「仕事で毎日使っているWord、いつまで使えるの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、Microsoft Word(ワード)を含むOffice製品には「サポート期間」があり、期限が過ぎるとセキュリティリスクが高まります。この記事では、Wordのサポート期間について、基礎から分かりやすく解説していきます。
Microsoft Officeのサポート期間とは?
Microsoft Wordのサポート期間は?バージョン別の終了時期と対策を解説
「仕事で毎日使っているWord、いつまで使えるの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、Microsoft Word(ワード)を含むOffice製品には「サポート期間」があり、期限が過ぎるとセキュリティリスクが高まります。この記事では、Wordのサポート期間について、基礎から分かりやすく解説していきます。
Microsoft Officeのサポート期間とは?
Microsoft Officeのサポート期間とは、マイクロソフトが製品に対して「セキュリティ更新」や「不具合の修正」「技術サポート」などを提供してくれる期間のことです。
WordやExcel、PowerPointなどは、すべてMicrosoft Officeというパッケージに含まれているため、サポート期間もOfficeのバージョンごとに決められています。
サポート期間の種類
Microsoft Officeには、2つのサポート期間があります。
メインストリームサポート
製品発売後の最初の期間で、以下のサポートが受けられます。
- 新機能の追加
- 不具合の修正
- セキュリティ更新プログラムの配信
- 技術サポート(問い合わせ対応)
- 仕様変更の要望受付
つまり、製品が最も充実したサポートを受けられる期間ですね。
延長サポート
メインストリームサポート終了後に提供される期間で、以下の限定的なサポートのみが受けられます。
- セキュリティ更新プログラムの配信
- 有償の技術サポート
新機能の追加や無償の技術サポートは受けられなくなります。
ただし、Office 2021以降は延長サポートが廃止されました。つまり、メインストリームサポートが終了すると、すべてのサポートが打ち切られることになったんです。
バージョン別のサポート期間一覧
それでは、各バージョンのOffice(Word含む)のサポート状況を見ていきましょう。
サポート終了済みのバージョン
Office 2010
- 発売日:2010年6月
- メインストリーム終了:2015年10月13日
- 延長サポート終了:2020年10月13日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
すでに5年近く前にサポートが完全に終了しています。セキュリティリスクが非常に高い状態です。
Office 2013
- 発売日:2013年1月
- メインストリーム終了:2018年4月10日
- 延長サポート終了:2023年4月11日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
2023年にサポートが終了したばかりです。まだ使い続けている方もいるかもしれませんが、早めの移行をおすすめします。
Office 2016
- 発売日:2015年9月
- メインストリーム終了:2020年10月13日
- 延長サポート終了:2025年10月14日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
2025年10月14日にすべてのサポートが終了しました。使い続けている場合は、早急に新しいバージョンへの移行が必要です。
Office 2019
- 発売日:2018年9月
- メインストリーム終了:2023年10月10日
- 延長サポート終了:2025年10月14日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
Office 2016と同じく、2025年10月14日にサポートが終了しました。Office 2019は延長サポート期間が2年間と短縮されていたんです。
Office 2019 for Mac
- 発売日:2018年9月
- サポート終了:2023年10月10日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
Mac版のOffice 2019は、Windows版よりも2年早くサポートが終了しています。
サポート継続中のバージョン
Office 2021
- 発売日:2021年10月
- メインストリーム終了予定:2026年10月13日
- 延長サポート:なし
- 現在の状態:サポート継続中(あと約1年)
Office 2021は、発売から約5年でサポートが完全に終了します。延長サポートが廃止されたため、2026年10月13日を過ぎると一切のサポートが受けられなくなります。
購入を検討している方は、残りのサポート期間が1年程度しかないことを考慮しましょう。
Office LTSC 2021
- 発売日:2021年9月
- サポート終了予定:2026年10月13日
- 現在の状態:サポート継続中(あと約1年)
LTSC(Long Term Servicing Channel)版も、通常版と同じ2026年10月13日にサポートが終了します。「長期サポート」という名前ですが、実際のサポート期間は通常版と同じ5年間です。
Office 2024
- 発売日:2024年10月
- サポート終了予定:2029年10月9日
- 現在の状態:サポート継続中(あと約5年)
最新の買い切り版Officeです。発売から約5年間のサポートが提供されます。
Office 2021と同様、延長サポートはなく、メインストリームサポートのみの5年間となります。
Office LTSC 2024
- 発売日:2024年10月
- サポート終了予定:2029年10月9日
- 現在の状態:サポート継続中(あと約5年)
企業向けのLTSC版も、通常版と同じくらいのサポート期間です。
Microsoft 365(旧Office 365)
- サポート期間:契約期間中は常に最新
- 現在の状態:継続的なサポート
サブスクリプション(月額・年額払い)版のMicrosoft 365は、契約期間中は常に最新の状態に自動更新されます。そのため、サポート終了を気にする必要がありません。
サポート期間の変化:何が変わった?
