ゲーム中にFPS(フレームレート)を確認したいけど、どうすればいいかわからない…
そんなあなたに朗報です。MSI Afterburnerという無料ツールを使えば、ゲーム画面にリアルタイムでFPSや温度、使用率などを表示できるんです。
この記事では、MSI Afterburnerの導入から設定、表示されないときの対処法まで、初心者の方でもわかるように丁寧に解説していきます。
MSI Afterburnerって何?

MSI Afterburnerは、台湾のパソコンメーカー「MSI」が開発した無料のソフトウェアです。
主な機能:
- ゲーム画面にFPS(フレームレート)を表示
- GPU(グラフィックボード)やCPUの温度・使用率をモニタリング
- グラフィックボードのオーバークロック設定
- ファン速度の調整
元々はグラフィックボードの性能を引き出すためのツールですが、ゲーマーにとって最も便利なのが「OSD(オンスクリーンディスプレイ)」という機能。これを使えば、ゲーム中に画面の隅にFPSやその他の情報を表示できます。
FPSとは?
FPS(Frames Per Second)は、1秒間に画面が何回更新されるかを示す数値のこと。例えば60FPSなら、1秒間に60枚の画像が表示されている状態です。この数値が高いほど、ゲーム画面が滑らかに動きます。
ダウンロードとインストール方法
まずはMSI Afterburnerをパソコンにインストールしましょう。
ダウンロード手順
- MSI公式サイトのAfterburnerページにアクセス
- 「Download Afterburner」ボタンをクリック
- zipファイルがダウンロードされる
インストール手順
ダウンロードしたファイルは圧縮(zip)されているので、まず解凍します。
- ダウンロードしたzipファイルを右クリック
- 「すべて展開」を選択
- 展開されたフォルダ内の実行ファイルをダブルクリック
- インストーラーが起動したら「Next」をクリック
重要なポイント:
「コンポーネントを選んでください」という画面が表示されたら、必ず以下の2つにチェックを入れてください。
- MSI Afterburner
- RivaTuner Statistics Server
RivaTuner Statistics Server(略してRTSS)は、MSI Afterburnerで検出した情報を実際にゲーム画面に表示するためのソフトです。これがないとFPS表示ができないので、必ずインストールしましょう。
FPS表示の基本設定
インストールが完了したら、いよいよFPS表示の設定です。
MSI Afterburnerの設定画面を開く
- MSI Afterburnerを起動
- 画面中央あたりにある「歯車アイコン」をクリック
これでMSI Afterburnerのプロパティ(設定画面)が開きます。
モニタリング項目を選択
設定画面が開いたら、以下の手順で進めます。
- 「モニタリング」タブをクリック
- 「アクティブハードウェア監視グラフ」の一覧から「フレームレート」を探す
- 「フレームレート」の左側にあるチェックボックスをクリック(グレーアウトしていたらオンになる)
- 「フレームレート」をクリックして選択状態にする
- 下の方にある「オンスクリーンディスプレイでの表示」にチェックを入れる
- 「プロパティ」欄に「場所 OSD」と表示されることを確認
- 画面右下の「適用」をクリック
絶対に忘れないで!
設定を変更したら、必ず「適用」ボタンをクリックしてください。このボタンを押さないと設定が反映されません。
オンスクリーンディスプレイの切り替えキーを設定
次に、ゲーム中にFPS表示のオン/オフを切り替えるためのキーを設定します。
- 「オンスクリーンディスプレイ」タブをクリック
- 「オンスクリーンディスプレイの切り替え」の「なし」と書かれた部分をクリック
- 使いたいキーを押す(例: F11、F10など)
- 「適用」→「OK」をクリック
これで基本設定は完了です!
実際にゲームで確認してみよう
設定が完了したら、実際にゲームを起動してFPSが表示されるか確認しましょう。
表示の手順
- MSI Afterburnerを起動したままにする(最小化でもOK)
- ゲームを起動
- ゲーム中に設定したキー(例: F11)を押す
- 画面左上にFPSが表示される
注意点:
MSI Afterburnerが起動していないと、FPS表示は機能しません。ゲームを起動する前、または起動した後でもいいので、MSI Afterburnerを立ち上げておきましょう。
追加で表示したい項目を設定する
FPSだけでなく、GPU温度やCPU使用率なども一緒に表示できます。
おすすめの表示項目
GPU関連:
- GPU temperature(GPU温度) – グラフィックボードの温度
- GPU usage(GPU使用率) – グラフィックボードがどれだけ使われているか
- Memory usage(メモリ使用量) – ビデオメモリの使用量
CPU関連:
- CPU temperature(CPU温度) – プロセッサーの温度
- CPU usage(CPU使用率) – プロセッサーの使用率
その他:
- RAM usage(RAM使用量) – メモリの使用量
- Framerate(フレームレート) – FPS
これらの項目も、先ほどと同じ手順で設定できます。モニタリングタブで各項目にチェックを入れて、「オンスクリーンディスプレイでの表示」を有効にするだけです。
項目をグループ化する
複数の項目を表示すると、画面がごちゃごちゃしてしまいます。そんなときは、関連する項目をグループ化すると見やすくなります。
- グループ化したい項目を「Ctrl」キーを押しながらクリック(複数選択)
- 「Override group name」にチェックを入れる
- グループ名を入力(例: GPU、CPUなど)
- 「適用」をクリック
これで、選択した項目が同じグループとしてまとめて表示されます。
FPS表示が出ない場合の対処法
設定したのにFPSが表示されない…そんなときは以下の方法を試してみてください。
RivaTuner Statistics Serverが起動しているか確認
- タスクバー右下の「隠れているインジケーターを表示」(上向き矢印)をクリック
- モニターのようなアイコンがあるか確認
- なければ、スタートメニューから「RivaTuner Statistics Server」を検索して起動
ベンチマークモードを有効にする
FPSの最大値、最小値、平均値などが表示されない場合は、この設定が必要です。
- RivaTuner Statistics Serverを起動
- 画面下部の「Setup」をクリック
- 「General」タブの「Compatibility properties」欄にある「Enable benchmark mode」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
これで、FPS avgやFPS minなどの詳細情報も表示されるようになります。
他のベンチマークソフトとの競合を確認
GeForce ExperienceやSteamなど、他のFPS表示ツールが動いていると、MSI Afterburnerと競合することがあります。
GeForce Experienceの場合:
- GeForce Experienceを開く
- 設定画面で「インゲームオーバーレイ」をオフにする
Steamの場合:
- Steamの設定を開く
- 「ゲーム中」タブでFPSカウンターをオフにする
ソフトウェアを再インストール
上記の方法で解決しない場合は、MSI Afterburnerを一度アンインストールして、再度インストールしてみましょう。
表示のカスタマイズ方法
デフォルトでは左上に小さく表示されますが、RivaTuner Statistics Serverを使えば見た目を自由にカスタマイズできます。
フォントサイズを変更する
- RivaTuner Statistics Serverを起動
- 「On-Screen Display Zoom」のスライダーを右に動かす
- 下のプレビュー画面で確認しながら調整
表示位置を変更する
- RivaTuner Statistics Serverのプレビュー画面で表示されている数字(例: 60)をドラッグ
- 好きな位置に移動
- ゲームで確認
画面の右上、右下、左下など、好きな場所に配置できます。
色を変更する
- MSI Afterburnerの設定画面を開く
- 「モニタリング」タブで項目を選択
- 「オンスクリーンディスプレイでの表示」の横にある「…」ボタンをクリック
- 「On-Screen Display Layout」画面で色を変更
GPU関連は赤、CPU関連は緑など、項目ごとに色分けすると見やすくなります。
フォントを変更する
- RivaTuner Statistics Serverで「Raster3D」の部分をクリック
- 好みのフォントを選択
テキストとグラフの両方を表示
FPSの変動を視覚的に確認したい場合は、グラフ表示が便利です。
- MSI Afterburnerの「モニタリング」タブで「フレームレート」を選択
- 「オンスクリーンディスプレイでの表示」の右側のドロップダウンメニューをクリック
- 「text, graph」を選択
これで、数値とグラフの両方が表示されます。FPSが急に下がったときなどが一目でわかるようになります。
表示名を変更する

