「タスク管理をExcelでやってるけど、共有が面倒…」 「チームの進捗状況をリアルタイムで把握したい」 「ToDoリストをもっとスマートに管理したい」
こんな悩み、ありませんか?
実は、Microsoft Listsを使えば、これらの問題がすべて解決するんです。
Excelの表計算機能と、SharePointの共有機能、そしてTeamsとの連携… すべてのいいとこ取りをした、まさに「進化形リスト管理ツール」なんです。
この記事を読めば、今日からMicrosoft Listsを使いこなして、チームの生産性を劇的に向上させられますよ!
基本操作から便利な活用法まで、実例を交えながら分かりやすく説明していきます。
Microsoft Listsって何?Excelとの違いを理解しよう

Microsoft Listsの基本概念
Microsoft Listsは、情報を整理・追跡・共有するためのスマートなアプリです。
主な特徴:
- リアルタイム共同編集(複数人で同時作業)
- 自動化機能(Power Automateと連携)
- 豊富なテンプレート(すぐに使える)
- モバイル対応(どこでも確認・編集)
- 通知機能(変更を自動でお知らせ)
- Teams統合(チャット内で完結)
ExcelとListsの使い分け
どっちを使うべきか、迷いますよね。
Microsoft Listsが向いている場合:
- チームで情報を共有・管理
- ステータス管理が必要
- 通知や承認フローが必要
- モバイルでの操作が多い
- シンプルなデータ管理
Excelが向いている場合:
- 複雑な計算が必要
- グラフやピボットテーブルを使う
- 大量のデータ分析
- 印刷レイアウトが重要
- マクロを使った自動処理
つまり、チーム管理ならLists、計算ならExcelという使い分けです!
【基本編】Microsoft Listsを始める3つの方法
方法1:Microsoft 365のホームから開始
一番シンプルな始め方です。
手順:
- Microsoft 365にサインイン
- office.comにアクセス
- 組織アカウントでログイン
- アプリ一覧から「Lists」を選択
- 左側のアプリメニュー
- またはすべてのアプリから選択
- 「新しいリスト」をクリック
- 画面上部の「+ 新しいリスト」ボタン
方法2:Microsoft Teamsから作成
チーム作業なら、Teamsから始めるのが便利!
手順:
- Teamsでチャネルを開く
- 上部の「+」タブをクリック
- 「Lists」を選択
- 新規作成または既存リストを追加
メリット:
- チャット内で完結
- メンバーが自動で共有
- 通知が統合される
方法3:SharePointから作成
組織全体で使う場合はこちら。
手順:
- SharePointサイトを開く
- 「新規」→「リスト」
- テンプレートを選択
- 名前を付けて作成
リストの作成方法:4つのパターンから選ぼう
1. 空白のリストから作成
完全にカスタマイズしたい場合。
作成手順:
- 「空白のリスト」を選択
- リスト名を入力
- 説明を追加(任意)
- 色とアイコンを選択
- 保存場所を選択
- 「作成」をクリック
2. テンプレートから作成(超便利!)
すぐに使えるテンプレートが豊富!
人気のテンプレート:
🎯 問題トラッカー
- バグ管理
- 課題管理
- カスタマーサポート
📋 従業員のオンボーディング
- 新入社員の受け入れ
- 必要な手続きリスト
- 進捗管理
🎉 イベント日程
- イベント企画
- スケジュール管理
- 参加者リスト
📦 資産マネージャー
- 備品管理
- 在庫管理
- 機器管理
💼 採用トラッカー
- 応募者管理
- 面接スケジュール
- 選考状況
3. 既存のリストから作成
成功したリストを複製して使い回し。
手順:
- 「既存のリストから」を選択
- コピー元のリストを選択
- データを含めるか選択
- 新しい名前を付けて作成
4. Excelから作成
既存のExcelデータを活用!
