MSIノートパソコンが起動しない!原因と対処法を症状別に徹底解説

プログラミング・IT

電源ボタンを押してもMSIノートパソコンが起動しない…

そんな緊急事態に直面していませんか?大切なデータが入っているパソコンが起動しないと、本当に焦りますよね。

でも安心してください。この記事では、MSIノートパソコンが起動しない原因を症状別に分類し、それぞれの対処法を詳しく解説していきます。多くの場合、自分で解決できる可能性があります。

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  1. 起動しない症状を4つに分類
    1. 症状1: 完全に電源が入らない
    2. 症状2: 電源ランプは点くが画面が真っ暗
    3. 症状3: MSIロゴで止まる
    4. 症状4: Windowsが起動しない
  2. 対処を始める前の重要な準備
    1. 準備1: 充電を確認
    2. 準備2: 外部機器をすべて外す
    3. 準備3: 動作環境の確認
  3. 症状1の対処法:完全に電源が入らない場合
    1. 対処法1: 放電処理(EC Reset)
    2. 対処法2: ACアダプターの確認
    3. 対処法3: 最小構成で起動テスト
  4. 症状2の対処法:電源ランプは点くが画面が真っ暗
    1. 対処法1: 画面の明るさを確認
    2. 対処法2: 外部モニター接続テスト
    3. 対処法3: メモリの再装着
    4. 対処法4: セーフモードで起動
  5. 症状3の対処法:MSIロゴで止まる
    1. 対処法1: BIOS設定のリセット
    2. 対処法2: 起動ドライブの確認
    3. 対処法3: 自動修復の実行
    4. 対処法4: バッテリーの健康状態チェック
  6. 症状4の対処法:Windowsが起動しない
    1. 対処法1: スタートアップ修復
    2. 対処法2: システムの復元
    3. 対処法3: セーフモードで起動して問題を特定
    4. 対処法4: コマンドプロンプトで修復
  7. 最終手段:工場出荷時設定への復元
    1. 準備:データのバックアップ
    2. MSI Recovery Systemを使う方法
    3. 別の方法:MSI工場出荷時設定を復元
  8. ハードウェア故障の可能性と判断基準
    1. マザーボードの故障
    2. SSD/HDDの故障
    3. メモリの故障
    4. バッテリーの故障
    5. 液晶パネルの故障
  9. 修理が必要な場合の選択肢
    1. 1. MSI公式サポート
    2. 2. 街のパソコン修理店
    3. 3. データ復旧専門業者
  10. 予防策:今後起動しないトラブルを防ぐ方法
    1. 定期的なメンテナンス
    2. データのバックアップ
    3. 適切な使用環境
    4. Windowsアップデートの注意
  11. トラブルシューティング中の注意事項
    1. やってはいけないこと
    2. データを守るために
  12. よくある質問
    1. Q1: 水をこぼしてしまった場合は?
    2. Q2: 保証期間内なら無料で修理できますか?
    3. Q3: BIOSにも入れない場合は?
    4. Q4: 起動音は聞こえるのに画面が映らない場合は?
    5. Q5: エラーメッセージが出る場合は?
    6. Q6: 電源ランプが点滅している場合は?
    7. Q7: 起動しない状態でデータを取り出せますか?
    8. Q8: 修理費用の目安は?
    9. Q9: 起動しなくなる前兆はありますか?
    10. Q10: 古いノートパソコンは修理すべき?買い替えるべき?
  13. まとめ:MSIノートパソコンが起動しない時の対処フローチャート
    1. 症状別フローチャート
    2. 重要なポイント
    3. 最後に

起動しない症状を4つに分類

まず、あなたのMSIノートパソコンがどの症状に当てはまるか確認しましょう。

症状1: 完全に電源が入らない

特徴:

  • 電源ボタンを押しても何も反応しない
  • 電源ランプが点灯しない
  • ファンの音もしない
  • 画面も真っ暗

原因の可能性:

  • ACアダプターの故障
  • バッテリーの完全放電
  • 電源ユニットの故障
  • マザーボードの故障

症状2: 電源ランプは点くが画面が真っ暗

特徴:

