「会議中にTeamsが突然落ちた!」
「チャット中に画面が固まって動かない」
「起動してもすぐに強制終了してしまう」
ビジネスの重要な場面でMicrosoft Teamsが落ちると、大変困りますよね。
オンライン会議やチャットが使えなくなると、業務が止まってしまいます。
この記事では、Microsoft Teamsが落ちる・クラッシュする・フリーズする問題の原因と、今すぐ試せる対処法を詳しく解説します。
基本的な対処法から応用テクニックまで、段階的に紹介していきますので、症状に合わせて試してみてください。
Microsoft Teamsとは

Microsoft Teamsは、Microsoftが提供するビジネス向けコラボレーションツールです。
チャット、ビデオ会議、ファイル共有、プロジェクト管理など、リモートワークに必要な機能を統合したプラットフォームで、Microsoft 365との連携が強力なのが特徴です。
しかし、多機能であるがゆえに、動作が不安定になることがあります。
Microsoft Teamsが落ちる主な原因
Teamsが落ちる原因は複数あります。
まず、原因を特定することで、適切な対処法を選択できます。
アプリケーションのキャッシュ破損
Teamsはキャッシュデータを蓄積してアプリの動作を高速化していますが、このキャッシュが破損すると動作が不安定になります。
キャッシュが原因となる症状は以下の通りです。
- 起動後しばらくしてから落ちる
- 特定の操作をすると固まる
- メッセージの送信や読み込みに失敗する
キャッシュ破損は、Teamsが落ちる最も一般的な原因の一つです。
メモリ不足
Teamsはメモリを多く消費するアプリケーションです。
他のアプリを同時に多数起動していると、メモリ不足で動作が不安定になります。
Microsoftの公式ドキュメントによると、Teamsの推奨ハードウェア要件は以下の通りです。
- CPU: 最小速度1.1GHz以上、2コア
- メモリ: 4.0GB RAM(Teams専用に4GB必要)
- ハードディスク: 3.0GBの空き容量
これらの要件を満たしていない場合、Teamsが落ちやすくなります。
WebView2の問題
TeamsデスクトップアプリはMicrosoft Edge WebView2を使用してUIを表示しています。
WebView2に問題があると、Teamsも動作不良を起こします。
WebView2関連のエラーコードには以下のようなものがあります。
- RESULT_CODE_GPU_DEAD_ON_ARRIVAL
- RESULT_CODE_HUNG
- 0xc06d007e
これらのエラーが表示される場合は、WebView2の再インストールが必要です。
ハードウェアアクセラレーションの問題
GPUアクセラレーション(ハードウェアアクセラレーション)が有効になっていると、特定の環境でTeamsが不安定になることがあります。
特に以下の症状がある場合は、ハードウェアアクセラレーションが原因の可能性があります。
- 起動直後に画面がブラックアウトして強制終了
- ビデオ会議中に画面が固まる
- 画面共有をすると動作が極端に遅くなる
ウイルス対策ソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやファイアウォールがTeamsをブロックしていることがあります。
特に企業環境では、データ損失防止(DLP)ツールがTeamsのプロセスを制限することがあります。
古いバージョンの使用
Teamsのバージョンが古いと、動作が不安定になることがあります。
また、最新版への自動更新中にアプリが重くなることもあります。
ネットワーク接続の問題
インターネット接続が不安定な場合、Teamsは正常に動作しません。
Teamsの推奨帯域幅要件は以下の通りです。
- ビデオ会議: 下り4Mbps以上
- 音声通話: 下り100kbps以上
- チャット: 下り30kbps以上
これらの要件を満たしていない場合、会議中に落ちることがあります。
Microsoft側のサービス障害
Microsoft Teams側で障害が発生している場合、こちら側で対処することはできません。
障害情報は以下で確認できます。
- Microsoft 365 Status(Twitter)
- Microsoft 365 管理センター
- Microsoft 365 service health status
今すぐ試せる基本的な対処法
まずは、すぐに試せる基本的な対処法から始めましょう。
多くの場合、これらの対処法で問題が解決します。
対処法1: Teamsを完全に終了して再起動
Teamsはウィンドウの×ボタンで閉じても、バックグラウンドで動作し続けています。
完全に終了してから再起動しましょう。
- 画面右下のタスクバーでTeamsアイコンを探す
- Teamsアイコンを右クリック
- 「終了」または「Quit」をクリック
- Teamsを再度起動
対処法2: キャッシュを削除(最も効果的)
キャッシュの削除は、Teamsが落ちる問題を解決する最も効果的な方法です。
チャット履歴やファイルは削除されないので、安心して実行できます。
Windowsでのキャッシュ削除手順
- Teamsを完全に終了(前述の手順で終了)
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnterキーを押す- 開いたフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを選択(Ctrl + A)
- Deleteキーを押して削除
- Teamsを再起動
Macでのキャッシュ削除手順
- Teamsを完全に終了
- Finderを開く
- メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動」をクリック
