「Microsoft Teamsを更新しています。間もなく使用可能になります。」という画面が表示されたまま、いつまで経っても起動しない——そんなトラブルで困っている方は多いのではないでしょうか。
このメッセージはTeamsがアップデートを適用しようとしている状態を示しています。
通常は数分で完了しますが、キャッシュの破損やインストールの競合などが原因でループしてしまうケースがあります。
この記事では、表示が終わらない原因を整理したうえで、自分で試せる対処法を順番に解説します。
「更新しています」画面が終わらない原因
正常な更新なら数分で完了します。
5分以上経過しても画面が変わらない場合は、以下のいずれかの原因が考えられます。
キャッシュファイルの破損・肥大化
Teamsが保存している一時ファイル(キャッシュ)が壊れていたり、大量に蓄積されていたりすると、更新処理が途中で止まることがあります。
旧バージョン(Classic Teams)との競合
以前の「Classic Teams」のファイルが完全に削除されずに残っていると、新しいTeamsとのファイルの競合が起きます。
Windows 11の標準Teamsとの競合
Windows 11には「個人用Teams」が標準インストールされている場合があります。
職場・学校アカウント用のTeamsと共存すると、起動時に干渉して更新が止まることがあります。
ネットワーク・ファイアウォールのブロック
会社のプロキシや社内ファイアウォールがTeamsの更新サーバーへの通信を遮断していると、ダウンロードが完了せずにループします。
インストール場所が標準外
Teamsは C:\Users\(ユーザー名)\AppData への標準インストールを前提に自動更新が設計されています(Microsoft Learn「Teamsで自動更新が機能しない」より)。Program Files など別の場所にインストールされていると、自動更新が正常に動作しません。
Teamsが前回正しく終了していなかった
Teamsはウィンドウを閉じてもバックグラウンドで動き続けています。
前回の終了が不完全なまま更新が始まると、処理が競合して止まることがあります。
対処法1:まず5〜10分待ってみる
更新内容が大きい場合、表示が変わるまでに5〜10分かかることがあります。
ネットワーク速度が遅い環境ではさらに時間がかかります。
PCを触らずにしばらく待ってみて、それでも変化がなければ次の対処法へ進みましょう。
対処法2:PCを再起動する
最もシンプルで効果的な方法です。
PCを再起動すると、メモリ上の不完全な状態がクリアされ、Teamsが正常に起動できるようになることがあります。
- 開いているファイルを保存する
- スタートメニューから「電源」→「再起動」を選択する
- 再起動後、Teamsを起動する
対処法3:Teamsをタスクマネージャーから強制終了→再起動
Teamsのプロセスが裏で残ったまま更新が止まっている場合に有効です。
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く- 「プロセス」タブで「Microsoft Teams」を探す
- 右クリックして「タスクの終了」を選択する(複数ある場合はすべて終了)
- タスクバー右下の通知領域にTeamsアイコンが残っている場合は、右クリックして「Teamsを終了する」を選択する
- Teamsを再起動する
対処法4:ブラウザ版Teamsで代替する
急ぎの用がある場合は、アプリを修復している間もブラウザ版で作業できます。
- Microsoft EdgeまたはGoogle Chromeを開く
https://teams.microsoft.comにアクセスする- アカウントでサインインする
ブラウザ版でも主要な機能(チャット・会議・ファイル共有)は使えます。
ブラウザ版でも同じ問題が起きる場合は、Microsoftのサービス障害またはアカウント側の問題が考えられます。
対処法5:Teamsのアプリをリセットする
Windowsの設定からTeamsをリセットすると、キャッシュを含むアプリデータが削除されて初期状態に戻ります。
チャット履歴やファイルはMicrosoftのクラウドに保存されているため、消えません。
Windowsキー + Iで「設定」を開く- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 一覧から「Microsoft Teams」を探し、右側の「…」をクリックする
- 「詳細オプション」を選択する
- 「リセット」ボタンをクリックする
- Teamsを再起動して動作確認する
リセット後はサインインを求められることがあります。
Microsoft 365アカウントの情報を用意してから実行してください。
対処法6:キャッシュを手動で削除する
リセットで解決しない場合は、キャッシュフォルダを手動で削除します。
Teamsを完全に終了させてから作業してください(タスクマネージャーでの確認も推奨)。
Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く%appdata%\Microsoft\Teamsと入力して「OK」をクリックする- 開いたフォルダ内のファイルをすべて選択して削除する(フォルダ自体は削除しない)
- Teamsを再起動する
