「あっ、間違って閉じちゃった！」
ブラウザでたくさんのタブを開いているとき、うっかり必要なタブを閉じてしまった経験はありませんか？
特にMicrosoft Edgeで複数のタブを開いて作業していると、タブの幅が狭くなって、閉じるつもりのないタブまで消してしまうことがあります。大事な調べ物のページや、後で見ようと思っていた資料が一瞬で消えると、本当に焦りますよね。
でも安心してください。Microsoft Edgeには、閉じてしまったタブを簡単に復元できる便利な機能がいくつも用意されているんです。
この記事では、うっかり閉じたタブを一瞬で取り戻す方法から、次回同じミスをしないための予防策まで、実用的な5つの方法をご紹介します。
【最速】キーボードショートカットで一発復元
Ctrl + Shift + T が最強の理由
閉じてしまったタブを復元する方法で、最も速くて簡単なのがキーボードショートカットです。
Ctrl + Shift + T の3つのキーを同時に押すだけ。
たったこれだけで、最後に閉じたタブが瞬時に復元されます。マウスを動かす必要もなく、キーボードから手を離さずに操作できるので、作業の流れを止めることがありません。
このショートカットキーは何度でも使えるのがポイントです。一度押せば一つ前に閉じたタブが復元され、もう一度押せばさらにその前に閉じたタブが戻ってきます。閉じた順序とは逆の順番で、次々とタブを復元できるんです。
覚えておきたい活用シーン
このショートカットキーが特に役立つのは、こんな場面です。
間違って複数のタブを連続で閉じてしまったとき、慌てずにCtrl + Shift + Tを繰り返し押すだけで、すべてのタブを順番に取り戻せます。
ブラウザを誤って終了してしまった後でも、Edgeを再起動してからこのショートカットを押せば、前回開いていたタブ群をまとめて復元できます。
タブだけでなく、ウィンドウ全体を閉じてしまった場合も同じ方法で復元可能です。一つのウィンドウに複数のタブが開いていた場合、それらがまとめて戻ってくるので便利ですよ。
右クリックメニューから復元する方法
タブバーから簡単アクセス
キーボードショートカットを覚えていない場合や、マウス操作の方が慣れている方には、右クリックメニューからの復元がおすすめです。
タブバーの空いている部分（タブとタブの間や、タブの右側の余白）で右クリックしてみてください。するとメニューが表示されて、その中に「閉じたタブを再度開く」という項目が見つかります。
これをクリックすれば、最後に閉じたタブが復元されます。
何度も繰り返しクリックすることで、連続して閉じたタブを次々と取り戻すことができます。操作はシンプルで、直感的に使えるのが魅力ですね。
ウィンドウごと復元する場合
右クリックメニューには「ウィンドウを復元」という選択肢もあります。
これは、ブラウザのウィンドウ全体を誤って閉じてしまった場合に使える機能です。一つのウィンドウに10個、20個とタブが開いていた状態で、そのウィンドウを閉じてしまっても、この機能を使えば全部のタブがまとめて復元されます。
個別にタブを探す手間が省けるので、大量のタブを扱っている方には特に便利です。
履歴から特定のタブを復元
履歴メニューの使い方
少し前に閉じたタブを復元したい場合や、特定のページだけを選んで復元したい場合は、履歴機能を使いましょう。
画面右上の「…」（3つの点）ボタンをクリックして、メニューから「履歴」を選びます。すると履歴パネルが開いて、一番上に「最近閉じた項目」というセクションが表示されます。
ここには、最近閉じたタブやウィンドウが一覧で並んでいます。復元したいページを見つけたら、それをクリックするだけで再び開くことができます。
Ctrl + H のショートカットキーを使えば、履歴パネルをもっと素早く開けますよ。
検索機能を活用する
履歴パネルには検索機能もあります。
たくさんのタブを開いていて、「あのサイトどこだっけ？」となった場合でも、キーワードで検索すればすぐに見つかります。サイト名やページのタイトルの一部を入力するだけで、該当するページがリストアップされるので便利です。
ただし注意点として、閲覧履歴を削除してしまった場合やInPrivateウィンドウで閲覧していた場合は、履歴から復元することができません。プライバシーモードで見ていたページは記録が残らない仕組みになっているためです。
起動時に前回のタブを自動復元する設定
設定方法を解説
毎回Edgeを開くたびに、前回開いていたタブを復元したい場合は、起動時の設定を変更しておくと便利です。
この設定をしておけば、ブラウザを閉じても、次回起動したときに自動的に前回のタブが全部開きます。パソコンを再起動した後でも、作業の続きからすぐに始められるので効率的ですよ。
設定の手順は次の通りです。
- 画面右上の「…」ボタンをクリック
- メニューから「設定」を選択
- 左側のメニューで「スタート、ホーム、および新規タブ」をクリック
- 「Microsoft Edgeの起動時」の項目で「前のセッションからタブを開く」を選択
これだけです。
「セッション」というのは、前回ブラウザを閉じるまでに開いていたページのことを指します。個別に閉じたタブは含まれず、ブラウザ終了時に残っていたタブだけが復元対象になります。
複数ウィンドウを使っている場合の注意点
複数のEdgeウィンドウを開いていた場合、最後に閉じたウィンドウのタブだけが復元されます。
というのも、各ウィンドウは別々のセッションとして扱われるため、最後に閉じたもの以外は自動復元の対象にならないんです。複数ウィンドウで作業している方は、この点を覚えておくと良いでしょう。