  • 電源ボタンを押すと反応がある
  • 電源ランプは点灯する
  • ファンは回る
  • でも画面には何も表示されない

原因の可能性:

  • 液晶パネルの故障
  • グラフィックドライバーの問題
  • ディスプレイケーブルの接続不良
  • メモリの不具合

症状3: MSIロゴで止まる

特徴:

  • 電源を入れるとMSIロゴが表示される
  • でもそこから先に進まない
  • 画面がフリーズしたまま
  • 何分待っても変化なし

原因の可能性:

  • BIOS設定の問題
  • 起動ドライブの認識エラー
  • システムファイルの破損
  • ハードウェアの初期化失敗

症状4: Windowsが起動しない

特徴:

  • MSIロゴは通過する
  • Windowsマークが表示される
  • でも起動途中でエラーやブルースクリーン
  • または再起動を繰り返す

原因の可能性:

  • システムファイルの破損
  • ドライバーの不具合
  • Windowsアップデートの失敗
  • ストレージ(SSD/HDD)の故障

対処を始める前の重要な準備

トラブルシューティングを始める前に、以下の準備をしましょう。

準備1: 充電を確認

最低30分は充電する:
バッテリーが完全に空になっている可能性があります。

手順:

  1. MSI純正のACアダプターを接続
  2. 電源コンセントに差し込む
  3. 充電ランプが点灯することを確認
  4. 30分以上待つ
  5. その後、電源を入れてみる

注意:
純正以外のアダプターは使わないでください。電圧が異なると故障の原因になります。

準備2: 外部機器をすべて外す

取り外すもの:

  • USBメモリ
  • 外付けHDD/SSD
  • マウス
  • ヘッドフォン/イヤホン
  • 外部モニター
  • SDカード
  • その他すべての周辺機器

理由:
外部機器が原因で起動に失敗することがあります。

準備3: 動作環境の確認

適切な温度:

  • 室温: 5〜35℃
  • 湿度: 20〜80%

確認事項:

  • 極端に暑い場所に置いていないか
  • 極端に寒い場所に置いていないか
  • 直射日光が当たっていないか
  • 通気口が塞がれていないか

症状1の対処法:完全に電源が入らない場合

電源が全く入らない場合は、以下の手順で対処します。

対処法1: 放電処理(EC Reset)

最も効果的で安全な方法が、放電処理です。

EC(Embedded Controller)とは:
ノートパソコンの電源管理を担当するチップです。ここに不要な電気が溜まると、起動できなくなることがあります。

放電手順(バッテリー取り外し可能な場合):

  1. ノートパソコンの電源を完全に切る
  2. ACアダプターを外す
  3. 背面カバーを開ける
  4. バッテリーを取り外す
  5. 電源ボタンを15〜20秒間押し続ける(重要)
  6. そのまま5分間放置
  7. バッテリーを戻す
  8. ACアダプターを接続
  9. 電源ボタンを押す

放電手順(バッテリー内蔵型の場合):

  1. ノートパソコンの電源を完全に切る
  2. ACアダプターを外す
  3. 電源ボタンを30〜60秒間押し続ける
  4. そのまま5分間放置
  5. ACアダプターを接続
  6. 電源ボタンを押す

成功率:
この方法で、約60%の「電源が入らない」問題が解決します。

対処法2: ACアダプターの確認

確認項目:

ケーブルの接続:

  • プラグが完全に差し込まれているか
  • 中間の接続部が緩んでいないか
  • ノートパソコン側のコネクタも確実に差し込まれているか

ACアダプター本体:

  • ランプが点灯しているか
  • 異常に熱くなっていないか
  • 焦げ臭いにおいがしないか

コンセント:

  • 別のコンセントで試す
  • 他の電化製品を差して、コンセントが生きているか確認

テスト方法:
他のMSIノートパソコン用のACアダプターがあれば、それで試してみます(同じ電圧・アンペア数のもの)。

対処法3: 最小構成で起動テスト

ハードウェアの故障を切り分けます。

手順:

  1. すべての外部機器を外す(前述)
  2. バッテリーを外す(可能なら)
  3. ACアダプターのみで起動を試みる
  4. 起動したら、バッテリーを戻してテスト
  5. 1つずつ外部機器を接続して確認

判断:

  • ACアダプターのみで起動 → バッテリー故障の可能性
  • どちらでも起動しない → マザーボードや電源回路の故障

症状2の対処法:電源ランプは点くが画面が真っ暗

電源は入っているのに画面に何も表示されない場合の対処法です。

対処法1: 画面の明るさを確認

意外と多いのが、この単純なミスです。

確認方法:

  1. キーボードの明るさ調整キーを探す
  2. 通常は「Fn」キー + 「F5」または「F6」
  3. 明るさを最大まで上げてみる

キーの位置:
MSIノートパソコンの場合、F5またはF6キーに太陽マークがついています。

対処法2: 外部モニター接続テスト

液晶パネルの故障か、システムの問題かを切り分けます。

必要なもの:

  • 外部モニター(テレビでもOK)
  • HDMIケーブル(または対応するケーブル)

手順:

  1. 外部モニターをノートパソコンに接続
  2. ノートパソコンの電源を入れる
  3. 「Windows」キー + 「P」キーを押す
  4. 「複製」または「PCスクリーンのみ」を選択

結果の判断:

外部モニターに映る:
→ 内蔵液晶パネルまたは液晶ケーブルの故障

外部モニターにも映らない:
→ グラフィックチップまたはシステムの問題

対処法3: メモリの再装着

メモリの接触不良で画面が真っ暗になることがあります。

注意:
この作業は自己責任で行ってください。不安な場合は専門業者に依頼しましょう。

手順:

  1. 電源を完全に切る
  2. ACアダプターとバッテリーを外す
  3. 背面カバーを開ける
  4. メモリスロットを探す
  5. メモリの両端にあるクリップを外側に開く
  6. メモリを取り出す
  7. 接点部分(金色の部分)を柔らかい布で優しく拭く
  8. メモリを斜め45度で差し込む
  9. カチッと音がするまで押し込む
  10. 背面カバーを閉じる
  11. 電源を入れてテスト

複数枚ある場合:
1枚ずつ試して、どれが原因か特定します。

対処法4: セーフモードで起動

システムの問題かハードウェアの問題かを切り分けます。

手順:

  1. 電源を入れる
  2. MSIロゴが表示されたら「F3」キーを連打
  3. 回復環境が表示される
  4. 「トラブルシューティング」を選択
  5. 「詳細オプション」を選択
  6. 「スタートアップ設定」を選択
  7. 「再起動」をクリック
  8. 「5」キーまたは「F5」キーを押す(セーフモードとネットワーク)

セーフモードで起動できた場合:
グラフィックドライバーが原因の可能性が高いです。

対処:

  1. セーフモードで起動
  2. デバイスマネージャーを開く
  3. 「ディスプレイアダプター」を展開
  4. グラフィックドライバーをアンインストール
  5. 再起動
  6. MSI公式サイトから最新ドライバーをダウンロード&インストール

症状3の対処法:MSIロゴで止まる

MSIロゴ画面でフリーズする場合の対処法です。

対処法1: BIOS設定のリセット

BIOS設定に問題がある可能性があります。

手順:

  1. 電源を入れる
  2. MSIロゴが表示されたら「Delete」キーを連打
  3. BIOS画面に入る
  4. 「Save & Exit」タブに移動(矢印キーで移動)
  5. 「Restore Defaults」または「Load Optimized Defaults」を選択
  6. 「Yes」で確認
  7. 「Save Changes and Reboot」を選択

注意:
RAIDやVMD設定をカスタマイズしていた場合は、再設定が必要になります。

対処法2: 起動ドライブの確認

BIOS が正しい起動ドライブを認識していない可能性があります。

手順:

