「Microsoft Teamsにサインインしようとしたら503エラーが表示された」
「会議に参加しようとしたのに、Service Unavailableと出て接続できない」
「急ぎの業務連絡があるのに、Teamsが使えない」
こんな経験はありませんか?
Microsoft Teamsで503エラーが発生すると、オンライン会議やチャット、ファイル共有などすべての機能が使えなくなり、業務に大きな支障をきたします。
でも安心してください。
503エラーの多くは、いくつかの対処法で解決できます。
この記事では、Microsoft Teams 503エラーの意味、発生する原因、そしてデバイス別・状況別の具体的な解決方法を詳しく解説します。
HTTP 503 Service Unavailableエラーとは?

503エラーは、HTTPステータスコードの一つで、正式には「503 Service Unavailable」(サービス利用不可)と呼ばれます。
基本的な意味
503エラーは、サーバーが一時的にリクエストを処理できない状態にあることを示しています。
これは、サーバー自体が完全に停止しているわけではなく、以下のような理由で一時的にサービス提供ができない状態です:
- サーバーへのアクセスが集中して処理能力を超えている
- メンテナンス中でサービスが停止している
- サーバーのリソース不足で一時的に処理を制限している
Microsoft Teamsでの503エラー
Microsoft Teamsで503エラーが発生した場合、以下のような症状が現れます:
- サインイン画面で「問題が発生しました」と表示される
- 「Error code 503」というメッセージが出る
- 「Service Unavailable」または「サービスを利用できません」と表示される
- 会議への参加や通話の開始ができない
- チャットやファイルにアクセスできない
Microsoft Teams 503エラーが発生する主な原因
503エラーが発生する原因は、大きく分けてサーバー側の問題とクライアント側の問題があります。
サーバー側の原因
Microsoftのサーバー障害
Microsoft側のサーバーやデータセンターに問題が発生している場合があります。
特徴:
- 特定地域のユーザー全員に影響
- 複数の組織で同時に発生
- 時間帯によって発生頻度が異なる
メンテナンス作業
予定されたメンテナンス作業や緊急メンテナンスが実施されている場合があります。
特徴:
- 事前に告知されることが多い
- 特定の時間帯に集中
- 通常は短時間で終了
サーバー過負荷
Microsoft Teamsのサーバーに過剰なアクセスが集中している場合があります。
特徴:
- 朝の始業時間やイベント開催時に発生しやすい
- アクセス集中が収まると自然に解消
- 一時的な現象
クライアント側の原因
ネットワーク接続の問題
インターネット接続が不安定または遅い場合、503エラーが発生することがあります。
よくある状況:
- Wi-Fiの接続が不安定
- 社内ネットワークの帯域幅不足
- VPN接続の問題
ファイアウォールやセキュリティソフト
企業のファイアウォールやセキュリティソフトがMicrosoft Teamsの通信をブロックしている場合があります。
よくある状況:
- 会社のネットワークポリシーで特定のポートがブロックされている
- セキュリティソフトがTeamsの通信を不正な通信と誤認している
- プロキシ設定が正しく構成されていない
Teamsアプリのキャッシュ問題
Teamsアプリに蓄積されたキャッシュやデータが破損している場合があります。
よくある状況:
- 長期間アプリを使用している
- アプリのアップデート後に発生
- 複数のアカウントを切り替えて使用している
認証情報の問題
Windows資格情報やTeamsのログイン情報が破損または期限切れになっている場合があります。
よくある状況:
- パスワードを変更した後
- 複数のMicrosoftアカウントを使用している
- アカウント情報が混在している
Microsoft Teams 503エラーの即効性のある対処法
まず試すべき基本的な対処法を紹介します。
これらを試すだけで、多くの問題が解決します。
数分待ってから再試行
503エラーは一時的なサーバー過負荷が原因の場合が多くあります。
手順:
- Teamsアプリを一旦閉じる
- 5〜10分待つ
- Teamsアプリを再起動して、再度サインインを試みる
一時的なサーバーの過負荷であれば、時間を置くことで自然に解消します。
Microsoft 365サービス状態の確認
自分だけの問題なのか、Microsoft全体の問題なのかを確認しましょう。
確認方法:
方法1: Microsoft 365 ステータスページ
- Microsoft 365 サービス正常性状態にアクセス
- 「Teams」のステータスを確認
- 「サービス正常」以外の表示がある場合は、Microsoftの障害
方法2: Downdetector
- Downdetector – Microsoft Teamsにアクセス
- 他のユーザーからの障害報告を確認
- 報告が急増している場合は、広範囲での障害の可能性
Microsoftのサービス障害の場合、ユーザー側では対処できません。
復旧を待つしかありません。
Teamsアプリの完全再起動
Teamsアプリをバックグラウンドから完全に終了させて再起動します。
Windows:
