カフェやホテルの無料Wi-Fiを使うとき、「本当に安全なのかな?」と不安になったことはありませんか?
実は公共のWi-Fiは、第三者にあなたの通信内容を見られるリスクがあります。パスワードやクレジットカード情報が盗まれる可能性もゼロではありません。
そんな心配を解消してくれるのが、Microsoft Edgeの「セキュアネットワーク」機能です。追加料金なしで使える無料のVPN機能で、あなたの個人情報を守ってくれます。
この記事では、セキュアネットワークの仕組みから使い方、注意点まで、わかりやすく解説していきます。
セキュアネットワークってどんな機能?

無料で使えるVPN機能
セキュアネットワークは、Microsoft Edgeに組み込まれた無料のVPN(仮想プライベートネットワーク)機能です。
「VPN」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、簡単にいえば「インターネット通信を暗号化して、第三者から見えなくする技術」のことです。
郵便で例えるなら、普通のハガキ(誰でも内容を読める)から封筒入りの手紙(中身は見られない)に変わるようなイメージですね。
Cloudflareとの提携サービス
この機能は、Microsoftが世界的なセキュリティ企業Cloudflareと提携して提供しています。
Cloudflareは、世界中の多くのWebサイトを保護している信頼性の高い企業です。技術的な基盤がしっかりしているので、安心して使えます。
月1GBまで無料で利用可能
完全無料で使えますが、データ通信量には制限があります。
- 月間データ量: 1GB(ギガバイト)まで
- 追加料金: なし
- 更新: 毎月1日に自動的にリセット
1GBあれば、通常のWebページ閲覧なら約3,000ページ分に相当します。動画視聴には向きませんが、公共Wi-Fiでの作業には十分な量です。
セキュアネットワークの仕組み
あなたのIPアドレスを隠す
インターネットに接続すると、あなたのデバイスには「IPアドレス」という住所のようなものが割り当てられます。
セキュアネットワークを使うと、このIPアドレスが隠されて、Cloudflareのサーバーのアドレスに置き換わります。これによって:
- Webサイトにあなたの本当の場所がバレない
- 追跡型広告が減る
- プライバシーが保護される
追跡されにくくなるので、より安全にネットを使えます。
通信内容を暗号化
セキュアネットワークは、あなたのデバイスとCloudflareのサーバー間の通信を暗号化します。
暗号化されると、たとえ誰かが通信内容を傍受しても、意味不明な文字列にしか見えません。公共Wi-Fiを使っていても、以下のような情報が守られます:
- 閲覧しているWebサイトのURL
- 入力したパスワードやクレジットカード情報
- メールの内容
- SNSのメッセージ
これが、カフェや空港のWi-Fiでも安心して使える理由です。
セキュアネットワークの使い方
機能を有効にする方法
最初にセキュアネットワークを有効化する手順を説明します。
手順:
- Microsoft Edgeを開く
- 右上の「…」(設定とその他)をクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリック
- 下にスクロールして「セキュアネットワーク」のセクションを探す
- 「セキュアネットワークを使用する」のトグルをオンにする
初回起動時には、利用規約への同意が求められます。内容を確認してから「同意する」をクリックしましょう。
手動でオン・オフを切り替える
必要なときだけセキュアネットワークを使うこともできます。
簡単な切り替え方法:
- アドレスバーの右側にある盾のアイコンをクリック
- 「セキュアネットワーク」の項目を確認
- トグルスイッチでオン・オフを切り替え
公共Wi-Fiに接続したときだけオンにして、自宅では節約のためにオフにする、という使い方がおすすめです。
データ使用量を確認する
月1GBの制限があるので、残量をチェックする習慣をつけましょう。
確認方法:
- 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」を開く
- 「セキュアネットワーク」のセクションを見る