タブ保存機能で事前に備える
タブを保存しておく方法
Microsoft Edgeには、現在開いているタブをまとめて保存しておく機能があります。
これを使えば、誤操作でタブを失うリスクを大幅に減らせます。プロジェクトごとや、調べ物のテーマごとにタブをグループ化して保存しておけば、いつでも簡単に復元できるんです。
保存の手順は以下の通りです。
- タブバーの左端にある「保存されたタブ」アイコン（フォルダのようなマーク）をクリック
- 「現在のタブを保存」を選択
- 分かりやすい名前を付ける（例：「〇〇プロジェクト関連」「商品比較サイト」など）
名前は後で内容が分かるように、具体的に付けておくのがポイントです。
保存したタブの復元方法
保存したタブを復元するのも簡単です。
「保存されたタブ」アイコンをクリックすると、これまで保存したタブのセット一覧が表示されます。復元したいセットを選んで、「復元」ボタンをクリックするだけ。
復元の際には、新しいウィンドウで開くこともできます。現在の作業を邪魔したくない場合は、別ウィンドウで開くと便利ですよ。
この機能を定期的に使っておけば、万が一ブラウザがクラッシュした場合でも、大切なタブを失わずに済みます。
誤って閉じないための予防策
複数タブを閉じる際の確認画面を有効にする
そもそもタブを誤って閉じないようにするには、確認画面を表示させる設定が効果的です。
この設定をオンにしておけば、複数のタブが開いているウィンドウを閉じようとしたとき、「本当に閉じますか？」という確認メッセージが表示されます。うっかりミスを防ぐ最後の砦になってくれるんです。
設定方法は次の通りです。
- 「…」ボタンから「設定」を開く
- 「外観」メニューを選択
- 「複数のタブがあるウィンドウを閉じる前に確認する」をオンにする
この設定をしておけば、誤ってウィンドウを閉じようとしても、一呼吸置いて確認できるので安心です。
ただし、確認画面で「今後、このメッセージを表示しない」にチェックを入れてしまうと、再び確認が表示されなくなるので注意してください。
タブの固定機能を活用する
よく見るサイトや、常に開いておきたいページには「ピン留め」機能を使いましょう。
タブを右クリックして「ピン留めする」を選ぶと、タブが左端に移動して、アイコンのみの小さな表示になります。ピン留めしたタブは、ブラウザを閉じても次回起動時に自動的に復元されるので便利です。
誤って閉じてしまうリスクも減りますし、画面のスペースも節約できて一石二鳥ですよ。
よくある質問と回答
復元できない場合の対処法は？
「Ctrl + Shift + T を押しても何も起こらない」という場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、閲覧履歴が削除されている可能性があります。Edgeを閉じる際に閲覧履歴をクリアする設定になっていると、タブの復元情報も消えてしまうんです。
また、InPrivateウィンドウ（プライベートブラウジング）で閲覧していた場合も、履歴が残らないため復元できません。
さらに、ブラウザのクラッシュやシステムの強制終了があった場合、セッション情報が正しく保存されず、復元できないことがあります。
こうした場合は、手動で履歴から該当ページを探すか、ブックマークやお気に入りに保存しておく習慣を付けることをおすすめします。
タブグループも復元できる？
はい、できます。
Microsoft Edgeのタブグループ機能を使って整理していたタブも、基本的には復元可能です。ウィンドウ全体を閉じた場合でも、タブグループの状態を保ったまま復元されることが多いです。
ただし、システムのアップデートやブラウザのクラッシュなど、特殊な状況ではグループ化が解除されてしまう場合もあります。大切なタブグループは、前述の「タブ保存機能」を使って、念のために保存しておくと安心です。
他のデバイスで閉じたタブを復元できる？
Microsoft アカウントでサインインして同期機能を有効にしていれば、ある程度は可能です。
複数のデバイスでEdgeを使っている場合、履歴が同期されるため、他のデバイスの履歴から該当ページを探すことができます。
ただし、「他デバイスのタブを直接復元する」という専用機能はありません。あくまで履歴を共有できるという形になります。
まとめ
Microsoft Edgeで閉じてしまったタブを復元する方法を5つご紹介しました。
最も手軽なのはCtrl + Shift + Tのショートカットキーです。この一つを覚えておくだけで、日常的なタブ復元はほとんど対応できます。
右クリックメニューや履歴機能は、少し前に閉じたタブや特定のページを探したいときに便利です。
起動時の設定やタブ保存機能を活用すれば、そもそもタブを失うリスクを減らせます。
そして確認画面の設定やピン留め機能で、誤操作を未然に防ぐことができます。
これらの方法を組み合わせて使うことで、タブを失う不安から解放され、より集中して作業に取り組めるようになるでしょう。特にCtrl + Shift + Tのショートカットキーは、覚えておくだけで作業効率が大幅に向上する、最も実用的な機能です。
今回紹介した方法を実際に試してみて、あなたの作業スタイルに最も合った復元方法を見つけてください。効率的なタブ管理は、デジタル時代の必須スキルの一つですよ。
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