Microsoft Teamsで仕事を効率化するには、まず「チーム」をしっかり作ることが大切です。
この記事では、チームの種類から作成手順、メンバー追加、チャネル設定まで、はじめてでもわかるように順を追って解説します。
Microsoft Teamsの「チーム」とは
Teamsにおける「チーム」とは、部署やプロジェクト単位でメンバーをまとめたグループのことです(Microsoft公式サポートページより)。
チームを作ると、そのメンバー間でチャット・ファイル共有・会議を一元管理できます。
Teamsの構造は「テナント(組織全体)→ チーム → チャネル」という階層になっています。
たとえば企業全体がテナント、各部署がチーム、各プロジェクトがチャネルに対応するイメージです。
チームとチャネルの違い
| 項目 | チーム | チャネル |
|---|---|---|
| 役割 | 部署・プロジェクトなどのグループ | チーム内の話題ごとの会話場所 |
| 単位 | メンバーをまとめる大きな枠 | 実際に投稿・作業する場所 |
| 自動作成 | チーム作成時に「一般」チャネルが作られる | 手動で追加可能 |
| アクセス | メンバー全員が参加 | 標準・プライベート・共有の3種類 |
チームの種類
チームを作成するとき、目的に応じて3種類から選びます(Microsoft公式サポートページより)。
プライベートチーム
特定のメンバーだけが参加できるチームです。
参加にはチーム所有者からの招待が必要で、組織内の誰でも自由に検索・参加することはできません。
機密性の高いプロジェクトや特定部署向けの用途に適しています。
パブリックチーム
組織内の誰でも自由に検索・参加できるチームです。
オープンな情報共有や、興味のある社員が自由に参加できる場として活用されます。
組織全体のチーム
組織内の全ユーザーが自動的に追加されるチームです。
グローバル管理者のみが作成でき、1組織につき最大5チームまで作成可能です。
新しいメンバーが組織に加わると自動的に追加されるため、全社共有の連絡用として便利です(Microsoft Learn「organization全体のチームを使用する」より)。
チームを作成する方法
基本手順:ゼロから新しいチームを作成する
- Teamsを開いて、左メニューの「チーム」をクリックする
- 左上の「新しいアイテム」(またはチーム一覧の下部にある「チームに参加またはチームを作成」)をクリックする
- 「チームを作成」を選択する
- 「ゼロから」を選択する
- チームの種類(プライベート・パブリック・組織全体)を選択する
- チーム名と説明を入力して「作成」をクリックする
- メンバーを追加して「追加」をクリックする(後から追加することも可能)
チームを作成すると、自動的に「一般」チャネルが1つ作成されます(Microsoft公式サポートページより)。
既存のチームからコピーして作成する
別のチームと似た構成で新しいチームを作りたい場合は、既存チームのコピーが便利です(Microsoft公式サポートページ「既存のチームまたはグループからチームを作成する」より)。
- 「新しいアイテム」→「チームを作成」を選択する
- 「別のチームから」を選択する
- コピー元にしたいチームを選択する
- チーム名・説明・プライバシー設定を入力する
- コピーする項目(チャネル・タブ・設定・アプリ・メンバー)にチェックを入れる
- 「作成」をクリックする
注意: 既存チームの「共有チャネル」はコピーされません(Microsoft公式サポートページより)。
メンバーをコピーしなかった場合は、作成後に手動で追加が必要です。
Microsoft 365グループからチームを作成する
すでにMicrosoft 365グループが存在する場合、そのグループをTeamsチームに変換できます。
- 「新しいアイテム」→「チームを作成」を選択する
- 「グループから」を選択する
- 使用するMicrosoft 365グループを選択する
- 「作成」をクリックする
グループを選択すると、同じグループ名・メンバー・プライバシー設定を引き継いだチームが自動的に作成されます(Microsoft公式サポートページより)。
注意: 10,000人以上のメンバーがいるグループ、またはすでに別のチームと連携済みのグループは選択できません。
チームの作成後にやること
メンバーを追加する
- 対象チームの名前にカーソルを合わせて「…」→「メンバーを追加」をクリックする
- 名前・メールアドレス・配布グループを入力して検索する
- 追加する人を選択して役割(所有者またはメンバー)を選ぶ
