Microsoftのバージョン確認方法まとめ!Windows・Office・Edge・Teamsを一発チェック

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「サポートに問い合わせたら、バージョンを聞かれた」 「この機能を使いたいけど、自分のバージョンで使える?」 「アップデートしたはずなのに、本当に最新版?」 「セキュリティ更新が適用されているか不安」

Microsoft製品のバージョン確認は、トラブル解決やセキュリティ確保の第一歩です。

でも、製品によって確認方法がバラバラで分かりにくいですよね。この記事では、Windows、Office、Edge、Teamsなど、主要なMicrosoft製品のバージョン確認方法を、画像付きで分かりやすく解説します。


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  1. Windows のバージョン確認方法
    1. 方法1:設定アプリから確認(推奨)
    2. 方法2:winverコマンド(最速)
    3. 方法3:システム情報から確認
    4. 方法4:コマンドプロンプトで確認
    5. Windows 10とWindows 11の見分け方
  2. Microsoft Office のバージョン確認
    1. Office 365/Microsoft 365 の確認方法
    2. Office 2019/2021/2024(買い切り版)の確認
    3. 32ビット版と64ビット版の確認
    4. Officeの更新状態を確認
  3. Microsoft Edge のバージョン確認
    1. 基本的な確認方法
    2. 自動更新の確認と手動更新
    3. Edge の詳細情報確認
  4. Microsoft Teams のバージョン確認
    1. デスクトップアプリ版
    2. Web版のバージョン確認
    3. 新しいTeams(Teams 2.0)の確認
  5. その他のMicrosoft製品のバージョン確認
    1. OneDrive
    2. Outlook(デスクトップ)
    3. Visual Studio Code
    4. PowerShell
  6. コマンドラインで一括確認
    1. PowerShellスクリプトで全確認
    2. バッチファイルで簡易確認
  7. バージョン情報の読み方
    1. バージョン番号の構成
    2. Windows のバージョン体系
    3. Office の更新チャネル
  8. サポート終了の確認方法
    1. Windows サポートライフサイクル
    2. Office サポート状況
  9. トラブルシューティング
    1. バージョン情報が表示されない
    2. 更新できない・古いバージョンのまま
    3. バージョン不整合の解決
  10. よくある質問と回答
    1. Q1:32ビット版と64ビット版、どちらを使うべき?
    2. Q2:バージョンアップは自動?手動?
    3. Q3:古いバージョンに戻せる?
    4. Q4:バージョンが違うと互換性問題は起きる?
    5. Q5:どのくらいの頻度で更新すべき?
  11. まとめ:定期的なバージョン確認で安全・快適に

Windows のバージョン確認方法

方法1:設定アプリから確認(推奨)

最も詳しい情報が確認できる方法です。

手順:

  1. Windowsキー + I で設定を開く
  2. **「システム」**をクリック
  3. 「バージョン情報」(一番下)を選択

確認できる情報:

  • エディション:Windows 11 Home、Pro、Enterprise など
  • バージョン:23H2、22H2 など
  • インストール日:いつインストールしたか
  • OSビルド:22621.3007 など詳細な番号
  • エクスペリエンス:Windows Feature Experience Pack

方法2:winverコマンド(最速)

素早く基本情報だけ確認したい時に便利。

手順:

  1. Windows + R キーを押す
  2. **「winver」**と入力
  3. Enterキーを押す

表示される情報:

  • Windowsのバージョン(11 or 10)
  • バージョン番号(23H2など)
  • OSビルド番号
  • 著作権情報

方法3:システム情報から確認

より技術的な詳細情報が必要な場合。

手順:

  1. Windows + R「msinfo32」
  2. システム情報ウィンドウが開く
  3. 「システムの要約」を確認

追加で確認できる情報:

  • BIOS バージョン
  • インストール物理メモリ
  • システムの種類(x64、x86)
  • Hyper-V の状態

方法4:コマンドプロンプトで確認

バッチ処理やスクリプトで使いたい時に。

コマンド:

# 基本情報
systeminfo | findstr /B /C:"OS Name" /C:"OS Version"

# 詳細なビルド情報
ver

# より詳しい情報
wmic os get Caption,Version,BuildNumber,OSArchitecture

Windows 10とWindows 11の見分け方

視覚的な違い:

  • タスクバー:中央揃え(11)vs 左揃え(10)
  • スタートメニュー:中央(11)vs 左端(10)
  • 角の形状:丸い(11)vs 四角(10)

バージョン番号の違い:

  • Windows 11:バージョン 21H2以降
  • Windows 10:バージョン 22H2まで

Microsoft Office のバージョン確認

Office 365/Microsoft 365 の確認方法

Word、Excel、PowerPointから確認:

  1. 任意のOfficeアプリを開く
  2. **「ファイル」**メニューをクリック
  3. 「アカウント」(または「Officeアカウント」)
  4. **「製品情報」**セクションを確認

確認できる情報:

  • 製品名:Microsoft 365 Apps for enterprise など
  • バージョン:バージョン 2401(ビルド 17231.20236)
  • 更新チャネル:最新チャネル、月次エンタープライズなど
  • ライセンス状態:認証済み、試用版など

