Microsoft Teamsのノイズ抑制とは?設定方法と4つのレベルを徹底解説

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「会議中にキーボードの音や生活音が相手に聞こえていないか心配…」
「Teams会議でノイズが気になるけど、どう設定すればいい?」

そんな悩みを解決してくれるのが、Microsoft Teamsに搭載されているノイズ抑制機能です。
この記事では、ノイズ抑制の仕組みから4つのレベルの使い分け、会議前・会議中それぞれの設定手順まで詳しく解説します。


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Teamsのノイズ抑制とは

Microsoft TeamsのMicrosoft公式サポートによると、ノイズ抑制とは「紙をめくる音・ドアの開閉・犬の鳴き声などのバックグラウンドノイズを、会議参加者の集中を妨げないよう軽減する機能」です。

追加のハードウェア(ノイズキャンセリングマイクなど)を用意しなくても、ソフトウェアの設定だけでノイズキャンセリングを実現できる点が最大のメリットです。

ノイズ抑制機能が対応しているノイズの例

  • キーボードのタイピング音
  • 紙・書類をめくる音
  • PCのファン・エアコンの動作音
  • ドアの開閉音
  • ペットの鳴き声
  • 工事音・交通音などの環境音

ノイズ抑制は既定で「自動」に設定されており、追加設定なしでもある程度機能しています。
ただし利用環境に合わせてレベルを変更することで、より効果的にノイズを除去できます。

対応プラットフォーム: TeamsデスクトップアプリWin/Mac、Teamsモバイルアプリ(iOS・Android)、Windows上のMicrosoft Teams Rooms、Windows Azure Virtual Desktop(AVD)


ノイズ抑制の4つのレベル

ノイズ抑制の設定値は「自動」「高」「低」「オフ」の4種類から選択できます。

自動(既定値)

PCの周囲のノイズ状況に応じて、TeamsアプリがAIで抑制レベルを自動調整します。
特にこだわりがない場合はこのまま使用しても問題ありません。
ただし「自動」では、キーボードのタイピング音や紙をめくる音が一部通過することがあります。

人の声以外のすべてのバックグラウンドサウンドを抑制します。
キーボード音や紙をめくる音もしっかり除去したい場合は「高」が最適です。
騒がしいカフェや自宅など、周囲の環境音が多い場所での会議におすすめです。
ノイズ除去の効果が最も強く、チャイム・換気扇・エアコンの音もほぼカットされます。

PCのファンやエアコン・扇風機など、継続的に発生する定常ノイズのみを抑制します。
会議中に音楽を相手に届けたい場合や、楽器演奏を共有したい場合に適した設定です。
「高」だと音楽・楽器音までカットされてしまうため、音声以外の音も通したい場面では「低」を使いましょう。

オフ

ノイズ抑制を完全に無効化します。
静音スタジオなど、低ノイズ環境で忠実度の高いマイク音声を届けたい場合や、高品質な専用ノイズキャンセリング機器を使用している場合に選択します。


4つのレベルの使い分け早見表

設定レベル抑制対象おすすめの利用場面
自動(既定)状況に応じて自動調整設定を迷ったときの初期状態
人の声以外のすべての音騒がしい環境・徹底的に雑音を消したい
定常的な機械音のみ会議中に音楽・楽器を流したい
オフ無効化静音スタジオ・専用機器を使用

設定方法①:会議前に設定する(Teamsアプリ設定画面)

会議に参加する前にあらかじめノイズ抑制レベルを設定しておく方法です。
設定は次の会議・通話にも引き継がれます。

  1. Teamsアプリ右上の「…(その他)」をクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 左側メニューから「デバイス」をクリック
  4. 少し下にスクロールして「ノイズ抑制」の設定項目を探す
  5. 「自動」「高」「低」「オフ」のいずれかを選択

