「在宅勤務で部屋の様子を映したくない」「外出先から会議に参加するときに周囲の環境を隠したい」「せっかくカメラをオンにするなら、プロらしい印象を与えたい」……そんなときに役立つのが、Microsoft Teamsの背景設定機能です。
この記事では、会議の前と会議中それぞれの設定方法を、PC・スマホ別に手順を追ってわかりやすく解説します。
カスタム画像のアップロード方法や、背景変更できないときのトラブル対処法もまとめているので、ぜひ最後まで確認してみてください。
Teamsで設定できる背景の種類

Teamsの背景機能には、大きく分けて3種類の設定方法があります。
1. 背景ぼかし
カメラに映っている人物以外の背景部分を、すりガラスを通したようにぼかす機能です。
余計なものを隠しつつ、バーチャル背景のような不自然さが出にくいため、ビジネスシーンで特に多く使われています。
「標準ぼかし」と「縦ぼかし(人物背景ぼかし)」の2種類から選べます。
2. プリセット背景(標準搭載の画像)
Teamsにあらかじめ用意されているバーチャル背景の一覧から選ぶ方法です。
オフィス風・自然風・シンプルなグラデーションなど複数の画像が用意されているため、準備なしですぐに使えます。
3. カスタム背景(自分で用意した画像)
自分でPCや端末に保存している画像をアップロードして背景として使う方法です。
会社のロゴ入り画像や、統一感のあるブランディング背景など、独自のビジュアルを設定したい場合に利用します。
対応ファイル形式は .JPG・.PNG・.BMP です。
【PC版】会議前に背景を設定する方法
会議に参加する前の準備画面(参加確認画面)で、あらかじめ背景を設定しておく方法です。
- Teamsアプリを起動し、参加したい会議を選ぶか「今すぐ会議」を開始する
- 参加確認画面でカメラをオンにする
- カメラプレビューの下または右側に表示される「背景フィルター」または「エフェクトとアバター」をクリックする
- 右側に「ビデオの効果と設定」パネルが開く
- 使いたい背景を選択する(ぼかし・プリセット画像・カスタム画像)
- 「プレビュー」で見え方を確認してから「今すぐ参加」をクリックする
設定した背景は、次回の会議でも引き継がれることが多いため、一度設定しておくと毎回の操作が省けます。
【PC版】会議中に背景を変更する方法
すでに会議に参加している最中でも、背景はいつでも変更できます。
- 会議ウィンドウ下部のコントロールバーにある「…(その他のアクション)」をクリックする
- 「ビデオの効果と設定」を選択する
- 右側に開いた「ビデオの効果」パネルから、使いたい背景を選択する
- 「適用してビデオをオンにする」または「適用」をクリックする
カメラの横にある下向き矢印(▼)から「その他のビデオの効果と設定」を選ぶ方法でも同じパネルを開けます。
【PC版】カスタム背景(自分の画像)をアップロードする方法
自分で用意した画像を背景として使いたい場合の手順です。
- 上記の手順で「ビデオの効果と設定」パネルを開く
- 「新規追加」(または「+」アイコン)をクリックする
- PCのエクスプローラーが開くので、使いたい画像ファイル(.JPG・.PNG・.BMP)を選択する
- 「開く」をクリックすると、アップロードした画像が一覧の末尾に追加される
- 追加された画像を選択し「適用」をクリックする
アップロードした画像は、次回以降の会議でも引き続き利用できます。
削除したい場合は、一覧に表示されている画像の上で右クリック→「削除」を選択してください。
アップロードした画像の保存先は以下のパスです。手動で削除したい場合にも参照できます。
C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Local\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache\Microsoft\MSTeams\Backgrounds\Uploads
【スマホ版・タブレット版】背景を設定する方法
iPhoneやAndroidのTeamsアプリでも、背景の設定変更が可能です。
会議前に設定する手順:
- Teamsアプリで会議の参加確認画面を表示する
- カメラをオンにする
- 「背景の効果」をタップする
- ぼかし・プリセット画像・カスタム画像(「+」から追加)の中から使いたい背景を選ぶ
- 「完了」をタップする