ここで注目すべきは、サポート期間が大幅に短縮されたことです。
かつては10年間のサポートがあった
Office 2010やOffice 2013の時代は、合計10年間のサポートが提供されていました。
- メインストリームサポート:5年間
- 延長サポート:5年間
- 合計:10年間
「一度買えば長く使える」というのが、買い切り版Officeの大きなメリットだったんです。
Office 2016から短縮が始まった
Office 2016では、延長サポートが5年間のまま維持されましたが、Office 2019で大きな変化がありました。
Office 2019
- メインストリームサポート:5年間
- 延長サポート:2年間
- 合計:7年間
延長サポートが5年から2年に短縮され、実質的な製品寿命が3年減ったことになります。
Office 2021以降は5年間のみ
さらに、Office 2021からは延長サポートが完全に廃止されました。
Office 2021・2024
- メインストリームサポート:5年間
- 延長サポート:なし
- 合計:5年間
Office 2010の時代と比べると、サポート期間が半分になったわけですね。
なぜサポート期間が短縮されたのか?
マイクロソフトの意図としては、サブスクリプション版のMicrosoft 365への誘導があると考えられています。
買い切り版のサポート期間を短くすることで、常に最新の状態が保たれるMicrosoft 365の魅力が相対的に高まるという構図です。
サポート終了後も使い続けるとどうなる?
「サポートが終了しても、WordやExcelが使えなくなるわけじゃないよね?」
確かにその通りです。サポート終了後も、アプリケーション自体は起動しますし、文書の作成や編集も可能です。
ただし、重大なリスクが伴います。
セキュリティリスクが高まる
これが最も深刻な問題です。
サポート終了後は、新しく発見されたセキュリティの脆弱性に対する修正プログラムが一切提供されなくなります。
その結果、以下のようなリスクが生じます。
- ウイルス感染の危険性が高まる
- マルウェア(悪意のあるソフトウェア)に感染しやすくなる
- 個人情報や機密情報が流出する可能性がある
- 不正アクセスを受けやすくなる
特に、インターネットに接続してメールの添付ファイルを開いたり、Webから資料をダウンロードしたりする場合は、リスクが格段に高くなります。
互換性の問題が発生する
時間が経つにつれて、新しいWindowsや他のソフトウェアとの互換性に問題が生じる可能性があります。
- 新しいファイル形式が開けない
- 印刷時にレイアウトが崩れる
- 他のアプリケーションとの連携ができなくなる
- 最新のフォントや機能が使えない
取引先から送られてきた最新のOfficeファイルが正しく表示されない、といった業務上の支障も考えられます。
技術サポートが受けられない
何か問題が起きても、マイクロソフトからのサポートは一切受けられません。
- 使い方の問い合わせができない
- 不具合が起きても対応してもらえない
- 新しいOSで動かない場合も助けてもらえない
有償サポートも含め、すべてのサポートが終了するため、トラブル時は自力で解決するしかなくなります。
コンプライアンス上の問題
企業の場合、サポートが終了したソフトウェアを使い続けることは、コンプライアンス(法令遵守)の観点から問題になる場合があります。
サポート終了後のソフトウェアを使用したことにより情報漏洩が発生した場合、企業の責任を問われる可能性があるんです。
- 顧客や取引先の信頼を失う
- 企業イメージの低下
- 場合によっては法的責任を問われる
業界によっては、規制により古いソフトウェアの使用が禁じられていることもあります。
今使っているOfficeのバージョンを確認する方法
自分が使っているOfficeのバージョンが分からない場合は、次の方法で確認できます。
Windowsの場合
- WordやExcelなどのOfficeアプリを開く
- 画面左上の「ファイル」をクリック
- 「アカウント」または「ヘルプ」をクリック
- 「Wordのバージョン情報」または「製品情報」をクリック
ここで、「Office 2019」「Office 2021」といったバージョン情報が確認できます。
Macの場合
- WordやExcelなどのOfficeアプリを開く
- 画面上部のメニューバーから「Word」(またはアプリ名)をクリック
- 「Wordについて」をクリック
バージョン情報が表示されます。
Microsoft 365の場合
Microsoft 365(サブスクリプション版)を使っている場合は、「Microsoft 365」や「Office 365」と表示されます。
この場合は、サポート終了を気にする必要はありません。
サポート終了が迫っている場合の対策
Office 2021を使っている方、またはすでにサポートが終了したOffice 2016・2019を使っている方は、早めの対策が必要です。
対策1:Office 2024にアップグレードする
最もシンプルな対策は、最新の買い切り版であるOffice 2024を購入することです。