補足: 設定画面のパスは「設定」→「デバイス」です。「デバイスの設定」とは異なるメニューなので注意してください。


設定方法②:会議中にリアルタイムで変更する

会議が始まってからでもノイズ抑制レベルを変更できます。

  1. 会議中の画面で「…(その他)」をクリック
  2. 「設定」または「デバイスの設定」を選択
  3. 「ノイズ抑制」の項目からレベルを選択

会議中の変更はその会議の終了まで有効です。次回の会議では会議前に設定したレベルに戻ります。


ノイズ抑制の上位機能「音声分離(Voice Isolation)」

2024年4月にリリースされた「音声分離機能(Voice Isolation)」は、ノイズ抑制をさらに進化させたAI機能です。

従来のノイズ抑制との違い

従来のノイズ抑制は、背景の機械音・環境音は除去できても、近くにいる別の人の話し声は除去できませんでした。
音声分離機能は、あらかじめ登録した自分の声のプロファイルをAIが学習し、自分の声だけを相手に届けることができます。

機能バックグラウンドノイズ近くにいる人の話し声
従来のノイズ抑制(高)除去できる除去できない
音声分離機能除去できる除去できる

音声分離機能は「ノイズ抑制の上位互換」として機能するため、音声分離を有効にすると従来のノイズ抑制も自動的に含まれます。

設定方法や音声プロファイルの登録手順はMicrosoft Teams「音声分離機能」完全ガイド|周囲の声も消えるAI搭載ノイズ抑制の使い方で詳しく解説しています。


ノイズ抑制が効かない・効果がないときの対処法

対処1:ノイズ抑制のレベルを「高」に変更する

「自動」設定ではノイズが通過するケースがあります。
まずレベルを「高」に変更して効果を確認してください。

対処2:マイクの設定を確認する

Teamsが認識しているマイクが意図したものかどうかを確認します。
設定→デバイスの「マイク」欄で、使用中のマイクデバイスを選択し直してみてください。

対処3:Teamsアプリを最新バージョンに更新する

古いバージョンではノイズ抑制の精度が低いことがあります。
Teamsアプリ右上の「…」→「更新の確認」から最新版にアップデートしてください。

対処4:Teamsのキャッシュをクリアする

アプリの不具合でノイズ抑制が正常に動作しないケースもあります。
キャッシュのクリア方法はMicrosoft Teamsキャッシュクリア完全ガイド|動作が重い・遅いを今すぐ解決する方法を参照してください。

対処5:音声分離機能を試す

従来のノイズ抑制で十分な効果が得られない場合は、AI搭載の音声分離機能の利用を検討してください。
特に、周囲に家族や同僚がいて話し声が混入する環境では音声分離が有効です。


よくある質問

Q. ノイズ抑制は無料で使えますか?

はい、Teamsのノイズ抑制機能は無料版を含むすべてのプランで利用できます。
追加ライセンスは不要です。

Q. 相手のノイズを消すことはできますか?

いいえ、ノイズ抑制は自分のマイクから送信される音声に対して適用されます。
相手の音声のノイズを消すことはできません。
相手側にもノイズ抑制を設定してもらうよう案内しましょう。

Q. スマートフォンのTeamsアプリでもノイズ抑制は使えますか?

はい、iOS・AndroidのTeamsモバイルアプリでも利用できます。
アプリ内の設定からノイズ抑制レベルを変更できます。

Q. 会議中に「高」に設定すると自分の声も小さくなりますか?

なりません。ノイズ抑制は人の声以外の音を選択的に除去するため、自分の声はクリアな状態で相手に届きます。

Q. ノイズ抑制を「高」にしているのに効果を実感できません

ノイズ抑制の効果は自分ではなく相手側が体感するものです。
会議中に相手に「ノイズが気になるか」確認してもらうか、Teamsのテスト通話機能で録音して確認してみてください。


まとめ

Microsoft Teamsのノイズ抑制機能のポイントをまとめると以下の通りです。

  • ノイズ抑制は既定で「自動」が有効になっている
  • 設定レベルは「自動」「高」「低」「オフ」の4種類
  • 徹底的にノイズを除去したい場合は「高」を選択
  • 会議前・会議中どちらからでも設定可能
  • 近くの人の話し声まで除去したい場合はAI搭載の「音声分離機能」を活用する

まずはレベルを「高」に変更するだけで、多くの環境でノイズ問題が改善されます。
Teamsをより快適に使いこなすための他の機能についてはMicrosoft Teamsで何ができる?主要機能を徹底解説【2025年版】も参考にしてください。


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