  1. BIOSに入る(「Delete」キー)
  2. 「Settings」タブに移動
  3. 「Boot」を選択
  4. 「Boot Option #1」を確認
  5. SSD/HDDが選択されているか確認
  6. 選択されていなければ、正しいドライブを選択
  7. 「Save Changes and Reboot」

ドライブが表示されない場合:
SSD/HDDのケーブル接続不良または故障の可能性があります。

対処法3: 自動修復の実行

Windowsの自動修復機能を使います。

手順:

  1. 電源を入れる
  2. MSIロゴが表示されたら「F3」または「F11」を連打
  3. 回復環境に入る
  4. 「トラブルシューティング」を選択
  5. 「詳細オプション」を選択
  6. 「自動修復」または「スタートアップ修復」を選択
  7. アカウントを選択
  8. パスワードを入力
  9. 「続行」をクリック

所要時間:
15〜30分程度かかることがあります。

対処法4: バッテリーの健康状態チェック

バッテリーの問題でMSIロゴで止まることがあります。

理由:
バッテリーが劣化すると、起動に必要な電力を供給できず、保護機能としてMSIロゴで止まります。

確認方法:

  1. バッテリーを外す(可能なら)
  2. ACアダプターのみで起動
  3. 正常に起動すれば、バッテリーが原因

バッテリー診断(Windowsが起動する場合):

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で開く
  2. 以下のコマンドを入力:
powercfg /batteryreport
  1. レポートが生成される
  2. レポートを確認してバッテリーの状態をチェック

交換の目安:
設計容量の50%以下になったら交換を検討しましょう。

症状4の対処法:Windowsが起動しない

MSIロゴは通過するけど、Windowsが起動しない場合です。

対処法1: スタートアップ修復

Windowsのスタートアップ修復を実行します。

手順:

  1. 電源を入れて強制終了を3回繰り返す
  • 電源を入れる → Windowsマークが出たら長押しで電源オフ
  • これを3回繰り返す
  1. 4回目に自動で回復環境が起動する
  2. 「詳細オプション」を選択
  3. 「トラブルシューティング」を選択
  4. 「詳細オプション」を選択
  5. 「スタートアップ修復」を選択

別の方法(F3キー):

  1. 電源を入れる
  2. MSIロゴで「F3」を連打
  3. 回復環境に入る
  4. 上記と同じ手順

対処法2: システムの復元

以前の復元ポイントに戻します。

手順:

  1. 回復環境に入る(上記参照)
  2. 「詳細オプション」を選択
  3. 「システムの復元」を選択
  4. アカウントを選択
  5. パスワードを入力
  6. 復元ポイントを選択(問題が起きる前の日付)
  7. 「次へ」→「完了」

注意:
復元ポイントが作成されていない場合は、この方法は使えません。

対処法3: セーフモードで起動して問題を特定

手順:

  1. 回復環境に入る
  2. 「トラブルシューティング」
  3. 「詳細オプション」
  4. 「スタートアップ設定」
  5. 「再起動」
  6. 「4」キーまたは「F4」キー(セーフモード)

セーフモードで起動できた場合:

原因を特定します。

確認項目:

最近インストールしたソフト:

  1. 「設定」→「アプリ」
  2. インストール日で並び替え
  3. 問題が起きる直前にインストールしたものをアンインストール

ドライバーの更新:

  1. デバイスマネージャーを開く
  2. 黄色い警告マークがないか確認
  3. あれば、そのドライバーを更新または削除

Windowsアップデート:

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」
  2. 「更新履歴を表示する」
  3. 「更新プログラムをアンインストールする」
  4. 最近の更新をアンインストール

対処法4: コマンドプロンプトで修復

システムファイルが破損している場合に有効です。

手順:

  1. 回復環境に入る
  2. 「詳細オプション」
  3. 「コマンドプロンプト」を選択
  4. 以下のコマンドを順番に実行:

SFC(システムファイルチェッカー):

sfc /scannow

所要時間: 10〜30分

DISM(展開イメージのサービスと管理):