- 「データ使用量:○○MB / 1GB」と表示される
残量が少なくなったら、重要な作業のときだけオンにするなど、計画的に使いましょう。
セキュアネットワークを使うべき場面
公共Wi-Fiに接続するとき
最も重要な使用シーンです。
公共Wi-Fiは便利ですが、セキュリティが甘いことが多く、以下のような場所では特に注意が必要です:
- カフェやレストラン
- ホテルや旅館
- 空港や駅
- ショッピングモール
- 図書館や公共施設
こうした場所でインターネットを使うときは、必ずセキュアネットワークをオンにしましょう。
オンラインショッピングをするとき
クレジットカード情報を入力する場合は、特に慎重になるべきです。
セキュアネットワークを有効にすれば:
- カード番号が暗号化される
- 第三者に情報を盗まれるリスクが減る
- 安心して買い物ができる
ただし、信頼できるサイトでのみ買い物をすることは、VPNを使っても変わらず重要です。
機密情報をやり取りするとき
仕事のメールや重要な文書を扱う場合も活用できます。
以下のような作業をするときは、セキュアネットワークで保護しましょう:
- 会社のメールをチェック
- クラウドストレージにアクセス
- オンライン会議に参加
- 契約書類の確認
特に外出先で仕事をするビジネスパーソンには必須の機能です。
セキュアネットワークのメリット
完全無料で使える
一般的なVPNサービスは月額料金がかかりますが、セキュアネットワークは無料です。
追加の支払いや登録は一切不要。Microsoft Edgeをインストールするだけで、すぐに使い始められます。
簡単に使える
複雑な設定や専門知識は必要ありません。
ボタン1つで有効化できるので、初心者でも迷わず使えます。VPNの仕組みを理解していなくても、安全にインターネットを利用できるんです。
プライバシー保護
Microsoftは、セキュアネットワークを通じた通信内容を記録しないと明言しています。
つまり:
- 閲覧履歴は保存されない
- 個人を特定する情報は収集されない
- 広告目的で使われることもない
プライバシーを重視する人にとって、安心できるポイントです。
追跡型広告の削減
セキュアネットワークを使うと、Webサイトがあなたを追跡しにくくなります。
その結果:
- しつこい広告が減る
- 同じ広告が何度も表示されにくくなる
- より快適にネットサーフィンができる
完全に広告をブロックするわけではありませんが、プライバシーを守りながら閲覧できます。
セキュアネットワークの制限と注意点
月1GBのデータ制限
無料プランの最大の制限がこれです。
1GBで何ができるかの目安:
- Webページ閲覧:約3,000ページ
- メール送受信:約20,000通
- YouTubeの標準画質動画:約1時間
動画視聴や大容量ファイルのダウンロードには向きません。テキスト中心のWebサイト閲覧に絞って使いましょう。
通信速度が遅くなる可能性
VPNを経由すると、どうしても通信速度が低下することがあります。
理由は、あなたのデバイス→Cloudflareのサーバー→目的のWebサイト、という経路を辿るためです。直接アクセスするよりも時間がかかります。
体感できるほど遅くなることは少ないですが、速度が重要な作業をするときは注意しましょう。
すべてのWebサイトで使えるわけではない
一部のWebサイトやサービスは、VPN接続を検出してアクセスを制限することがあります。
例えば:
- 動画配信サービス(NetflixやAmazon Primeなど)
- オンラインバンキング
- 一部の海外サイト
こうしたサイトにアクセスできない場合は、一時的にセキュアネットワークをオフにする必要があります。
Microsoft Edge専用
セキュアネットワークは、Microsoft Edgeブラウザでの通信のみを保護します。
他のアプリやブラウザでは効果がありません:
- Chrome、Firefox、Safariなどの他ブラウザ
- メールアプリ
- ゲームアプリ
- その他のソフトウェア
デバイス全体を保護したい場合は、別途VPNサービスの契約が必要です。
よくあるトラブルと解決方法

セキュアネットワークが有効にならない
原因1:地域の制限
セキュアネットワークは、すべての国で利用できるわけではありません。
