHz: +3 dB
足音を重視しつつ、バランスも保った設定です。
その他の設定
- Surround Sound:オフ
- Treble Boost:オン
- その他:オフ
Fortnite向け設定
建築音や足音を重視しつつ、臨場感も楽しむ設定です。
イコライザー設定
低音域(32Hz〜250Hz)を少し上げることで、建築物の音を豊かにします。
32Hz: +4 dB
62Hz: +4 dB
125Hz: +3 dB
250Hz: +2 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: 0 dB
2kHz: +4 dB
4kHz: +6 dB
8kHz: +6 dB
16kHz: +4 dB
その他の設定
- Surround Sound:オン(臨場感)
- Bass Boost:オン
- Voice:オン(ボイスチャット)
PUBG / Warzone向け設定
広いマップでの銃声や車の音、足音を重視します。
イコライザー設定
32Hz: -8 dB
62Hz: -8 dB
125Hz: -4 dB
250Hz: 0 dB
500Hz: +2 dB
1kHz: +4 dB
2kHz: +8 dB
4kHz: +10 dB
8kHz: +10 dB
16kHz: +8 dB
その他の設定
- Surround Sound:オフ
- Treble Boost:オン
- Sound Tracker:オン(試してみる価値あり)
音楽鑑賞向けの調整方法
ゲームだけでなく、音楽も楽しみたい方向けの設定です。
ジャンル別推奨設定
ロック・ポップス
32Hz: +4 dB
62Hz: +3 dB
125Hz: +2 dB
250Hz: 0 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: +2 dB
2kHz: +3 dB
4kHz: +3 dB
8kHz: +2 dB
16kHz: +4 dB
- Bass Boost:オン
- Treble Boost:オン
クラシック・オーケストラ
32Hz: +2 dB
62Hz: +2 dB
125Hz: +1 dB
250Hz: 0 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: +1 dB
2kHz: +2 dB
4kHz: +3 dB
8kHz: +3 dB
16kHz: +2 dB
- Surround Sound:オン(臨場感)
- Bass Boost:オフ
- Treble Boost:オン
ジャズ・アコースティック
32Hz: +1 dB
62Hz: +2 dB
125Hz: +2 dB
250Hz: +1 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: +1 dB
2kHz: +2 dB
4kHz: +3 dB
8kHz: +2 dB
16kHz: +1 dB
- Surround Sound:オフ(原音重視)
- その他:オフ
EDM・ダンスミュージック
32Hz: +8 dB
62Hz: +8 dB
125Hz: +6 dB
250Hz: +3 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: 0 dB
2kHz: +2 dB
4kHz: +4 dB
8kHz: +6 dB
16kHz: +6 dB
- Bass Boost:オン
- Treble Boost:オン
映画・動画視聴向けの調整

映画やYouTube動画を楽しむための設定です。
映画向け設定
イコライザー設定
32Hz: +6 dB
62Hz: +5 dB
125Hz: +4 dB
250Hz: +2 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: 0 dB
2kHz: +2 dB
4kHz: +3 dB
8kHz: +3 dB
16kHz: +2 dB
その他の設定
- Surround Sound:オン(7.1ch体験)
- Bass Boost:オン(迫力)
- Voice:オン(台詞明瞭)
- Volume Stabilizer:オン(夜間視聴に便利)
ASMR・環境音向け設定
ASMRや雨音、焚き火の音などを楽しむ設定です。
イコライザー設定
ほぼフラットで、軽く調整するだけ。
32Hz: +2 dB
62Hz: +2 dB
125Hz: +1 dB
250Hz: 0 dB
500Hz: 0 dB
1kHz: 0 dB
2kHz: +1 dB
4kHz: +2 dB
8kHz: +3 dB
16kHz: +2 dB
その他の設定
- Surround Sound:オン(立体感)
- その他:オフ
マイク設定の調整方法
ボイスチャットをクリアにするマイク設定を紹介します。
基本設定
Microphoneタブを開きます。
プロファイル:
- Chat:カジュアルなボイスチャット向け
- Conference:オンライン会議向け
用途に応じて選びましょう。
各機能の推奨設定
Noise Suppression(ノイズ抑制):オン
- 電子機器のノイズを除去
- 推奨レベル:中〜高
Echo Cancellation(エコーキャンセリング):オン