Office 2019/2021/2024(買い切り版)の確認

バージョン番号の見方:

  • Office 2019:16.0.10xxx.xxxxx
  • Office 2021:16.0.14xxx.xxxxx
  • Office 2024:16.0.18xxx.xxxxx

詳細確認方法:

  1. Officeアプリで 「ファイル」→「アカウント」
  2. **「[製品名]のバージョン情報」**をクリック
  3. ダイアログボックスの最上部を確認

32ビット版と64ビット版の確認

重要性: アドインの互換性に影響

確認手順:

  1. 「ファイル」→「アカウント」
  2. 「[製品名]のバージョン情報」
  3. バージョン番号の後ろを確認
    • 「32ビット」または「64ビット」と表示

Officeの更新状態を確認

手順:

  1. 「ファイル」→「アカウント」
  2. **「Office更新プログラム」**セクション
  3. 「更新オプション」→「今すぐ更新」

更新チャネルの種類:

  • 最新チャネル:月1〜2回更新
  • 月次エンタープライズ:月1回更新
  • 半期エンタープライズ:年2回更新

Microsoft Edge のバージョン確認

基本的な確認方法

手順:

  1. Edge を開く
  2. 右上の「…」(設定など)をクリック
  3. 「ヘルプとフィードバック」
  4. 「Microsoft Edge について」

ショートカット:

  • アドレスバーに **「edge://settings/help」**と入力

表示される情報:

  • バージョン番号:120.0.2210.77 など
  • Chromiumバージョン:ベースとなるエンジン
  • 更新状態:最新版かどうか
  • 著作権情報

自動更新の確認と手動更新

自動更新の状態確認:

  1. **「edge://settings/help」**にアクセス
  2. 以下のメッセージを確認:
    • ✅「Microsoft Edge は最新版です」
    • ⚠️「更新プログラムをダウンロード中」
    • 🔄「再起動して更新を完了」

手動更新の強制実行:

  1. 「Microsoft Edge について」を開く
  2. 自動的に更新チェック開始
  3. 更新があれば自動ダウンロード
  4. **「再起動」**ボタンで適用

Edge の詳細情報確認

開発者向け情報:

edge://version/

確認できる詳細:

  • JavaScript エンジンバージョン
  • User Agent 文字列
  • コマンドラインスイッチ
  • プロファイルパス

Microsoft Teams のバージョン確認

デスクトップアプリ版

確認方法1:設定から

  1. プロフィール画像をクリック
  2. **「設定」**を選択
  3. **「バージョン情報」**タブ
  4. **「バージョン」**を確認

確認方法2:キーボードショートカット

  • Ctrl + Alt + Shift + 1(Windows)
  • Command + Option + Shift + 1(Mac)

表示される情報:

  • バージョン番号:1.6.00.34763
  • ビルド日時
  • アーキテクチャ(32/64ビット)
  • アップデート情報

Web版のバージョン確認

手順:

  1. Teams Webを開く
  2. F12で開発者ツール
  3. Consoleタブ
  4. **「version」**と入力

新しいTeams(Teams 2.0)の確認

新旧の見分け方:

  • パフォーマンス:起動が速い(新)
  • UI:よりシンプル(新)
  • 設定の場所:左下に設定(新)vs 右上(旧)

バージョン確認:

  • 新Teams:2.x.x.xxxxx
  • 従来Teams:1.x.x.xxxxx

その他のMicrosoft製品のバージョン確認

OneDrive

Windows版:

  1. タスクトレイのOneDriveアイコン
  2. 設定(歯車)「設定」
  3. **「バージョン情報」**タブ

表示情報:

  • バージョン:24.012.0121.0003
  • ビルド番号
  • 同期エンジンバージョン

Outlook(デスクトップ)

確認方法:

  1. **「ファイル」**メニュー
  2. 「Officeアカウント」
  3. 「Outlookのバージョン情報」

メール画面から:

  • Ctrl + クリックでOutlookアイコン
  • バージョン情報ダイアログ表示

Visual Studio Code

確認方法:

  1. **「ヘルプ」**メニュー
  2. 「バージョン情報」
  3. または Ctrl + Shift + P →「About」

コマンドパレット:

code --version

PowerShell

確認コマンド:

# PowerShellバージョン
$PSVersionTable

# 詳細情報
$PSVersionTable.PSVersion

# Windows PowerShell vs PowerShell Core
$PSVersionTable.PSEdition

コマンドラインで一括確認

PowerShellスクリプトで全確認

# Microsoft製品バージョン一括確認スクリプト
Write-Host "=== Microsoft Products Version Check ===" -ForegroundColor Green

# Windows
Write-Host "`n[Windows]" -ForegroundColor Yellow
Get-CimInstance Win32_OperatingSystem | Select-Object Caption, Version, BuildNumber | Format-List

# Office
Write-Host "`n[Office]" -ForegroundColor Yellow
$officePath = "HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Configuration"
if (Test-Path $officePath) {
    Get-ItemProperty -Path $officePath | Select-Object ProductReleaseIds, VersionToReport
}

