「認証アプリの設定でQRコードが必要なのに、どこにあるの?」 「TeamsのQRコードってどうやって表示するの?」 「WindowsのQRコードサインインって何?」
MicrosoftのサービスでQRコードを使う場面、 意外と多いんです。でも、表示方法が分からなくて 困ったことはありませんか?
実は、MicrosoftのQRコードは5つの場面で大活躍。 それぞれ表示方法が違うので、混乱しやすいんです。
この記事では、各サービスのQRコード表示方法を 画像なしでも迷わないように詳しく解説します。
2段階認証の設定も、Teams会議の参加も、 QRコードを使えば10秒で完了。
さあ、一緒にMicrosoftのQRコードマスターになりましょう!
MicrosoftでQRコードを使う5つの場面

1. Microsoft Authenticator(認証アプリ)の設定
2段階認証を設定する際の必須アイテム。 セキュリティを大幅に強化できます。
2. Teams会議への参加
会議のQRコードを表示して、 スマホから瞬時に参加可能に。
3. WindowsへのQRコードサインイン
パスワード入力不要で、 スマホを使って安全にログイン。
4. Outlookモバイルアプリの設定
メールアカウントの設定が QRコードスキャンだけで完了。
5. Microsoft EdgeのURL共有
開いているページのQRコードを作成し、 スマホで即座に開けます。
それでは、それぞれの表示方法を 詳しく見ていきましょう!
1. Microsoft Authenticator用QRコードの表示方法
なぜ必要?
2段階認証を設定すると、アカウントの安全性が 99.9%向上します。パスワードだけでは不十分な 今の時代の必須設定です。
パソコンでQRコードを表示する手順
方法1:Microsoftアカウントの設定から
- ブラウザでaccount.microsoft.comにアクセス
- サインイン
- メールアドレスとパスワードを入力
- 「セキュリティ」をクリック
- 上部メニューまたは左側のメニューから選択
- 「高度なセキュリティオプション」を選択
- 「2段階認証」セクションを探す
- 「有効にする」または「設定」をクリック
- 「認証アプリ」を選択
- 複数の選択肢から「認証アプリを使う」を選択
- QRコードが表示される!
- 大きな正方形のQRコードが画面中央に表示
- その下に「手動で入力」のリンクも表示
QRコードが表示されたら:
- スマホでMicrosoft Authenticatorアプリを開く
- 「+」ボタンをタップ
- 「職場または学校アカウント」を選択
- 「QRコードをスキャン」でカメラ起動
- パソコン画面のQRコードを読み取る
方法2:Office 365ポータルから(仕事・学校アカウント)
- office.comにサインイン
- 右上のアカウントアイコンをクリック
- 「アカウントを表示」を選択
- 「セキュリティとプライバシー」を選択
- 「追加のセキュリティ確認」をクリック
- 「アプリパスワードと2段階認証」を選択
- 「認証アプリの設定」でQRコード表示
QRコードが表示されない場合の対処法
原因1:ブラウザの問題
- 解決:別のブラウザで試す(Chrome、Edge推奨)
原因2:ポップアップブロック
- 解決:ブラウザ設定でmicrosoft.comを許可
原因3:既に設定済み
- 解決:一度削除してから再設定
原因4:組織のポリシー制限
- 解決:IT管理者に確認
手動設定用コードの表示方法
QRコードが使えない場合の代替方法:
- QRコード画面で「手動で入力」をクリック
- 表示される情報:
- アカウント名:your-email@domain.com
- 秘密鍵:32文字の英数字
- アプリで「手動で追加」を選択
- 上記の情報を入力
2. Teams会議のQRコード表示方法
会議主催者がQRコードを表示する
デスクトップ版Teamsの場合
- Teams会議を開始
- 参加者アイコンをクリック
- 画面上部のツールバーにある人型アイコン
- 「その他の招待オプション」を選択
- 参加者パネルの上部にあるリンク
- 「会議の招待」ダイアログが開く
- 「QRコードを表示」ボタンをクリック
- 大きなQRコードが表示される
- スクリーンショットで保存可能
ブラウザ版Teamsの場合
- 会議中に「…」(その他)をクリック
- 「会議の詳細」を選択
- 「参加情報」タブを選択
