Teams(チームズ)でできること
「Microsoft Teamsって、チャットと会議だけでしょ?」という方も多いかもしれません。
実はTeamsには、チャットや会議をはじめ、ファイル共有・共同編集・電話機能・AI支援など20種類以上の機能が搭載されており、その範囲は年々広がっています。
この記事では、2025年時点のTeams主要機能を一覧で整理し、どのプランで何が使えるかをわかりやすく解説します。
掲載基準
本記事では、以下の基準に基づいてTeamsの機能を掲載しています。
- Microsoft公式サポートページおよびTeamsサービス説明で確認できる機能
- 2025年2月時点で一般提供(GA)されているもの
- 「パブリックプレビュー」のみの機能は注釈付きで掲載
Teams 機能一覧表
| 機能名 | カテゴリ | 無料 | Essentials | Business Basic以上 |
|---|---|---|---|---|
| 1対1チャット | コミュニケーション | ○ | ○ | ○ |
| グループチャット | コミュニケーション | ○ | ○ | ○ |
| チャンネル投稿 | コミュニケーション | ○ | ○ | ○ |
| メッセージ検索 | コミュニケーション | ○ | ○ | ○ |
| メッセージ予約送信 | コミュニケーション | ○ | ○ | ○ |
| ビデオ会議(最大100人) | 会議 | ○ | ○ | ○ |
| ビデオ会議(最大300人) | 会議 | × | ○ | ○ |
| 会議時間(最大60分) | 会議 | ○ | × | × |
| 会議時間(最大30時間) | 会議 | × | ○ | ○ |
| 画面共有 | 会議 | ○ | ○ | ○ |
| 会議録画 | 会議 | × | × | ○ |
| 文字起こし(自動) | 会議 | × | × | ○ |
| ブレイクアウトルーム | 会議 | ○ | ○ | ○ |
| ライブキャプション | 会議 | ○ | ○ | ○ |
| ウェビナー開催 | 会議 | × | × | ○ |
| ファイル共有 | 共同作業 | ○ | ○ | ○ |
| Officeファイル共同編集 | 共同作業 | ○ | ○ | ○ |
| クラウドストレージ(5GB) | 共同作業 | ○ | × | × |
| クラウドストレージ(10GB) | 共同作業 | × | ○ | × |
| クラウドストレージ(1TB) | 共同作業 | × | × | ○ |
| Copilot(AI機能) | AI | × | × | ○(要別途ライセンス) |
| アプリ連携(外部ツール) | 統合 | ○ | ○ | ○ |
| Teams Phone(通話) | 電話 | × | × | ○(要追加ライセンス) |
※上記は2025年2月時点の情報です。最新情報はMicrosoft公式サイトでご確認ください。
カテゴリ別機能詳細
コミュニケーション機能
Teamsのコミュニケーション機能は、大きく「チャット」と「チャンネル」の2種類に分かれます。
チャット機能
1対1またはグループでのメッセージのやりとりができる機能です。
ファイルや画像の添付、リアクション(絵文字)、@メンションによる通知にも対応しています。
メッセージ予約送信(7日後まで)も利用可能で、異なるタイムゾーンのメンバーへの連絡にも便利です。
主な機能は以下のとおりです。
- 1対1チャット・グループチャット(無制限)
- ファイル・画像・リンクの添付
- 絵文字・ステッカー・GIF
- メッセージ保存・検索
- メッセージ転送(他のチャット・チャンネルへ)
- 予約送信(デスクトップ版、7日後まで)
チャンネル機能
チームやプロジェクト単位でトピックを整理する「チャンネル」は、複数メンバーへの一斉情報共有に役立ちます。
スレッド表示に対応しており、特定の投稿への返信が見やすくまとまります。
チャンネルにはタブを追加でき、SharePointやPlannerなど他のツールも一画面で管理可能です。
- パブリックチャンネル・プライベートチャンネル・共有チャンネル
- スレッド形式の返信
- チャンネルへのアプリタブ追加
- チャンネルのアーカイブ(メッセージ・ファイルを保持したまま非表示化)
会議・通話機能
Teamsの会議機能は、日常の1対1通話から大規模イベントまで幅広く対応しています。
オンライン会議(ビデオ通話)
無料プランでも最大100人・回数無制限でビデオ会議を開催できます。
ただし、1回の会議時間は60分までという制限があります。
有料プラン(Essentials以上)では最大300人・30時間まで対応します。
主な会議内機能は以下のとおりです。
- ビデオ・音声通話
- 画面共有(アプリ・デスクトップ・ホワイトボード)
- バーチャル背景・背景ぼかし
- Togetherモード(全員が仮想空間に集まるように見えるレイアウト)
- 挙手機能
- 投票(Formsとの連携)
- ライブキャプション(自動字幕)
- ブレイクアウトルーム(小グループへの分割)
- カウントダウンタイマー(2025年追加)
会議録画・文字起こし
Microsoft 365 Business Basic以上のプランで利用可能な機能です。
録画データはSharePointに自動保存され、PCの容量を圧迫しません。
文字起こし(トランスクリプト)は会議後すぐに確認でき、議事録作成の手間を大幅に削減できます。
ウェビナー・タウンホール
Microsoft 365 Business Basic以上では、一般参加者向けのウェビナー(最大300人)やタウンホール形式の大規模イベントも開催できます。
| 形式 | 用途 | 参加者の操作 |
|---|---|---|
| 通常会議 | チーム内の打ち合わせ | カメラ・マイクON可能 |
| ウェビナー | セミナー・研修 | 発表者のみ登壇 |
| タウンホール | 全社説明会・大規模配信 | 一方向型の視聴 |
共同作業・ファイル管理機能
TeamsはMicrosoft 365との連携が強みで、ファイルを介した共同作業がスムーズにできます。