~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsと入力してEnterキーを押す- フォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除
- Teamsを再起動
注意: キャッシュ削除後は再ログインが必要になる場合があります。
対処法3: Teamsを最新版に更新
Teamsを最新版に更新すると、既知のバグが修正され、動作が安定することがあります。
- Teamsを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「更新プログラムの確認」をクリック
- 更新がある場合は自動的にダウンロードされる
- 「今すぐ再起動」をクリック
対処法4: パソコンを再起動
シンプルですが、効果的な方法です。
メモリリークやバックグラウンドプロセスの問題が解消されることがあります。
- すべてのアプリケーションを終了
- Windowsスタートメニュー→「電源」→「再起動」
- 再起動後、Teamsを起動
対処法5: ブラウザ版Teamsに切り替え
デスクトップアプリが不安定な場合、ブラウザ版Teamsに切り替えるのが最速の復旧方法です。
- Webブラウザを開く
- https://teams.microsoft.com にアクセス
- アカウントにログイン
ブラウザ版では機能が一部制限されますが、チャットやビデオ会議は問題なく利用できます。
症状別の対処法
基本的な対処法で改善しない場合は、症状に応じた対処法を試してください。
会議中に落ちる場合
会議中にTeamsが落ちる場合は、以下の対処法を試してください。
カメラをオフにする
カメラとマイクを同時に使用すると、CPUやメモリに大きな負荷がかかります。
- 会議画面でカメラアイコンをクリックしてオフ
- 必要な時だけカメラをオンにする
画面共有を停止する
画面共有はPCに大きな負荷がかかるため、特に落ちやすい状況です。
- 画面共有中の場合は、一旦停止
- 共有する範囲を「ウィンドウ」のみに限定(デスクトップ全体ではなく)
ビデオ品質を下げる
ビデオの解像度を下げることで、負荷を軽減できます。
- 会議画面右上の「…」(その他のオプション)をクリック
- 「設定」→「デバイス」をクリック
- 「ビデオの品質」を「低」または「標準」に変更
起動直後に落ちる場合
Teamsを起動してもすぐに落ちる場合は、以下の対処法を試してください。
WebView2を再インストール
- Microsoft Edge WebView2のダウンロードページにアクセス
- 「Download the WebView2 Runtime」をクリック
- ダウンロードしたインストーラーを実行
- インストール完了後、Teamsを起動
互換モードで起動(Windows)
- Teamsのショートカットを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「互換性」タブを開く
- 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェック
- ドロップダウンから「Windows 7」を選択
- 「OK」をクリック
- Teamsを起動
画面共有時に落ちる場合
画面共有中にTeamsが落ちる場合は、GPUアクセラレーションが原因の可能性があります。
ハードウェアアクセラレーションを無効化
- Teamsを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」→「一般」をクリック
- 「GPUハードウェアアクセラレーションを無効にする」にチェック
- Teamsを再起動
注意: ハードウェアアクセラレーションを無効にすると、ビデオのパフォーマンスが若干低下する可能性があります。
特定のチャットやチャネルを開くと落ちる場合
特定のチャットまたはチャネルを開くとTeamsが落ちる場合は、そのチャットに問題のあるメッセージやファイルが含まれている可能性があります。
ブラウザ版で問題のメッセージを削除
- ブラウザ版Teams(https://teams.microsoft.com)にアクセス
- 問題のチャットまたはチャネルを開く
- 最近投稿された大きなファイルや特殊な添付ファイルを削除
- デスクトップアプリで再度開く
応用的な対処法

基本的な対処法で改善しない場合は、以下の応用的な対処法を試してください。
対処法1: Teamsアプリを修復・リセット(Windows 11)
Windows 11では、アプリの修復機能を使用できます。
- Windowsキー + I を押して「設定」を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」をクリック
- 「Microsoft Teams」を探して右側の「…」をクリック
- 「詳細オプション」をクリック
- 「修復」ボタンをクリック
- 改善しない場合は「リセット」ボタンをクリック
注意: リセットを実行すると、アプリのデータが削除されます。
対処法2: Teamsを完全に再インストール
キャッシュ削除や修復で改善しない場合は、Teamsを完全に再インストールします。
アンインストール手順
詳しいアンインストール手順は別記事で解説していますが、簡単な手順は以下の通りです。
- Teamsを完全に終了
- Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 「Microsoft Teams」を選択して「アンインストール」
%appdata%\Microsoft\Teamsフォルダを削除%localappdata%\Microsoft\Teamsフォルダも削除