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

所要時間: 15〜40分

チェックディスク:

chkdsk C: /f /r

所要時間: 30分〜数時間

  1. 各コマンド終了後、再起動してテスト

最終手段:工場出荷時設定への復元

上記の方法で解決しない場合、工場出荷時設定に戻します。

重要:
この方法を実行すると、すべてのデータが削除されます。

準備:データのバックアップ

可能であれば、事前にデータをバックアップしてください。

Windowsが起動しない場合:

  • 別のパソコンにSSD/HDDを接続してデータを取り出す
  • データ復旧業者に依頼する

MSI Recovery Systemを使う方法

手順:

  1. 電源を入れる
  2. MSIロゴが表示されたら「F3」を連打
  3. MSI Recovery Systemに入る
  4. 「トラブルシューティング」を選択
  5. 「PCを初期状態に戻す」を選択
  6. 2つのオプションから選ぶ:

オプション1: ファイルを保持する

  • 個人ファイルは残る
  • インストールしたアプリは削除される
  • 設定は初期化される

オプション2: すべて削除する

  • 完全に工場出荷時の状態に戻る
  • すべてのファイル、アプリ、設定が削除される
  1. 指示に従って進める

所要時間:
30分〜2時間程度

別の方法:MSI工場出荷時設定を復元

手順:

  1. 回復環境に入る(F3キー)
  2. 「オプションの選択」画面
  3. 「トラブルシューティング」を選択
  4. 「MSIの工場出荷時設定を復元」を選択(表示される場合)
  5. 「システムパーティションの回復」を選択
  6. 確認メッセージで「はい」を選択
  7. 完了まで待つ
  8. 「OK」→「続行」で再起動

ハードウェア故障の可能性と判断基準

以下の症状がある場合、ハードウェアの物理的な故障が疑われます。

マザーボードの故障

症状:

  • 電源ランプが全く点かない
  • ファンが全く回らない
  • どんな方法を試しても全く反応しない
  • 焦げたにおいがする
  • 異常な音がする

判断:
専門業者に修理を依頼する必要があります。

SSD/HDDの故障

症状:

  • BIOSでドライブが認識されない
  • 異音がする(カチカチ、ギーギー)
  • エラーメッセージ「No bootable device」
  • 頻繁にブルースクリーン

判断:
データが重要な場合は、データ復旧業者に依頼してから修理しましょう。

メモリの故障

症状:

  • 起動中にビープ音が鳴る
  • ブルースクリーンが頻発
  • メモリエラーのメッセージ

対処:
メモリを交換すれば解決します。

バッテリーの故障

症状:

  • ACアダプターなしでは起動しない
  • バッテリー残量が表示されない
  • 充電できない
  • バッテリーが膨張している

危険:
膨張したバッテリーは危険です。すぐに使用を中止し、専門業者に相談してください。

液晶パネルの故障

症状:

  • 外部モニターには映るが、内蔵画面は真っ暗
  • 画面に線が入る
  • 画面がちらつく
  • 一部だけ表示される

対処:
液晶パネルの交換が必要です。

修理が必要な場合の選択肢

自分で解決できない場合は、以下の選択肢があります。

1. MSI公式サポート

メリット:

  • 純正部品を使用
  • 正規の修理技術者
  • 保証期間内なら無料または割引

デメリット:

  • 修理費用が高い
  • 時間がかかる(1〜3週間)
  • データは保証されない

連絡先:
MSI Japanの公式サポートページから問い合わせ

2. 街のパソコン修理店

メリット:

  • 即日〜数日で修理
  • 費用が比較的安い
  • データを残せる場合がある

デメリット:

  • 店舗によって技術力に差がある
  • 非純正部品を使うことがある
  • メーカー保証が無効になる可能性

選び方:

  • 口コミを確認
  • 見積もりを複数取る
  • データ保護を明言しているか確認

3. データ復旧専門業者

こんな時に:

  • 起動しないが、データは絶対に取り出したい
  • 他の修理で失敗した
  • SSD/HDDが故障している

メリット:

  • データ復旧の専門技術
  • 成功率が高い

デメリット:

  • 費用が高額(数万円〜数十万円)
  • 時間がかかる

重要:
データが大切な場合は、修理の前にデータ復旧を優先しましょう。

予防策:今後起動しないトラブルを防ぐ方法

定期的なメンテナンス

月1回:

  • エアダスターで通気口を掃除
  • キーボードのホコリを除去

3ヶ月に1回:

  • バッテリーの健康状態をチェック
  • ディスククリーンアップ
  • デフラグ(HDDの場合)

1年に1回:

  • 内部の本格的な清掃(専門家推奨)
  • サーマルペーストの塗り直し(可能なら)

データのバックアップ

バックアップ先:

  • 外付けHDD/SSD
  • クラウドストレージ(OneDrive、Google Driveなど)
  • NAS

バックアップ頻度:

  • 重要なファイル: 毎日
  • 一般的なファイル: 週1回
  • システム全体: 月1回

適切な使用環境

避けるべき環境:

  • 極端な高温・低温
  • 湿度が高い場所
  • ホコリが多い場所
  • 直射日光

推奨環境:

  • 室温20〜25℃
  • 湿度40〜60%
  • 清潔な場所
  • 換気の良い場所

Windowsアップデートの注意

推奨:

  • 重要な作業の前は更新しない
  • 更新前にバックアップを取る
  • 自動更新は慎重に設定

トラブルシューティング中の注意事項

やってはいけないこと

強制終了を繰り返す:
データ破損の原因になります。

分解作業に自信がない場合:
無理に開けると、さらに故障する可能性があります。

非公式のツール使用:
怪しいソフトウェアはインストールしないでください。

水没後すぐに電源を入れる:
ショートして完全に壊れる可能性があります。

データを守るために

重要:
トラブルシューティング中にデータが消える可能性があります。

対策:

  1. 可能な限りバックアップを取る
  2. 初期化は最終手段
  3. 不安な場合は専門家に相談

よくある質問

Q1: 水をこぼしてしまった場合は?

A: すぐに以下の手順を実行してください。

  1. 電源を切る(長押しで強制終了)
  2. ACアダプターを抜く
  3. バッテリーを外す(可能なら)
  4. 逆さまにして水を出す
  5. タオルで拭く
  6. 48時間以上乾燥させる
  7. 専門業者に相談(推奨)

絶対にしてはいけないこと:

  • すぐに電源を入れる
  • ドライヤーで乾かす
  • 電子レンジに入れる

Q2: 保証期間内なら無料で修理できますか?

A: 条件によります。

無料になる場合:

  • 製品の初期不良
  • 通常使用での故障

有料になる場合:

  • 落下や水没などの物理的損傷
  • ユーザーの改造や分解
  • 保証期間外

確認方法:
購入時のレシートと保証書を確認してください。

Q3: BIOSにも入れない場合は?

A: ハードウェアの深刻な故障の可能性が高いです。

考えられる原因:

  • マザーボードの故障
  • CPUの故障
  • BIOSチップの破損

対処:
専門業者に診断を依頼することをおすすめします。

Q4: 起動音は聞こえるのに画面が映らない場合は?

A: 以下を順番に試してください。

  1. 画面の明るさを最大にする(Fn + F5/F6)
  2. 外部モニターに接続してテスト
  3. メモリを再装着
  4. セーフモードで起動

外部モニターに映れば、液晶パネルの故障です。

Q5: エラーメッセージが出る場合は?

A: エラーメッセージの内容によって対処が異なります。

よくあるエラー:

「No bootable device」:
起動ドライブが見つかりません。BIOS設定またはSSD/HDD故障。

「Operating System not found」:
OSが見つかりません。システムファイル破損またはドライブ故障。

ブルースクリーン(STOP エラー):
ドライバー問題、メモリ不良、またはシステム破損。

エラーコードを控えて、MSIサポートまたは専門業者に相談してください。

Q6: 電源ランプが点滅している場合は?

