Microsoft QRコード読み取り完全ガイド|Windows・Edge・Lensですぐできる方法

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「QRコードはスマホで読むもの」と思っていませんか? 実は、WindowsパソコンやMicrosoftの各種アプリでも、簡単にQRコードを読み取ることができるんです。

レストランのメニュー、Wi-Fiのパスワード、イベントの申し込み、決済など、今やQRコードは生活のあらゆる場面で使われています。 パソコンで作業中にQRコードを見つけて、わざわざスマホを取り出すのは面倒ですよね。

この記事では、Microsoftの製品を使ったQRコード読み取り方法をすべて紹介します。 Windows 11の標準機能から、無料アプリまで、あなたに最適な方法が必ず見つかりますよ。


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  1. 方法1:Windows 11のカメラアプリ(最も簡単!)
    1. Windows 11なら標準機能で読み取り可能
    2. 使い方の手順
    3. こんな時に便利
    4. Windows 10の場合は?
  2. 方法2:Microsoft Edge(画像のQRコードも読める!)
    1. ブラウザだけで完結する便利機能
    2. 画像内のQRコードを読み取る方法
    3. スクリーンショットから直接読み取る裏技
    4. EdgeでQRコードを作成する機能も
  3. 方法3:Microsoft Lens(最強の無料スキャナーアプリ)
    1. スマホとPCの連携で最高の使い勝手
    2. スマートフォン版の使い方
    3. Windows版の使い方
    4. Lensの便利な追加機能
  4. 方法4:PowerToysのScreen Ruler(上級者向け)
    1. 開発者向けツールでQRコード読み取り
    2. インストール方法
    3. QRコード読み取りの設定
    4. PowerToysの他の便利機能
  5. 方法5:Teams会議中のQRコード読み取り
    1. オンライン会議でよくある悩みを解決
    2. 方法1:スクリーンショット+Edge
    3. 方法2:スマホのMicrosoft Lensを使う
    4. 方法3:Teams モバイルアプリの活用
  6. QRコードが読み取れない時のトラブルシューティング
    1. よくある問題と解決方法
    2. QRコードの品質を確認する方法
  7. セキュリティ対策:QRコードを安全に使うために
    1. QRコード詐欺から身を守る
    2. ビジネスでQRコードを使う際の注意点
  8. 用途別おすすめ方法まとめ
    1. シーン別ベストチョイス
    2. デバイス別の選択
  9. よくある質問
    1. Q:Windows 10でも標準機能でQRコードを読めますか?
    2. Q:オフラインでもQRコードを読み取れますか?
    3. Q:複数のQRコードを一度に読み取れますか?
    4. Q:QRコードの作成もできますか?
    5. Q:読み取ったQRコードの履歴は保存されますか?
    6. Q:日本語のQRコードも読めますか?
  10. まとめ:もうQRコードで困らない!

方法1:Windows 11のカメラアプリ(最も簡単!)

Windows 11なら標準機能で読み取り可能

2024年のアップデートから、Windows 11の標準カメラアプリにQRコード読み取り機能が追加されました。 追加ソフトのインストールは一切不要です。

使い方の手順

  1. カメラアプリを起動
    • スタートメニューから「カメラ」を検索
    • または、Win + S キーで検索窓を開いて「カメラ」と入力
  2. QRコードモードに切り替え
    • 画面右側のバーコードアイコンをクリック
    • 「QRコードスキャナー」モードが有効になる
  3. QRコードを読み取る
    • ノートPCの内蔵カメラ、または外付けWebカメラでQRコードを映す
    • 自動的に認識されて、内容が表示される
  4. アクションを選択
    • URLの場合:「開く」をクリックでブラウザが起動
    • テキストの場合:コピーして利用
    • Wi-Fi情報の場合:自動接続の選択肢が表示

こんな時に便利

  • 紙の資料に印刷されたQRコードを読みたい
  • オンライン会議中に画面共有されたQRコードを読みたい
  • 商品パッケージのQRコードから詳細情報を確認したい

Windows 10の場合は?

残念ながら、Windows 10の標準カメラアプリにはQRコード読み取り機能がありません。 でも大丈夫!次に紹介する方法で簡単に読み取れます。


方法2:Microsoft Edge(画像のQRコードも読める!)

