MSIマザーボードBIOS設定完全ガイド!初心者から上級者まで

MSIマザーボードのBIOSって、どうやって設定すればいいの?

この記事では、MSIマザーボードのBIOS/UEFI設定について、初心者の方でもわかるように基礎から応用まで詳しく解説します。

パソコンの性能を最大限に引き出すための設定方法を、画面ごとに丁寧にご案内します!

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  1. BIOS/UEFIとは?基礎知識
    1. BIOSとは
    2. UEFIとは
  2. BIOS画面への入り方
    1. 方法1: 起動時に入る(推奨)
    2. 方法2: Windows 10/11から入る
    3. トラブル:BIOS画面に入れない
  3. MSI BIOS画面の構成
    1. EZ Mode(簡易モード)
    2. Advanced Mode(詳細モード)
    3. モードの切り替え
  4. 初心者向け:EZ Modeで行う基本設定
    1. 設定1: 言語を日本語にする
    2. 設定2: XMP(メモリのオーバークロック)を有効化
    3. 設定3: 起動順序の変更
    4. 設定4: ファン速度の確認
  5. 中級者向け:Advanced Modeの主要設定
    1. SETTINGS(設定)メニュー
    2. OC(オーバークロック)メニュー
    3. HARDWARE MONITOR(ハードウェア監視)
    4. M-FLASH(BIOS更新)
  6. 上級者向け:詳細設定とチューニング
    1. CPU詳細設定
    2. ストレージ設定
    3. メモリ詳細設定
    4. RGB LED制御
  7. よくある設定シナリオ
    1. シナリオ1: 新規PC組み立て後の初期設定
    2. シナリオ2: ゲーミングPC向け設定
    3. シナリオ3: 静音PC向け設定
    4. シナリオ4: OSインストール(USBブート)
    5. シナリオ5: オーバークロック設定
  8. トラブルシューティング
    1. 問題1: BIOS設定後、起動しない
    2. 問題2: XMP有効化後、起動しない
    3. 問題3: ファンが回らない
    4. 問題4: 温度が高い
    5. 問題5: BIOS画面が英語に戻る
    6. 問題6: BIOSアップデート後、設定が消えた
  9. 便利な機能
    1. Favorites(お気に入り)機能
    2. BOARD EXPLORER
    3. スクリーンショット機能
  10. 推奨設定一覧
    1. 初心者向け推奨設定
    2. 中級者向け推奨設定
    3. 上級者向け推奨設定
  11. 安全に使うための注意事項
    1. オーバークロックの注意
    2. BIOS設定変更の基本ルール
  12. まとめ:MSI BIOS設定のポイント
    1. 初心者がやるべきこと
    2. 中級者が挑戦すべきこと
    3. 上級者が極めること
    4. 重要な心得
    5. よくある誤解
    6. 困った時は
    7. 最後に

BIOS/UEFIとは?基礎知識

まずは基本的な知識から理解しましょう。

BIOSとは

BIOS(バイオス):
Basic Input/Output System の略で、パソコンの基本的な制御プログラムです。

主な役割:

  • ハードウェアの初期化
  • OSの起動準備
  • ハードウェア設定の管理

UEFIとは

UEFI(ユーフィ):
Unified Extensible Firmware Interface の略で、BIOSの後継規格です。

BIOSとの違い:

  • グラフィカルなインターフェース
  • マウス操作対応
  • 高速起動
  • 2TB以上のストレージ対応
  • セキュアブート機能

現在のMSIマザーボード:
UEFIを搭載していますが、慣習的に「BIOS」と呼ばれます。この記事でも「BIOS」として解説します。

BIOS画面への入り方

BIOS設定を行うには、まずBIOS画面に入る必要があります。

方法1: 起動時に入る(推奨)

手順:

  1. パソコンの電源を入れる
  2. MSIロゴが表示されたらすぐに「Delete」キーを連打
  3. BIOS画面が表示される

ポイント:

  • 「Delete」キーは連打してください
  • タイミングを逃すとOSが起動してしまいます
  • 逃した場合は再起動してやり直し

別のキー:
一部のモデルでは「F2」キーの場合もあります。

方法2: Windows 10/11から入る

手順:

Windows 10の場合:

  1. スタートボタン→「設定」(歯車アイコン)
  2. 「更新とセキュリティ」を選択
  3. 左メニューの「回復」をクリック
  4. 「今すぐ再起動」をクリック(PCの起動をカスタマイズする)
  5. オプションの選択画面で「トラブルシューティング」
  6. 「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」
  7. 「再起動」をクリック

Windows 11の場合:

  1. スタートボタン→「設定」
  2. 「システム」→「回復」
  3. 「今すぐ再起動」をクリック(PCの起動をカスタマイズする)
  4. 以降はWindows 10と同じ

注意:
高速スタートアップが有効だと、起動時に「Delete」キーが効かない場合があります。

高速スタートアップの無効化:

  1. コントロールパネル→「電源オプション」
  2. 「電源ボタンの動作を選択する」
  3. 「現在利用可能ではない設定を変更します」
  4. 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す

トラブル:BIOS画面に入れない

原因と対処法:

原因1: USBキーボードが認識されない

  • PS/2キーボードを使用
  • またはBIOS設定でUSB Legacy Supportを有効化(すでにBIOS設定できる環境が必要)

原因2: 高速スタートアップが有効

  • 上記の方法で無効化

原因3: キーのタイミングが合わない

  • 電源を入れた瞬間から「Delete」キーを連打

MSI BIOS画面の構成

MSI BIOSには2つのモードがあります。

EZ Mode(簡易モード)

特徴:

  • 初心者向け
  • グラフィカルで見やすい
  • 基本的な設定のみ
  • マウス操作可能

表示内容:

  • システム情報(CPU、メモリ、ストレージ)
  • 温度・電圧表示
  • ファン回転数
  • 起動デバイス設定
  • XMP設定
  • GAME BOOST

操作方法:
マウスでクリック、またはキーボードで操作

Advanced Mode(詳細モード)

特徴:

  • 上級者向け
  • 詳細な設定が可能
  • オーバークロック設定
  • すべての機能にアクセス可能

主要メニュー:

  • SETTINGS(設定): システム設定全般
  • OC(オーバークロック): CPU・メモリのOC設定
  • M-FLASH: BIOS更新
  • HARDWARE MONITOR: 温度・ファン制御
  • BOARD EXPLORER: マザーボード視覚表示

モードの切り替え

EZ Mode → Advanced Mode:

  • 「F7」キーを押す
  • または画面上の「Advanced」ボタンをクリック

Advanced Mode → EZ Mode:

  • 「F7」キーを押す
  • または画面上の「EZ Mode」ボタンをクリック

初心者向け:EZ Modeで行う基本設定

まずは簡単な設定から始めましょう。

設定1: 言語を日本語にする

手順:

  1. BIOS画面に入る(EZ Mode)
  2. 右上の言語アイコンをクリック
  3. 「日本語」を選択

注意:
完全に日本語化されるわけではありませんが、主要な部分が日本語になります。

設定2: XMP(メモリのオーバークロック)を有効化

XMPとは:
メモリの性能を最大限に引き出す機能です。

対応:

  • Intel マザーボード: XMP(Extreme Memory Profile)
  • AMD マザーボード: A-XMP(AMD EXPO)

手順:

  1. EZ Mode画面の左上を確認
  2. 「XMP Profile」または「A-XMP」の項目を探す
  3. プロファイル番号(通常は「1」)をクリック
  4. 色が変わる(白くハイライトされる)
  5. 「F10」キーを押す
  6. 「Yes」を選択して保存&再起動

効果:
メモリの動作速度が向上し、システム全体のパフォーマンスがアップします。

確認方法:
Windows起動後、タスクマネージャー→「パフォーマンス」→「メモリ」で速度を確認

注意:

  • 対応メモリのみ有効化可能
  • 対応していない場合は「Not Supported」と表示される
  • 起動しなくなった場合はCMOSクリアで復旧

設定3: 起動順序の変更

用途:

  • USBメモリからOS をインストール
  • SSDの優先度を上げる

手順:

  1. EZ Mode画面下部の「Boot Priority」セクションを確認
  2. デバイスのアイコンが表示される
  3. アイコンをドラッグ&ドロップして順序を変更
  4. 左側が優先順位が高い
  5. 「F10」で保存

推奨設定:
通常使用時はメインストレージ(SSD/HDD)を最優先に設定

設定4: ファン速度の確認

手順:

  1. EZ Mode画面を確認
  2. 「Fan Info」または「ファン情報」セクションを見る
  3. 各ファンの回転数(RPM)が表示される

正常な状態:
すべてのファンが回転していること(0 RPMでないこと)