再インストール手順
- Microsoft Teams公式ダウンロードページにアクセス
- 「Teamsをダウンロード」をクリック
- ダウンロードしたインストーラーを実行
- インストール完了後、アカウントにログイン
対処法3: グラフィックドライバーとオーディオドライバーを更新
Teamsはビデオと音声を多用するため、ドライバーが古いと動作が不安定になります。
グラフィックドライバーの更新(Windows)
- デバイスマネージャーを開く(Windowsキー + X →「デバイスマネージャー」)
- 「ディスプレイアダプター」を展開
- グラフィックカードを右クリック→「ドライバーの更新」
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
より確実な方法として、NVIDIA、AMD、Intelの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードすることをお勧めします。
オーディオドライバーの更新
- デバイスマネージャーを開く
- 「オーディオの入力および出力」を展開
- オーディオデバイスを右クリック→「ドライバーの更新」
対処法4: ウイルス対策ソフトの除外設定
ウイルス対策ソフトがTeamsをブロックしている場合は、除外リストに追加します。
Windows Defenderの除外設定
- Windowsセキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」→「設定の管理」をクリック
- 「除外」→「除外の追加または削除」をクリック
- 「+除外の追加」→「フォルダー」を選択
- 以下のフォルダーを追加
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Microsoft\TeamsC:\Program Files\WindowsApps\MSTeams_xxx(新しいTeamsの場合)
サードパーティウイルス対策ソフトの場合
各ソフトウェアの設定画面から、以下のプロセスとフォルダーを除外リストに追加してください。
- Teams.exe
- ms-teams.exe
- Microsoft.Teams.AddinLoader.exe
- WebView2プロセス
対処法5: 新しいWindowsユーザープロファイルを作成
Windowsのユーザープロファイルが破損している場合、特定のアプリだけ不具合が起きることがあります。
- Windowsの「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」
- 「その他のユーザーをこのPCに追加」をクリック
- 新しいローカルアカウントを作成
- 新しいアカウントでログイン
- Teamsをインストールして動作確認
新しいプロファイルでTeamsが正常に動作する場合は、元のプロファイルに問題があります。
対処法6: タスクマネージャーでTeamsプロセスを強制終了
Teamsが応答しなくなった場合は、タスクマネージャーから強制終了します。
- Ctrl + Shift + Esc を押してタスクマネージャーを開く
- 「プロセス」タブでMicrosoft Teamsを探す
- 右クリック→「タスクの終了」を選択
- すべてのTeams関連プロセスを終了
- Teamsを再起動
新しいTeams特有の問題
2024年以降、Microsoftは「新しいTeams」への移行を進めています。
新しいTeamsでは、以下のような特有の問題が報告されています。
新しいTeamsで頻繁にクラッシュする場合
新しいTeamsで不具合が多発する場合は、一時的にクラシック版に戻すことができます。
- 新しいTeamsを起動
- 画面左上の「新しいTeams」トグルをクリック
- 「クラシックTeamsに切り替える」を選択
ただし、クラシック版は2024年後半でサポート終了が予定されているため、一時的な対処法です。
特定デバイスでの問題
Dell Precision 5690やSurfaceなどの特定デバイスで、Teamsが頻繁にクラッシュする問題が報告されています。
これらのデバイスでは、Intel Core Ultra 7 165H/U などのAI対応プロセッサを搭載しており、ドライバーの互換性問題が原因とされています。
対処法は以下の通りです。
- Intel Smart Sound Technology(SST)ドライバーを最新版に更新
- 問題が解決しない場合は、デバイスマネージャーでSSTオーディオデバイスを一時的に無効化
- メーカーのサポートページで最新の互換性情報を確認
Teamsが落ちるのを防ぐ予防策
Teamsが落ちる問題を未然に防ぐための予防策を紹介します。
定期的にキャッシュを削除
月に1回程度、キャッシュを削除することで、動作を安定させることができます。
前述の手順で、定期的にキャッシュをクリアしましょう。
自動更新を有効にする
Teamsを常に最新版に保つことで、既知のバグを回避できます。
- Teamsの「設定」→「一般」を開く
- 「アプリケーションの自動起動」にチェック
- 「更新プログラムを自動的にダウンロード」にチェック
不要なアプリを閉じる
Teamsを使用する際は、他の重いアプリケーションを閉じてメモリを確保しましょう。
特に以下のアプリは多くのメモリを消費します。
- Webブラウザで多数のタブを開いている
- Adobe Photoshopなどの画像編集ソフト
- ビデオ編集ソフト
- 複数のOfficeアプリを同時起動
推奨スペックを満たすPCを使用
Teamsを快適に使用するには、以下のスペックを満たすPCが推奨されます。
- CPU: Intel Core i5以上または同等のAMD
- メモリ: 8GB以上(16GB推奨)
