「OneDriveの容量がいっぱい…どうやって削除すればいい?」
「間違えて大事なファイルを消しちゃった!」
「OneDrive自体をもう使わないから、きれいに削除したい」
MicrosoftのクラウドストレージサービスOneDrive(ワンドライブ)は便利ですが、削除方法で迷う人も多いんです。
今回は、ファイルの削除から、削除したファイルの復元、さらにはOneDriveアカウント自体の削除まで、あらゆる「削除」について分かりやすく解説します。
この記事を読めば、OneDriveの削除に関する悩みがすべて解決するはずです!
OneDriveとは:まず基本をおさらい

OneDriveって何?
OneDriveは、Microsoftが提供する無料のクラウドストレージサービスです。
インターネット上の「自分専用の保管庫」のようなもので、どこからでもファイルにアクセスできます。
無料で使える容量
基本プラン(無料)
- 5GB まで無料
- Microsoftアカウントがあれば誰でも利用可能
有料プラン
- Microsoft 365 Personal:1TB(月額1,284円)
- Microsoft 365 Family:最大6TB(月額1,850円)
- OneDrive単体:100GB(月額224円)
容量不足で削除を検討している人も多いですよね。
ファイル・フォルダの削除方法
パソコン(Windows)から削除する方法
方法1:エクスプローラーから削除
- エクスプローラーを開く
- タスクバーのフォルダアイコンをクリック
- OneDriveフォルダを開く
- 左側のメニューから「OneDrive」を選択
- 削除したいファイルを選ぶ
- ファイルを右クリック
- 削除を実行
- 「削除」をクリック
- またはDeleteキーを押す
方法2:複数ファイルをまとめて削除
- Ctrlキーを押しながら複数選択
- 右クリック→「削除」
- または全選択(Ctrl + A)してから削除
Web版OneDriveから削除する方法
手順
- OneDriveにアクセス
- ブラウザで onedrive.live.com を開く
- Microsoftアカウントでサインイン
- ファイルを選択
- 削除したいファイルにチェック
- 複数選択も可能
- 削除を実行
- 上部メニューの「削除」ボタンをクリック
- または右クリック→「削除」
- 確認画面
- 「削除しますか?」→「削除」をクリック
スマホアプリから削除する方法
iPhone/Androidでの削除手順
- OneDriveアプリを開く
- アプリをタップして起動
- ファイルを探す
- 削除したいファイルを見つける
- 長押しして選択
- ファイルを長押し
- または「…」メニューをタップ
- 削除を選択
- 「削除」をタップ
- 確認画面で「削除」
一括削除のコツ
- 「選択」モードに切り替え
- 複数のファイルにチェック
- まとめて削除
削除したファイルの復元方法
ごみ箱から復元(30日以内)
OneDriveにはごみ箱機能があり、削除後30日間は復元可能です!
Web版での復元手順
- OneDriveのごみ箱を開く
- 左メニューの「ごみ箱」をクリック
- 復元したいファイルを選択
- ファイルにチェックを入れる
- 復元を実行
- 「復元」ボタンをクリック
- 元の場所に戻ります
すべて復元する場合
- 「すべてのアイテムを復元」をクリック
- ごみ箱内のすべてが復元されます
30日を過ぎた場合の対処法
第2段階のごみ箱(Microsoft 365ユーザーのみ)
- OneDriveのごみ箱を開く
- 下部の「第2段階のごみ箱」をクリック
- 最大93日前まで復元可能
完全削除されてしまった場合
残念ながら、以下の場合は復元不可能です:
- 無料版で30日経過
- ごみ箱から完全削除した
- 第2段階のごみ箱からも削除した
だから、重要なファイルは別途バックアップを!
容量を効率的に空ける削除テクニック