削除後はTeamsが再構築のために起動が通常より少し遅くなることがあります。
これは正常な動作です。
詳しいキャッシュ削除手順はTeamsキャッシュクリア完全ガイドもご覧ください。
対処法7:Windows資格情報マネージャーの確認
古い認証情報が残っていて更新処理を邪魔しているケースがあります。
- スタートメニューで「資格情報マネージャー」を検索して開く
- 「Windows資格情報」タブを選択する
- 「msteams」「Microsoft Teams」「Office 365」に関連する項目を探す
- 見つかった場合は削除する
- Teamsを再起動する
対処法8:Windows 11の個人用Teamsを削除する
Windows 11を使っている場合、OSに標準搭載されている「個人用Teams(白いアイコン)」が職場・学校用Teamsと競合している可能性があります。
Windowsキー + Iで「設定」を開く- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 「Microsoft Teams」を探す(アイコンが白い正方形のもの)
- 右側の「…」→「アンインストール」を選択する
- 職場・学校用のTeamsを再起動して確認する
対処法9:アンインストールして再インストールする
上記の対処法を試してもループが続く場合は、クリーンな状態から再インストールします。
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」でTeamsをアンインストールする
- 「Teams Machine-Wide Installer」がある場合はそちらも削除する
%appdata%\Microsoft\Teamsフォルダの残存ファイルを手動で削除する- PCを再起動する
- Microsoft Teams公式ダウンロードページから最新版をダウンロードしてインストールする
再インストール後もチャット履歴やファイルはクラウドから復元されます。
詳しい手順はTeamsの再インストール方法を参照してください。
対処法10:Teamsのインストール場所を確認する
Teamsが C:\Users\(ユーザー名)\AppData 以外の場所にインストールされていると、自動更新が正常に機能しません(Microsoft Learn「Teamsで自動更新が機能しない」より)。
確認方法:Teamsのショートカットを右クリック→「プロパティ」→「リンク先」のパスを確認します。C:\Users\(ユーザー名)\AppData 以外のパスが表示されている場合は、アンインストールして公式サイトから再インストールしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 更新が完了したのにまた「更新しています」が出る(ループしている)
A. キャッシュの破損が最も多い原因です。
まず対処法5のリセットを試し、解決しなければ対処法6のキャッシュ手動削除へ進んでください。
それでも繰り返す場合は対処法9の再インストールが根本解決になります。
Q. 社内PCで試せることが限られている
A. 会社管理のPCでは、グループポリシーや管理ツール(IntuneなどのMDM)によってTeamsの更新・インストールが制限されている場合があります。
キャッシュ削除やブラウザ版での代替を試したうえで、IT管理者に相談するのが確実です。
Q. 更新中に会議の時間になってしまった
A. ブラウザ版(https://teams.microsoft.com)から参加できます。
アプリと同様にビデオ会議・チャット・画面共有が使えます。
Q. Teamsの自動更新をオフにできるか
A. 個人向けTeamsでは自動更新をオフにする設定は用意されていません。
企業・組織の管理者であれば、管理センターのポリシーで更新の展開タイミングを制御できます。
まとめ
「Microsoft Teamsを更新しています。間もなく使用可能になります。」の画面が終わらないときは、以下の順番で対処するのが効率的です。
- 5〜10分待つ
- PCを再起動する
- タスクマネージャーから強制終了→再起動する
- ブラウザ版で代替作業する(急ぎの場合)
- Teamsアプリをリセットする
- キャッシュを手動削除する
- Windows資格情報を確認する
- Windows 11の個人用Teamsを削除する
- アンインストール→再インストールする
多くのケースは対処法5〜6のリセット・キャッシュ削除で解決します。
サインインできなくなった・起動後もクラッシュするといった場合は、Teamsサインインエラーの解決法やTeamsが落ちるときの対処法も参考にしてください。
Teams関連の他のトラブルはTeamsが重い・遅いときの対処法もあわせてご覧ください。
参考情報
- Microsoft Learn「Teamsで自動更新が機能しない」(参照:2026年2月)
- Microsoft Learn「Teamsクライアントキャッシュをクリアする」(参照:2026年2月)
- Microsoft Q&A「Teams stuck in update – won’t launch」(参照:2026年2月)

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