Microsoft Teamsにアクセスしようとしたら「403 Forbidden」というエラーが表示され、ログインや会議参加ができない。
このような状況に直面すると、仕事に支障が出て困ってしまいますよね。
403エラーは「アクセスが禁止されています」という意味のHTTPステータスコードです。
Microsoft Teamsでこのエラーが発生すると、ログイン、会議参加、ファイルアクセスなどができなくなります。
この記事では、Microsoft Teamsで403 Forbiddenエラーが発生する原因と、具体的な解決方法を詳しく解説します。
PC、Mac、スマートフォンそれぞれの対処法も紹介するので、お使いのデバイスに合わせて対応できます。
403 Forbiddenエラーとは

403 Forbidden(403エラー)は、HTTPステータスコードの一つで、「アクセス権限がない」ことを示すエラーです。
Webサーバーは、ユーザーからのリクエストを受け取りましたが、そのリクエストに応じることを拒否している状態です。
つまり、ページやリソースは存在しているものの、あなたにはそれを閲覧・使用する権限がないという意味になります。
404エラーが「ページが見つかりません」を意味するのに対し、403エラーは「ページは存在するが、あなたはアクセスできません」を意味します。
Microsoft Teamsでこのエラーが発生すると、以下のような影響があります。
- Teamsにログインできない
- 会議に参加できない
- チャットや通話ができない
- ファイルにアクセスできない
- チームやチャネルを閲覧できない
業務に直接影響するため、早急な対処が必要です。
Microsoft Teamsで403エラーが発生する主な原因
Microsoft Teamsで403 Forbiddenエラーが発生する原因は多岐にわたります。
以下、代表的な原因を説明します。
キャッシュの問題
Teamsアプリやブラウザに蓄積されたキャッシュデータが破損している場合、403エラーが発生することがあります。
キャッシュとは、アプリが一時的に保存するデータのことです。
古いキャッシュや破損したキャッシュが原因で、正常にサーバーと通信できなくなることがあります。
特に、Teamsのバージョンアップ後やアカウント切り替え後にキャッシュの問題が発生しやすいです。
アカウント・認証の問題
Microsoft アカウントの認証情報が正しく保存されていない、または期限切れになっている場合に403エラーが発生します。
複数のMicrosoft アカウントを使用している環境では、アカウント情報が混在することがあります。
個人用アカウントと職場/学校アカウントを併用している場合、特に注意が必要です。
また、組織がアクセスポリシーを変更した場合、再認証が必要になることがあります。
ネットワーク・ファイアウォールの問題
組織のファイアウォールやセキュリティ設定により、Teamsのサーバーへのアクセスがブロックされている場合があります。
企業ネットワークでは、セキュリティ強化のため特定のIPアドレスやポートへのアクセスが制限されていることがあります。
Teamsが必要とするドメインやポートがブロックされていると、403エラーが発生します。
また、公共Wi-Fiや制限の厳しいネットワークでも同様の問題が起こることがあります。
アプリのバージョンの問題
古いバージョンのTeamsアプリを使用している場合、サーバー側のセキュリティポリシーにより接続が拒否されることがあります。
Microsoftは定期的にTeamsを更新しており、古いバージョンのサポートを終了することがあります。
2023年4月にはTeams無料版(クラシック)が廃止され、古いアカウントではログインできなくなりました。
最新版への更新が推奨されます。
権限・ライセンスの問題
ユーザーに適切なTeamsのライセンスが割り当てられていない、または権限が不足している場合に403エラーが表示されることがあります。
組織のIT管理者がライセンスを変更した場合や、アカウントが無効化された場合などに発生します。
特に、Microsoft 365のサブスクリプションが期限切れの場合も同様です。
デバイス固有の問題
特定のデバイス(スマートフォン、タブレット)でのみ403エラーが発生する場合、デバイス固有の設定やアプリの問題が原因の可能性があります。
新しいスマートフォンに機種変更した後、Teamsにログインできなくなったというケースが報告されています。
デバイスの日付・時刻設定が正しくない場合も、認証エラーにつながることがあります。
ブラウザ拡張機能の干渉
ブラウザにインストールされている拡張機能(プラグイン)が、Teamsの認証プロセスを妨げることがあります。
特に、Oktaなどの認証系プラグインが誤った認証情報を保存している場合、403エラーが発生することが報告されています。
セキュリティ系の拡張機能やアドブロッカーも、Teamsの動作に影響を与える可能性があります。
