Microsoft Teamsを使わなくなった、または動作が不安定で再インストールしたい場合、アンインストールが必要になります。
しかし、通常のアプリとは異なり、Microsoft Teamsのアンインストールには注意すべき点があります。
この記事では、Windows、Mac、モバイルそれぞれの環境でMicrosoft Teamsを完全にアンインストールする方法を詳しく解説します。
Microsoft Teamsとは

Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)は、マイクロソフトが提供するビジネス向けのコラボレーションツールです。
チャット、ビデオ会議、ファイル共有、プロジェクト管理など、リモートワークや組織内のコミュニケーションに必要な機能を統合したプラットフォームです。
SlackやZoomと似た機能を持ち、Microsoft 365(旧Office 365)との連携が強力なのが特徴です。
Teamsのバージョンについて
2024年7月1日、従来の「Microsoft Teams Classic(クラシックTeams)」のサポートが終了しました。
現在は「新しいTeams(New Teams)」が標準となっています。
アンインストール方法は、バージョンによって若干異なる場合がありますが、基本的な手順は同じです。
なぜアンインストールが難しいのか
Microsoft Teamsは、通常のアプリとは異なり、2つのプログラムで構成されているため、アンインストールが少し複雑です(Windows版の場合)。
- Microsoft Teams(メインアプリケーション)
- Teams Machine-Wide Installer(マシン全体用インストーラー)
「Microsoft Teams」だけをアンインストールしても、「Teams Machine-Wide Installer」が残っていると、次回サインイン時に自動的にTeamsが再インストールされてしまいます。
そのため、完全にアンインストールするには、両方を削除する必要があります。
Windowsでのアンインストール方法
Windowsでは、設定画面またはコントロールパネルからアンインストールできます。
方法1: 設定画面からアンインストール(推奨)
この方法は、Windows 10とWindows 11の両方で使用できます。
手順1: Teamsを終了する
アンインストールする前に、Microsoft Teamsを完全に終了します。
- タスクバーのTeamsアイコンを右クリック
- 「ウィンドウを閉じる」または「終了」を選択
手順2: 設定画面を開く
- Windowsの「スタート」ボタンをクリック
- 「設定」(歯車アイコン)をクリック
- 「アプリ」をクリック
Windows 11の場合は、「アプリ」→「インストールされているアプリ」をクリックします。
手順3: Microsoft Teamsをアンインストール
- 画面上部の検索ボックスに「teams」と入力
- 一覧から「Microsoft Teams」を見つける
- 「Microsoft Teams」をクリックし、「アンインストール」をクリック
- 確認画面が表示されたら、再度「アンインストール」をクリック
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら、「はい」をクリック
手順4: Teams Machine-Wide Installerをアンインストール
- 同じ画面で再度「teams」と検索
- 一覧から「Teams Machine-Wide Installer」を見つける
- 「Teams Machine-Wide Installer」をクリックし、「アンインストール」をクリック
- 手順3と同様に、確認画面で「アンインストール」→「はい」をクリック
注意: 「Teams Machine-Wide Installer」が一覧に表示されない場合もあります。
その場合は、Microsoft Teamsのみをアンインストールすれば完了です。
方法2: コントロールパネルからアンインストール
- 「スタート」ボタンを右クリック
- 「アプリと機能」を選択
- 一覧から「Microsoft Teams」を見つけてクリック
- 「アンインストール」をクリック
- 同様に「Teams Machine-Wide Installer」もアンインストール
方法3: PowerShellでアンインストール(上級者向け)
PowerShellを使用すると、コマンドで一括アンインストールが可能です。
新しいTeamsをアンインストールする場合:
Get-AppxPackage *MSTeams* -AllUsers | Remove-AppxPackage -AllUsers
マシン全体からTeamsをアンインストールする場合:
teamsbootstrapper.exe -x -m
PowerShellは、管理者権限で実行する必要があります。
- 「スタート」ボタンを右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」または「ターミナル(管理者)」を選択
- 上記のコマンドを入力してEnterキーを押す
Macでのアンインストール方法
Macでは、他のアプリと同様にアンインストールできます。
手順1: Teamsを終了する
- DockのTeamsアイコンを右クリック