インポート手順:
- 「Excelから」を選択
- Excelファイルをアップロード
- テーブル範囲を選択
- 列の型を確認・調整
- 「作成」をクリック
注意点:
- 1行目は列見出しに
- 結合セルは避ける
- 数式は値に変換される
列(カラム)の追加と種類を使いこなす

列の追加方法
リストに情報を追加していきましょう。
追加手順:
- 「+ 列の追加」をクリック
- 列の種類を選択
- 列名を入力
- 詳細設定(必要に応じて)
- 「保存」をクリック
使える列の種類(全12種類)
基本的な列:
- テキスト:短い文字(名前、タイトル)
- 複数行テキスト:長い文章(説明、コメント)
- 数値:数字(金額、数量)
- はい/いいえ:チェックボックス
日付と時刻:
- 日付と時刻:期限、予定日
- 日付のみ:誕生日、記念日
選択系:
- 選択肢:ドロップダウン(単一選択)
- 複数選択:複数のオプション
参照系:
- ユーザー:担当者の割り当て
- 参照:他のリストとの連携
その他:
- ハイパーリンク:URLやリンク
- 通貨:金額表示
- 計算値:自動計算
- 場所:住所や位置情報
- 画像:写真やイメージ
ビュー機能で見やすくカスタマイズ
標準ビューの種類
表示方法を切り替えて、見やすくしましょう。
利用可能なビュー:
📊 リストビュー
- Excelのような表形式
- 一覧性が高い
- ソートやフィルターが簡単
📇 ギャラリービュー
- カード形式で表示
- 画像付きで視覚的
- 商品管理に最適
📅 カレンダービュー
- 日付ベースで表示
- スケジュール管理に便利
- ドラッグ&ドロップで日程変更
🎯 ボードビュー
- かんばん方式
- ステータス管理に最適
- ドラッグで状態変更
カスタムビューの作成
自分だけの見やすいビューを作ろう!
作成手順:
- 「すべてのアイテム」の横の▼
- 「新しいビューの作成」
- ビュー名を入力
- 表示する列を選択
- 並べ替え条件を設定
- フィルター条件を設定
- グループ化を設定
- 「作成」をクリック
フィルターと並べ替えで情報を整理
フィルターの活用
必要な情報だけを表示しましょう。
フィルター方法:
- 列見出しの▼をクリック
- 「フィルター」を選択
- 条件を設定
- 等しい、含む、で始まる
- より大きい、より小さい
- 空白、空白以外
複数条件のフィルター:
- AND条件:すべて満たす
- OR条件:いずれかを満たす
並べ替えのコツ
優先順位を付けて表示。
並べ替え設定:
- 昇順/降順
- 複数列での並べ替え
- カスタム順序
書式設定ルールで見やすさアップ
条件付き書式の設定
重要な情報を色分けして目立たせる!
設定方法:
- 列見出しの▼
- 「列の設定」→「この列を書式設定」
- 条件を設定
便利な書式例:
- 期限が近い→赤色表示
- 完了済み→緑色表示
- 優先度高→太字表示
- 担当者が自分→黄色背景
Power Automateで自動化する
自動化の例
繰り返し作業を自動化しましょう!
よく使う自動化:
📧 メール通知
- アイテム追加時に通知
- 期限前にリマインダー
- ステータス変更を連絡
✅ 承認フロー
- 上司の承認を自動依頼
- 承認後に次の担当者へ
- 却下時の再申請
📊 定期レポート
- 週次サマリーを送信
- 月次集計を自動作成
設定手順:
- 「統合」→「Power Automate」
- 「フローの作成」
- テンプレートを選択
- 条件をカスタマイズ
- 保存して有効化
チームでの共同作業のコツ
権限設定の基本
適切な権限で安全に共有。
権限レベル:
- 所有者:完全な管理権限
- 編集者:追加・編集・削除可能
- 閲覧者:表示のみ
共有手順:
- 「共有」ボタンをクリック
- メンバーを追加
- 権限レベルを選択
- メッセージを追加(任意)
- 「共有」をクリック
コメント機能の活用
議論や確認をリスト内で完結。
コメントの使い方:
- アイテムをクリック
- 「コメント」タブ
- メッセージを入力
- @メンションで通知
モバイルアプリの活用
外出先でも使える
スマホアプリで、いつでもどこでも確認!