VPN・プロキシの干渉
VPNやプロキシサーバーを使用している場合、Teamsの接続が正常に行われないことがあります。
組織が特定のVPNやプロキシ経由での接続を要求している場合もあれば、逆にVPNが接続を妨げている場合もあります。
海外のVPNサーバーに接続していると、国内からのアクセスが拒否されることもあります。
解決方法1: Teamsキャッシュをクリアする
キャッシュのクリアは、403エラーの最も基本的で効果的な解決方法です。
デバイス別に手順を説明します。
Windows(新Teams)の場合
新Teams(UWPアプリ版)のキャッシュクリア手順です。
- Teamsを完全に終了する
- タスクバーのTeamsアイコンを右クリック
- 「終了」をクリック
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 以下のパスを入力してOKをクリック
%userprofile%\appdata\local\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache\Microsoft\MSTeams
- 表示されたフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除
- Ctrl + Aですべて選択
- Deleteキーで削除
- Teamsを再起動
再起動後、キャッシュが再構築されるため、起動に通常より時間がかかる場合があります。
Windows(クラシックTeams)の場合
クラシックTeamsを使用している場合の手順です。
- Teamsを完全に終了
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 以下のパスを入力してOKをクリック
%appdata%\Microsoft\Teams
- 表示されたフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除
- Teamsを再起動
Macの場合
Macでのキャッシュクリア手順です。
- Teamsを完全に終了
- DockのTeamsアイコンを右クリックまたはControlキーを押しながらクリック
- 「終了」を選択(またはCommand + Qキー)
- Finderを開く
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力してReturnキーを押す
rm -rf ~/Library/Group\ Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams
rm -rf ~/Library/Containers/com.microsoft.teams2
- Teamsを再起動
スマートフォン(iOS/Android)の場合
スマートフォンでは、キャッシュクリアの代わりにアプリの再インストールが推奨されます。
- Teamsアプリをアンインストール
- デバイスを再起動
- App Store(iOS)またはGoogle Play(Android)から最新版をインストール
- ログインして動作を確認
解決方法2: アプリを再インストールする
キャッシュクリアで解決しない場合、アプリの完全な再インストールを試します。
Windowsの場合
- Teamsを完全に終了
- 「設定」アプリを開く
- Windowsキーを押して「設定」と入力
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択
- 検索ボックスに「Microsoft Teams」と入力
- 「Microsoft Teams」を見つけて「…」ボタン→「アンインストール」をクリック
- 確認画面で「アンインストール」をクリック
- PCを再起動(推奨)
- Microsoft Teams公式ダウンロードページから最新版をダウンロード
- インストーラーを実行してインストール
- Teamsを起動してログイン
Macの場合
- Teamsを完全に終了
- Finderを開き、「アプリケーション」フォルダを表示
- 「Microsoft Teams」をゴミ箱にドラッグ
- ゴミ箱を空にする
- Macを再起動(推奨)
- Microsoft Teams公式ダウンロードページから最新版をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを開いてインストール
- Teamsを起動してログイン
解決方法3: ブラウザ版を試す
アプリで403エラーが発生する場合、ブラウザ版でアクセスすることで問題を回避できる場合があります。
ブラウザ版でのアクセス手順
- ブラウザを開く(Microsoft Edge、Google Chrome、Safariなど)
- https://teams.microsoft.comにアクセス
- 職場/学校アカウントでサインイン