大きなファイルから削除する
容量の大きいファイルを見つける方法
- Web版OneDriveで並べ替え
- 「サイズ」をクリックして降順に並べ替え
- 大きいファイルが上に表示される
- 不要な動画・写真を優先削除
- 動画ファイル(.mp4, .mov)
- 高解像度写真(.raw, .tiff)
- 古いバックアップファイル
重複ファイルを削除する
重複を見つけるコツ
- 同じ名前に(1)、(2)がついているファイル
- 日付が近い似た名前のファイル
- 「コピー」という文字が入ったファイル
OneDriveの同期を選択的に行う
必要なフォルダだけ同期する設定
- タスクバーのOneDriveアイコンを右クリック
- 「設定」→「アカウント」タブ
- 「フォルダーの選択」をクリック
- 同期したいフォルダだけチェック
これで不要なファイルはクラウドのみに保存されます。
OneDriveの同期を停止・解除する方法
一時的に同期を停止
Windows 10/11での手順
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリック
- 雲のマークです
- 設定メニューを開く
- 歯車アイコンをクリック
- 同期の一時停止
- 「同期の一時停止」を選択
- 2時間、8時間、24時間から選べる
完全に同期を解除
同期の解除手順
- OneDrive設定を開く
- タスクバーアイコン→設定
- アカウントのリンク解除
- 「アカウント」タブ
- 「このPCのリンク解除」をクリック
- 確認
- 「アカウントのリンク解除」をクリック
注意点
- ローカルのファイルは残る
- クラウド上のファイルも残る
- 再度サインインすれば同期再開可能
OneDriveアカウント自体を削除する方法
アカウント削除の前に確認すること
削除前のチェックリスト
✅ 必要なファイルはすべてダウンロード済み? ✅ 共有しているファイルはない? ✅ Officeのライセンスは大丈夫? ✅ Outlookメールも削除される(要注意!)
Microsoftアカウントの削除手順
重要:OneDriveだけの削除は不可能
OneDriveアカウントを削除 = Microsoftアカウント全体の削除
削除手順
- Microsoftアカウントページにアクセス
- account.microsoft.com にアクセス
- サインイン
- アカウント削除ページへ
- 「セキュリティ」→「その他のセキュリティオプション」
- ページ下部の「アカウントの削除」
- 本人確認
- セキュリティコードを入力
- 注意事項の確認
- すべての項目にチェック
- 削除理由を選択
- プルダウンから理由を選ぶ
- 「アカウントを削除する」をクリック
60日間の猶予期間
削除後60日間は復活可能! 期間内にサインインすれば取り消せます。
トラブルシューティング
削除できない時の対処法
原因1:ファイルが使用中
対処法:
- 開いているアプリをすべて閉じる
- パソコンを再起動
- セーフモードで削除
原因2:同期エラー
対処法:
- OneDriveを一度終了
- タスクマネージャーで完全終了を確認
- OneDriveを再起動
原因3:権限がない
対処法:
- ファイルの所有者に削除を依頼
- 共有を解除してから削除
容量が減らない時の対処法
ごみ箱を空にする
- Web版OneDriveのごみ箱を開く
- 「ごみ箱を空にする」をクリック
- 完全削除の確認
キャッシュをクリア
- OneDrive設定→「Office」タブ
- 「Officeファイルの同期」のチェックを外す
- キャッシュがクリアされる
安全な削除のベストプラクティス

削除前の3つの確認
1. バックアップの確認
- 重要ファイルは別の場所にもコピー
- 外付けHDDやUSBメモリに保存
2. 共有状態の確認
- 他の人と共有していないか
- 共有リンクは無効になるか
3. 関連アプリへの影響確認
- Office文書の共同編集
- 写真アプリとの連携
- メールの添付ファイル
段階的な削除がおすすめ
安全な削除の流れ
- まず古いファイルから
- 1年以上前のファイル
- 使用頻度の低いファイル
- 次に重複ファイル
- コピーやバックアップ
- 似たような写真
- 最後に大容量ファイル
- 動画ファイル
- インストーラー
- 圧縮ファイル
よくある質問
Q1. OneDriveを削除してもパソコンのファイルは消えない?
A. 設定次第です。
- 「ファイルオンデマンド」使用時:クラウドのみのファイルは消える
- ローカルにダウンロード済み:パソコンに残る
安全のため、削除前にローカルにコピーを!
Q2. 無料の5GBを超えたらどうなる?
A. 新規アップロード不可になります。
- 既存ファイルは残る
- ダウンロードは可能
- 新規保存・同期は停止
対処法:不要ファイルを削除して容量を確保
Q3. 他のクラウドストレージへの移行方法は?
A. 以下の手順がおすすめ:
- OneDriveから全ファイルをダウンロード
- 新しいクラウドサービスにアップロード
- 動作確認後、OneDriveから削除
人気の移行先:
- Google Drive(15GB無料)
- Dropbox(2GB無料)
- iCloud(5GB無料)
Q4. 削除したら共有相手はどうなる?
A. 共有は即座に無効になります。
- 共有リンクは無効
- 共有フォルダからも消える
- 相手には通知されない場合が多い
事前に連絡しておくのがマナーです。
まとめ:OneDriveの削除を賢く使いこなそう!
今回はMicrosoft OneDriveの削除について、あらゆる角度から解説しました。
押さえておきたいポイント
📌 ファイル削除の基本
- PC、Web、スマホから削除可能
- 削除後30日間はごみ箱から復元可能
- Microsoft 365なら93日間復元可能
📌 容量を空けるコツ
- 大きいファイルから優先削除
- 重複ファイルを整理
- 選択的同期で必要なものだけ
📌 同期の管理
- 一時停止は簡単にできる
- リンク解除でも完全削除にならない
- 再同期はいつでも可能
📌 アカウント削除の注意
- Microsoftアカウント全体が削除される
- 60日間は復活可能
- 事前のバックアップが必須
📌 安全な削除のために
- 削除前に必ずバックアップ
- 共有状態を確認
- 段階的に削除する
OneDriveは便利なサービスですが、容量管理は重要です。
定期的に不要なファイルを削除して、快適に使い続けましょう。
そして何より、大切なファイルは複数の場所にバックアップすることを忘れずに!
この記事を参考に、OneDriveを上手に管理してくださいね。
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