解決方法:
- サポート対象地域にいるか確認する
- 日本を含む主要国では利用可能
原因2:Edgeのバージョンが古い
古いバージョンでは機能が使えない場合があります。
解決方法:
- 「…」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」を開く
- 自動的に更新される
- 更新後に再起動
データ量がすぐになくなる
原因: 動画や画像が多いサイトを見ている
解決方法:
- 動画サイトを見るときはオフにする
- 画像の多いSNSは控えめに
- テキスト中心のサイト閲覧に絞る
特定のサイトにアクセスできない
原因: サイト側がVPNをブロックしている
解決方法:
- セキュアネットワークを一時的にオフにする
- アクセス後、必要に応じて再度オンにする
- そのサイトでは常にオフのまま使う
インターネットが遅くなった
原因: VPN経由の通信による速度低下
解決方法:
- 速度が必要な作業ではオフにする
- サーバーの負荷が高い時間帯を避ける
- 別のネットワークに接続してみる
セキュアネットワークとVPNサービスの違い
有料VPNサービスとの比較
市販のVPNサービスと比べると、いくつか違いがあります。
セキュアネットワークの特徴:
- 無料だが月1GBの制限あり
- Microsoft Edge専用
- 設定が簡単
有料VPNサービスの特徴:
- データ量無制限
- すべてのアプリで使える
- 接続する国を選べる
- より高度なセキュリティ機能
軽く使いたい人はセキュアネットワークで十分ですが、頻繁に使う人は有料VPNの検討もありです。
どちらを選ぶべきか
使用頻度と目的で判断しましょう。
セキュアネットワークがおすすめの人:
- たまに公共Wi-Fiを使う
- Web閲覧が中心
- コストをかけたくない
- 難しい設定は避けたい
有料VPNがおすすめの人:
- 毎日公共Wi-Fiを使う
- 動画視聴やダウンロードが多い
- デバイス全体を保護したい
- 海外サービスにアクセスしたい
セキュアネットワークを最大限活用するコツ
データ量を節約する使い方
1GBを賢く使うための工夫です。
節約テクニック:
- 自宅や会社の信頼できるWi-Fiではオフにする
- 動画や音楽のストリーミングは避ける
- 画像の自動読み込みを制限する
- 大容量ファイルのダウンロードはしない
必要なときだけオンにすれば、1GBでも1ヶ月十分使えます。
セキュリティを高める併用方法
セキュアネットワークだけでなく、他のセキュリティ機能も組み合わせましょう。
併用すべき機能:
- 強固なパスワード:複雑で推測されにくいものを使う
- 二段階認証:可能なサービスでは必ず有効化
- HTTPSサイト:鍵マークがあるサイトを優先的に利用
- Edgeの追跡防止機能:プライバシー設定で「厳重」を選択
多層的なセキュリティで、より安全にネットを使えます。
残量チェックの習慣化
月の途中でデータ量が尽きないよう、定期的に確認しましょう。
おすすめのチェックタイミング:
- 毎週月曜日
- 公共Wi-Fiを使う前
- 重要な作業をする前
残量が少なくなったら、本当に必要なときだけオンにするなど、使い方を調整できます。
まとめ:セキュアネットワークで安全なネット利用を
Microsoft Edgeのセキュアネットワークは、誰でも無料で使える便利なVPN機能です。
この記事のポイント:
- 月1GBまで無料で使えるVPN機能
- 公共Wi-Fiでの個人情報を保護
- IPアドレスを隠してプライバシーを守る
- ボタン1つで簡単に有効化
- Microsoft Edge専用の機能
完璧なセキュリティソリューションではありませんが、外出先での簡易的な保護には十分効果があります。
特に、カフェや空港などの公共Wi-Fiを使う機会が多い人にとっては、必須の機能といえるでしょう。無料で使えるので、試してみて損はありません。
データ量の制限を理解して、賢く活用すれば、より安心してインターネットを楽しめますよ。今日からセキュアネットワークを有効にして、プライバシーを守った快適なネットライフを始めましょう!

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