# Edge
Write-Host "`n[Edge]" -ForegroundColor Yellow
Get-ItemProperty "HKLM:\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Edge\BLBeacon" | Select-Object version

# .NET Framework
Write-Host "`n[.NET Framework]" -ForegroundColor Yellow
Get-ItemProperty "HKLM:SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP\v4\Full\" | Select-Object Release, Version

バッチファイルで簡易確認

@echo off
echo === Windows Version ===
ver
echo.
echo === System Info ===
systeminfo | findstr /B /C:"OS Name" /C:"OS Version"
echo.
echo === Office Info ===
reg query "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Configuration" /v VersionToReport 2>nul
echo.
pause

バージョン情報の読み方

バージョン番号の構成

一般的な形式:

メジャー.マイナー.ビルド.リビジョン
例:16.0.15726.20070

意味:

  • メジャー:大規模な変更
  • マイナー:機能追加
  • ビルド:バグ修正
  • リビジョン:緊急修正

Windows のバージョン体系

年度+半期表記:

  • 23H2:2023年後半(H2=下半期)
  • 23H1:2023年前半(H1=上半期)
  • 22H2:2022年後半

サポート期限の目安:

  • Home/Pro:18ヶ月
  • Enterprise/Education:30ヶ月

Office の更新チャネル

チャネル更新頻度用途
最新チャネル月1-2回最新機能をすぐ使いたい
月次エンタープライズ月1回バランス重視
半期エンタープライズ年2回安定性重視

サポート終了の確認方法

Windows サポートライフサイクル

確認サイト:

https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/

Windows 10 サポート終了予定:

  • 22H2:2025年10月14日
  • 21H2:2024年6月(終了済み)

Windows 11 サポート期間:

  • 各バージョン:24ヶ月(Home/Pro)
  • 36ヶ月(Enterprise/Education)

Office サポート状況

Microsoft 365:

  • 常に最新版を提供
  • サポート終了なし(サブスク継続中)

永続ライセンス版:

  • Office 2016:2025年10月13日
  • Office 2019:2025年10月14日
  • Office 2021:2026年10月13日

トラブルシューティング

バージョン情報が表示されない

対処法:

  1. 管理者権限で実行
    • アプリを右クリック
    • 「管理者として実行」
  2. レジストリ確認
    • Win+R → regedit
    • 該当パスを確認
  3. 修復インストール
    • 設定→アプリ→修復

更新できない・古いバージョンのまま

確認事項:

  1. Windows Update確認
    • 設定→更新とセキュリティ
    • 「更新プログラムのチェック」
  2. グループポリシー確認
    • 企業管理の場合
    • IT部門に確認
  3. ディスク容量
    • 最低10GB以上の空き
    • 一時ファイルの削除

バージョン不整合の解決

症状:

  • 表示されるバージョンが異なる
  • 機能が使えない

解決方法:

  1. キャッシュクリア
  2. 完全アンインストール→再インストール
  3. ユーザープロファイルの再作成

よくある質問と回答

Q1:32ビット版と64ビット版、どちらを使うべき?

A: 現在のPCなら64ビット版を推奨します。メモリを4GB以上認識でき、パフォーマンスも向上します。ただし、古いアドインやドライバーを使用する場合は32ビット版が必要な場合があります。

Q2:バージョンアップは自動?手動?

A:

  • Windows:Windows Updateで自動(設定変更可)
  • Microsoft 365:自動更新がデフォルト
  • Edge:バックグラウンドで自動更新
  • Teams:起動時に自動チェック

Q3:古いバージョンに戻せる?

A:

  • Windows:10日以内なら「回復」から戻せる
  • Office:以前のバージョンをダウンロード可能(365のみ)
  • Edge:基本的に不可(セキュリティリスク)

Q4:バージョンが違うと互換性問題は起きる?

A: 基本的に下位互換性があるので、新しいバージョンで作成したファイルを古いバージョンで開く時だけ注意が必要です。特にOfficeは「互換モード」で保存することで回避できます。

Q5:どのくらいの頻度で更新すべき?

A: セキュリティ更新は即座に適用すべきです。機能更新は、安定性を重視するなら1-2ヶ月様子を見てから適用しても構いません。企業環境では、テスト後に展開することを推奨します。


まとめ:定期的なバージョン確認で安全・快適に

Microsoft製品のバージョン確認は、一度覚えれば簡単です。

重要ポイントのおさらい:

  1. 確認方法を覚えておく
    • Windows:設定 or winver
    • Office:ファイル→アカウント
    • Edge:edge://settings/help
    • Teams:プロフィール→設定
  2. 定期的にチェック
    • 月1回は確認
    • サポート終了日を把握
    • セキュリティ更新を優先
  3. トラブル時は真っ先に確認
    • サポートへの問い合わせ時
    • 新機能が使えない時
    • 互換性問題の発生時
  4. 最新版を使うメリット
    • セキュリティの向上
    • 新機能の利用
    • パフォーマンス改善
    • サポートの継続

バージョン管理は面倒に感じるかもしれませんが、トラブルを未然に防ぎ、快適にPCを使うための重要な習慣です。

この記事をブックマークして、必要な時にすぐ確認できるようにしておきましょう!

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