- 「このブラウザーで続ける」を選択
ブラウザ版で正常にアクセスできる場合、アプリ側の問題である可能性が高いです。
アプリの再インストールやキャッシュクリアを再度試してください。
ブラウザのキャッシュとCookieをクリア
ブラウザ版でも403エラーが発生する場合、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアします。
Google Chromeの場合:
- Ctrl + Shift + Delete(Mac: Command + Shift + Delete)を押す
- 「期間」を「全期間」に設定
- 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
Microsoft Edgeの場合:
- Ctrl + Shift + Delete(Mac: Command + Shift + Delete)を押す
- 「時間の範囲」を「すべて」に設定
- 「Cookieおよびその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「今すぐクリア」をクリック
解決方法4: ネットワーク設定を確認する

ネットワーク関連の問題を確認し、必要に応じて対処します。
インターネット接続を確認
まず、基本的なインターネット接続を確認します。
- 他のWebサイト(Google、Yahooなど)が正常に開けるか確認
- 接続が不安定な場合は、ルーターを再起動
- 可能であれば、別のネットワーク(モバイルデータ、別のWi-Fiなど)で接続を試す
ファイアウォールとセキュリティソフトを確認
企業ネットワークや自宅のファイアウォールがTeamsをブロックしている可能性があります。
Windowsファイアウォールの確認:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
- 「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリック
- 「Microsoft Teams」が許可されているか確認
セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)をインストールしている場合:
- 一時的にソフトを無効化してTeamsにアクセスを試す
- アクセスできた場合、セキュリティソフトの設定でTeamsを許可リストに追加
VPN・プロキシを確認
VPNやプロキシを使用している場合、一時的に無効化して接続を試します。
VPNを無効化する手順(Windows):
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」
- 接続中のVPNを切断
プロキシを無効化する手順(Windows):
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」
- 「プロキシサーバーを使う」をオフにする
組織のポリシーでVPN使用が必須の場合は、IT管理者に連絡してTeamsへのアクセス許可を依頼してください。
解決方法5: 管理者権限で起動する
Windowsの場合、管理者権限でTeamsを起動することで問題が解決する場合があります。
- Teamsのショートカットを右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- ユーザーアカウント制御(UAC)の確認画面で「はい」をクリック
正常にアクセスできた場合、Teamsのショートカットのプロパティで「常に管理者として実行」に設定できます。
- Teamsのショートカットを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「互換性」タブを開く
- 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック
- 「OK」をクリック
解決方法6: ブラウザ拡張機能を無効化する
ブラウザ版を使用している場合、拡張機能が干渉している可能性があります。
拡張機能を一時的に無効化
Google Chromeの場合:
- 画面右上の「︙」→「拡張機能」→「拡張機能を管理」
- すべての拡張機能をオフにする
- Teamsにアクセスして動作を確認
- 動作した場合、拡張機能を一つずつオンにして原因を特定
Microsoft Edgeの場合:
- 画面右上の「…」→「拡張機能」
- すべての拡張機能をオフにする
- Teamsにアクセスして動作を確認
特に、Okta、LastPass、1Passwordなどの認証系プラグインが問題を引き起こすことが報告されています。
シークレットモード・プライベートブラウジングで試す
拡張機能が無効化されたモードでアクセスを試します。
- Google Chrome: Ctrl + Shift + N(Mac: Command + Shift + N)
