Microsoft Edgeの設定をリセットする方法|動作が重い・おかしいときの完全ガイド

プログラミング・IT

ブラウザの動きが遅い、拡張機能が反応しない、ホームページが勝手に変わってしまった…

Microsoft Edgeを使っていて、こんなトラブルに遭遇したことはありませんか?

いろいろ試しても解決しない場合、「設定のリセット」が効果的な解決策になります。スマホを初期化するように、Edgeを購入時の状態に戻すイメージですね。

この記事では、Edgeの設定をリセットする方法から、リセット前の準備、リセット後に残るものまで、詳しく解説していきます。大切なデータを失わないように、順を追って説明しますので安心してください。

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設定のリセットとは何か

Edgeを初期状態に戻す機能

設定のリセットは、Microsoft Edgeのすべての設定を工場出荷時の状態に戻す機能です。

「初期化」や「リセット」と呼ばれることもあります。パソコンを買ったときの、まっさらな状態のEdgeに戻るイメージですね。

ただし、完全に何もかも消えるわけではありません。大切なブックマークやパスワードは、条件次第で残せます。

修復との違い

Edgeには「修復」と「リセット」の2つの選択肢があります。

修復:

  • Edgeのプログラムファイルを修復
  • 設定はそのまま残る
  • 比較的軽度の問題に対処

リセット:

  • 設定を初期状態に戻す
  • より徹底的な対処
  • 重度の問題や不具合に有効

修復で解決しない場合に、リセットを試すという順番がおすすめです。

どんなときに設定リセットが必要?

ブラウザの動作が重い・遅い

Edgeの起動やページの読み込みに時間がかかる場合です。

症状:

  • 起動に数分かかる
  • ページの表示が遅い
  • 操作がカクカクする
  • タブの切り替えが重い

拡張機能や設定の蓄積が原因かもしれません。リセットで解決することが多いです。

ホームページが勝手に変わった

意図しないサイトがホームページに設定されてしまった場合です。

症状:

  • 知らない検索エンジンが表示される
  • 怪しい広告サイトが開く
  • ホームページの設定を変更しても元に戻る

アドウェアやブラウザハイジャッカーに感染している可能性があります。

拡張機能が正常に動かない

インストールした拡張機能に問題がある場合です。

症状:

  • 拡張機能が起動しない
  • エラーメッセージが表示される
  • Edgeがクラッシュする
  • アイコンが表示されない

設定の破損や競合が原因かもしれません。

検索結果がおかしい

検索の挙動が変わってしまった場合です。

症状:

  • 意図しない検索エンジンが使われる
  • 検索結果が広告だらけ
  • 検索バーの設定を変更できない

マルウェアによる改ざんの可能性があります。

設定が保存されない

変更した設定がすぐに元に戻ってしまう場合です。

症状:

  • テーマを変更しても戻る
  • スタートページの設定が保存されない
  • ログイン情報が記憶されない

設定ファイルが破損している可能性があります。

リセット前の準備と確認事項

何が消えて何が残るか確認

リセットを実行する前に、影響範囲を理解しておきましょう。

リセットで消えるもの:

  • スタートページとホームページの設定
  • 検索エンジンの設定
  • タブを固定する設定
  • プライバシーとセキュリティの設定
  • コンテンツの設定
  • Cookieとサイトデータ
  • 拡張機能(すべて無効化)
  • テーマ

リセットしても残るもの:

  • ブックマーク(お気に入り)
  • 保存されたパスワード
  • 閲覧履歴
  • 自動入力の情報
  • ダウンロード履歴

Microsoftアカウントでサインインしている場合は、同期データも保持されます。

Microsoftアカウントでサインイン

サインインしておくと、設定の一部を復元できます。

サインインのメリット:

  • ブックマークが自動的に復元
  • パスワードが再同期される
  • 設定の一部が保存される
  • 複数のデバイス間で共有可能

まだサインインしていない人は、リセット前にサインインしておくことをおすすめします。

重要なデータをバックアップ

念のため、大切なデータはエクスポートしておきましょう。

バックアップ方法:

ブックマークのエクスポート:

  1. 「…」→「お気に入り」→「お気に入りの管理」
  2. 「…」→「お気に入りのエクスポート」
  3. 保存場所を選択してHTMLファイルを保存

パスワードのエクスポート:

  1. 「…」→「設定」→「プロファイル」→「パスワード」
  2. 「保存されたパスワード」の横の「…」をクリック
  3. 「パスワードのエクスポート」を選択

安全な場所に保存しておけば、いつでも復元できます。

拡張機能のリストを記録

どの拡張機能を使っていたか、メモしておきましょう。

確認方法:

  1. 「…」→「拡張機能」→「拡張機能の管理」
  2. インストールされている拡張機能を確認
  3. 名前をメモ帳などに記録

リセット後に同じ拡張機能を再インストールできます。

設定をリセットする手順

方法1:設定メニューからリセット

最も一般的で推奨される方法です。

手順:

  1. Microsoft Edgeを起動
  2. 右上の「…」(設定とその他)をクリック
  3. 「設定」を選択
  4. 左側のメニューから「設定のリセット」をクリック
  5. 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
  6. 内容を確認して「リセット」ボタンをクリック

確認ダイアログの内容:

  • どの設定がリセットされるかの説明
  • Microsoftに診断データを送信するかの選択
  • 最終確認

「リセット」を押すと、すぐに処理が始まります。

方法2:Windowsの設定からリセット

Edge自体が起動しない場合の方法です。

手順:

  1. Windowsの「設定」を開く(スタートメニューから歯車アイコン)
  2. 「アプリ」→「インストールされているアプリ」をクリック
  3. リストから「Microsoft Edge」を探す
  4. 「…」→「詳細オプション」をクリック
  5. 下にスクロールして「修復」または「リセット」を選択
  6. 「リセット」ボタンをクリック

まず「修復」を試して、それでもダメなら「リセット」という流れがおすすめです。

方法3:アンインストールと再インストール

最も徹底的な方法です。

手順:

  1. Edgeを完全に閉じる
  2. コントロールパネルまたは設定から「Microsoft Edge」をアンインストール
  3. パソコンを再起動
  4. Microsoft公式サイトからEdgeをダウンロード
  5. インストーラーを実行

注意:
Windows 10/11では、Edgeは完全にはアンインストールできない場合があります。その場合は方法1か2を使いましょう。

リセット後の初期設定

初回起動時の設定

リセット後、初めてEdgeを起動すると設定画面が表示されます。

設定項目:

  1. Microsoftアカウントでサインイン
  2. データの同期設定
  3. プライバシー設定の確認
  4. ブラウザのカスタマイズ
  5. ホームページの設定

焦らず、1つずつ確認しながら進めましょう。

Microsoftアカウントで同期

サインインすると、以前のデータが復元されます。

同期される内容:

  • お気に入り(ブックマーク)
  • パスワード
  • 個人情報の自動入力
  • 拡張機能(一部)
  • 設定の一部

サインインから数分で同期が完了します。

必要な拡張機能を再インストール

メモしておいた拡張機能を入れ直しましょう。

手順:

  1. 「…」→「拡張機能」→「Microsoft Edge用の拡張機能を取得」
  2. 必要な拡張機能を検索
  3. 「インストール」をクリック

最初は必要最小限の拡張機能だけにして、様子を見るのがおすすめです。

ホームページと検索エンジンの設定

自分の好みに合わせて設定し直します。

ホームページの設定:

  1. 「…」→「設定」→「スタート、ホーム、新しいタブ」
  2. 好きなページを設定

検索エンジンの設定:

  1. 「…」→「設定」→「プライバシー、検索、サービス」
  2. 「アドレスバーと検索」→「アドレス バーで使用する検索エンジン」
  3. 好きな検索エンジンを選択

GoogleやYahoo!など、使い慣れたものを選びましょう。

プライバシー設定の見直し

セキュリティとプライバシーを強化します。

推奨設定:

  1. 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」
  2. 「追跡防止」を「バランス」または「厳重」に設定
  3. 「Microsoft Defender SmartScreen」をオンにする
  4. 「望ましくないアプリをブロック」をオンにする

より安全にブラウジングできます。

リセット後も問題が続く場合

ウイルススキャンを実行

マルウェアが原因の可能性があります。

手順:

  1. Windows Defenderまたはウイルス対策ソフトを起動
  2. フルスキャンを実行
  3. 検出された脅威を削除

スキャンには30分〜数時間かかる場合があります。

不要なプログラムをアンインストール

怪しいプログラムがインストールされていないか確認します。

確認方法:

  1. Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
  2. 知らないプログラムや怪しいプログラムを探す
  3. アンインストール

特に、最近インストールしたプログラムを重点的にチェックしましょう。

Edgeを最新版に更新

古いバージョンが原因かもしれません。

更新方法:

  1. 「…」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」
  2. 自動的に更新確認が始まる
  3. 更新があればダウンロード・インストール
  4. 再起動

常に最新版を使うことで、セキュリティも向上します。

プロファイルを新規作成

現在のプロファイルが破損している可能性があります。

手順:

  1. 右上のプロファイルアイコンをクリック
  2. 「プロファイルの追加」を選択
  3. 新しいプロファイルを作成
  4. 新しいプロファイルで問題が起きないか確認

問題が解決すれば、プロファイルの破損が原因だったと分かります。

システムの復元を検討

Windowsの「システムの復元」で、パソコン全体を以前の状態に戻す方法もあります。

手順:

  1. コントロールパネル→「システム」→「システムの保護」
  2. 「システムの復元」をクリック
  3. 問題が起きる前の復元ポイントを選択
  4. 指示に従って復元

ただし、これはパソコン全体に影響するので、慎重に判断してください。

よくある質問

Q:リセットするとブックマークは消えますか?