会議中に変更する手順:
- 会議画面下部のコントロールバーにある「…(その他)」をタップする
- 「ビデオの効果を表示」または「背景の効果」を選択する
- 使いたい背景を選択して「完了」をタップする
背景設定の対応状況まとめ
利用している環境によって、背景設定機能が使えない場合があります。
事前に確認しておきましょう。
| 環境 | 背景設定の可否 |
|---|---|
| Windows デスクトップアプリ | ○ 利用可能 |
| Mac デスクトップアプリ | ○ 利用可能 |
| iPhoneアプリ | ○ 利用可能 |
| Androidアプリ | ○ 利用可能 |
| Webブラウザ版(Edge・Chrome等) | △ ぼかしのみ対応(カスタム画像アップロード不可な場合あり) |
| Linux デスクトップアプリ | × 利用不可 |
| VDI(仮想デスクトップ環境) | × 利用不可 |
背景ぼかしや背景変更機能には、AVX2(Advanced Vector Extensions 2)に対応したプロセッサが必要です。
古いPCでは、CPUがAVX2非対応のためこれらの機能が表示されないことがあります。
背景変更できないときの対処法
背景設定のオプションが表示されない、変更しても反映されないといった場合は、以下を順番に確認してみてください。
対処法1:Teamsをアップデートする
背景設定機能は継続的に改善されています。
古いバージョンのTeamsでは機能が表示されないことがあります。
Teams内の「…(設定など)」→「更新プログラムを確認する」を選択して最新バージョンにアップデートしてみましょう。
対処法2:デスクトップアプリを使う
Webブラウザ版のTeamsでは、カスタム背景のアップロードなど一部の機能に制限がかかる場合があります。
デスクトップアプリ版をインストールして利用することで解決することがあります。
対処法3:PCのハードウェアを確認する
背景ぼかし・バーチャル背景には、AVX2対応CPUが必要です。
古いPCやローエンドデバイスではサポートされていないことがあります。
対処法4:IT管理者に確認する
会社・組織が管理するTeamsでは、管理者の設定によってカスタム背景のアップロードや背景変更機能が制限されていることがあります。
自分では設定できなかった場合は、IT管理者に問い合わせてみてください。
対処法5:VDI環境かどうか確認する
会社のPCがVDI(仮想デスクトップ環境)を通じて使用している場合、背景設定は利用できません。
この場合は仕様上の制限であり、個別の設定変更では解決できません。
よくある質問
Q. 背景に設定する画像のおすすめサイズはありますか?
Microsoft側の推奨は明記されていませんが、1920×1080ピクセル(フルHD) の横長画像が最適です。
縦長の画像は自動的に切り取られて表示されることがあるため、横長画像を用意するのがおすすめです。
また、ごちゃごちゃしたデザインや細かいテキストが入った画像は背景として見づらくなるため、シンプルな画像が使いやすいです。
Q. 設定した背景は次の会議でも引き継がれますか?
はい。一度設定した背景は基本的に記憶され、次回の会議でも同じ背景が適用されます。
Q. 背景をオフ(元に戻す)にしたい場合はどうすればいいですか?
「ビデオの効果と設定」パネルで「なし」を選択すると、実際の背景の映像に戻すことができます。
Q. 背景のぼかしが人物ではなく、自分にかかってしまいます。
背景ぼかしはAIが人物と背景を判定して処理していますが、帽子・マスク・眼鏡・アクセサリーなどで人物の輪郭が判定しづらい場合や、背景と人物の色味が近い場合に誤判定が起きることがあります。
照明を明るくして人物と背景のコントラストを上げると改善することがあります。
まとめ
Teams会議の背景設定・変更は、会議の準備画面またはコントロールバーの「…」→「ビデオの効果と設定」 から操作できます。
ぼかし・プリセット画像・カスタム画像の3種類から選べるため、シーンや目的に応じて使い分けてみてください。
背景変更のオプションが表示されない場合は、Teamsのアップデート・デスクトップアプリへの切り替え・ハードウェアの確認・管理者への問い合わせの順番で対処してみましょう。


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