- Microsoft Edge: Ctrl + Shift + N(Mac: Command + Shift + N)
- Safari: Command + Shift + N
シークレットモードで正常にアクセスできた場合、拡張機能が原因である可能性が高いです。
解決方法7: デバイス固有のトラブルシューティング
スマートフォンの場合
スマートフォンで403エラーが発生する場合の追加対処法です。
MS Authenticatorアプリの確認:
Microsoft Authenticatorアプリがインストールされている場合、一時的にアンインストールして接続を試します。
- MS Authenticatorアプリをアンインストール
- デバイスを再起動
- Teamsにログインを試す
- 問題が解決したら、必要に応じてMS Authenticatorを再インストール
日付・時刻設定の確認:
デバイスの日付・時刻が正しくないと認証エラーが発生します。
- 「設定」→「一般」(iOS)または「システム」(Android)
- 「日付と時刻」を開く
- 「自動設定」をオンにする
ネットワークの切り替え:
Wi-Fiとモバイルデータを切り替えて接続を試します。
- Wi-Fi接続中の場合、Wi-Fiをオフにしてモバイルデータで接続
- モバイルデータ接続中の場合、Wi-Fiに切り替え
解決方法8: IT管理者に連絡する
上記の方法で解決しない場合、組織側の設定やライセンスの問題の可能性があります。
IT管理者に確認すべき内容
組織のIT管理者に以下の点を確認してもらいます。
- ユーザーアカウントが有効化されているか
- 適切なTeamsライセンスが割り当てられているか
- Microsoft 365サブスクリプションが有効か
- ファイアウォールでTeamsのドメインとポートが許可されているか
- 条件付きアクセスポリシーが適切に設定されているか
- デバイスがMDM(モバイルデバイス管理)でブロックされていないか
必要なドメインとポート
IT管理者向けの情報として、Teamsが必要とする主要なドメインとポートは以下の通りです。
許可すべきドメイン:
- *.office.com
- *.office.net
- *.microsoft.com
- *.microsoftonline.com
- *.teams.microsoft.com
必要なポート:
- HTTPS: 443(必須)
- UDP: 3478-3481(音声・ビデオ通話に推奨)
詳細はMicrosoft公式ドキュメントを参照してください。
よくある質問
特定のデバイスでだけ403エラーが出る
他のデバイスでは正常にアクセスできるのに、特定のデバイスでだけ403エラーが出る場合:
- そのデバイスのTeamsアプリを完全にアンインストールし、再インストールする
- デバイスのOSを最新版に更新する
- デバイスの日付・時刻設定が正しいか確認する
- そのデバイス固有のセキュリティソフトやVPNが干渉していないか確認する
ブラウザ版では動作するがアプリでは403エラーが出る
ブラウザ版で正常に動作する場合、アプリ側の問題です。
- アプリのキャッシュをクリアする
- アプリを最新版に更新する
- アプリを完全にアンインストールして再インストールする
会議には参加できるがチャットで403エラーが出る
特定の機能でのみ403エラーが発生する場合:
- ライセンスや権限の問題の可能性があるため、IT管理者に確認
- アプリのキャッシュをクリアして再起動
- 一度サインアウトして再度サインイン
急に403エラーが出るようになった
以前は正常に動作していたのに急にエラーが出るようになった場合:
- 組織のポリシーやセキュリティ設定が変更された可能性
- Microsoft側のサービス障害の可能性(Microsoft 365 サービス正常性で確認)
- ライセンスの期限切れの可能性
まとめ
Microsoft Teamsの403 Forbiddenエラーは、アクセス権限の問題を示すエラーです。
主な原因は、キャッシュの破損、アカウント認証の問題、ネットワーク設定、アプリのバージョン、ブラウザ拡張機能の干渉などです。
最も効果的な解決方法は、Teamsのキャッシュをクリアすることです。
それでも解決しない場合は、アプリの再インストール、ブラウザ版の使用、ネットワーク設定の確認などを順番に試してください。
個人で対処できない場合は、組織のIT管理者に連絡し、ライセンスや権限、ネットワーク設定を確認してもらいましょう。
早急な対処により、業務への影響を最小限に抑えることができます。
参考情報
この記事は、以下の情報源を参照して作成しています。
※この記事は2026年2月時点の情報に基づいています。Teamsは頻繁にアップデートされるため、最新の情報は公式ドキュメントで確認することをお勧めします。

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