- 画面右下の通知領域(タスクバー右端)の「^」をクリック
- Teamsアイコンを右クリック
- 「終了」または「Quit」を選択
- タスクマネージャー(
Ctrl + Shift + Esc)を開く - 「プロセス」タブで「Microsoft Teams」を探す
- 残っているTeamsプロセスがあれば、右クリック→「タスクの終了」
- Teamsアプリを再起動
Mac:
- メニューバーのTeamsアイコンをクリック
- 「終了」を選択
- アクティビティモニタ(
Command + Space→「アクティビティモニタ」)を開く - 「Microsoft Teams」を検索
- 残っているプロセスがあれば選択して「×」をクリック
- Teamsアプリを再起動
PCの再起動
Teamsアプリだけでなく、PC全体を再起動することで、関連プロセスやネットワーク接続がリセットされます。
手順:
- 開いているファイルやアプリをすべて保存して閉じる
- Windowsの場合: スタートメニュー→電源→再起動
- Macの場合: Appleメニュー→再起動
- PCが再起動したらTeamsを起動
ブラウザ版Teamsを使用
デスクトップアプリで503エラーが出る場合、ブラウザ版を試してみましょう。
手順:
- ブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)を開く
- https://teams.microsoft.comにアクセス
- Microsoftアカウントでサインイン
推奨ブラウザ:
- Microsoft Edge(最新版)
- Google Chrome(最新版)
- Safari(最新版)
ブラウザ版で正常に動作すれば、デスクトップアプリに問題があることが分かります。
モバイルアプリで確認
スマートフォンのTeamsアプリで接続を試してみましょう。
手順:
- スマートフォンのTeamsアプリを開く
- 同じアカウントでサインイン
- 正常に接続できるか確認
モバイルアプリで正常に動作すれば、PC側のネットワークやアプリに問題があることが分かります。
ネットワーク関連の対処法
503エラーがネットワーク接続の問題で発生している場合の対処法です。
インターネット接続の確認
まず、インターネット接続が正常かどうか確認します。
確認方法:
- 他のウェブサイト(例: google.com)を開いてみる
- 他のアプリ(メールなど)が正常に動作するか確認
- Wi-Fi接続のアイコンに問題マークが出ていないか確認
接続が不安定な場合の対処:
- Wi-Fiルーターを再起動する
- 有線LANケーブルで接続してみる
- モバイルデータ通信(テザリング)で試してみる
ファイアウォールの一時的な無効化
セキュリティソフトやファイアウォールが原因の場合があります。
Windows Defenderファイアウォールを一時的に無効化:
注意: セキュリティリスクがあるため、確認後は必ず有効に戻してください。
- スタートメニューで「Windows セキュリティ」と検索
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択
- 使用しているネットワーク(プライベートネットワークなど)をクリック
- 「Microsoft Defender ファイアウォール」をオフにする
- Teamsを起動して503エラーが解消するか確認
- 確認後、必ずファイアウォールを再度オンにする
ファイアウォールを無効化して解決した場合、ファイアウォールの例外設定にTeamsを追加する必要があります。
サードパーティセキュリティソフトの無効化
Norton、McAfee、ウイルスバスターなどのセキュリティソフトを使用している場合:
手順:
- タスクバーのセキュリティソフトのアイコンを右クリック
- 「無効にする」または「保護を一時停止」を選択
- 一時停止する時間を選択(15分〜1時間)
- Teamsを起動して503エラーが解消するか確認
セキュリティソフトが原因の場合、Microsoft Teamsを信頼できるアプリとして登録する必要があります。
DNSキャッシュのクリア
DNSキャッシュが古い情報を保持していると、接続に問題が発生することがあります。
Windows:
- コマンドプロンプトを管理者として実行
- スタートメニューで「cmd」と検索
- 「コマンドプロンプト」を右クリック→「管理者として実行」
- 以下のコマンドを入力してEnter:
ipconfig /flushdns
- 「DNS リゾルバー キャッシュは正常にフラッシュされました」と表示されれば成功
Mac:
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを入力してEnter:
sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder
- パスワードを入力してEnter
プロキシ設定の確認(企業ネットワーク)
企業のネットワークを使用している場合、プロキシ設定を確認します。
Windows:
- 設定→ネットワークとインターネット→プロキシ
- 「プロキシサーバーを使う」の設定を確認
- IT管理者に正しいプロキシ設定を確認してもらう
Mac:
- システム環境設定→ネットワーク
- 使用している接続を選択→「詳細」
- 「プロキシ」タブで設定を確認