いいえ、ブックマーク(お気に入り)は消えません。Microsoftアカウントでサインインしている場合は自動的に復元されます。サインインしていない場合も、ローカルに保存されているので残ります。ただし、念のためエクスポートしておくと安心です。

Q:保存したパスワードはどうなりますか?

Microsoftアカウントでサインインしている場合、パスワードは同期されているので消えません。サインインしていない場合は、ローカルに保存されているので残りますが、リセット前にエクスポートしておくことをおすすめします。

Q:リセットと修復、どちらを先に試すべき?

まず「修復」を試してください。修復は設定を残したまま、Edgeのプログラムファイルだけを修復します。それで解決しない場合に「リセット」を実行しましょう。リセットの方が影響範囲が大きいため、最終手段として考えるべきです。

Q:リセット後、すべての拡張機能が消えました。戻せますか?

拡張機能はリセットで無効化されますが、完全に削除されるわけではありません。「拡張機能の管理」画面で、無効化されている拡張機能を再度有効にできます。もし完全に消えてしまった場合は、再度インストールする必要があります。

Q:リセットにどのくらい時間がかかりますか?

通常、リセット自体は数秒〜数十秒で完了します。ただし、リセット後の初回起動時に同期やインデックス作成が行われるため、完全に通常の状態に戻るまでは数分かかることがあります。

Q:スマホのEdgeもリセットできますか?

はい、できます。スマホ版Edgeの場合、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「データのクリア」から、閲覧データや設定をリセットできます。ただし、パソコン版とは手順が若干異なります。

リセット以外の軽い対処法

キャッシュと閲覧データのクリア

設定を残したまま、一時データだけを削除します。

手順:

  1. 「…」→「設定」→「プライバシー、検索、サービス」
  2. 「閲覧データをクリア」→「クリアするデータの選択」
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」「Cookie」にチェック
  4. 「今すぐクリア」をクリック

これだけで問題が解決することも多いです。

特定の拡張機能を無効化

問題のある拡張機能だけを停止します。

手順:

  1. 「…」→「拡張機能」→「拡張機能の管理」
  2. 怪しい拡張機能をオフにする
  3. Edgeを再起動して様子を見る

1つずつ無効化して、原因を特定しましょう。

ハードウェアアクセラレーションをオフ

グラフィック処理の高速化機能が問題を起こすことがあります。

手順:

  1. 「…」→「設定」→「システムとパフォーマンス」
  2. 「使用可能な場合はハードウェアアクセラレータを使用する」をオフ
  3. Edgeを再起動

動作が安定することがあります。

リセット前のチェックリスト

最後に、リセットを実行する前の確認リストです。

□ Microsoftアカウントでサインインしている
→ データの同期と復元のため

□ ブックマークをエクスポートした
→ 念のためのバックアップ

□ パスワードをエクスポートした
→ 万が一のための保険

□ 使用中の拡張機能をメモした
→ 再インストール用

□ 重要なタブを記録した
→ 開いていたページのURL

□ 軽い対処法を試した
→ キャッシュクリア、拡張機能の無効化など

□ リセットで何が消えるか理解した
→ 影響範囲の把握

すべて確認できたら、安心してリセットを実行しましょう。

まとめ:設定リセットは最終手段だが効果的

Microsoft Edgeの設定リセットは、多くのトラブルを解決できる強力な機能です。

この記事のポイント:

  • リセットは設定を初期状態に戻す機能
  • ブックマークとパスワードは基本的に残る
  • 拡張機能は無効化されるが削除はされない
  • Microsoftアカウントでサインインしておくと復元が簡単
  • リセット前に必ずバックアップを取る
  • まずは軽い対処法(キャッシュクリアなど)を試す
  • それでもダメならリセット実行

設定リセットを実行すべきタイミング:

  1. 動作が重い・遅い
  2. ホームページが勝手に変わった
  3. 拡張機能が正常に動かない
  4. 検索結果がおかしい
  5. 他の方法で解決しない

リセットは「最終手段」として考え、まずは軽い対処法から試してみてください。それでも解決しない場合は、この記事の手順に従ってリセットを実行しましょう。

設定をやり直すのは少し面倒ですが、快適なブラウジング環境を取り戻すためには効果的な方法です。バックアップさえしっかりしておけば、安心してリセットできますよ!

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