いつも使っているMicrosoft Edgeが、突然起動しなくなった…
クリックしても何も反応しない、一瞬画面が表示されてすぐ消える、エラーメッセージが出る…こんな症状に困っていませんか?
Edgeが立ち上がらないトラブルは、実は珍しいことではありません。でも大丈夫、ほとんどの場合は簡単な対処法で解決できます。
この記事では、Edgeが起動しない原因と、初心者でも安心して試せる解決方法を、やさしく順番に解説していきます。難しい専門知識は必要ありませんよ。
Microsoft Edgeが立ち上がらない主な原因

まずは、なぜEdgeが起動しなくなるのか、その原因を理解しましょう。
Windowsシステムのエラー
パソコン全体を管理しているWindowsに問題が起きると、Edgeだけでなく他のアプリも正常に動かなくなることがあります。
「パソコンの調子がなんだかおかしい」と感じていたら、Windowsシステム側の問題かもしれません。
Microsoft Edge自体のエラー
Edge本体のプログラムファイルが壊れたり、設定に不具合が生じたりすると、起動できなくなります。
他のアプリは問題なく動くのにEdgeだけ起動しない場合は、Edge自体にトラブルが発生している可能性が高いです。
メモリ不足
パソコンのメモリ(作業領域)が足りなくなると、新しくアプリを起動できなくなります。
たくさんのアプリを同時に開いていたり、メモリを大量に使うプログラムを実行していたりすると、この状態になりやすいんです。
拡張機能の不具合
Edgeに追加した拡張機能(広告ブロックや翻訳機能など)が原因で、起動できなくなることがあります。
特に、最近新しい拡張機能を追加した後に問題が起きた場合は、これが原因の可能性が高いです。
セキュリティソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、Edgeを危険なプログラムと誤認識してブロックしてしまうケースがあります。
複数のセキュリティソフトをインストールしている場合は、特に注意が必要です。
キャッシュやCookieの蓄積
インターネットを使い続けると、Edgeには閲覧情報がどんどん溜まっていきます。
これが大量に蓄積すると、Edgeの動作が不安定になり、最悪の場合起動しなくなることがあります。
【最初に試す】簡単な対処法
難しい操作の前に、まずは基本的な対処法を試してみましょう。これだけで解決することも多いですよ。
パソコンを再起動する
シンプルですが、これが一番効果的な方法です。
- 開いているすべてのアプリを閉じる
- スタートメニューから「電源」をクリック
- 「再起動」を選択
ポイント:「Shift」キーを押しながら「シャットダウン」をクリックすると、「完全シャットダウン」ができます。これは、Windowsの高速スタートアップ機能を回避して、パソコンを完全に電源オフにする方法で、より効果的です。
再起動後、Edgeが正常に起動するか確認してみてください。
タスクマネージャーからEdgeのプロセスを終了する
Edgeが見えないところで動き続けている可能性があります。これを強制終了してみましょう。
- キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押す
- タスクマネージャーが開く
- 「プロセス」タブから「Microsoft Edge」を探す
- 見つかったら右クリックして「タスクの終了」を選択
すべてのEdge関連のプロセスを終了したら、もう一度Edgeを起動してみてください。
Edgeの修復機能を使う【最も効果的】
上記の方法で解決しない場合は、Edgeの「修復機能」を使いましょう。これが最も効果的な対処法です。
修復機能とは?
修復とは、Edge本体を最新バージョンに再インストールする機能です。
安心してください:お気に入り、履歴、保存されたパスワードなどのデータは消えません。設定もそのまま残ります。
Windows 11での修復手順
- スタートボタンを右クリック
- 「インストールされているアプリ」を選択
- 一覧から「Microsoft Edge」を探す
- 右側の「…」(三点リーダー)をクリック
- 「変更」を選択
- ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリック
- 「Microsoft Edgeの修復」画面で「修復」ボタンをクリック
所要時間:数分程度(インターネット環境によって異なります)
修復が完了すると、自動的にEdgeが起動します。正常に動作するか確認してください。
Windows 10での修復手順
- スタートボタンをクリック
- 「設定」(歯車アイコン)をクリック
- 「アプリ」→「アプリと機能」を選択
- 一覧から「Microsoft Edge」をクリック
- 「変更」ボタンをクリック
- 以降の手順はWindows 11と同じ
修復できない場合
「現在実行中のMicrosoft バージョンをインストールすることはできません」というメッセージが出る場合があります。
この場合は、タスクマネージャーでEdgeのプロセスがすべて終了しているか、もう一度確認してください。見えないところで動いている可能性があります。
その他の効果的な対処法