ファイル共有・共同編集
チャットやチャンネルに添付したWord・Excel・PowerPointファイルを、専用アプリを起動せずにTeams上でリアルタイム共同編集できます。
編集履歴も自動保存されるため、上書きミスのリスクが低減します。
- Word・Excel・PowerPointのリアルタイム共同編集
- SharePointとの連携によるファイル管理
- ファイルのバージョン履歴
- クラウドストレージ(プランにより5GB・10GB・1TB)
Loopコンポーネント
Microsoft Loop(ループ)コンポーネントは、チャット・チャンネル内に埋め込める共同編集可能なコンテンツです。
テーブルやチェックリストなどを作成し、複数人でリアルタイムに編集できます。
スケジュール・カレンダー機能
TeamsにはOutlookと連携したカレンダー機能が搭載されており、会議のスケジューリングと管理をTeams上で完結できます。
- 会議の作成・招待
- Outlookとの同期
- 月表示・複数日表示(2025年の新カレンダーで追加)
- 複数タイムゾーン対応
- カレンダー共有
AI機能(Copilot連携)
2025年現在、Microsoft 365 Copilotライセンスを追加することでTeams内のAI機能を活用できます。
Copilot(コパイロット)は、会議の要約・タスク抽出・チャット履歴の分析などを自動で行うAIアシスタントです。
主なCopilot関連機能は以下のとおりです。
- 会議中のリアルタイム要約・質問応答
- 会議後のインテリジェントリキャップ(議事録・アクションアイテム自動生成)
- チャット・チャンネルの会話要約
- ミーティングの音声要約(ポッドキャスト形式で再生可能)
- Facilitatorエージェント(会議の進行支援AI)
- Copilot Teamsモード(複数人でAIと共同作業)
Copilot機能はMicrosoft 365 Copilotの別途ライセンスが必要です。Teamsの標準プランには含まれません。
アプリ連携・統合
Teamsには700以上のアプリと連携するエコシステムが整備されています。
Microsoft製品との連携はもちろん、外部ツールのタブをチャンネルに追加することも可能です。
主な連携先(一部)は以下のとおりです。
- Microsoft製品: SharePoint・OneDrive・Planner・Forms・OneNote・Viva Engage
- 外部ツール: GitHub・Asana・Salesforce・Zoom・Adobe Creative Cloud など
エージェント(AIボット)をチャットに追加して、タスク管理や質問対応を自動化することもできます。
セキュリティ・管理機能
Teamsは企業利用を想定した管理・セキュリティ機能を標準で搭載しています。
- データの暗号化(保存中・転送中)
- 多要素認証(Microsoft Entraとの連携)
- 外部ユーザーへのゲストアクセス制御
- チャネルへの参加コード管理(プライベートチームへの不正アクセス防止)
- ドメイン別の外部アクセスポリシー
- Teams管理センターによる組織全体の設定管理
Teams Phone(電話機能)
Teams Phone(チームズフォン)は、PSTNへの発着信を含む法人向け電話システムです。
従来のオフィス固定電話をTeamsに統合できます。
利用には別途Teams Phoneライセンスが必要です(Microsoft公式サイト参照)。
- 外線発着信(PSTN接続)
- 通話転送・保留・コンサルテーション転送
- 自動応答(IVR)・通話キューの管理
- スピードダイヤル
- 通話録音
プラン別機能比較
Teamsの法人向けプランは2024年4月以降、Microsoft 365とTeamsが別売りになっています。
以下は2025年6月時点の参考価格です(税抜・年契約・年払い)。
| プラン | 月額(1ユーザー) | 会議参加上限 | 会議時間上限 | ストレージ | 録画・文字起こし |
|---|---|---|---|---|---|
| Teams無料 | 無料 | 100人 | 60分 | 5GB | × |
| Teams Essentials | ¥430 | 300人 | 30時間 | 10GB | × |
| Microsoft 365 Business Basic | ¥650 | 300人 | 30時間 | 1TB | ○ |
| Microsoft 365 Business Standard | ¥1,360 | 300人 | 30時間 | 1TB | ○ |
※価格はMicrosoft 365相談センター掲載の2025年6月時点の参考価格です。最新価格は公式サイトでご確認ください。
無料プランでできること・できないこと
無料プランは個人・小規模チームへの試用に適しています。
2025年7月にクラシック版(旧無料プラン)のサポートが終了し、現在は新しい無料プランに移行しています。
できること:
- チャット・グループチャット(無制限)
- ビデオ会議(100人まで・60分まで)
- ファイル共有・共同編集
- チームスペースあたり5GBのクラウドストレージ
できないこと:
- 60分を超える会議
- 会議録画・文字起こし
- 24時間サポート
まとめ
Microsoft Teamsは、チャット・会議・ファイル共有・AI機能・電話機能まで一元化できるビジネスコミュニケーションプラットフォームです。
無料プランでも基本的なチャットとビデオ会議(最大100人・60分)が使えますが、録画・文字起こし・大容量ストレージが必要ならMicrosoft 365 Business Basic(¥650/月〜)以上を選ぶと良いでしょう。
Copilotなどの高度なAI機能は別途ライセンスが必要なため、導入前にMicrosoft公式サイトでプランの詳細を確認することをおすすめします。


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