- 「QRコードを取得」をクリック
会議参加用QRコードの活用方法
プレゼンテーションに埋め込む:
- QRコードをスクリーンショット
- PowerPointスライドに挿入
- 「今すぐ参加できます」と案内
メール署名に追加:
- 定例会議のQRコードを生成
- 画像として署名に埋め込み
- 「QRコードで簡単参加」と記載
会議室に掲示:
- QRコードを印刷
- 会議室の入口に掲示
- 参加者がスマホでスキャンして入室
カレンダーからQRコードを表示
- Outlookカレンダーで会議を開く
- 「Teams会議に参加」の横の「…」
- 「QRコードを表示」を選択
- QRコードが新しいウィンドウで開く
3. Windows QRコードサインインの設定と表示
Windows Hello for Businessの設定
初期設定でQRコードを表示
- 設定を開く
- Windowsキー + I
- 「アカウント」を選択
- 「サインインオプション」をクリック
- 「Windows Hello」セクションを確認
- 「モバイルデバイス」を選択
- 「セットアップ」をクリック
- QRコードが表示される
- Microsoft Authenticatorでスキャン
- デバイスのペアリング完了
サインイン時のQRコード表示
ロック画面での操作:
- サインインオプションをクリック
- パスワード入力欄の下
- QRコードアイコンを選択
- 鍵マークの横にある四角いアイコン
- QRコードが全画面表示
- スマホでスキャン
- Authenticatorアプリが自動起動
- 承認ボタンをタップ
企業環境での設定
Azure AD参加デバイスの場合:
- 初回サインイン時に自動表示
- 組織アカウントでサインイン
- 「次へ」をクリック後にQRコード
- Authenticatorで組織アカウントを追加
4. Outlookモバイル設定用QRコードの表示

パソコンのOutlookから表示
Outlook 365/2021の場合
- Outlookを起動
- ファイル → 情報
- 「モバイルデバイスの設定」を選択
- アカウント情報の下部
- 「QRコードを表示」をクリック
- メールアカウントのQRコードが表示
- アカウント情報が含まれたQRコード
- スマホのOutlookアプリでスキャン可能
Outlook.comウェブ版の場合
- outlook.comにサインイン
- 設定(歯車アイコン)をクリック
- 「Outlookのすべての設定を表示」
- 「全般」→「モバイルデバイス」
- 「QRコードを取得」をクリック
複数アカウントのQRコード管理
アカウントごとに異なるQRコード:
- 個人用:@outlook.com
- 仕事用:@company.com
- 学校用:@school.edu
各アカウントで個別にQRコードを生成し、 モバイルアプリに追加できます。
5. Microsoft EdgeでQRコード生成・表示
任意のWebページのQRコードを作成
標準機能を使用
- 共有したいページを開く
- アドレスバーの右端をクリック
- QRコードアイコンが表示される場合
- または右クリックメニュー
- ページ上で右クリック
- 「このページのQRコードを作成」
- QRコードが即座に生成
- ダウンロードボタンで保存
- コピーボタンでクリップボードへ
ショートカットキーで表示
Windows:
Ctrl + Shift + Q
Mac:
Command + Shift + Q
QRコード機能が表示されない場合
機能を有効にする手順:
- Edgeの設定を開く
- 「…」→「設定」
- 「外観」を選択
- 「ツールバーのカスタマイズ」
- 「QRコードジェネレーター」をオン
- ブラウザを再起動
生成したQRコードのカスタマイズ
ロゴ入りQRコードの作成:
- 標準のQRコードを生成
- 「ダウンロード」で保存
- 画像編集ソフトでロゴを追加
- エラー訂正レベルに注意
トラブルシューティング:QRコードの問題解決
QRコードが表示されない
チェックポイント:
- JavaScript有効化
- ブラウザ設定で確認
- microsoft.comを許可リストに追加
- 画像表示設定
- 画像をブロックしていないか確認
- プライバシー設定を確認
- ネットワーク制限
- ファイアウォール設定
- プロキシ設定の確認
QRコードが読み取れない
解決方法:
- 画面の明るさを上げる
- パソコン:最大輝度に