メリット
- 一度買えば追加料金なしで使える
- インターネット接続なしでも利用可能
- 使い慣れたインターフェース
デメリット
- 初期費用が高い(3〜4万円程度)
- 5年後には再び買い替えが必要
- 新機能の追加がない
こんな人におすすめ
- 月額料金を支払いたくない
- オフライン環境で使いたい
- 基本的な機能だけあれば十分
対策2:Microsoft 365に移行する
サブスクリプション版のMicrosoft 365に切り替える方法もあります。
メリット
- 常に最新バージョンが使える
- サポート終了を気にしなくて良い
- OneDrive(1TB)などのクラウドサービスが使える
- 複数のデバイスで使える(プランによる)
- 初期費用が安い
デメリット
- 月額または年額の支払いが必要
- 契約を止めるとOfficeが使えなくなる
- 長期的にはコストが高くなる可能性
料金の目安
- Microsoft 365 Personal(個人向け):年額12,984円(月額換算約1,082円)
- Microsoft 365 Family(家族向け・最大6人):年額18,400円(月額換算約1,533円)
こんな人におすすめ
- 常に最新の機能を使いたい
- 複数のデバイスで使いたい
- クラウドストレージも必要
- 初期費用を抑えたい
対策3:無料の代替ソフトを使う
コストを抑えたい場合は、無料の互換ソフトを検討するのも一つの方法です。
Office Online(無料)
マイクロソフトが提供する無料のWeb版Officeです。ブラウザ上でWord、Excel、PowerPointが使えます。
- メリット:完全無料、基本機能は使える
- デメリット:機能が限定的、インターネット接続が必須
Google Workspace(基本無料)
Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドなどが使えます。
- メリット:完全無料、共同編集に強い、クラウド保存
- デメリット:Officeとの互換性に一部問題がある
LibreOffice(無料)
オープンソースの無料オフィスソフトです。
- メリット:完全無料、オフラインで使える、Officeファイルの編集可能
- デメリット:互換性が完全ではない、サポートが限定的
注意点
無料の代替ソフトは、Microsoft Officeとの完全な互換性がない場合があります。
- レイアウトが崩れる
- マクロが動作しない
- 高度な機能が使えない
業務で使う場合や、取引先とファイルをやり取りする場合は、慎重に検討しましょう。
どの選択肢が自分に合っている?
選択肢が多くて迷ってしまいますよね。用途別におすすめの選択肢をまとめました。
個人で家庭利用の場合
基本的な文書作成だけ → Office Online(無料)またはGoogleドキュメント(無料)
たまに使うだけで予算が限られている → Office 2024の購入を検討(5年間使えると考えれば)
常に最新機能を使いたい、複数デバイスで使う → Microsoft 365 Personal(年額12,984円)
家族で使う場合
家族全員で使いたい → Microsoft 365 Family(年額18,400円、最大6人まで)
これが最もコストパフォーマンスが良いでしょう。
ビジネス利用の場合
小規模事業・フリーランス → Microsoft 365がおすすめ(サポート切れの心配がない)
中〜大規模企業 → 専門家に相談してMicrosoft 365またはOffice LTSC 2024を選択
セキュリティやコンプライアンスの観点から、サポート切れのOfficeは使わないようにしましょう。
まとめ
Microsoft Word(Office)のサポート期間について、重要なポイントをおさらいしましょう。
- Office 2016・2019のサポートは2025年10月14日に終了済み
- Office 2021のサポートは2026年10月13日に終了予定(あと約1年)
- Office 2024のサポートは2029年10月9日まで(あと約5年)
- Office 2021以降は延長サポートがなく、5年間のみのサポート
- サポート終了後も使えるが、セキュリティリスクが高まる
- Microsoft 365なら常に最新でサポート切れの心配なし
Officeのサポート期間は、以前よりも大幅に短縮されています。買い切り版を使っている方は、サポート終了時期を確認して、早めに対策を取ることをおすすめします。
特に、Office 2016・2019を使っている方は、すでにサポートが終了しているため、早急な移行が必要です。セキュリティを守るためにも、最新バージョンへのアップグレードを検討してみてください。
Microsoft Officeのサポート期間とは、マイクロソフトが製品に対して「セキュリティ更新」や「不具合の修正」「技術サポート」などを提供してくれる期間のことです。
WordやExcel、PowerPointなどは、すべてMicrosoft Officeというパッケージに含まれているため、サポート期間もOfficeのバージョンごとに決められています。
