「Teamsの起動が遅い」「チャット画面がなかなか開かない」「ファイルが読み取り専用で開けない」
このような症状に悩まされていませんか?
Microsoft Teamsを長期間使用していると、キャッシュファイルが蓄積し、動作が重くなることがあります。
この記事では、Teamsのキャッシュをクリアして快適に使えるようにする方法を、OS別・バージョン別に詳しく解説します。
- Microsoft Teamsのキャッシュとは
- キャッシュクリアが必要なサイン
- 新しいTeamsと従来のTeamsの違い
- Windowsでキャッシュをクリアする方法(新しいTeams)
- Windowsでキャッシュをクリアする方法(従来のTeams)
- Macでキャッシュをクリアする方法(新しいTeams)
- Macでキャッシュをクリアする方法(従来のTeams)
- モバイルアプリでキャッシュをクリアする方法
- ブラウザ版Teamsのキャッシュクリア
- キャッシュクリア後の注意点
- キャッシュクリアで解決しない場合の対処法
- キャッシュが溜まる速度を遅くする方法
- キャッシュクリアの推奨頻度
- まとめ:Teamsキャッシュクリアで快適な動作を取り戻そう
- 参考情報
Microsoft Teamsのキャッシュとは

Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)のキャッシュとは、アプリが一時的に保存するデータのことです。
キャッシュには、チャット履歴の一部、プロフィール画像、サムネイル画像、Webクライアントのデータなどが含まれます。
キャッシュの役割
キャッシュは本来、アプリの動作を高速化するために存在します。
よく使うデータを手元に保存しておくことで、毎回サーバーからダウンロードする手間を省き、スムーズな操作を実現します。
しかし、キャッシュが溜まりすぎると逆効果になります。
古いデータや不要なファイルが大量に蓄積され、アプリの動作を遅くしてしまうのです。
キャッシュクリアで削除されるもの・されないもの
削除されるもの
- ローカルに保存されたメッセージ履歴の一部(キャッシュ)
- プロフィール画像やアイコンのキャッシュ
- サムネイル画像
- Webクライアントのキャッシュデータ
- 一時ファイル
削除されないもの
- チャット履歴本体(クラウドに保存されている)
- 送受信したファイル(SharePointやOneDriveに保存されている)
- 会議の予定
- チーム・チャネルの設定
重要なデータはすべてMicrosoftのクラウドに保存されているため、キャッシュを削除してもデータが失われることはありません。
キャッシュクリアが必要なサイン
以下のような症状が現れた場合、キャッシュクリアが必要なサインです。
- Teamsの起動に時間がかかる
- チャット画面の切り替えが遅い
- 会議に参加できない、または不安定
- プロフィール画像が更新されない
- ファイルが読み取り専用で開く
- 通知が表示されない
- 画面が正しく表示されない(レイアウト崩れ)
- アプリが頻繁にクラッシュする
これらの症状は、キャッシュの蓄積だけでなく、ネットワークの問題やアプリの不具合が原因の場合もあります。
まずはキャッシュクリアを試し、それでも改善しない場合は他の対処法を検討してください。
新しいTeamsと従来のTeamsの違い
Microsoft Teamsには、2024年以降に展開された「新しいTeams」と、それ以前の「従来のTeams(Classic Teams)」があります。
キャッシュの保存場所とクリア方法が異なるため、自分が使っているバージョンを確認しましょう。
バージョンの確認方法
新しいTeamsの場合
- アプリ名が「Microsoft Teams」(New Teamsと表示される場合もある)
- 設定メニューに「新しいTeams」の表記がある
- 2024年3月以降に自動更新された場合は新しいTeams
従来のTeamsの場合
- アプリ名が「Microsoft Teams Classic」
- 2024年7月にサポート終了(2025年7月1日に利用停止)
ほとんどのユーザーは自動更新により新しいTeamsに移行しています。
もし従来のTeamsを使用している場合は、新しいTeamsへのアップグレードを検討してください。
Windowsでキャッシュをクリアする方法(新しいTeams)
新しいTeamsでは、キャッシュクリアの方法が2つあります。
方法1:アプリをリセットする(推奨・簡単)
この方法は最も簡単で、Windowsの設定からTeamsアプリをリセットします。
ただし、カスタマイズした設定(背景色、通知設定など)もリセットされる点に注意してください。
手順
- Teamsを完全に終了する
- タスクバー右下のTeamsアイコンを右クリック
- 「終了」または「Quit」を選択
- タスクマネージャーでTeamsが完全に終了したことを確認
- Windows設定を開く
- スタートメニューをクリック
- 「設定」(歯車アイコン)を選択
- アプリ設定に移動
- 「アプリ」をクリック
- 「インストールされているアプリ」を選択
- Microsoft Teamsを検索