- 反射を避ける角度に調整
- 拡大表示する
- Ctrl + マウスホイールで拡大
- QRコード全体が見えるように
- カメラの清掃
- スマホのカメラレンズを拭く
- 保護フィルムの確認
- 別のQRリーダーを試す
- 標準カメラアプリ
- Google Lens
- 専用QRコードリーダー
セキュリティエラーが出る
対処法:
- 時刻同期を確認
- PC:自動時刻設定
- スマホ:自動日時設定
- アプリの更新
- Microsoft Authenticatorを最新版に
- ブラウザを最新版に
- キャッシュクリア
- ブラウザのキャッシュ削除
- アプリのキャッシュクリア
便利な活用術:QRコードでもっと効率的に
デジタルサイネージでの活用
会議室予約システム:
- 会議室前にディスプレイ設置
- Teams会議のQRコードを表示
- 参加者がスキャンして即参加
名刺への印刷
プロフィール共有:
- OutlookのQRコード生成
- 名刺にQRコード印刷
- 連絡先交換が一瞬で完了
社内研修での使用
効率的な設定支援:
- Authenticator設定QRコードを配布
- 新入社員が一斉に設定
- IT部門の負担軽減
イベント運営
受付の効率化:
- Teams会議のQRコードを掲示
- 参加者が自分のデバイスで参加
- 密を避けた運営が可能
セキュリティ上の注意点

QRコードを扱う際の鉄則
絶対にやってはいけないこと:
- 認証用QRコードをSNSに投稿
- アカウント乗っ取りの危険
- 不明なQRコードをスキャン
- フィッシングサイトの可能性
- QRコードのスクリーンショットを放置
- デスクトップやダウンロードフォルダから削除
- 公共の場でQRコード表示したまま離席
- 他人に読み取られるリスク
安全な管理方法
ベストプラクティス:
- 一時的な表示に留める
- 設定完了後は即座に閉じる
- 信頼できる環境でのみ使用
- 公共Wi-Fiでは避ける
- 定期的な確認
- 不審なデバイス登録がないかチェック
- バックアップコードも保管
- QRコードだけに依存しない
よくある質問(FAQ)
Q1:QRコードの有効期限はある?
A:用途によって異なります。
- 認証設定用:5-10分程度
- Teams会議:会議終了まで有効
- URL共有:永続的に有効
Q2:QRコードを再生成したい
A:いつでも新しいQRコードを生成できます。
古いQRコードは自動的に無効になるか、 上書きされます。
Q3:スマホを機種変更したら?
A:新しいデバイスで再設定が必要です。
- 古いデバイスで設定を削除
- 新しいデバイスでQRコード再読み込み
- 認証情報の引き継ぎ
Q4:QRコードが小さくて読めない
A:拡大表示で対応できます。
- ブラウザ:Ctrl + プラスキー
- 画像として保存して拡大
- 別のモニターで表示
Q5:複数のQRコードを管理したい
A:用途別にフォルダ管理がおすすめ。
- 認証用(機密扱い)
- 会議用(期限付き)
- 共有用(公開可能)
まとめ:QRコードでMicrosoftサービスを快適に使いこなそう
MicrosoftのQRコード機能は、 面倒な設定や認証を劇的に簡単にしてくれます。
主要なQRコード表示場所:
✅ Authenticator設定:account.microsoft.com
✅ Teams会議:会議中の参加者パネル
✅ Windowsサインイン:サインインオプション
✅ Outlook設定:ファイル→情報→モバイル
✅ Edge URL共有:右クリックメニュー
QRコード活用のメリット:
- 設定時間が10分→30秒に短縮
- タイプミスによるエラーがゼロ
- パスワード入力不要でセキュア
- デバイス間の連携がスムーズ
- 他人との共有が簡単
成功のポイント:
- 表示場所を覚えておく
- スマホのカメラは常に清潔に
- セキュリティには十分注意
- トラブル時は別の方法も試す
- 定期的にアプリを更新
QRコードは、デジタルとリアルをつなぐ 魔法の架け橋です。
この記事で紹介した方法を使えば、 もう「QRコードどこ?」と悩むことはありません。
さあ、今すぐMicrosoft Authenticatorアプリを開いて、 最初のQRコードをスキャンしてみましょう!
セキュアで便利なMicrosoftライフが、 あなたを待っています。
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