- スピーカーの音をマイクが拾うのを防ぐ
Voice Gate(ボイスゲート):オン
- 声以外の雑音を低減
- 推奨レベル:中
Voice Stabilizer(音量安定化):オン
- マイク音量の強弱を均一化
- 推奨レベル:中
マイクボリューム
Microphone Volume: 適度に調整
- 小さすぎると相手に聞こえない
- 大きすぎると音割れする
試聴機能:
「Try」ボタンをクリックすると、現在の設定でマイク音声を確認できます。
Sound Trackerの設定方法
FPS向けの視覚的音表示機能を設定します。
有効化手順
- Sound Trackerタブを開く
- Settingsタブに移動
- 「Sound Tracker Engine」をオンにする
- Nahimicを再起動
詳細設定
Size(サイズ):
画面上のサウンドトラッカーの大きさを調整
Transparency(透明度):
薄く表示したい場合は透明度を上げる
Color(色):
好みの色に変更可能
Preview:
7.1chオーディオサンプルで動作確認
対応ゲーム確認
「Compatible games」リンクをクリックすると、対応ゲームのリストが表示されます。
注意:
一部のゲームでは、Sound Trackerを有効にすると音声不具合が起きることがあります。
問題が起きたら、無効にしておきましょう。
Sound Sharingの使い方
2つのヘッドフォンで同時に音を聞く方法です。
設定手順
- Sound Sharingタブを開く
- 「Enable Sound Sharing」をオンにする
- 最初のヘッドフォンを選択
- 2つ目のヘッドフォンを選択
- 完了
対応接続:
- Bluetooth
- USB
- 3.5mmジャック
注意:
Sound Sharingを使用中は、「Nahimic Mirroring Device」が音声デバイスとして選択されます。
よくあるトラブルと解決方法
Nahimicを使っていて起きやすい問題と、その解決法を紹介します。
トラブル1:エフェクトが効いていない
症状:
すべてオンにしても、音が変わらない
原因と解決法:
1. デフォルトフォーマットを変更
コントロールパネル → サウンド → 再生デバイス → プロパティ → 詳細タブ → デフォルトフォーマットを変更
または、Nahimicのデバイスアイコンから直接変更。
2. 拡張機能を有効にする
サウンド設定 → デバイスのプロパティ → 詳細 → 「オーディオの機能拡張」をオンにする
3. Windows Sonicをオフにする
タスクバーの音量アイコンを右クリック → 立体音響 → 「オフ」を選択
Windows SonicとNahimicは競合します。
4. Nahimicの再インストール
Microsoft Storeから最新版をインストールし直す。
トラブル2:「Nahimicの初期化に失敗しました」
症状:
起動時にエラーメッセージが表示される
解決法:
1. Nahimic自動復元ツールを使う
公式サポートサイトから「Nahimic Restore Tool」をダウンロードして実行。
これで、ドライバーとアプリを自動修復してくれます。
2. ドライバーを再インストール
メーカーの公式サイトから、Realtekオーディオドライバー + Nahimicドライバーをダウンロードしてインストール。
トラブル3:デバイスを接続しても認識されない
症状:
ヘッドフォンやスピーカーを接続しても、Nahimicが反応しない
解決法:
1. デバイスマネージャーで確認
「Nahimic Mirroring Device」が無効になっていないか確認。
無効になっていたら、有効にする。
2. デバイスの種類を再設定
Settings → Device Optimization → 削除して、再度接続する。
トラブル4:音が途切れる・ノイズが出る
症状:
音がブツブツ途切れたり、ノイズが入る
解決法:
1. サンプルレートを変更
サウンド設定 → デバイスのプロパティ → 詳細 → サンプルレートを「48000 Hz」に変更
2. エフェクトをオフにする
一度すべてのエフェクトをオフにして、一つずつオンにして原因を特定。
3. オーディオドライバーを更新
Windows Updateまたはメーカーサイトから最新ドライバーを取得。
トラブル5:ゲームで音が出ない
症状:
特定のゲームだけ音が出ない
解決法:
1. Sound Trackerを無効化
Settings → Sound Tracker Engine → オフ
ゲームによっては、Sound Trackerと相性が悪いことがあります。
2. ゲーム側の設定を確認
ゲーム内のオーディオ設定で、正しいデバイスが選択されているか確認。
トラブル6:アプリが自動起動する
症状:
PC起動時にNahimicが勝手に起動して邪魔
解決法:
Settings → 「Launch Nahimic at startup」をオフにする
設定を保存・リセットする方法
カスタマイズした設定を管理する方法です。
設定の保存
各プロファイル(Music、Gaming、Movieなど)の設定は、自動的に保存されます。
例:
- Gamingプロファイルでイコライザーを調整
- Musicプロファイルに切り替え
- 再びGamingに戻す