- 検索ボックスに「Microsoft Teams」と入力
- 一覧から「Microsoft Teams」を探す
- 詳細オプションを開く
- アプリ名の右側にある「…」(三点リーダー)をクリック
- 「詳細オプション」を選択
- リセットを実行
- 画面を下にスクロール
- 「リセット」セクションで「リセット」ボタンをクリック
- 確認画面で再度「リセット」をクリック
- Teamsを再起動
- スタートメニューからMicrosoft Teamsを起動
- サインインする
リセット後、Teamsの起動に通常より時間がかかる場合があります。
これはキャッシュファイルを再構築しているためで、正常な動作です。
方法2:キャッシュフォルダを手動で削除する
より詳細にキャッシュを削除したい場合は、手動でフォルダを削除する方法があります。
手順
- Teamsを完全に終了
- タスクバー右下のTeamsアイコンを右クリック
- 「終了」を選択
- ファイル名を指定して実行を開く
- キーボードで「Windows」キー + 「R」キーを同時押し
- キャッシュフォルダのパスを入力
- 以下のパスをコピーして貼り付ける
%userprofile%\appdata\local\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache\Microsoft\MSTeams
- 「OK」をクリック
- すべてのファイルとフォルダを削除
- 開いたフォルダで「Ctrl」+「A」キーを押してすべて選択
- 「Delete」キーを押すか、右クリック→「削除」を選択
- 削除の確認画面で「はい」をクリック
- Teamsを再起動
削除できないファイルがある場合は、他のMicrosoft 365アプリ(Outlook、Word、Excelなど)が起動していないか確認してください。
すべてのMicrosoft 365アプリを終了してから再度削除を試してください。
Windowsでキャッシュをクリアする方法(従来のTeams)
従来のTeams(Classic Teams)を使用している場合は、以下の手順でキャッシュをクリアします。
手順
- Teamsを完全に終了
- ファイル名を指定して実行を開く
- 「Windows」キー + 「R」キーを同時押し
- AppDataフォルダを開く
- 以下のパスを入力
%appdata%\Microsoft\Teams
- 「OK」をクリック
- Teamsフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除
- 「Ctrl」+「A」キーで全選択
- 「Delete」キーで削除
- LocalAppDataフォルダも確認
- 再度「Windows」キー + 「R」キーを押す
- 以下のパスを入力
%LocalAppData%\Microsoft\Teams
- 「OK」をクリック
- すべてのファイルとフォルダを削除
- Teamsを再起動
Macでキャッシュをクリアする方法(新しいTeams)

Macで新しいTeamsを使用している場合の手順です。
手順
- Teamsを終了
- DockのTeamsアイコンを右クリック
- 「終了」を選択
- または「Command(⌘)」+「Q」キーを押す
- Finderでフォルダに移動
- デスクトップをクリック(Finderをアクティブにする)
- 「Command(⌘)」+「Shift」+「G」キーを押す
- 「フォルダへ移動」ダイアログが表示される
- 以下のパスを入力
~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams
- 「移動」をクリック
- フォルダ全体を削除
- フォルダを右クリック
- 「ゴミ箱に入れる」を選択
- もう一つのフォルダも削除
- 再度「Command(⌘)」+「Shift」+「G」キーを押す
- 以下のパスを入力
~/Library/Containers/com.microsoft.teams2
- フォルダを右クリック→「ゴミ箱に入れる」
- Teamsを再起動
ターミナルコマンドで削除する方法(上級者向け)
Macに慣れている方は、ターミナルコマンドで一括削除できます。
手順
- Teamsを終了
- ターミナルを開く
- Finderで「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」をダブルクリック
- 以下のコマンドを入力して実行
rm -rf ~/Library/Group\ Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams
- Returnキーを押す
- 続けて以下のコマンドを実行
rm -rf ~/Library/Containers/com.microsoft.teams2
- Returnキーを押す
- Teamsを再起動
Macでキャッシュをクリアする方法(従来のTeams)
従来のTeamsをMacで使用している場合の手順です。
手順
- Teamsを終了