- 「追加」をクリックする
組織外のユーザーはゲストとして招待できますが、ゲストは一部機能が制限されます。
チャネルを追加する
チームに「一般」チャネル以外のチャネルを追加することで、話題や業務ごとに会話を整理できます(Microsoft公式サポートページより)。
- チームの名前にカーソルを合わせて「…」→「チャネルを追加」をクリックする
- チャネル名・説明を入力する
- チャネルの種類(標準・プライベート・共有)を選択する
- 「作成」をクリックする
チャネルの種類
| 種類 | 参加者 | 用途 |
|---|---|---|
| 標準チャネル | チームメンバー全員 | 全体共有の話題・業務連絡 |
| プライベートチャネル | 招待した一部メンバーのみ | 機密案件・限定プロジェクト |
| 共有チャネル | 別テナントのユーザーも参加可能 | 社外パートナーとの協働 |
「チーム全体に対してチャネルをお気に入りに自動追加する」を設定すると、全メンバーのチャネル一覧に自動表示されます(Microsoft公式サポートページより)。
チームのプロフィール写真を設定する
- 対象チームの「…」→「チームを管理」をクリックする
- 「設定」タブ→「チームの写真」を選択する
- 画像をアップロードして保存する
スマートフォンからチームを作成する方法
Teams のモバイルアプリでもチームを作成できます。
- 画面下部のメニューから「チーム」をタップする
- 右上の「+」または「チームを作成」をタップする
- チームの種類を選択する(※スマホでは「組織全体」は作成できない)
- チーム名・説明を入力して「次へ」をタップする
- メンバーを追加する
チームに関する制限・上限
チームの運用前に知っておきたい主な制限です(Microsoft Learn「Microsoft Teamsの制限と仕様」より)。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| 1チームのメンバー数 | 25,000人 |
| 1ユーザーが所有できるチーム数 | 250チーム |
| 1ユーザーが参加できるチーム数 | 1,000チーム |
| 1チームのチャネル数(合計) | 1,000チャネル |
| 1チームのプライベートチャネル数 | 30チャネル(※移行後は1,000チャネルに変更予定) |
| プライベートチャネルのメンバー数 | 250人(※移行後は5,000人に変更予定) |
| 組織全体のチーム数 | 最大5チーム |
2025年10月〜2026年2月にかけてプライベートチャネルの制限が大幅に緩和される予定です。
上限が現在の30チャネル・250人から、1,000チャネル・5,000人に引き上げられます(Microsoft Message Center MC1134737より)。
チームが作成できない場合
「チーム」がメニューに表示されない
個人向けアカウント(Microsoft Account)で使用している場合、「チーム」は作成できません。
組織向けのMicrosoft 365アカウントが必要です。
個人向けアカウントでは代わりに「コミュニティ」を作成できます(@DIME「Teams チーム作成を行う方法」より)。
「チームを作成」ボタンが表示されない
IT管理者によってチーム作成権限が制限されている可能性があります。
IT管理者に連絡して権限を確認してください(Microsoft公式サポートページより)。
チームの削除・退出・アーカイブ
作成したチームは、後から変更・整理することも可能です。
- チームから退出: チームの「…」→「チームを退出」を選択する(最後の所有者は退出できないため、先に別の所有者を設定する必要がある)
- チームを削除: チームの「…」→「チームを削除」を選択する(所有者のみ可能)
- チームをアーカイブ: 管理センターから読み取り専用の状態にする(削除せずに保存しておきたい場合に便利)
まとめ
Microsoft Teamsのチーム作成は、左メニューの「チーム」から数クリックで完了します。
目的に応じてプライベート・パブリック・組織全体の3種類から選び、必要なメンバーとチャネルを設定するのが基本の流れです。
既存チームのコピーやMicrosoft 365グループからの作成も活用すると、設定の手間を大幅に省けます。
まずはシンプルな構成でチームを作り、運用しながらチャネルや設定を整えていきましょう。
参考情報源:

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