モバイルアプリでできること:
- リストの閲覧・編集
- 新規アイテムの追加
- 通知の受信
- オフライン対応
- カメラで写真追加
アプリのダウンロード:
- iOS:App Store
- Android:Google Play
- 「Microsoft Lists」で検索
実践例:プロジェクト管理リストを作ってみよう
ステップバイステップで作成
実際にプロジェクト管理リストを作ってみましょう!
1. リストの作成:
- テンプレート「問題トラッカー」を選択
- 「プロジェクトタスク管理」と命名
2. 列のカスタマイズ:
- タスク名(テキスト)
- 担当者(ユーザー)
- 優先度(選択肢:高・中・低)
- 進捗状況(選択肢:未着手・進行中・完了)
- 期限(日付)
- 完了率(数値:0-100)
3. ビューの作成:
- 「今週のタスク」ビュー
- 「自分のタスク」ビュー
- 「期限切れ」ビュー
4. 自動化の設定:
- 期限3日前にメール通知
- 完了時にチームに通知
トラブルシューティング
よくある問題と解決法
問題1:リストが表示されない
- 権限を確認
- ブラウザのキャッシュクリア
- 別のブラウザで試す
問題2:編集できない
- 編集権限があるか確認
- アイテムがロックされていないか
- 同時編集の競合を確認
問題3:通知が来ない
- 通知設定を確認
- メールのスパムフォルダ確認
- Power Automateの設定確認
よくある質問(FAQ)
Q1: 無料で使える?
A: Microsoft 365のサブスクリプションが必要です。個人向けプランでも利用可能ですが、機能に制限があります。
Q2: 何件まで登録できる?
A: 1つのリストに最大3000万アイテム登録可能です。ただし、ビューは5,000アイテムまでが推奨です。
Q3: Excelとどっちがいい?
A: 共同作業やステータス管理ならLists、複雑な計算やグラフならExcelがおすすめです。
Q4: オフラインでも使える?
A: モバイルアプリは一部オフライン対応。同期後に反映されます。
Q5: 他のツールと連携できる?
A: Power Automate経由で、Outlook、Teams、SharePoint、外部サービスと連携可能です。
活用のベストプラクティス
成功のための10のヒント
- シンプルに始める(列を増やしすぎない)
- テンプレートを活用(ゼロから作らない)
- 命名規則を統一(分かりやすい名前)
- 定期的にメンテナンス(古いデータを整理)
- ビューを使い分ける(用途別に作成)
- 通知を適切に設定(多すぎず少なすぎず)
- 権限を適切に管理(最小限の原則)
- 自動化を活用(繰り返し作業を削減)
- モバイルも活用(どこでも更新)
- フィードバックを集める(改善を続ける)
まとめ:Microsoft Listsで業務効率化を実現しよう!
Microsoft Listsの使い方について、基本から応用まで解説してきました。
この記事のポイント:
✅ Excelより共同作業に特化
✅ 豊富なテンプレートですぐ始められる
✅ ビューのカスタマイズで見やすく
✅ Power Automateで自動化
✅ モバイルでどこでも確認
今すぐやるべきこと:
- Microsoft 365にログイン
- Listsアプリを開く
- テンプレートから1つ選んで作成
- チームメンバーと共有
- 少しずつカスタマイズ
最後にアドバイス: Microsoft Listsは、使えば使うほど便利さが分かるツールです。 最初は簡単なToDoリストから始めて、徐々に高度な機能を使っていきましょう。
Excelでの管理に限界を感じているなら、今がListsに移行する絶好のタイミング! チーム全体の生産性が向上し、情報共有がスムーズになりますよ。
この記事を参考に、ぜひMicrosoft Listsを活用してみてください。 きっと、業務効率化の新しい可能性が見えてくるはずです!
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