→ 調整したイコライザー設定がそのまま残っている
設定のリセット
イコライザー画面の「Reset」ボタンをクリックすると、そのプロファイルが初期設定に戻ります。
「色々いじりすぎて、元に戻したい」という時に便利です。
全設定のリセット
Nahimicアプリ自体の設定を完全にリセットしたい場合:
- Nahimicアプリアイコンを右クリック
- 「アプリの設定」
- 下にスクロール
- 「リセット」ボタンをクリック
注意:
すべてのカスタム設定が削除されます。
上級者向けTips

さらに使いこなすための小技を紹介します。
Tip1:プロファイルごとに使い分ける
各プロファイルを、用途ごとに最適化しておきましょう。
例:
- Music → 音楽鑑賞用(フラット)
- Movie → 映画用(サラウンド + 低音強調)
- Gaming → FPS用(足音強調)
- Communication → Discord用(マイク重視)
こうすることで、状況に応じてワンクリックで切り替えられます。
Tip2:Smartプロファイルを活用
「いちいち切り替えるのが面倒」という人は、Smartプロファイルにしておきましょう。
使用中のアプリに応じて、自動で最適なプロファイルに切り替わります。
Tip3:イコライザーは試聴しながら調整
イコライザー画面の「Try」ボタンで、サンプル音声を再生しながら調整できます。
実際のゲームや音楽で確認する前に、ここで大まかに調整しておくと効率的です。
Tip4:バーチャルサラウンドの使い分け
ゲーム:
基本はオフ(ステレオの方が音の定位が正確)
映画・ASMR:
オン(臨場感が増す)
ゲームタイトルによっては、サラウンドの方が良いこともあるので、試してみましょう。
Tip5:Nahimic Companionを無効化
Nahimicの機能は欲しいけど、アプリの通知が邪魔な場合:
スタートメニュー → Nahimic Companion → 右クリック → 「スタートアップ時に起動しない」
これで、バックグラウンドで動作はするけど、通知は来なくなります。
まとめ
Nahimicの調整方法について、重要なポイントをまとめます。
Nahimicとは
- SteelSeries(旧A-Volute)が開発したオーディオ強化ソフト
- MSI、Lenovo、Dellなどのゲーミング製品にプリインストール
- 無料で高度なオーディオ機能が使える
主な機能
- バーチャルサラウンド(7.1ch)
- 10バンドイコライザー
- サウンドトラッカー(FPS向け)
- マイクノイズキャンセリング
- ボリュームスタビライザー
- 音響エフェクト(Bass、Treble、Voice)
- Easy Surround(Bluetoothサラウンド)
- Sound Sharing(2人同時視聴)
オーディオプロファイル
- Music:音楽鑑賞向け
- Movie:映画視聴向け
- Gaming:ゲーム向け
- Communication:通話向け
- Smart:自動調整(おすすめ)
ゲーム向け推奨設定
FPS(足音重視):
- 高音域(4kHz〜16kHz)を+10dB
- 低音域(32Hz〜125Hz)を-12dB
- Treble Boost:オン
- Surround Sound:オフ
アクション(爆発重視):
- 低音域(32Hz〜125Hz)を+6〜8dB
- Bass Boost:オン
- Surround Sound:オン
音楽向け推奨設定
- ジャンルに応じてイコライザーを調整
- クラシック:軽めの調整 + サラウンド
- EDM:低音 + 高音を強調
マイク設定
- Noise Suppression:オン
- Echo Cancellation:オン
- Voice Gate:中レベル
- Voice Stabilizer:オン
よくあるトラブル
- エフェクトが効かない → Windows Sonicをオフ、デフォルトフォーマット変更
- 初期化失敗 → 自動復元ツール使用
- 音が途切れる → サンプルレート変更
- ゲームで不具合 → Sound Trackerを無効化
使いこなすコツ
- プロファイルごとに最適化しておく
- Smartプロファイルで自動切り替え
- Tryボタンでサンプル音声を聞きながら調整
- バーチャルサラウンドは用途で使い分け
Nahimicは、非常に多機能なオーディオソフトです。
最初は「機能が多すぎて、どこから手をつければいいか分からない」と感じるかもしれません。
でも、この記事で紹介した設定を試してみれば、必ず自分に合った音が見つかるはずです。
おすすめの流れ:
- まずは「Smart」プロファイルで使ってみる
- ゲームや音楽を聴いて、物足りない点を見つける
- この記事の推奨設定を試す
- 自分好みに微調整する
特に、FPSゲームで足音を聞き取りやすくする設定は、ゲームプレイに大きな差が出ます。
イコライザーをしっかり調整すれば、敵の位置が格段に分かりやすくなるでしょう。
MSI、Lenovo、Dell、ASRock、Gigabyteなどのゲーミング製品を使っている方は、ぜひNahimicの機能をフル活用してください。
あなたのPC音響体験が、劇的に向上するはずです!


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