「会議の後、チャットがどんどん流れて追いつけない…」「チャネルのスレッドが長すぎて要点がわからない」そんな悩みを解決してくれるのが、TeamsのCopilotです。
チャットやチャネルの会話を自動で要約したり、過去のやりとりから情報を探したりと、日常業務の効率を大きく上げてくれます。
この記事では、TeamsのチャットとチャネルでCopilotを使う方法を、具体的な手順とプロンプト例を交えてわかりやすく解説します。
TeamsのチャットとチャネルでCopilotができること
Teamsチャットとチャネルの Copilotは、長いスレッドをスクロールすることなく、主要なポイント、アクションアイテム、意思決定をすばやく確認することで、会話のスピードを上げるのに役立ちます。
主にできることをまとめると以下のとおりです。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| 会話の要約 | チャットやチャネルの内容をまとめて表示 |
| 情報の検索 | 過去30日のやりとりから必要な情報を検索 |
| アクションアイテムの抽出 | 誰が何をすべきかを整理 |
| 意思決定の確認 | 会話の中で決まったことを抜き出す |
| スレッドの概要生成 | チャネルの投稿スレッドをワンクリックで要約 |
使用するために必要なライセンス
Teamsのチャット・チャネルでCopilotを使うには、Microsoft 365 Copilotのライセンスが必要です。
利用できるかどうかは、組織のIT管理者に確認してください。
ライセンスがない場合、Copilotのボタンやアイコンは表示されません。
Copilotをチャットリストに表示する方法
Copilotをチャットリストに表示するには、設定から有効化する必要があります。
チャットリストにCopilotを追加するには、「…」(設定など)をクリックし、「設定」をクリックする。
表示された「設定」画面の「一般」をクリックし、「チャットのCopilot」をオンにする。
もし「設定」画面に「チャットとチャネル」が表示された場合は、「チャットとチャネル」で「チャットとチャネルの一覧」の「Copilot」をオンにする。
有効化すると、チャットリストの先頭に「Copilot」が追加されます。
デスクトップ版でオンにすればWeb版にも自動で反映されます。
チャットでCopilotを使う方法
起動手順
- 左サイドバーの「チャット」をクリック
- CopilotでアシストしたいチャットをOne-on-oneまたはグループから選択
- チャット画面の右上にあるCopilotアイコン(「Copilotを開く」)をクリック
- 右側にCopilotパネルが開くので、プロンプトを入力して送信
参照できる情報の範囲
チャットシナリオでは、Copilotは開かれているチャットを参照します。
特に指定しない限り、最後に送信されたメッセージから過去30日間に送信されたメッセージのみが参照されます。
Copilotは、チャットで共有されているイメージ、Loopコンポーネント、またはファイルを要約できません。
つまり、画像やファイルの中身は読めませんが、テキストメッセージで共有された情報はしっかり参照してくれます。
チャットCopilotで使えるプロンプト例
Copilot in Teams チャットに役立つプロンプトの例としては次のようなものがあります。
- 「このチャットに基づいて今週の議題を生成し、役割と責任に基づいて各チームメンバーにアイテムを割り当てる」
- 「過去1週間のこのチャットを要約し、次の週の次の手順を提供します」
他にもよく使われるプロンプトをいくつか紹介します。
- 「このチャットで決まったことをまとめてください」
- 「未解決の課題や保留中の事項はありますか」
- 「〇〇さんが言及した内容を教えてください」
- 「先週のやりとりで共有されたリンクや資料はありますか」
チャネルでCopilotを使う方法
スレッドの概要を生成する方法
チャネルでは、投稿スレッドをまとめて要約する「スレッドの概要」機能が使えます。
- 左サイドバーから対象のチームとチャネルを選択
- 概要を確認したい投稿の下にある返信リンクをクリックして、完全な会話を表示
- 投稿の右上にある「…(その他のアクション)」をクリック
- 「スレッドの概要」を選択
- Copilotがスレッドの要点を自動で生成
スレッドの概要を生成する前に、スレッドに少なくとも1,000文字のテキストが必要です。
短いスレッドでは機能しないので注意してください。
Copilotパネルからチャネルに質問する方法
スレッドの概要だけでなく、チャネル全体に対してCopilotに質問することもできます。
- チャネルを開いた状態でCopilotアイコンをクリック
- 右側にCopilotパネルが開く
- 知りたいことをプロンプトとして入力して送信
チャネルでよく使われるプロンプト例です。
- 「このチャネルでの未解決のアクションアイテムを教えてください」
- 「先週の投稿のポイントをまとめてください」
- 「〇〇プロジェクトの進捗についての投稿を要約してください」
- 「このチャネルで最後に決まったことは何ですか」
Copilotが参照する情報の種類
Teams チャットでの Copilotの応答は、プロンプトを開始したユーザーのデータに根付きます。
具体的には、Copilot in Teams チャットにアクセスできます。
- ドキュメント:チャットで共有されているドキュメントや、接続されたSharePointサイトに保存されているものも含め、ユーザーがアクセスできるドキュメント
- チャットとチャネルの履歴:Copilotは、プロンプトがアクセスできるチャットとチャネルから情報を合成できる
- Web検索:管理者が有効にした場合、CopilotはWeb検索を使用してその応答を補完できる
Copilotの応答は自分のアクセス権限に基づいているため、自分が見られないチャットやファイルの内容は返ってきません。
セキュリティ面でも安全な仕組みになっています。
Copilotの応答を活用するポイント
ソースを確認する
Copilotが返した答えには、参照元のメッセージへのリンク(ソース)が表示されます。
応答の最後にある「ソース」を選択して、引用文献を参照してください。
特定のソースを選択すると、Copilotウィンドウの左側にあるチャットが、チャットスレッド内の特定のメッセージまでスクロールされます。
AIの回答は100%正確とは限らないため、重要な情報は必ずソースで元のメッセージを確認しましょう。
期間を指定してより精度を上げる
デフォルトでは過去30日間のメッセージが参照されますが、「先週の」「今月の」といった期間を指定することでより的確な回答が得られます。
また、英語の入力は最適な応答を促進します。
より精度の高い回答が必要なときは、英語でプロンプトを入力するのも選択肢のひとつです。
Copilotが使えないケース
TeamsのチャットとチャネルのCopilotには、いくつかの制限があります。
Copilotは、会議チャットやセルフチャットでは無効になります。つまり、ユーザーは、これらの種類のチャットのグループ設定でCopilotとやり取りできなくなります。
その他の制限事項をまとめると以下のとおりです。
- 画像・Loopコンポーネント・ファイルの内容は要約不可
- スレッドが1,000文字未満の場合、スレッドの概要は生成不可
- 過去30日より前のメッセージはデフォルトでは参照されない
- 管理者がCopilot機能を無効化している場合は使用不可
まとめ
TeamsのチャットとチャネルでCopilotを使うことで、膨大なメッセージを一から読み返す手間を大幅に省くことができます。
特に多くのメンバーが参加するグループチャットや、活発に投稿されるチャネルでは、スレッドの要約機能が非常に役立ちます。
Microsoft 365 Copilotのライセンスがある場合は、ぜひ積極的に活用してみましょう。

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