- Optionキーを押しながら「強制終了」をクリック
手順2: アプリケーションをゴミ箱に移動
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開く
- 「Microsoft Teams」(または「Microsoft Teams classic」)を見つける
- 「Microsoft Teams」を選択し、ゴミ箱にドラッグ
- または、「Microsoft Teams」を右クリック→「ゴミ箱に入れる」を選択
- または、「Microsoft Teams」を選択してCommand + Deleteキーを押す
ターミナルでアンインストールする方法(上級者向け)
ターミナルを使用して、コマンドでアンインストールすることもできます。
- ターミナルを開く(「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」)
- 以下のコマンドを実行
sudo rm -rf /Applications/Microsoft\ Teams\ classic.app
または(新しいTeamsの場合)
sudo rm -rf /Applications/Microsoft\ Teams.app
管理者パスワードの入力が求められるので、入力してEnterキーを押します。
モバイル(iOS・Android)でのアンインストール方法
スマートフォンやタブレットでは、他のアプリと同様にアンインストールできます。
iOS(iPhone・iPad)の場合
- ホーム画面でMicrosoft Teamsアプリのアイコンを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- 確認画面で「削除」をタップ
Androidの場合
- Google Playストアを開く
- 「Microsoft Teams」を検索
- 「アンインストール」をタップ
または
- ホーム画面でMicrosoft Teamsアプリのアイコンを長押し
- 「アンインストール」をタップ
完全削除:キャッシュとデータの削除
Teamsをアンインストールしても、キャッシュやユーザーデータが残っている場合があります。
完全に削除したい場合は、以下の手順で残存ファイルを削除します。
Windows の場合
手順1: ファイルエクスプローラーで隠しフォルダを表示
- ファイルエクスプローラーを開く
- 「表示」タブをクリック
- 「隠しファイル」にチェックを入れる
手順2: AppDataフォルダ内のTeamsフォルダを削除
以下のフォルダを手動で削除します。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Teams
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Microsoft\Teams
ショートカットでアクセスする方法:
- Windowsキー + Rキーを押す
- 「ファイル名を指定して実行」が表示される
- 以下を入力してEnterキーを押す
%AppData%\Microsoft
- 「Teams」フォルダを削除
- 同様に、以下を入力してEnterキーを押す
%LocalAppData%\Microsoft
- 「Teams」フォルダを削除
注意: Microsoft TeamsだけでなくOutlook、Word、ExcelなどのMicrosoft 365アプリが起動中の場合、Teamsフォルダが削除できないことがあります。
すべてのMicrosoft 365アプリを終了してから削除してください。
Macの場合
以下のフォルダを削除します。
- Finderで「移動」メニューをクリック
- 「フォルダへ移動」を選択
- 以下のパスを入力してEnterキーを押す
~/Library/Application Support/Microsoft/
- 「Teams」フォルダをゴミ箱に移動
同様に、以下のフォルダも削除します。
~/Library/Caches/com.microsoft.teams
~/Library/Preferences/com.microsoft.teams.plist
タスクバーのTeamsチャットアイコンを非表示にする方法(Windows 11)

Windows 11では、タスクバーにTeamsのチャットアイコンが標準で表示されています。
これはTeamsアプリとは別のもので、アンインストールしても残る場合があります。
アイコンを非表示にする方法
- タスクバーを右クリック
- 「タスクバーの設定」を選択
- 「タスクバー項目」セクションで「チャット」をオフにする
または
- 「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」を開く
- 「チャット」をオフにする
Microsoft Teamsの再インストール方法
アンインストール後、再度Teamsが必要になった場合は、以下の方法で再インストールできます。
公式サイトからダウンロード
- Microsoft Teamsの公式ダウンロードページにアクセス
- URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/download-app
- 「Teamsをダウンロード」をクリック
- 使用環境(Windows、Mac、モバイルなど)を選択