サポート期間の種類
Microsoft Officeには、2つのサポート期間があります。
メインストリームサポート
製品発売後の最初の期間で、以下のサポートが受けられます。
- 新機能の追加
- 不具合の修正
- セキュリティ更新プログラムの配信
- 技術サポート(問い合わせ対応)
- 仕様変更の要望受付
つまり、製品が最も充実したサポートを受けられる期間ですね。
延長サポート
メインストリームサポート終了後に提供される期間で、以下の限定的なサポートのみが受けられます。
- セキュリティ更新プログラムの配信
- 有償の技術サポート
新機能の追加や無償の技術サポートは受けられなくなります。
ただし、Office 2021以降は延長サポートが廃止されました。つまり、メインストリームサポートが終了すると、すべてのサポートが打ち切られることになったんです。
バージョン別のサポート期間一覧
それでは、各バージョンのOffice(Word含む)のサポート状況を見ていきましょう。
サポート終了済みのバージョン
Office 2010
- 発売日:2010年6月
- メインストリーム終了:2015年10月13日
- 延長サポート終了:2020年10月13日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
すでに5年近く前にサポートが完全に終了しています。セキュリティリスクが非常に高い状態です。
Office 2013
- 発売日:2013年1月
- メインストリーム終了:2018年4月10日
- 延長サポート終了:2023年4月11日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
2023年にサポートが終了したばかりです。まだ使い続けている方もいるかもしれませんが、早めの移行をおすすめします。
Office 2016
- 発売日:2015年9月
- メインストリーム終了:2020年10月13日
- 延長サポート終了:2025年10月14日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
2025年10月14日にすべてのサポートが終了しました。使い続けている場合は、早急に新しいバージョンへの移行が必要です。
Office 2019
- 発売日:2018年9月
- メインストリーム終了:2023年10月10日
- 延長サポート終了:2025年10月14日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
Office 2016と同じく、2025年10月14日にサポートが終了しました。Office 2019は延長サポート期間が2年間と短縮されていたんです。
Office 2019 for Mac
- 発売日:2018年9月
- サポート終了:2023年10月10日
- 現在の状態:すべてのサポート終了
Mac版のOffice 2019は、Windows版よりも2年早くサポートが終了しています。
サポート継続中のバージョン
Office 2021
- 発売日:2021年10月
- メインストリーム終了予定:2026年10月13日
- 延長サポート:なし
- 現在の状態:サポート継続中(あと約1年)
Office 2021は、発売から約5年でサポートが完全に終了します。延長サポートが廃止されたため、2026年10月13日を過ぎると一切のサポートが受けられなくなります。
購入を検討している方は、残りのサポート期間が1年程度しかないことを考慮しましょう。
Office LTSC 2021
- 発売日:2021年9月
- サポート終了予定:2026年10月13日
- 現在の状態:サポート継続中(あと約1年)
LTSC(Long Term Servicing Channel)版も、通常版と同じ2026年10月13日にサポートが終了します。「長期サポート」という名前ですが、実際のサポート期間は通常版と同じ5年間です。
Office 2024
- 発売日:2024年10月
- サポート終了予定:2029年10月9日
- 現在の状態:サポート継続中(あと約5年)
最新の買い切り版Officeです。発売から約5年間のサポートが提供されます。
Office 2021と同様、延長サポートはなく、メインストリームサポートのみの5年間となります。
Office LTSC 2024
- 発売日:2024年10月
- サポート終了予定:2029年10月9日
- 現在の状態:サポート継続中(あと約5年)
企業向けのLTSC版も、通常版と同じくらいのサポート期間です。
Microsoft 365(旧Office 365)
- サポート期間:契約期間中は常に最新
- 現在の状態:継続的なサポート
サブスクリプション(月額・年額払い)版のMicrosoft 365は、契約期間中は常に最新の状態に自動更新されます。そのため、サポート終了を気にする必要がありません。
サポート期間の変化:何が変わった?