- ハードディスク: SSD推奨
- ネットワーク: 有線LAN接続または安定したWi-Fi
有線LAN接続を使用
無線LANよりも有線LAN接続の方が、接続が安定します。
特にビデオ会議を頻繁に行う場合は、有線接続をお勧めします。
よくある質問
Q. Teamsが落ちる原因で最も多いのは何ですか?
A. キャッシュの破損が最も多い原因です。
キャッシュを削除することで、多くの場合問題が解決します。
Q. キャッシュを削除するとチャット履歴は消えますか?
A. いいえ、消えません。
チャット履歴やファイルはクラウド(Microsoft 365サーバー)に保存されているため、キャッシュを削除してもデータは残ります。
再ログイン後に自動的に同期されます。
Q. 会議中に落ちた場合、すぐに復帰できますか?
A. はい、可能です。
ブラウザ版Teams(https://teams.microsoft.com)にアクセスして、同じアカウントでログインすれば、すぐに会議に再参加できます。
Q. Teamsが落ちる問題は自分だけですか、全員ですか?
A. まず他の人も同じ問題が起きているか確認しましょう。
- 自分だけ: PCまたはネットワークの問題
- 全員: Microsoft Teams側の障害の可能性
Microsoft 365 Statusで障害情報を確認してください。
Q. 新しいTeamsとクラシックTeams、どちらが安定していますか?
A. 一般的には新しいTeamsの方が軽量で高速ですが、移行直後は不具合が発生しやすい傾向があります。
安定性を優先する場合は、しばらくクラシック版を使用し、新しいTeamsが成熟してから移行することをお勧めします。
Q. MacでもWindowsと同じ対処法が使えますか?
A. 基本的な対処法(キャッシュ削除、再起動、更新)はMacでも有効です。
ただし、一部のWindows固有の機能(互換モード、アプリの修復機能など)はMacでは使用できません。
Q. スマートフォン版のTeamsでも同じ問題が起きますか?
A. スマートフォン版でも落ちる問題は発生しますが、原因と対処法が異なります。
スマートフォンの場合は、以下を試してください。
- アプリを強制終了して再起動
- アプリをアップデート
- キャッシュをクリア(設定→アプリ→Teams→ストレージ→キャッシュを削除)
- アプリを再インストール
Q. イベントビューアーでエラーを確認する方法は?
A. Windowsのイベントビューアーで詳細なエラー情報を確認できます。
- Windowsキー + R を押して「eventvwr」と入力
- 「Windowsログ」→「アプリケーション」を開く
- Teamsがクラッシュした時刻のエラーを探す
- 「障害が発生しているモジュール名」を確認
よく見られるモジュール名は以下の通りです。
- KERNELBASE.dll: 一般的なクラッシュ
- AudioSes.dll: オーディオ関連の問題
- WebView2関連: UI表示の問題
まとめ
Microsoft Teamsが落ちる問題の原因と対処法を解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- Teamsが落ちる最も多い原因はキャッシュの破損
- まずキャッシュ削除、再起動、更新の基本的な対処法を試す
- 会議中に落ちた場合はブラウザ版に切り替えるのが最速
- ハードウェアアクセラレーション無効化で画面共有時の問題が解決することが多い
- WebView2の再インストールで起動時のクラッシュが解決することがある
- 新しいTeamsで問題が多発する場合は一時的にクラシック版に戻す
- 定期的なキャッシュ削除とアップデートで問題を予防できる
Teamsが落ちる問題の多くは、この記事で紹介した対処法で解決できます。
症状に応じて、段階的に対処法を試してみてください。
それでも解決しない場合は、Microsoft公式サポートまたは社内のIT管理者に相談することをお勧めします。
Teamsの基本的な使い方については、Microsoft Teamsとはの記事も参考にしてください。
参考情報
本記事は、以下の公式情報および信頼できる情報源を参考に作成しました。

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