- ダウンロードしたインストーラーを実行
Microsoft Storeからインストール(Windows)
- Microsoft Storeを開く
- 「Microsoft Teams」を検索
- 「入手」または「インストール」をクリック
Webブラウザ版を使用
Teamsをインストールせずに、Webブラウザ版を使用することもできます。
- https://teams.microsoft.com/ にアクセス
- Microsoftアカウントまたは職場/学校アカウントでサインイン
Webブラウザ版では、デスクトップアプリと同様の機能が利用できます。
トラブルシューティング
Teamsがアンインストールできない場合
1. Teamsが起動中の可能性
タスクマネージャーを開き、Teamsのプロセスが残っていないか確認します。
- Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを開く
- 「プロセス」タブで「Microsoft Teams」を探す
- 見つかった場合は、右クリック→「タスクの終了」を選択
2. 管理者権限でアンインストール
通常の方法でアンインストールできない場合は、管理者権限で実行します。
- コントロールパネルまたは設定画面を管理者として実行
- アンインストールを再試行
3. サードパーティのアンインストールツールを使用
IObit UninstallerやRevo Uninstallerなどのサードパーティツールを使用すると、関連ファイルも含めて完全にアンインストールできます。
アンインストール後もTeamsが自動的に再インストールされる
原因: Microsoft 365 Appsに含まれている場合、Teamsが自動的に再インストールされることがあります。
対処法:
- Microsoft 365 Appsの設定でTeamsのインストールを除外する
- グループポリシーまたはOffice展開ツールで設定を変更する
企業や組織で管理されている場合は、IT管理者に相談してください。
Teamsのログが残り続ける
アンインストール後も、Squirrel Telemetryなどのログファイルが残ることがあります。
これは正常な動作で、ログファイルが残っていてもTeamsが再インストールされるわけではありません。
気になる場合は、AppDataフォルダ内のTeamsフォルダを手動で削除してください。
Microsoft Teamsをアンインストールする理由
Microsoft Teamsをアンインストールする理由はさまざまです。
使用しない
リモートワークが終了したり、他のコミュニケーションツールに移行した場合、Teamsが不要になることがあります。
動作が不安定
Teamsが頻繁にクラッシュしたり、起動しない場合、再インストールで解決することがあります。
ディスク容量の確保
Teamsは、キャッシュやログファイルを大量に蓄積するため、ディスク容量を圧迫することがあります。
不要な場合はアンインストールして空き容量を確保できます。
自動起動を停止したい
Teamsはデフォルトでパソコン起動時に自動的に起動します。
自動起動を停止したい場合、設定で無効化できますが、完全にアンインストールする方も多いです。
アンインストールせずにTeamsを無効化する方法
完全にアンインストールしたくない場合は、以下の方法でTeamsを無効化できます。
自動起動を停止
Windowsの場合:
- Teamsを起動
- 右上の「…」(その他のオプション)をクリック
- 「設定」を選択
- 「一般」タブで「アプリケーションを自動的に開始」をオフにする
Macの場合:
- Teamsを起動
- メニューバーの「Teams」→「環境設定」を選択
- 「一般」タブで「ログイン時にTeamsを自動的に起動」のチェックを外す
Teamsアプリをリセット
動作が不安定な場合、アンインストールせずにリセットすることもできます。
Windowsの場合:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 「Microsoft Teams」をクリック
- 「詳細オプション」をクリック
- 「リセット」をクリック
これにより、アプリが初期状態に戻り、キャッシュやデータがクリアされます。
まとめ
Microsoft Teamsのアンインストールは、通常のアプリと異なり、2つのプログラムを削除する必要があります(Windows版の場合)。
Windows:
- 「Microsoft Teams」と「Teams Machine-Wide Installer」の両方をアンインストール
- 完全削除にはAppDataフォルダ内のTeamsフォルダも削除
Mac:
- アプリケーションフォルダからゴミ箱に移動
- 完全削除にはLibraryフォルダ内のTeams関連フォルダも削除
モバイル:
- 他のアプリと同様にアンインストール
アンインストール後も自動的に再インストールされる場合は、Microsoft 365 Appsの設定やグループポリシーを確認してください。
動作が不安定な場合は、完全にアンインストールして再インストールするか、アプリのリセットを試してみましょう。
Teamsが不要になった場合は、この記事の手順に従って完全にアンインストールし、ディスク容量を確保できます。

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