A: 点滅パターンが診断のヒントになります。

パターンの意味(一般的な例):

  • 長い点滅: メモリエラー
  • 短い連続点滅: CPU関連のエラー
  • 不規則な点滅: 電源供給の問題

対処:

  1. 放電処理を実行
  2. メモリを再装着
  3. それでも解決しなければ専門業者へ

Q7: 起動しない状態でデータを取り出せますか?

A: はい、可能な場合があります。

方法1: 別のパソコンに接続

  1. SSD/HDDを取り出す
  2. USB接続アダプターで別のPCに接続
  3. データをコピー

方法2: データ復旧業者に依頼
SSD/HDDが物理的に故障している場合でも、専門業者なら復旧できる可能性があります。

Q8: 修理費用の目安は?

A: 故障内容によって大きく異なります。

一般的な修理費用:

  • バッテリー交換: 8,000〜15,000円
  • メモリ交換: 5,000〜20,000円
  • SSD/HDD交換: 10,000〜30,000円
  • 液晶パネル交換: 20,000〜50,000円
  • マザーボード交換: 30,000〜80,000円

注意:
MSI公式修理は高額になることが多いです。街の修理店の方が安い場合があります。

Q9: 起動しなくなる前兆はありますか?

A: はい、いくつかの前兆があります。

注意すべき症状:

  • 起動に時間がかかるようになった
  • ブルースクリーンが出るようになった
  • 異音がするようになった
  • 異常に熱くなる
  • バッテリーの持ちが急激に悪化
  • 突然電源が落ちることがある

これらの症状が出たら、すぐにバックアップを取りましょう。

Q10: 古いノートパソコンは修理すべき?買い替えるべき?

A: 以下の基準で判断してください。

修理がおすすめ:

  • 購入から3年以内
  • 修理費用が購入価格の30%以下
  • スペックに満足している
  • データが重要

買い替えがおすすめ:

  • 購入から5年以上経過
  • 修理費用が購入価格の50%以上
  • スペックに不満がある
  • 複数箇所が故障している

判断のポイント:
修理費用 ÷ 残りの使用予定年数 < 新品購入費用 ÷ 使用予定年数
なら修理がお得です。

まとめ:MSIノートパソコンが起動しない時の対処フローチャート

最後に、症状別の対処フローをまとめます。

症状別フローチャート

完全に電源が入らない:

  1. 30分以上充電
  2. 放電処理(EC Reset)
  3. ACアダプター確認
  4. 最小構成テスト
  5. → それでもダメなら専門業者へ

電源ランプは点くが画面が真っ暗:

  1. 画面の明るさを最大に
  2. 外部モニター接続テスト
  3. メモリの再装着
  4. セーフモードで起動
  5. → 解決しなければ液晶パネルまたはグラフィック故障

MSIロゴで止まる:

  1. BIOS設定をリセット
  2. 起動ドライブの確認
  3. 自動修復の実行
  4. バッテリーを外してテスト
  5. → 解決しなければストレージ故障の可能性

Windowsが起動しない:

  1. スタートアップ修復
  2. システムの復元
  3. セーフモードで起動
  4. コマンドプロンプトで修復
  5. 工場出荷時設定に復元
  6. → それでもダメならハードウェア故障

重要なポイント

最初に試すべきこと:

  1. 充電確認
  2. 外部機器をすべて外す
  3. 放電処理

データを守るために:

  • バックアップを定期的に取る
  • 初期化は最終手段
  • 不安なら専門家に相談

修理か買い替えかの判断:

  • 修理費用と使用年数で判断
  • データが重要なら優先的に救出
  • 保証期間を確認

最後に

MSIノートパソコンが起動しない問題は、多くの場合、この記事で紹介した方法で解決できます。

対処の基本原則:

  1. 落ち着いて症状を確認
  2. 簡単な方法から試す
  3. データを最優先に考える
  4. 無理せず専門家に相談

この記事の手順に従えば、自分で解決できる可能性が高いです。でも、大切なデータが入っている場合や、自信がない場合は、無理をせず専門業者に相談することをおすすめします。

あなたのMSIノートパソコンが無事に復活することを願っています!

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