異常がある場合:
Advanced Modeで詳細設定が必要

中級者向け:Advanced Modeの主要設定

より詳細な設定を行います。

SETTINGS(設定)メニュー

1. Advanced(詳細設定)

主な項目:

Integrated Peripherals(統合周辺機器):

  • SATA設定
  • USB設定
  • オーディオ設定
  • ネットワーク設定

Power Management(電源管理):

  • EuP 2013: EU省電力規格対応
  • ERP Ready: 待機電力を最小化
  • Restore after AC Power Loss: 電源復帰時の動作設定
  • Power Off: 電源オフのまま
  • Power On: 自動で電源オン
  • Last State: 前回の状態を復元

Wake Up Event Setup(ウェイクアップ設定):

  • Wake on LAN: ネットワークから起動
  • Wake on USB: USB機器から起動

2. Boot(起動設定)

主な項目:

Boot Mode Select:

  • UEFI: 最新の起動モード(推奨)
  • Legacy + UEFI: 互換性モード
  • Legacy: 古いOS用

Boot Option Priorities:
詳細な起動順序設定

Boot Option #1:
最優先の起動デバイス

Fast Boot:

  • Enabled: 高速起動(推奨)
  • Disabled: 完全な初期化

注意:
Fast Boot有効時はBIOS画面に入りにくくなります

MSI Fast Boot:
MSI独自の超高速起動機能

  • 有効化するとUSB機器の認識が遅れる場合あり

3. Security(セキュリティ)

主な項目:

Administrator Password:
管理者パスワード設定

User Password:
ユーザーパスワード設定

Secure Boot:
セキュアブート機能

  • Windows 11で必須

TPM(Trusted Platform Module):

  • Windows 11で必須
  • AMD: fTPM(Firmware TPM)
  • Intel: PTT(Platform Trust Technology)

OC(オーバークロック)メニュー

警告:
オーバークロックは自己責任です。設定を誤るとシステムが起動しなくなったり、ハードウェアが破損する可能性があります。

GAME BOOST

手順:

  1. Advanced Mode→「OC」タブ
  2. 「GAME BOOST」を探す
  3. クリックして有効化
  4. レベルを選択(1〜8など、モデルにより異なる)
  5. 「F10」で保存

効果:
CPUを自動的にオーバークロック

注意:

  • GAME BOOST有効時は、他のOC設定を変更しない
  • 温度が上昇するため、冷却性能を確認

CPU設定

主な項目:

CPU Ratio(CPU倍率):
CPUの動作倍率設定

CPU Base Clock(ベースクロック):
基本クロック設定

CPU Core Voltage(CPUコア電圧):
電圧設定

  • 高くすると安定性向上、発熱増加
  • 低くすると省電力、不安定になる可能性

CPU LLC(Load Line Calibration):
負荷時の電圧降下を補正

推奨:
初心者は手動設定を避け、GAME BOOSTなどの自動機能を使用

メモリ設定

Memory Try It!:
MSI独自のメモリOC機能

  • プリセットから選択可能
  • XMPより高いクロックに挑戦可能

DRAM Frequency:
メモリ周波数の手動設定

DRAM Timing:
メモリタイミングの詳細設定

DRAM Voltage:
メモリ電圧

  • 通常: 1.2V(DDR4)、1.1V(DDR5)
  • XMP: 1.35V程度(製品により異なる)

OC Profile(OCプロファイル)

機能:
BIOS設定を保存・読み込み

手順:

保存:

  1. OC→「OC Profile」
  2. Profile 1〜6から選択
  3. 「Save」をクリック
  4. プロファイル名を入力(任意)

読み込み:

  1. OC→「OC Profile」
  2. 保存したプロファイルを選択
  3. 「Load」をクリック

活用:

  • 通常時用の設定
  • ゲーム用の設定
  • テスト用の設定
    などを保存しておくと便利

注意:
BIOSバージョンが異なると読み込めない場合があります

HARDWARE MONITOR(ハードウェア監視)

温度・電圧の確認

表示項目:

温度:

  • CPU Temperature: CPU温度
  • System Temperature: システム温度
  • VRM Temperature: 電源回路温度(一部モデル)

電圧:

  • CPU Voltage
  • DRAM Voltage
  • +12V、+5V、+3.3V

ファン回転数:

  • CPU Fan
  • System Fan 1〜6(モデルにより異なる)
  • Pump Fan(水冷ポンプ)

ファン制御

Smart Fan Mode:

手順:

  1. Advanced Mode→「HARDWARE MONITOR」
  2. ファンを選択(例: CPU Fan)
  3. 「Smart Fan Mode」を設定

モード:

PWM Mode(推奨):
4ピンファン用(PWM制御)

DC Mode:
3ピンファン用(電圧制御)

ファンカーブの設定:

  1. Smart Fan Modeを選択
  2. グラフが表示される
  3. 点をドラッグして調整

グラフの見方:

  • 横軸: 温度(℃)
  • 縦軸: ファン速度(%)

設定例:

静音重視:

30℃: 30%
40℃: 35%
50℃: 45%
60℃: 60%
70℃: 80%
80℃: 100%

冷却重視:

30℃: 40%
40℃: 50%
50℃: 65%
60℃: 80%
70℃: 100%

バランス:

30℃: 30%
40℃: 40%
50℃: 55%
60℃: 70%
70℃: 90%
80℃: 100%

注意:
低温時のファン速度を低くしすぎると、急な負荷時に温度が上昇しやすくなります

M-FLASH(BIOS更新)

機能:
BIOS/UEFIのアップデート

準備:

  1. MSI公式サイトから最新BIOSをダウンロード
  2. ZIPファイルを解凍
  3. USBメモリ(FAT32形式)にコピー

手順:

  1. USBメモリをPCに接続
  2. Advanced Mode→「M-FLASH」
  3. 「Yes」を選択
  4. USBメモリからBIOSファイルを選択
  5. 更新開始(5〜10分)
  6. 絶対に電源を切らない
  7. 完了後、自動再起動

注意:

  • 更新中は絶対に電源を切らない
  • ACアダプター接続必須(ノートPC)
  • 問題がなければ更新不要

上級者向け:詳細設定とチューニング

さらに詳しい設定を解説します。

CPU詳細設定

Intel CPUの場合

Intel Turbo Boost:
自動的にクロックを上昇させる機能

  • Enabled: 有効(推奨)
  • Disabled: 無効

Intel SpeedStep:
負荷に応じて動作クロックを変更

  • Enabled: 省電力(推奨)

Intel Hyper-Threading:
HTテクノロジー

  • Enabled: 有効(推奨)

Intel VMD (Volume Management Device):
NVMe SSD管理機能

  • RAID構成時に必要
  • 通常は Disabled

AMD CPUの場合

AMD Precision Boost Overdrive (PBO):
自動オーバークロック機能

  • Auto: 自動(推奨)
  • Enabled: 有効
  • Disabled: 無効

AMD Cool’n’Quiet:
省電力機能

  • Enabled: 有効(推奨)

SMT(Simultaneous Multi-Threading):
HTに相当

  • Enabled: 有効(推奨)

ストレージ設定

SATA Mode:

  • AHCI: 最新のSATA制御(推奨)
  • RAID: RAID構成時
  • IDE: 互換性モード(古いOS用)

NVMe設定:

  • PCIe Gen 3/4/5: 世代選択
  • Auto: 自動(推奨)

M.2 SSDスロット設定:
一部のマザーボードでは、M.2スロット使用時にSATAポートが無効化される場合があります。マニュアルで確認してください。

メモリ詳細設定

手動タイミング設定(上級者のみ):

主要なタイミング:

  • tCL (CAS Latency)
  • tRCD
  • tRP
  • tRAS

低い値ほど高性能ですが、不安定になる可能性があります

Gear Mode(DDR5):

  • Gear 1: 高性能
  • Gear 2: 安定性重視
  • Gear 4: 互換性重視

RGB LED制御

Mystic Light(対応モデルのみ):

  1. Advanced Mode→「SETTINGS」→「Advanced」→「Integrated Peripherals」
  2. 「LED設定」または「Onboard LED」を探す
  3. 有効/無効、色、エフェクトを設定

または:
Windows上で「MSI Center」や「Dragon Center」から制御することを推奨

よくある設定シナリオ

実際の使用例です。

シナリオ1: 新規PC組み立て後の初期設定

やるべきこと:

  1. 日本語化
  2. XMP有効化(対応メモリの場合)
  3. 起動順序確認(SSDを最優先に)
  4. 日時設定確認
  5. ファン動作確認

手順:

  1. BIOS起動(Delete キー)
  2. 言語を日本語に
  3. EZ ModeでXMPを有効化
  4. 起動デバイス確認
  5. F10で保存

シナリオ2: ゲーミングPC向け設定

推奨設定:

  1. XMP有効化
  2. GAME BOOST有効化(任意)
  3. Fast Boot有効化
  4. ファンカーブを冷却重視に
  5. XMP有効化確認

シナリオ3: 静音PC向け設定

推奨設定:

  1. 省電力モード
  • Intel SpeedStep: Enabled
  • AMD Cool’n’Quiet: Enabled
  1. ファンカーブを静音重視に
  • 低温時のファン速度を低く設定
  1. GAME BOOST無効
  2. CPU C-State有効
  • Advanced→CPU Configuration→C-States: Enabled

シナリオ4: OSインストール(USBブート)

手順:

  1. Windows インストールUSBを作成
  2. USBメモリを接続
  3. BIOS起動
  4. Boot Priority でUSBメモリを最優先に
  5. F10で保存
  6. 再起動してOSインストール開始

または:

起動時に「F11」キーを押してブートメニューから直接選択(モデルにより異なる)

シナリオ5: オーバークロック設定

手順(初心者):

  1. XMPのみ有効化
  2. GAME BOOSTを最低レベルで試す
  3. ストレステスト(OCCT、Prime95など)
  4. 安定すれば完了
  5. 不安定ならレベルを下げる

手順(中級者):

  1. XMP有効化
  2. CPUコア倍率を+1〜2上げる
  3. CPU電圧を少し上げる(+0.05V程度)
  4. ストレステスト
  5. 安定すれば倍率をさらに上げる
  6. 不安定なら電圧調整または倍率を下げる
  7. OC Profileに保存

注意:

  • 温度監視必須(80℃以下推奨)
  • 段階的に上げる
  • 不安定ならすぐに戻す

トラブルシューティング

問題が起きた時の対処法です。

問題1: BIOS設定後、起動しない

症状:
BIOS設定を変更したら、Windowsが起動しなくなった

原因:

  • オーバークロック設定が不適切
  • XMP設定が合わない
  • 起動デバイスの誤設定

解決方法:

方法1: CMOSクリア

手順:

  1. PCの電源を完全に切る
  2. 電源ケーブルを抜く
  3. マザーボードのCMOSクリアボタンを押す
  • またはCMOSクリアジャンパーをショート(5〜10秒)
  • またはボタン電池を外して5分待つ
  1. 元に戻して起動

方法2: Safe Bootで起動

一部のマザーボードでは、起動失敗時に自動的にセーフモードで起動します。

問題2: XMP有効化後、起動しない

原因:

  • メモリがXMP設定に対応していない
  • マザーボードとの相性問題
  • メモリスロットの問題

解決方法:

ステップ1: CMOSクリア

ステップ2: 1枚ずつテスト

  1. メモリを1枚だけ挿す
  2. XMP有効化
  3. 起動確認
  4. もう1枚と交換して同じテスト

ステップ3: 手動設定

  1. XMP無効
  2. DRAM Frequencyを手動で低めに設定(例: DDR4-2666)
  3. 安定すれば少しずつ上げる

問題3: ファンが回らない

原因:

  • ファンモード設定が不適切
  • PWM/DC設定ミス
  • ファン故障

解決方法:

  1. HARDWARE MONITORで回転数確認
  2. Smart Fan Modeを「Full Speed」に一時変更
  3. それでも回らない場合はファン自体の故障

問題4: 温度が高い

原因:

  • ファン速度が低すぎる
  • オーバークロック
  • CPUクーラーの取り付け不良

解決方法:

  1. ファンカーブを冷却重視に変更
  2. GAME BOOST無効化
  3. CPUクーラーの取り付け確認
  4. サーマルグリスの塗り直し

問題5: BIOS画面が英語に戻る

原因:
CMOSクリアで設定がリセットされた

解決方法:
再度日本語に設定

防止策:
設定をOC Profileに保存しておく

問題6: BIOSアップデート後、設定が消えた

原因:
BIOSアップデートで設定がリセットされる

解決方法:

  1. 再度設定をやり直す
  2. XMP、起動順序などを再設定

防止策:
アップデート前に設定をメモまたはスクリーンショット

便利な機能

Favorites(お気に入り)機能

機能:
よく使う設定項目を登録

手順:

登録:

  1. 登録したい項目を右クリック(またはF2キー)
  2. Favorites 1〜5のいずれかを選択
  3. 名前を入力

呼び出し:

  1. F3キーを押す
  2. Favoritesメニューが表示される
  3. 登録した項目にすぐアクセス

BOARD EXPLORER

機能:
マザーボードを視覚的に表示

できること:

  • 接続されているデバイスを確認
  • 各スロットの状態を視覚的に把握
  • トラブルシューティングに便利

スクリーンショット機能

手順:
BIOS画面で「F12」キーを押す

保存先:
FAT/FAT32形式のUSBメモリ

用途:
設定のバックアップやサポート依頼時に便利

推奨設定一覧

初心者向け推奨設定

必ずやるべき:

  • XMP有効化(対応メモリの場合)
  • 起動順序確認
  • Fast Boot有効化

やると良い:

  • 日本語化
  • ファン動作確認

やらなくて良い:

  • オーバークロック
  • 詳細な電圧設定
  • 手動メモリタイミング

中級者向け推奨設定

必ずやるべき:

  • XMP有効化
  • 起動順序最適化
  • ファンカーブ調整

やると良い:

  • GAME BOOST(慎重に)
  • 省電力設定
  • セキュアブート有効化(Windows 11)

上級者向け推奨設定

必ずやるべき:

  • XMP + 手動タイミング調整
  • CPU手動OC
  • 詳細なファン制御

やると良い:

  • LLC設定
  • Memory Try It!
  • C-State最適化

安全に使うための注意事項

オーバークロックの注意

保証:
オーバークロックはメーカー保証対象外です

リスク:

  • ハードウェア破損
  • システム不安定
  • データ損失

対策:

  • 段階的に上げる
  • 温度監視
  • ストレステスト必須
  • 重要データはバックアップ

BIOS設定変更の基本ルール

ルール1: 一度に一つずつ変更
複数の設定を同時に変えると、問題の原因特定が困難

ルール2: 変更前に現在値をメモ
元に戻せるように記録

ルール3: 不明な設定は変更しない
わからない項目は触らない

ルール4: 定期的にバックアップ
OC Profileに安定した設定を保存

ルール5: CMOSクリア方法を確認
トラブル時の復旧方法を事前に把握

まとめ:MSI BIOS設定のポイント

初心者がやるべきこと

3つの基本設定:

  1. XMP有効化(対応メモリ)
  2. 起動順序確認
  3. ファン動作確認

これだけで十分です!

中級者が挑戦すべきこと

次のステップ:

  1. ファンカーブの最適化
  2. 省電力設定
  3. GAME BOOST(慎重に)

上級者が極めること

さらなる最適化:

  1. 手動オーバークロック
  2. 詳細なメモリチューニング
  3. 電圧・LLC最適化

重要な心得

安全第一:

  • わからない設定は触らない
  • CMOSクリア方法を知っておく
  • 重要データはバックアップ

段階的に:

  • 一度に一つずつ変更
  • 動作確認してから次の設定へ

記録を残す:

  • 変更内容をメモ
  • スクリーンショットを撮る
  • OC Profileに保存

よくある誤解

誤解1: 「オーバークロックしないとダメ」
→ いいえ、定格動作で十分です

誤解2: 「BIOSを最新にすべき」
→ 問題なければ更新不要です

誤解3: 「すべての設定を最高にすべき」
→ 用途に応じた適切な設定が重要です

困った時は

公式サポート:

  • MSI公式サイトのマニュアル
  • MSI公式フォーラム

コミュニティ:

  • Reddit r/MSI_Gaming
  • 各種PC自作コミュニティ

専門家:

  • PC専門店のサポート
  • 詳しい友人に相談

最後に

MSI BIOSは非常に多機能ですが、すべての機能を使いこなす必要はありません。

初心者の方へ:
XMPを有効にして、起動順序を確認するだけで十分です。それ以上は必要に応じて徐々に学んでいきましょう。

中級者の方へ:
ファン制御とGAME BOOSTを活用すれば、より快適なPC環境が構築できます。

上級者の方へ:
手動設定で限界を追求するのも楽しいですが、安全性を常に意識してください。

あなたのPCライフが、より快適で楽しいものになることを願っています!

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