ここで注目すべきは、サポート期間が大幅に短縮されたことです。
かつては10年間のサポートがあった
Office 2010やOffice 2013の時代は、合計10年間のサポートが提供されていました。
- メインストリームサポート:5年間
- 延長サポート:5年間
- 合計:10年間
「一度買えば長く使える」というのが、買い切り版Officeの大きなメリットだったんです。
Office 2016から短縮が始まった
Office 2016では、延長サポートが5年間のまま維持されましたが、Office 2019で大きな変化がありました。
Office 2019
- メインストリームサポート:5年間
- 延長サポート:2年間
- 合計:7年間
延長サポートが5年から2年に短縮され、実質的な製品寿命が3年減ったことになります。
Office 2021以降は5年間のみ
さらに、Office 2021からは延長サポートが完全に廃止されました。
Office 2021・2024
- メインストリームサポート:5年間
- 延長サポート:なし
- 合計:5年間
Office 2010の時代と比べると、サポート期間が半分になったわけですね。
なぜサポート期間が短縮されたのか?
マイクロソフトの意図としては、サブスクリプション版のMicrosoft 365への誘導があると考えられています。
買い切り版のサポート期間を短くすることで、常に最新の状態が保たれるMicrosoft 365の魅力が相対的に高まるという構図です。
サポート終了後も使い続けるとどうなる?

「サポートが終了しても、WordやExcelが使えなくなるわけじゃないよね?」
確かにその通りです。サポート終了後も、アプリケーション自体は起動しますし、文書の作成や編集も可能です。
ただし、重大なリスクが伴います。
セキュリティリスクが高まる
これが最も深刻な問題です。
サポート終了後は、新しく発見されたセキュリティの脆弱性に対する修正プログラムが一切提供されなくなります。
その結果、以下のようなリスクが生じます。
- ウイルス感染の危険性が高まる
- マルウェア(悪意のあるソフトウェア)に感染しやすくなる
- 個人情報や機密情報が流出する可能性がある
- 不正アクセスを受けやすくなる
特に、インターネットに接続してメールの添付ファイルを開いたり、Webから資料をダウンロードしたりする場合は、リスクが格段に高くなります。
互換性の問題が発生する
時間が経つにつれて、新しいWindowsや他のソフトウェアとの互換性に問題が生じる可能性があります。
- 新しいファイル形式が開けない
- 印刷時にレイアウトが崩れる
- 他のアプリケーションとの連携ができなくなる
- 最新のフォントや機能が使えない
取引先から送られてきた最新のOfficeファイルが正しく表示されない、といった業務上の支障も考えられます。
技術サポートが受けられない
何か問題が起きても、マイクロソフトからのサポートは一切受けられません。
- 使い方の問い合わせができない
- 不具合が起きても対応してもらえない
- 新しいOSで動かない場合も助けてもらえない
有償サポートも含め、すべてのサポートが終了するため、トラブル時は自力で解決するしかなくなります。
コンプライアンス上の問題
企業の場合、サポートが終了したソフトウェアを使い続けることは、コンプライアンス(法令遵守)の観点から問題になる場合があります。
サポート終了後のソフトウェアを使用したことにより情報漏洩が発生した場合、企業の責任を問われる可能性があるんです。
- 顧客や取引先の信頼を失う
- 企業イメージの低下
- 場合によっては法的責任を問われる
業界によっては、規制により古いソフトウェアの使用が禁じられていることもあります。
今使っているOfficeのバージョンを確認する方法
自分が使っているOfficeのバージョンが分からない場合は、次の方法で確認できます。
Windowsの場合
- WordやExcelなどのOfficeアプリを開く
- 画面左上の「ファイル」をクリック
- 「アカウント」または「ヘルプ」をクリック
- 「Wordのバージョン情報」または「製品情報」をクリック
ここで、「Office 2019」「Office 2021」といったバージョン情報が確認できます。
Macの場合
- WordやExcelなどのOfficeアプリを開く
- 画面上部のメニューバーから「Word」(またはアプリ名)をクリック
- 「Wordについて」をクリック
バージョン情報が表示されます。
Microsoft 365の場合
Microsoft 365(サブスクリプション版)を使っている場合は、「Microsoft 365」や「Office 365」と表示されます。
この場合は、サポート終了を気にする必要はありません。
サポート終了が迫っている場合の対策
Office 2021を使っている方、またはすでにサポートが終了したOffice 2016・2019を使っている方は、早めの対策が必要です。