Teamsアプリのキャッシュクリアと修復

Teamsアプリのキャッシュが原因で503エラーが発生している場合の対処法です。
Windowsでキャッシュをクリア
手順:
- Teamsアプリを完全に終了(上記の手順を参照)
Windows + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く- 以下を入力してEnter:
%appdata%\Microsoft\Teams
- Teamsフォルダが開く
- 以下のフォルダを削除:
Cacheblob_storagedatabasesGPUcacheIndexedDBLocal Storagetmp
Windows + Rを押して以下を入力してEnter:
%localappdata%\Microsoft\Teams
- 同様に上記のフォルダを削除
- Teamsアプリを再起動してサインイン
注意:
キャッシュを削除しても、チャット履歴やファイルは失われません。
すべてクラウドに保存されています。
Macでキャッシュをクリア
手順:
- Teamsアプリを完全に終了
- Finderを開く
- メニューバーで「移動」→「フォルダへ移動」
- 以下を入力してEnter:
~/Library/Application Support/Microsoft/Teams
- 以下のフォルダを削除:
Cacheblob_storagedatabasesGPUcacheIndexedDBLocal Storagetmp
- Teamsアプリを再起動してサインイン
Windows資格情報のクリア
Windows資格情報が破損している場合、これをクリアすることで解決することがあります。
手順:
Windows + Rを押して「control」と入力してEnter- コントロールパネルが開く
- 「ユーザーアカウント」をクリック
- 「資格情報マネージャー」をクリック
- 「Windows資格情報」タブを選択
- Microsoft Teams関連の資格情報を探す
- 見つかった場合、クリックして展開→「削除」
- Teamsアプリを再起動してサインイン
Teamsアプリの再インストール
上記の方法で解決しない場合、Teamsアプリを完全に再インストールします。
Windowsでの再インストール
手順:
- Teamsアプリを完全に終了
- スタートメニュー→設定→アプリ→インストールされているアプリ
- 「Microsoft Teams」を探してクリック
- 「アンインストール」をクリック
- 確認画面で再度「アンインストール」
- UAC(ユーザーアカウント制御)で「はい」
- アンインストール完了後、PC再起動
- Microsoft Teams ダウンロードから最新版をダウンロード
- インストーラーを実行
- サインインして動作確認
Macでの再インストール
手順:
- Teamsアプリを完全に終了
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開く
- 「Microsoft Teams」をゴミ箱にドラッグ
- ゴミ箱を空にする
- 上記のキャッシュフォルダも削除(推奨)
- Microsoft Teams ダウンロードから最新版をダウンロード
- .dmgファイルを開いてインストール
- サインインして動作確認
IT管理者向けの対処法
組織のIT管理者が確認・対処すべき項目です。
必要なURLとポートの許可
Microsoft Teamsが正常に動作するには、特定のURL・ドメイン・ポートへのアクセスが必要です。
許可すべき主要ドメイン:
*.teams.microsoft.comteams.microsoft.com*.skype.com*.microsoft.com*.office.com*.office365.com*.microsoftonline.com
必要なポート:
- TCP 443 (HTTPS)
- TCP 80 (HTTP – リダイレクト用)
- UDP 3478-3481 (メディア通信)
詳細はMicrosoft公式ドキュメント – Office 365 URL と IP アドレス範囲を参照してください。
プロキシ設定の確認
企業のプロキシサーバーがTeamsの通信を正しく処理しているか確認します。
確認項目:
- プロキシサーバーが上記のドメインへのアクセスを許可しているか
- SSL/TLS通信を正しく処理しているか
- WebSocket通信をサポートしているか
ネットワーク帯域幅の確認
Microsoft Teamsは、特にビデオ会議で多くの帯域幅を使用します。
推奨帯域幅:
- 音声通話: 30kbps (上り・下り)
- ビデオ通話(720p): 1.2Mbps (上り・下り)
- ビデオ通話(1080p): 2.5Mbps (上り・下り)
- 画面共有: 1.5Mbps (上り・下り)
ネットワークの帯域幅が不足している場合、503エラーが発生しやすくなります。
Microsoft 365管理センターでの確認
組織全体でTeamsに問題が発生している場合、管理センターで確認します。
手順:
- Microsoft 365管理センターにサインイン
- 左メニューから「正常性」→「サービス正常性」を選択
- 「Microsoft Teams」のステータスを確認
- 問題が報告されている場合、詳細と推定復旧時間を確認
よくある質問(FAQ)
Q: 503エラーとは何ですか?
