会議が始まったのに相手の声が聞こえない、逆に「声が届いていない」と言われてしまった……そんな経験はありませんか?
Teamsの音声トラブルは、原因さえわかれば多くの場合すぐに解決できます。
この記事では「相手の声が聞こえない」「自分の声が相手に届かない」の両方の症状を、原因別にわかりやすく解説します。
まず確認|自分だけ?相手だけ?全員?
音声トラブルを解決する第一歩は、「どちら側の問題か」を切り分けることです。
- 自分だけ相手の声が聞こえない → 自分のスピーカー・出力設定の問題
- 相手から「声が届いていない」と言われる → 自分のマイク・入力設定の問題
- 会議の全員が聞こえない・届かない → ネットワーク障害やMicrosoft側の問題の可能性
状況を整理してから、該当するセクションを確認しましょう。
ケース1|相手の声が聞こえない(スピーカー側の問題)
確認1|PC本体の音量がミュートになっていないか
一番シンプルな原因です。まずはWindowsのタスクバー右下にあるスピーカーアイコンを確認しましょう。
アイコンに「×」マークがついていたらミュート状態です。クリックしてミュートを解除してください。
また、音量スライダーが0になっていないかもあわせて確認しましょう。
確認2|Teamsのスピーカーがミュートになっていないか
PCの音量は正常でも、Teams内のスピーカーが個別にミュートになっているケースがあります。
- 会議画面の上部にある「マイク」アイコンの横にある「∨(矢印)」をクリック
- 「デバイスの設定」を開く
- 「スピーカー」に正しいデバイスが選ばれているか確認する
- スピーカーのボリュームが上がっているか確認する
確認3|Teams内で選ばれているスピーカーが正しいか
イヤホンやヘッドセットを接続すると、Teamsが自動的に別のデバイスに切り替えることがあります。
耳に当てているデバイスと、Teams上で選ばれているスピーカーが一致していない場合、音が出ません。
手順:
- 会議画面の「…(その他)」→「デバイスの設定」をクリック
- 「スピーカー」のドロップダウンから、今使っているイヤホン・ヘッドセット・スピーカーを選択する
- 「テスト」ボタンで音が出るか確認する
確認4|音量ミキサーでTeamsだけが消音になっていないか
WindowsはアプリごとにTeamsだけが消音設定になることがあります。
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック →「音量ミキサーを開く」
- 「Microsoft Teams」の音量スライダーが0になっていないか確認する
- ミュートになっていれば解除し、音量を上げる
確認5|Bluetoothイヤホン・ヘッドセットの場合
Bluetooth機器は他のデバイスに接続されていると音が出なくなります。
- 充電残量が十分かを確認する
- 一度接続を切り、再ペアリングする
- 他のデバイス(スマホなど)と同時接続になっていないか確認する
ケース2|自分の声が相手に届かない(マイク側の問題)
確認1|Teams画面のマイクがミュートになっていないか
最もよくある原因です。会議の画面上部にあるマイクアイコンに斜線が入っていたらミュート状態です。
- マイクアイコンをクリックしてミュート解除する
- ショートカットキー
Ctrl + Shift + Mでもミュート解除できます
ヘッドセットやマイクに物理的なミュートボタンがある場合は、そちらも確認しましょう。
確認2|Teamsのデバイス設定で正しいマイクが選ばれているか
複数のマイクが接続されている場合、Teams側が意図しないマイクを使っている可能性があります。
- 「…(その他)」→「デバイスの設定」をクリック
- 「マイク」のドロップダウンから、今使っているマイクを選択する
- 「テスト通話を開始」をクリックして声を入力し、正常に録音されるか確認する
確認3|Windowsのプライバシー設定でTeamsのマイクアクセスが許可されているか
Windowsのプライバシー設定でTeamsのマイク使用が禁止されていると、声が一切届きません。
Windows 11 の場合:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を開く
- 「マイクへのアクセス」が「オン」になっているか確認する
- 「アプリがマイクにアクセスできるようにする」が「オン」になっているか確認する
- 一覧の中に「Microsoft Teams」があり、許可されているか確認する
Windows 10 の場合:
- 「設定」→「プライバシー」→「マイク」を開く
- 「アプリがマイクにアクセスできるようにする」を「オン」に設定する
- 「Microsoft Teams」が許可されているか確認する
確認4|Windowsのサウンド設定でマイクの音量が0になっていないか