修復でも解決しない場合は、以下の方法を順番に試してみましょう。
拡張機能を無効にする
もしEdgeが起動する場合は、拡張機能を無効化してみてください。
拡張機能を無効にして起動する方法:
- 「Win」+「R」キーを押す
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" --disable-extensions
Edgeが起動したら、拡張機能が原因だったことがわかります。
拡張機能を個別に無効化:
- Edgeの右上「…」→「拡張機能」を開く
- すべての拡張機能をオフにする
- ひとつずつオンにして、原因の拡張機能を特定
問題のある拡張機能は削除しましょう。
Edgeの設定をリセットする
Edgeが起動できる場合は、設定をリセットして初期状態に戻すことができます。
- Edgeの右上「…」→「設定」を開く
- 左側のメニューから「設定のリセット」を選択
- 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
- 確認画面で「リセット」をクリック
リセットされるもの:
- スタートページ
- 新しいタブページ
- 検索エンジン
- ピン留めされたタブ
- 拡張機能(すべて無効化)
- Cookieなどの一時データ
リセットされないもの:
- お気に入り
- 履歴
- 保存されたパスワード
キャッシュとCookieを削除する
Edgeが起動できる場合は、溜まったデータを削除してみましょう。
- 「Win」+「R」キーを押す
- 以下を入力してEnterキーを押す
msedge://settings/clearBrowserData
- 「時間の範囲」を「すべての期間」に設定
- 以下にチェックを入れる
- 閲覧履歴
- Cookieとその他のサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
- 「今すぐクリア」をクリック
Windows Updateを実行する
Windows自体が古いと、Edgeが正常に動作しないことがあります。
Windows 11の場合:
- スタートボタン→「設定」を開く
- 左側から「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 画面の指示に従ってアップデート
Windows 10の場合:
- スタートボタン→「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
セキュリティソフトを一時的に無効化
セキュリティソフトが原因の可能性を確認するため、一時的に無効にしてみましょう。
注意:無効化している間はウイルスの危険性が高まるので、確認が終わったらすぐに有効に戻してください。
- タスクバーのセキュリティソフトアイコンを右クリック
- 「無効にする」または「一時停止」を選択
- Edgeが起動するか確認
- すぐにセキュリティソフトを有効に戻す
セキュリティソフトを無効にして起動できた場合は、ソフトの設定を見直すか、メーカーに問い合わせてください。
最終手段:Edgeを再インストールする
すべての方法を試してもダメな場合は、Edgeを完全に再インストールしましょう。
別のブラウザで公式サイトからダウンロード
- Chrome、Firefoxなど別のブラウザを開く
- 以下の公式サイトにアクセス
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/download
- 「ダウンロード」ボタンをクリック
- ダウンロードした「MicrosoftEdgeSetup.exe」を実行
- インストールが完了すると自動的にEdgeが起動
注意点:
- 「既にインストールされています」と表示されても、「続ける」を選択すれば上書きインストールできます
- この方法でも、お気に入りなどのデータは基本的に保持されますが、念のため重要なデータはバックアップしておくと安心です
それでも解決しない場合は

システムの復元を試す
Edgeが正常に動いていた時点に、パソコンの状態を戻すことができます。
- スタートボタンを右クリック→「ファイル名を指定して実行」
- 「rstrui」と入力してEnterキーを押す
- 「システムの復元」ウィザードが開く
- 復元ポイントを選択(Edgeが正常だった日付を選ぶ)
- 画面の指示に従って復元実行
注意:システムの復元を実行すると、選択した日付以降にインストールしたアプリが削除される可能性があります。
Microsoftサポートに問い合わせる
どの方法でも解決しない場合は、専門家のサポートを受けましょう。
Microsoftサポートの連絡方法:
- 公式サポートサイト:https://support.microsoft.com/ja-jp
- Microsoft 365を契約している場合は、電話サポートや遠隔サポートが利用できます
トラブルを予防するために
Edgeが正常に動くようになったら、今後同じトラブルを避けるための予防策を実践しましょう。
定期的にWindows Updateを実行する
月に1回は、Windows Updateをチェックする習慣をつけましょう。最新の状態を保つことで、多くのトラブルを未然に防げます。
不要な拡張機能は削除する
使っていない拡張機能は削除して、Edgeをシンプルに保ちましょう。拡張機能が少ないほど、動作が安定します。
定期的にキャッシュを削除する
月に1回程度、キャッシュとCookieを削除する習慣をつけると、Edgeの動作が軽快に保たれます。
セキュリティソフトは1つだけにする
複数のセキュリティソフトをインストールすると、お互いに干渉して問題を引き起こします。信頼できるソフトを1つだけ使いましょう。
まとめ
Microsoft Edgeが立ち上がらない問題は、ほとんどの場合、自分で解決できます。
解決の手順をおさらい:
- まずは再起動:シンプルだけど効果的
- タスクマネージャーでプロセス終了:見えないところで動いているEdgeを終了
- 修復機能を使う:最も効果的な方法(データは消えません)
- 拡張機能を無効化:原因の拡張機能を特定して削除
- 設定をリセット:初期状態に戻す
- Windows Updateを実行:システムを最新に保つ
- 再インストール:最終手段
特に「修復機能」は、お気に入りやパスワードを残したまま問題を解決できる最良の方法です。迷ったらまずこれを試してみてください。
この記事の方法を順番に試せば、きっとEdgeは元通り使えるようになります。焦らず、ひとつずつ確認していきましょう!

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