MSNとは?Microsoftのポータルサイトの歴史と現在を徹底解説

プログラミング・IT

「MSN」という言葉を聞いたことはありますか?
Windows PCを使っている方なら、一度は目にしたことがあるかもしれません。

MSNは、Microsoftが1995年から運営しているポータルサイトで、30年近い歴史を持つインターネットサービスです。
この記事では、MSNの基本情報から歴史、現在の使い方まで分かりやすく解説します。

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MSNとは

MSNは「The Microsoft Network(ザ・マイクロソフト・ネットワーク)」の略称で、Microsoftが運営するポータルサイトサービスです。
ニュース、天気、スポーツ、エンターテインメントなど、様々な情報を一つのサイトで見られる総合情報サイトとして機能しています。

MSNの基本情報

  • 運営会社: Microsoft Corporation
  • サービス開始: 1995年8月24日
  • URL: https://www.msn.com/
  • 対応言語: 日本語を含む数十か国の言語
  • 利用料金: 無料

MSNは、Yahoo!やGoogleと同じような「ポータルサイト」の一つです。
ポータルサイトとは、インターネットの入り口となるウェブサイトのことで、様々な情報やサービスへのリンクをまとめて提供しています。

MSNの歴史

MSNは30年近い歴史を持つサービスで、時代とともに大きく変化してきました。

1995年:パソコン通信としてスタート
MSNは、Windows 95の発売と同時にサービスを開始しました。
当初は「パソコン通信」という形式で、インターネットが普及する前の通信サービスとして提供されていました。

パソコン通信とは、電話回線を使ってパソコン同士を接続し、メッセージのやり取りや情報交換をするサービスのことです。
当時は、専用のソフトウェアをインストールしてダイヤルアップ接続で利用していました。

1996年〜1998年:インターネットサービスへ移行
インターネットの急速な普及に伴い、MSNはインターネットプロバイダサービスに転換しました。
1996年には「MSN Internet Access」として、従量制のインターネット接続サービスを開始しています。

1998年には、www.msn.com というドメインで本格的なポータルサイトとして生まれ変わりました。
Internet Explorerのデフォルトホームページとして設定され、多くのユーザーがMSNを利用するようになりました。

1997年:Hotmailの買収
MSNの歴史で重要な出来事の一つが、Hotmailの買収です。
当時900万人のユーザーを持っていたHotmail社を買収し、「MSN Hotmail」として無料メールサービスを提供開始しました。

このサービスは後に「Windows Live Hotmail」を経て、現在の「Outlook.com」へと発展しています。

1999年:MSNメッセンジャーの登場
チャットソフト「MSN メッセンジャー」がリリースされ、世界中で大ヒットしました。
友達とリアルタイムでメッセージをやり取りできるサービスとして、2000年代に多くの人が利用していました。

MSNメッセンジャーは2013年に終了し、現在はSkypeに統合されています。

2000年代:様々なサービスの展開
MSNは、検索エンジン「MSNサーチ」、オークションサイト「MSNオークション」、百科事典「MSNエンカルタ」など、多様なサービスを展開しました。

日本では、2000年にインターネットプロバイダ事業を終了し、全顧客をぷららに移管しました。
以降は、コンテンツプロバイダ(情報提供者)として事業を継続しています。

2014年:大規模リニューアル
世界共通のプラットフォームとして大規模なリニューアルを実施しました。
現在も使われているウェブサイトやアプリのデザインは、このときに生まれたものです。

2018年:Microsoft Newsの発表
AIを活用したニュースエンジン「Microsoft News」を発表しました。
世界中の3,000以上のメディアと提携し、AIが選んだニュースを人間のエディターが最終的にキュレーション(厳選)して配信しています。

MSNの主なサービス

MSNは、長い歴史の中で様々なサービスを提供してきました。
現在も継続しているものと、終了したものを紹介します。

現在も利用できるサービス

1. MSNニュース
世界中のニュースを集めた総合ニュースサイトです。
政治、経済、スポーツ、エンターテインメント、テクノロジーなど幅広いカテゴリのニュースが読めます。

日本版では、共同通信や複数の新聞社、ウェブメディアからニュースを配信しています。

2. MSN天気
世界中の天気予報を確認できるサービスです。
現在地の天気や週間予報、気温、降水確率などが分かります。

3. MSNマネー
株価や為替、経済ニュースを提供する金融情報サービスです。
投資家向けの情報が充実しています。

4. MSNスポーツ
国内外のスポーツニュースやスコア、試合結果などを配信しています。

5. MSNエンターテインメント
映画、音楽、セレブリティのニュースなど、エンタメ情報を提供しています。

終了したサービス

1. MSN Hotmail
無料メールサービスとして人気でしたが、2013年にOutlook.comに移行しました。
現在はOutlook.comとして引き続きサービスを提供しています。

2. MSNメッセンジャー
チャットソフトとして世界中で使われていましたが、2013年に終了しました。
現在は、Skypeに統合されています。

3. MSNサーチ
検索エンジンサービスでしたが、現在は「Bing」という名前で提供されています。

4. MSNエンカルタ百科事典
オンライン百科事典サービスでしたが、2009年に終了しました。

5. MSNオークション
オークションサイトでしたが、現在は終了しています。

MSNの使い方

MSNは誰でも無料で利用できます。

アクセス方法

  1. ウェブブラウザで https://www.msn.com/ にアクセス
  2. 日本語版は自動的に https://www.msn.com/ja-jp に移動します