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを実行
rm -r ~/Library/Application\ Support/Microsoft/Teams
- キーチェーンからTeamsのキャッシュを削除
- Spotライト検索(虫眼鏡アイコン)をクリック
- 「Keychain Access」(キーチェーンアクセス)と入力
- キーチェーンアクセスが開いたら「Microsoft Teams」で検索
- 「Microsoft Teams Identities Cache」を右クリック
- 「削除」を選択
- Teamsを再起動
モバイルアプリでキャッシュをクリアする方法
iPhone・iPad・Androidのモバイルアプリでもキャッシュクリアができます。
iPhone・iPadの場合
手順
- Teamsアプリを開く
- 画面左上のプロフィール画像をタップ
- 「設定」をタップ
- 「キャッシュをクリア」をタップ
- 確認画面で「クリア」をタップ
- アプリを再起動
または、アプリをアンインストールして再インストールする方法もあります。
- ホーム画面でTeamsアプリアイコンを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- App Storeから再インストール
- サインイン
Androidの場合
手順
- 端末の「設定」を開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- 「Microsoft Teams」を探してタップ
- 「ストレージ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
- Teamsアプリを再起動
ブラウザ版Teamsのキャッシュクリア
ブラウザ版Teamsを使用している場合は、ブラウザのキャッシュをクリアします。
Microsoft Edgeの場合
- Edgeを開く
- 「Ctrl」+「Shift」+「Delete」キーを同時押し
- 「閲覧データをクリア」画面が表示される
- 時間の範囲を「すべての期間」に設定
- 以下にチェックを入れる
- 閲覧の履歴
- ダウンロードの履歴
- Cookieおよびその他のサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
- 「今すぐクリア」をクリック
- ブラウザを再起動してTeamsにアクセス
Google Chromeの場合
- Chromeを開く
- 「Ctrl」+「Shift」+「Delete」キーを同時押し
- 「閲覧履歴データの削除」画面が表示される
- 期間を「全期間」に設定
- 以下にチェックを入れる
- 閲覧履歴
- Cookieと他のサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
- 「データを削除」をクリック
- ブラウザを再起動
詳しいキャッシュクリア方法はMicrosoftのキャッシュクリア完全ガイドをご覧ください。
キャッシュクリア後の注意点
キャッシュをクリアした後は、以下の点に注意してください。
初回起動に時間がかかる
キャッシュクリア直後は、Teamsの起動に通常より時間がかかります。
これはキャッシュファイルを再構築しているためで、異常ではありません。
しばらく待つと通常の速度に戻ります。
再サインインが必要な場合がある
アプリをリセットした場合、再度サインインが必要になることがあります。
Microsoft 365アカウントの認証情報を用意しておいてください。
サインインできない場合はMicrosoft Teamsにログインできない場合の対処法をご覧ください。
設定のリセット
アプリをリセットした場合、以下の設定が初期状態に戻ります。
- 外観設定(ダークモード、テーマカラーなど)
- 通知設定
- デバイス設定(マイク、スピーカー、カメラ)
- 表示言語
キャッシュクリア後は、必要に応じて設定を再調整してください。
プロフィール画像の再ダウンロード
キャッシュクリア後、他のユーザーのプロフィール画像が再度ダウンロードされます。
最初はプロフィール画像が表示されないことがありますが、時間が経つと表示されます。
キャッシュクリアで解決しない場合の対処法
キャッシュをクリアしても問題が解決しない場合は、以下の方法を試してください。
1. Teamsアプリを最新バージョンに更新
古いバージョンのTeamsを使用していると、不具合が発生することがあります。
更新方法
- Teamsアプリを開く
- 画面右上のプロフィール画像をクリック
- 「更新プログラムの確認」をクリック
- 更新がある場合は自動的にダウンロード・インストールされる
2. Windowsまたはmacを更新
OSが古いとTeamsが正常に動作しない場合があります。
Windowsの場合
- スタートメニュー→「設定」を開く
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
macOSの場合
- Apple メニュー→「システム設定」を開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリック
- 更新プログラムがある場合はインストール
3. ネットワーク接続を確認
インターネット接続が不安定な場合、Teamsが正常に動作しません。
- Wi-Fi接続の場合、ルーターの近くに移動する
- 有線LAN接続に切り替える
- VPN接続を一時的にオフにして確認
4. セキュリティソフトの設定を確認
セキュリティソフトがTeamsの通信をブロックしている可能性があります。
- セキュリティソフトの設定でTeamsを許可リストに追加
- 一時的にファイアウォールを無効化して確認(確認後は必ず有効に戻す)
5. アプリを再インストール
キャッシュクリアでも解決しない場合は、アプリの再インストールを検討してください。
詳しい手順はMicrosoft Teamsのアンインストール方法完全ガイドをご覧ください。
6. ブラウザ版Teamsを使用
デスクトップアプリで問題が解決しない場合、ブラウザ版Teamsを試してください。
Microsoft EdgeまたはGoogle Chromeでhttps://teams.microsoft.comにアクセスし、サインインします。
ブラウザ版で正常に動作する場合、デスクトップアプリに問題があると判断できます。
7. Microsoftサポートに問い合わせ
上記のすべての方法を試しても解決しない場合は、Microsoftサポートに問い合わせてください。
- Microsoft 365管理センターからサポートリクエストを送信
- Microsoftコミュニティフォーラムで質問
- 企業で使用している場合は、社内IT部門に相談
キャッシュが溜まる速度を遅くする方法
定期的なキャッシュクリアは効果的ですが、根本的にキャッシュが溜まる速度を遅くすることもできます。
1. 不要な会議録画を削除
会議の録画ファイルは大容量です。
OneDriveやSharePointに保存された録画のうち、不要なものは削除しましょう。
2. 古いチャットを削除
長期間使用していないチャットは削除または非表示にします。
ただし、削除するとチャット履歴も失われるため注意してください。
3. 大容量ファイルの共有を最小限に
Teams内で大容量ファイルを頻繁に共有すると、キャッシュが増加します。
可能な場合は、SharePointやOneDriveのリンクを共有する方法を検討してください。
4. バックグラウンドでの実行を制限
Teamsをバックグラウンドで常に実行していると、キャッシュが蓄積されやすくなります。
使用しない時はTeamsを終了する習慣をつけましょう。
キャッシュクリアの推奨頻度
キャッシュクリアは以下の頻度で実施することをお勧めします。
一般ユーザー
- 月に1回程度
- または動作が重いと感じた時
ヘビーユーザー(毎日会議がある、常時Teamsを使用)
- 2週間に1回程度
- または毎月初め
軽度ユーザー(週に数回程度の使用)
- 3ヶ月に1回程度
- または目立った不具合がある時
定期的なキャッシュクリアにより、Teamsを快適に使い続けることができます。
カレンダーにリマインダーを設定し、定期的にメンテナンスすることをお勧めします。
まとめ:Teamsキャッシュクリアで快適な動作を取り戻そう
Microsoft Teamsのキャッシュクリアは、動作を快適に保つために重要なメンテナンス作業です。
この記事で解説した方法を実践すれば、Teamsの動作速度を改善できます。
キャッシュクリアの基本手順(新しいTeams・Windows)
- Teamsを完全に終了
- Windows設定→アプリ→Microsoft Teams→詳細オプション→リセット
- Teamsを再起動
または
- Teamsを完全に終了
- 「Windows」キー+「R」キー→パスを入力
- キャッシュフォルダのすべてのファイルを削除
- Teamsを再起動
重要なポイント
- キャッシュクリアによりチャット履歴や重要なデータは失われない
- 新しいTeamsと従来のTeamsでキャッシュの場所が異なる
- 初回起動に時間がかかるが異常ではない
- 月1回程度の定期的なキャッシュクリアを推奨
- キャッシュクリアで解決しない場合はアプリの再インストールを検討
Teamsの動作が重いと感じたら、まずはキャッシュクリアを試してみてください。
多くの場合、これだけで快適な動作を取り戻すことができます。
それでも問題が解決しない場合は、アプリの更新やネットワーク環境の確認、再インストールなどの対処法を順番に試していきましょう。
参考情報
本記事は、以下の公式情報およびサポートドキュメントを参考に作成しました。
- Teams クライアント キャッシュをクリアする – Microsoft Learn
- Clear the Teams client cache – Microsoft Learn
- Clearing Cache in “New” Teams – Microsoft Q&A
※この記事は2025年2月時点の情報に基づいています。Teamsのバージョンや仕様は変更される可能性があります。


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