ブラウザだけで完結する便利機能

Microsoft Edgeには、2023年から強力なQRコード機能が搭載されています。 カメラがなくても、画像ファイルからQRコードを読み取れるのが最大の特徴です。

画像内のQRコードを読み取る方法

  1. Microsoft Edgeを開く
    • Windows 10/11に標準インストール済み
  2. QRコードが含まれる画像を右クリック
    • Webページ上の画像でもOK
    • パソコンに保存した画像でもOK
  3. 「QRコードをスキャン」を選択
    • メニューに表示されない場合は、Edgeを最新版にアップデート
  4. 読み取り結果が表示
    • URLなら新しいタブで開く
    • テキストならコピー可能

スクリーンショットから直接読み取る裏技

  1. Win + Shift + S でスクリーンショットツールを起動
  2. QRコードの部分を選択してキャプチャ
  3. 通知をクリックして「切り取り&スケッチ」を開く
  4. 画像を保存
  5. EdgeでそのファイルをドラッグアンドドロップしてQRコードをスキャン

EdgeでQRコードを作成する機能も

実は、EdgeはQRコードを読むだけでなく、作ることもできます。

  1. 共有したいWebページを開く
  2. アドレスバーの右側にあるQRコードアイコンをクリック
  3. QRコードが生成される
  4. ダウンロードして印刷やシェアが可能

方法3:Microsoft Lens(最強の無料スキャナーアプリ)

スマホとPCの連携で最高の使い勝手

Microsoft Lens(旧Office Lens)は、Microsoftが提供する無料のスキャナーアプリです。 QRコード読み取りはもちろん、書類のスキャンや文字認識(OCR)もできる万能ツールです。

スマートフォン版の使い方

インストール

  • iPhone:App Storeから「Microsoft Lens」を検索
  • Android:Google Playから「Microsoft Lens」を検索
  • 完全無料、広告なし

QRコード読み取り手順

  1. アプリを起動
  2. 「QRコード」モードを選択
    • 画面下部のモード選択で「ACTIONS」→「QR Code」
  3. カメラでQRコードを映す
    • 自動的に読み取って結果を表示
  4. アクションを選択
    • URL:ブラウザで開く
    • 連絡先:電話帳に追加
    • Wi-Fi:自動接続

Windows版の使い方

Microsoft Storeからインストール

  1. Microsoft Storeを開く
  2. 「Microsoft Lens」を検索
  3. 「入手」をクリックしてインストール
  4. Microsoftアカウントでサインイン

PC版の特徴

  • Webカメラを使ってQRコード読み取り
  • 読み取った内容をOneNoteやOneDriveに自動保存
  • 複数のQRコードを連続で読み取り可能

Lensの便利な追加機能

名刺モード

  • 名刺をスキャンして連絡先に自動登録
  • QRコード付き名刺も完璧に処理

ドキュメントモード

  • 書類を高画質でスキャン
  • 自動的に台形補正
  • PDFやWord形式で保存

ホワイトボードモード

  • 会議のホワイトボードを撮影
  • 背景を白くして文字を見やすく
  • 影や反射を自動除去

方法4:PowerToysのScreen Ruler(上級者向け)

開発者向けツールでQRコード読み取り

PowerToysは、Microsoftが提供する上級者向けの無料ツール集です。 その中の「Screen Ruler」機能で、画面上のQRコードを読み取れます。

インストール方法

  1. Microsoft Storeから入手(推奨)
    • 「PowerToys」を検索してインストール
    • 自動アップデート対応
  2. GitHubから直接ダウンロード
    • github.com/microsoft/PowerToys
    • 最新のベータ版も試せる

QRコード読み取りの設定

  1. PowerToysを起動
  2. 「Screen Ruler」を有効化
  3. Win + Shift + M でScreen Rulerを起動
  4. QRコードの上にマウスを置く
  5. 自動的に内容が表示される

PowerToysの他の便利機能

  • FancyZones:ウィンドウを整理整頓
  • PowerRename:大量のファイル名を一括変更
  • Color Picker:画面上の色を取得
  • Keyboard Manager:キーボードショートカットをカスタマイズ

方法5:Teams会議中のQRコード読み取り

オンライン会議でよくある悩みを解決

Teams会議中に「このQRコードを読んでください」と言われて困ったことはありませんか? 実は、簡単な方法があります。

方法1:スクリーンショット+Edge

  1. 画面共有されているQRコードをスクリーンショット
    • Win + Shift + S で範囲選択
  2. 画像を保存
  3. Microsoft Edgeで開いて読み取り

方法2:スマホのMicrosoft Lensを使う

  1. スマホでMicrosoft Lensを起動
  2. PCの画面に表示されたQRコードを撮影
  3. 即座に読み取り完了

方法3:Teams モバイルアプリの活用

  1. スマホでもTeams会議に参加
  2. 画面共有を見ながら別のアプリでQRコード読み取り
  3. マルチタスクで効率的に処理

QRコードが読み取れない時のトラブルシューティング

よくある問題と解決方法

問題1:QRコードが認識されない

原因と対策:

  • 照明が暗い → 明るい場所で試す
  • カメラが汚れている → レンズを清掃
  • QRコードが小さすぎる → 拡大表示してから読み取り
  • 手ブレしている → 机に固定して撮影

問題2:読み取りオプションが表示されない

解決方法:

  • Windowsを最新版にアップデート
  • Microsoft Edgeを最新版にアップデート
  • アプリの権限設定でカメラアクセスを許可

問題3:読み取った後、正しく動作しない

確認事項:

  • URLが正しいか確認(フィッシングサイトに注意)
  • 文字化けしていないか確認
  • QRコードの有効期限が切れていないか確認

QRコードの品質を確認する方法

良いQRコード:

  • コントラストがはっきりしている(黒と白)
  • 周囲に十分な余白がある
  • 歪みや汚れがない
  • サイズが2cm×2cm以上

読み取りにくいQRコード:

  • 色付きや装飾過多
  • 余白が少ない
  • 印刷品質が悪い
  • 角度がきつい

セキュリティ対策:QRコードを安全に使うために

QRコード詐欺から身を守る

危険なQRコードの見分け方

注意すべきQRコード:

  • 街中に貼られた不審なステッカー
  • 知らない人からのメールやSNSのQRコード
  • 短縮URLを使用している(bit.lyなど)
  • 公共の場所に放置された印刷物

安全な読み取り方法

  1. 読み取る前に内容を確認
    • Microsoft EdgeやLensは、開く前にURLを表示
    • 怪しいドメインは開かない
  2. 公式アプリを使用
    • 決済は公式アプリのみで実行
    • 個人情報入力は慎重に
  3. セキュリティソフトを有効化
    • Windows Defenderを常に最新に
    • SmartScreenフィルターを有効化

ビジネスでQRコードを使う際の注意点

社内利用:

  • 機密情報はQRコード化しない
  • アクセス制限のあるURLを使用
  • 有効期限を設定する

顧客向け:

  • 公式サイトのドメインを使用
  • HTTPSの安全な接続を確保
  • 定期的にリンク先を確認

用途別おすすめ方法まとめ

シーン別ベストチョイス

日常的な利用

おすすめ:Microsoft Edge

  • インストール不要
  • 画像からも読み取り可能
  • 最も手軽

ビジネス利用

おすすめ:Microsoft Lens

  • 名刺や書類もスキャン
  • クラウド連携で情報共有
  • OCR機能で業務効率化

プレゼンテーション中

おすすめ:スマホのMicrosoft Lens

  • PCの画面を邪魔しない
  • 素早く読み取り
  • 参加者に共有しやすい

開発・テスト作業

おすすめ:PowerToys

  • 高速処理
  • ショートカットで効率的
  • 複数のQRコードを連続処理

デバイス別の選択

ノートPC(Webカメラあり)

  1. Windows 11カメラアプリ
  2. Microsoft Lens(Windows版)
  3. PowerToys

デスクトップPC(Webカメラなし)

  1. Microsoft Edge(画像から)
  2. スマホのMicrosoft Lens
  3. 外付けWebカメラを購入

タブレット(Surface等)

  1. Microsoft Lens(最適化済み)
  2. Windows 11カメラアプリ
  3. Edge(タッチ操作対応)

よくある質問

Q:Windows 10でも標準機能でQRコードを読めますか?

A:残念ながら、Windows 10の標準カメラアプリにはQRコード読み取り機能がありません。Microsoft EdgeやMicrosoft Lensを使うのがおすすめです。

Q:オフラインでもQRコードを読み取れますか?

A:QRコードの読み取り自体はオフラインで可能です。ただし、URLを開く場合はインターネット接続が必要です。

Q:複数のQRコードを一度に読み取れますか?

A:Microsoft Lensなら、複数のQRコードを連続して読み取ることができます。ビジネスカードの大量処理などに便利です。

Q:QRコードの作成もできますか?

A:Microsoft Edgeなら、任意のWebページのQRコードを作成できます。また、Wordや PowerPointでもQRコード挿入機能があります。

Q:読み取ったQRコードの履歴は保存されますか?

A:Microsoft Lensは、読み取った内容をOneDriveに自動保存できます。Edgeは履歴として残りませんが、ブックマークで保存可能です。

Q:日本語のQRコードも読めますか?

A:はい、すべての方法で日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)を含むQRコードを正しく読み取れます。


まとめ:もうQRコードで困らない!

MicrosoftのツールでQRコードを読み取る方法、意外とたくさんありましたね。

状況に応じた最適解:

  • すぐに使いたい → Microsoft Edge
  • カメラで直接読みたい → Windows 11カメラアプリ
  • スマホと連携したい → Microsoft Lens
  • 高度な機能が欲しい → PowerToys

どの方法も無料で使えるので、まずは一番簡単なEdgeから試してみてください。 画像のQRコードを右クリックするだけで読み取れる手軽さは、一度使うと手放せなくなりますよ。

QRコードは今後もますます普及していくでしょう。 決済、認証、情報共有など、用途は広がる一方です。

この記事で紹介した方法を使いこなせば、どんな場面でもスムーズにQRコードを活用できます。 セキュリティにも気を付けながら、便利なQRコードライフを楽しんでください!

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