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック →「サウンドの設定」を開く
- 「入力」の項目で、使用しているマイクを選択する
- 「デバイスのプロパティ」をクリックし、音量が0やミュートになっていないか確認する
確認5|ブラウザ版Teamsの場合はマイクの許可が必要
ブラウザでTeamsを使っている場合、ブラウザ側でもマイクの使用許可が必要です。
Chromeの場合:
- アドレスバー左の鍵アイコン(または「!」マーク)をクリック
- 「マイク」の設定を「許可」に変更する
- ページを再読み込みする
Edgeの場合も同様の手順で確認できます。
ケース3|会議に入ると音が聞こえなくなる(参加時の切り替え問題)
会議開始時に「音声を使用しない」を誤って選択してしまうと、マイクもスピーカーも両方無効になります。
会議の参加画面が表示された際に「音声を使用しない」のチェックが入っていないか、必ず確認してから参加しましょう。
また、会議に入った瞬間に音が消える場合、Teamsが自動的に別のデバイスに切り替えている可能性があります。
会議中に「…(その他)」→「デバイスの設定」からスピーカーとマイクを手動で選び直すと解決することがあります。
ケース4|音が途切れる・声がブツブツ聞こえる
音が途切れたりノイズが多い場合は、ネットワークや処理負荷の問題が考えられます。
- Wi-Fiが不安定な場合は有線LAN接続に切り替えてみる
- VPN接続中に音が途切れる場合は、社内ネットワーク担当者に相談する
- PCの他のアプリを終了してCPU・メモリの負荷を下げる
- Teamsの「背景ノイズの抑制」設定が「高」になっている場合は「中」に下げてみる
背景ノイズ設定の変更方法は次の通りです。
- 「…(その他)」→「設定」→「デバイス」を開く
- 「ノイズ抑制」を「中」または「低」に変更する
会議前に使える|テスト通話で事前確認する
Teamsには本番会議前にマイクとスピーカーの動作を確認できる「テスト通話」機能があります。
会議直前のトラブルを防ぐために、定期的に使う習慣をつけておくと安心です。
テスト通話の手順:
- Teamsの左上「…(その他)」→「設定」→「デバイス」を開く
- 「テスト通話を開始」をクリックする
- 音声ガイダンスが流れたら、マイクに向かって話す
- 録音された自分の声が再生されたら正常に動作しています
症状別 対処法まとめ
| 症状 | まず試す対処法 |
|---|---|
| 相手の声が聞こえない | PC音量の確認 → Teamsのスピーカー設定確認 |
| 自分の声が届かない | ミュートの確認 → マイクのデバイス設定確認 |
| 会議参加後に無音になる | デバイスの設定で手動切り替え |
| Bluetooth機器で音が出ない | 再ペアリング・他デバイスとの接続解除 |
| 音が途切れる・ブツブツする | ネットワーク確認・ノイズ抑制設定の変更 |
| Windowsアップデート後に壊れた | プライバシー設定のマイク許可を再確認 |
よくある質問
Q. 他のアプリ(Zoom・Meetなど)では聞こえるのに、Teamsだけ音が出ません。
Teams専用の設定に問題がある可能性が高いです。「テスト通話」でデバイスを確認し、Teams内のスピーカー・マイク設定を見直してみましょう。
それでも解決しない場合は、Teamsのキャッシュ削除(設定 → アプリ → Microsoft Teams → 詳細オプション → リセット)を試してください。
Q. 会議中に突然音が消えました。
会議の参加者パネルを開いて、自分がミュートになっていないか確認してください。
また、イヤホンが抜けかけている・Bluetoothが切断されているケースも多いです。デバイスの物理的な接続状態もあわせて確認しましょう。
Q. マイクのドライバーを更新したほうがいいですか?
基本的な対処法で解決しない場合は、ドライバーの更新も有効です。
デバイスマネージャー(Win + X → 「デバイスマネージャー」)を開き、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」からお使いのマイクを右クリックして「ドライバーの更新」を実行してみてください。
まとめ
Teamsの音声トラブルは、大半がミュート設定のチェック外れ・デバイスの選択ミス・Windowsのプライバシー設定の3つで解決できます。
「相手の声が聞こえない」場合はスピーカー側、「自分の声が届かない」場合はマイク側を順番に確認していきましょう。
会議直前に焦らないよう、「テスト通話」で事前確認する習慣をつけておくことも大切です。

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