デフォルトでは「D3D11」のような専門的な表記になっていて、わかりにくいことがあります。
表示名の変更方法
- MSI Afterburnerの「モニタリング」タブで項目を選択
- 「Override group name」にチェックを入れる
- 好きな名前を入力(例: 「FPS」「GPU温度」など)
- 「適用」をクリック
これで、ゲーム画面でもわかりやすい名前で表示されます。
Windows起動時に自動で立ち上げる設定
毎回MSI Afterburnerを起動するのが面倒な場合は、自動起動の設定をしましょう。
- MSI Afterburnerの設定画面を開く
- 「全般」タブを選択
- 「Start with Windows」にチェックを入れる
- 「Start minimized」にもチェックを入れる(最小化で起動)
- 「適用」をクリック
RivaTuner Statistics Serverも同様に自動起動の設定をしておくと便利です。
よくある質問と回答
FPSが表示されているけど、数値が変わらない
ゲームによってはVSync(垂直同期)がオンになっていると、FPSが60や120で固定されることがあります。ゲームの設定でVSyncをオフにしてみてください。
特定のゲームだけ表示されない
一部のオンラインゲームでは、チート対策として外部ツールの使用が制限されている場合があります。そのようなゲームではMSI Afterburnerが動作しないことがあるので、ゲームの公式情報を確認しましょう。
表示が小さすぎて見えない
RivaTuner Statistics Serverの「On-Screen Display Zoom」で拡大できます。スライダーを右に動かして、見やすいサイズに調整してください。
CPU使用率の数値がタスクマネージャーと違う
MSI AfterburnerとWindowsのタスクマネージャーでは、CPU使用率の計算方法が若干異なることがあります。どちらも正しい値ですが、異なる視点から測定しているためです。
ゲーム中にカクつくようになった
MSI Afterburner自体は軽量なソフトですが、あまりにも多くの項目を表示しすぎると、わずかに負荷がかかることがあります。表示項目を減らしてみてください。
まとめ:MSI Afterburnerでゲーム体験を向上させよう
MSI AfterburnerのFPS表示機能を使えば、ゲームのパフォーマンスをリアルタイムで確認できます。
この記事のポイント:
- MSI AfterburnerとRivaTuner Statistics Serverの両方をインストール
- モニタリングタブでフレームレートを選択し、OSD表示を有効化
- 必ず「適用」ボタンを押すこと
- 表示されない場合はRTSSの起動とベンチマークモードを確認
- カスタマイズでより見やすく
FPSを確認することで、以下のようなメリットがあります。
パフォーマンスの把握:
ゲームがどれくらい快適に動いているか数値でわかる
設定の最適化:
グラフィック設定を調整して、画質とFPSのバランスを取れる
問題の特定:
FPSが急に下がったとき、GPU温度やCPU使用率も確認することで原因を特定しやすい
ハードウェアの状態確認:
温度が高すぎないか、パーツが正常に動作しているかチェックできる
慣れてきたら、GPU温度やCPU使用率なども表示して、パソコン全体の状態を把握するのもおすすめです。
最初は設定が少し複雑に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、あとはゲームを楽しむだけ。ぜひこの記事を参考に、MSI Afterburnerを活用してみてくださいね!

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