対策1:Office 2024にアップグレードする
最もシンプルな対策は、最新の買い切り版であるOffice 2024を購入することです。
メリット
- 一度買えば追加料金なしで使える
- インターネット接続なしでも利用可能
- 使い慣れたインターフェース
デメリット
- 初期費用が高い(3〜4万円程度)
- 5年後には再び買い替えが必要
- 新機能の追加がない
こんな人におすすめ
- 月額料金を支払いたくない
- オフライン環境で使いたい
- 基本的な機能だけあれば十分
対策2:Microsoft 365に移行する
サブスクリプション版のMicrosoft 365に切り替える方法もあります。
メリット
- 常に最新バージョンが使える
- サポート終了を気にしなくて良い
- OneDrive(1TB)などのクラウドサービスが使える
- 複数のデバイスで使える(プランによる)
- 初期費用が安い
デメリット
- 月額または年額の支払いが必要
- 契約を止めるとOfficeが使えなくなる
- 長期的にはコストが高くなる可能性
料金の目安
- Microsoft 365 Personal(個人向け):年額12,984円(月額換算約1,082円)
- Microsoft 365 Family(家族向け・最大6人):年額18,400円(月額換算約1,533円)
こんな人におすすめ
- 常に最新の機能を使いたい
- 複数のデバイスで使いたい
- クラウドストレージも必要
- 初期費用を抑えたい
対策3:無料の代替ソフトを使う
コストを抑えたい場合は、無料の互換ソフトを検討するのも一つの方法です。
Office Online(無料)
マイクロソフトが提供する無料のWeb版Officeです。ブラウザ上でWord、Excel、PowerPointが使えます。
- メリット:完全無料、基本機能は使える
- デメリット:機能が限定的、インターネット接続が必須
Google Workspace(基本無料)
Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドなどが使えます。
- メリット:完全無料、共同編集に強い、クラウド保存
- デメリット:Officeとの互換性に一部問題がある
LibreOffice(無料)
オープンソースの無料オフィスソフトです。
- メリット:完全無料、オフラインで使える、Officeファイルの編集可能
- デメリット:互換性が完全ではない、サポートが限定的
注意点
無料の代替ソフトは、Microsoft Officeとの完全な互換性がない場合があります。
- レイアウトが崩れる
- マクロが動作しない
- 高度な機能が使えない
業務で使う場合や、取引先とファイルをやり取りする場合は、慎重に検討しましょう。
どの選択肢が自分に合っている?
選択肢が多くて迷ってしまいますよね。用途別におすすめの選択肢をまとめました。
個人で家庭利用の場合
基本的な文書作成だけ
→ Office Online(無料)またはGoogleドキュメント(無料)
たまに使うだけで予算が限られている
→ Office 2024の購入を検討(5年間使えると考えれば)
常に最新機能を使いたい、複数デバイスで使う
→ Microsoft 365 Personal(年額12,984円)
家族で使う場合
家族全員で使いたい
→ Microsoft 365 Family(年額18,400円、最大6人まで)
これが最もコストパフォーマンスが良いでしょう。
ビジネス利用の場合
小規模事業・フリーランス
→ Microsoft 365がおすすめ(サポート切れの心配がない)
中〜大規模企業
→ 専門家に相談してMicrosoft 365またはOffice LTSC 2024を選択
セキュリティやコンプライアンスの観点から、サポート切れのOfficeは使わないようにしましょう。
まとめ
Microsoft Word(Office)のサポート期間について、重要なポイントをおさらいしましょう。
- Office 2016・2019のサポートは2025年10月14日に終了済み
- Office 2021のサポートは2026年10月13日に終了予定(あと約1年)
- Office 2024のサポートは2029年10月9日まで(あと約5年)
- Office 2021以降は延長サポートがなく、5年間のみのサポート
- サポート終了後も使えるが、セキュリティリスクが高まる
- Microsoft 365なら常に最新でサポート切れの心配なし
Officeのサポート期間は、以前よりも大幅に短縮されています。買い切り版を使っている方は、サポート終了時期を確認して、早めに対策を取ることをおすすめします。
特に、Office 2016・2019を使っている方は、すでにサポートが終了しているため、早急な移行が必要です。セキュリティを守るためにも、最新バージョンへのアップグレードを検討してみてください。

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