Microsoftアカウントでログインしなくても、ニュースや天気などの情報は閲覧できます。

スマホアプリ
MSNは、スマホやタブレット用のアプリも提供しています。

  • MSNニュース
  • MSN天気
  • MSNスポーツ
  • MSNマネー

これらのアプリは、App Store(iOS)やGoogle Play(Android)から無料でダウンロードできます。

パーソナライズ機能
Microsoftアカウントでログインすると、興味のあるトピックをフォローしたり、ニュースの表示をカスタマイズしたりできます。

Internet ExplorerとMSNの関係

かつて、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)を起動すると、自動的にMSNが表示される設定になっていました。
これは、MSNがInternet Explorerのデフォルトホームページに設定されていたためです。

現在は、Microsoftの新しいブラウザ「Microsoft Edge」でも、初期設定でMSNが表示されるようになっています。
ただし、設定で変更することも可能です。

MSNとWindows Liveの違い

「Windows Live」という名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。
Windows Liveは、MSNと並行してMicrosoftが提供していたサービスブランドでした。

Windows Liveとは
2005年頃から展開されたMicrosoftのオンラインサービスの総称で、以下のようなサービスがありました。

  • Windows Live Hotmail(メール)
  • Windows Live Messenger(チャット)
  • Windows Live Search(検索)

Windows Liveは2012年頃に終了し、サービスは以下のように移行しました。

  • Windows Live Hotmail → Outlook.com
  • Windows Live Messenger → Skype
  • Windows Live Search → Bing

現在は、MSNがMicrosoftの主要なポータルサイトとして継続しています。

MSNの現在

2025年現在、MSNは以下のような特徴を持つサービスとして運営されています。

AIによるニュースキュレーション
人工知能(AI)が世界中のニュースから重要な記事を選び出し、人間のエディターが最終チェックして配信しています。
これにより、信頼性の高い情報を効率的に提供しています。

多様なメディアとの提携
USA Today、The Guardian、共同通信など、世界中の3,000以上のメディアと提携しています。
幅広い視点からニュースを読むことができます。

マルチデバイス対応
PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスで快適に利用できるように最適化されています。

Microsoft製品との連携
Windows 10/11、Microsoft Edge、Outlook.comなど、他のMicrosoft製品とスムーズに連携できます。

MSNを使うメリット

MSNを利用する主なメリットを紹介します。

1. 無料で使える
すべてのサービスが無料で利用でき、会員登録も不要です。

2. 信頼性の高い情報
大手メディアからのニュースを配信しており、情報の信頼性が高いです。

3. 幅広いジャンル
ニュース、天気、スポーツ、金融、エンタメなど、様々な情報を一箇所で確認できます。

4. 使いやすいインターフェース
シンプルで分かりやすいデザインで、誰でも簡単に使えます。

5. カスタマイズ可能
興味のあるトピックをフォローして、自分好みにカスタマイズできます。

MSNの注意点

便利なMSNですが、以下の点に注意しましょう。

1. 広告が表示される
無料サービスのため、広告が表示されます。

2. 情報の偏り
AIと編集者が選んだニュースが表示されるため、すべてのニュースが網羅されているわけではありません。

3. プライバシー
Microsoftアカウントでログインすると、閲覧履歴などのデータが収集されます。
プライバシーポリシーを確認して利用しましょう。

よくある質問

Q. MSNは無料で使えますか?
はい、すべて無料で利用できます。
会員登録も必須ではありません。

Q. MSNメッセンジャーはまだ使えますか?
いいえ、MSNメッセンジャーは2013年に終了しました。
現在は、Skypeが後継サービスとして提供されています。

Q. MSN HotmailはOutlook.comと同じですか?
はい、MSN HotmailはOutlook.comに名称変更されました。
Hotmailのアドレスは、引き続きOutlook.comで使用できます。

Q. ホームページをMSNに設定するには?
ブラウザの設定から、ホームページのURLに「https://www.msn.com/ja-jp」を入力してください。
Microsoft Edgeでは、初期設定でMSNが表示されます。

Q. スマホでMSNを使うには?
ウェブブラウザで https://www.msn.com/ にアクセスするか、MSNのアプリをダウンロードして使えます。

Q. Microsoftアカウントがなくても使えますか?
はい、アカウントがなくてもニュースや天気などの情報は閲覧できます。
パーソナライズ機能を使いたい場合は、ログインが必要です。

MSNとMSISDN(MSN)の違い

「MSN」には、もう一つ別の意味があります。
それが「MSISDN」です。

MSISDN(Mobile Station International Subscriber Directory Number)
携帯電話の電話番号のことで、「MSN」と略されることもあります。
SIMカードに紐付けられた、国際的な携帯電話番号の正式名称です。

例:日本の携帯電話番号「090-1234-5678」は、MSISDNとしては「81-90-1234-5678」と表記されます。

この記事で解説しているMicrosoft NetworkのMSNとは全く別のものなので、混同しないようにしましょう。

まとめ

MSNは、Microsoftが1995年から運営している歴史あるポータルサイトです。

MSNのポイント

  1. Windows 95と同時に誕生したインターネットサービス
  2. 当初はパソコン通信、後にポータルサイトに進化
  3. Hotmail、MSNメッセンジャーなど多くのサービスを生み出した
  4. 現在はニュース・天気・スポーツなどの情報を提供
  5. AI技術を活用したニュースキュレーションが特徴
  6. 無料で誰でも利用可能

こんな人におすすめ

  • 信頼性の高いニュースを手軽に読みたい人
  • Windows PCやMicrosoft Edgeを使っている人
  • 様々な情報を一箇所でチェックしたい人
  • スマホで手軽にニュースを読みたい人

30年近い歴史を持ちながら、AIなどの最新技術を取り入れて進化を続けるMSN。
日常的な情報収集のツールとして、ぜひ活用してみてください。

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