A: 503エラーは「Service Unavailable」(サービス利用不可)の意味で、サーバーが一時的にリクエストを処理できない状態を示しています。完全なサーバーダウンではなく、サーバー過負荷やメンテナンスなどで一時的にサービスが提供できない状態です。
Q: 503エラーは自分だけの問題ですか?
A: 必ずしもそうとは限りません。Microsoft側のサーバー障害の場合、多くのユーザーに同時に影響します。Microsoft 365サービス状態やDowndetectorで他のユーザーも同じ問題に遭遇しているか確認できます。
Q: 503エラーはどれくらいで解消しますか?
A: 原因によって異なります。一時的なサーバー過負荷であれば数分〜数十分で解消します。メンテナンス作業の場合は数時間かかることもあります。Microsoft側の大規模障害の場合、復旧まで半日以上かかることもあります。
Q: キャッシュを削除してもデータは失われませんか?
A: はい、安全です。Teams のチャット履歴、ファイル、会議録画などはすべてMicrosoft のクラウドサーバーに保存されています。ローカルのキャッシュを削除しても、これらのデータは失われません。再サインイン後に再度同期されます。
Q: ブラウザ版とデスクトップアプリ版、どちらを使うべきですか?
A: 通常はデスクトップアプリ版の方が機能が豊富で安定しています。ただし、デスクトップアプリで問題が発生した場合、ブラウザ版を一時的に使うことで業務を継続できます。503エラーが頻発する場合、問題が解決するまでブラウザ版の使用を検討してください。
Q: 会社のIT部門に連絡すべきですか?
A: 以下の場合はIT部門に連絡してください:
- 基本的な対処法を試しても解決しない
- 同僚も同じ問題に遭遇している
- 会社のネットワーク内でのみ発生する
- ファイアウォールやプロキシ設定の変更が必要な可能性がある
Q: モバイルアプリでも503エラーが出ます
A: モバイルアプリでも503エラーが出る場合、以下を確認してください:
- モバイルデータ通信で試す(Wi-Fiをオフにする)
- アプリを最新版にアップデート
- アプリを削除して再インストール
- Microsoft側のサービス障害を確認
それでも解決しない場合、Microsoft側のサービス障害の可能性が高いです。
Q: VPN使用時に503エラーが出やすい理由は?
A: VPN経由の通信は、以下の理由で503エラーが発生しやすくなります:
- VPNサーバーの負荷が高い
- VPNがTeamsの通信をブロックしている
- VPNとTeamsの通信プロトコルの相性問題
- VPNの帯域幅制限
VPNを一時的に無効化して改善するか確認し、IT部門にVPN設定の見直しを依頼してください。
まとめ
Microsoft Teams 503 Service Unavailableエラーは、サーバーが一時的にリクエストを処理できない状態を示しています。
まず試すべき基本的な対処法:
- 数分待ってから再試行
- Microsoft 365サービス状態を確認
- Teamsアプリを完全再起動
- PCを再起動
- ブラウザ版Teamsを使用
ネットワーク関連の対処法:
- インターネット接続を確認
- ファイアウォールを一時的に無効化
- DNSキャッシュをクリア
- プロキシ設定を確認(企業ネットワーク)
Teamsアプリの修復:
- キャッシュをクリア(Windows・Mac)
- Windows資格情報をクリア
- Teamsアプリを再インストール
IT管理者向け:
- 必要なURL・ポートを許可
- プロキシ設定を確認
- ネットワーク帯域幅を確認
- Microsoft 365管理センターで状態確認
解決しない場合:
- Microsoftサポートに問い合わせ
- 会社のIT部門に連絡
- ブラウザ版やモバイルアプリで一時的に代用
Microsoft Teamsの基本的な使い方については、Microsoft Teamsとは?完全解説の記事も参考にしてください。
また、その他のログイン問題については、Microsoft Teamsにログインできない場合の原因と対処法もご覧ください。
参考情報
この記事は、以下の公式情報とユーザー事例を参考に作成しました:
- Microsoft Learn – SIP 503 および Microsoft 応答コード(日本語)
- Microsoft Learn – Teams でのサインイン エラーを解決する(日本語)
- Microsoft 365 サービス正常性状態
- 各種技術ブログとユーザー事例
最終更新日: 2025年2月16日

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