Microsoft Edgeのクレジットカード情報を削除する方法【完全ガイド】今後の保存も防ぐ

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オンラインショッピングで便利なクレジットカード情報の自動入力機能。Microsoft Edgeには、一度入力したカード情報を保存して、次回から素早く入力できる機能があります。

しかし、「パソコンにクレジットカード情報を残しておくのは不安…」「他の人とパソコンを共有しているから削除したい」「間違って保存してしまった」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、Edgeに保存されたクレジットカード情報を完全に削除する方法と、今後カード情報を保存させない設定方法を詳しく解説します。


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  1. Edgeのクレジットカード保存機能とは
    1. 何が保存されるのか
    2. 保存される場所
    3. 保存のタイミング
  2. クレジットカード情報を削除する方法(Edge本体から)
    1. 削除の手順
    2. 複数のカードを削除する場合
  3. Microsoftアカウントに同期されたカード情報を削除する方法
    1. Microsoftアカウントでの削除手順
    2. 直接Microsoftアカウント管理ページにアクセスする方法
  4. 今後クレジットカード情報を保存しない設定方法
    1. 自動保存をオフにする手順
    2. オフにした後の動作
  5. 同期機能をオフにする方法
    1. 同期設定の変更手順
    2. すべての同期を停止する場合
  6. カード情報を確認・編集する方法
    1. カード情報の確認方法
    2. カード情報の編集方法
  7. セキュリティとプライバシーに関する注意点
    1. Edgeのセキュリティ対策
    2. こんな場合は必ず削除を
    3. 保存機能を使う場合の心構え
  8. よくあるトラブルと解決方法
    1. Q1: 削除したはずのカード情報が再び表示される
    2. Q2: 「Microsoft アカウントでの編集」ボタンが表示されない
    3. Q3: カード情報を削除できない(削除ボタンが表示されない)
    4. Q4: カード情報の詳細を見ようとしてもWindowsセキュリティが起動しない
    5. Q5: オンラインショップでカード情報が自動入力されてしまう
  9. Edgeの設定をリセットする方法(最終手段)
    1. リセットの注意点
    2. リセットの手順
  10. プロファイルごとにカード情報を管理する
    1. プロファイルの使い分け例
    2. 新しいプロファイルの作成方法
  11. まとめ

Edgeのクレジットカード保存機能とは

まず、Edgeのクレジットカード保存機能について簡単に説明します。

何が保存されるのか

Edgeに保存される情報は以下の通りです:

  • カード番号(下4桁のみ表示)
  • カード名義人の名前
  • 有効期限
  • カードのニックネーム(任意)

重要: セキュリティコード(CVV)は保存されません

セキュリティコード(カード裏面の3桁の数字)は、セキュリティ上の理由から保存されない仕組みになっています。

保存される場所

クレジットカード情報は2箇所に保存される可能性があります:

  1. Edge本体(パソコンのローカル)
  2. Microsoftアカウント(クラウドで同期)

Microsoftアカウントでサインインして同期機能をオンにしている場合、カード情報はクラウドに保存され、複数のデバイス間で共有されます。

保存のタイミング

オンラインショップでクレジットカード情報を入力すると、Edgeが「カード情報を保存しますか?」というポップアップを表示します。

ここで「保存」をクリックすると、カード情報がEdgeに保存されます。


クレジットカード情報を削除する方法(Edge本体から)

まずは、Edge本体に保存されたクレジットカード情報を削除する基本的な方法をご紹介します。

削除の手順

手順1: Edgeの設定を開く

Microsoft Edgeを起動して、画面右上の「…(三点リーダー)」をクリックします。

表示されたメニューから「設定」を選択してください。

手順2: プロファイルを選択

左側のメニューから「プロファイル」をクリックします。

手順3: お支払い情報を開く

プロファイル設定画面が表示されたら、「お支払い情報」という項目を見つけてクリックしてください。

手順4: 保存されたカードを確認

お支払い情報の画面に、保存されているクレジットカードの一覧が表示されます。

カードは「カードの種類(VISA、Mastercardなど)」「下4桁の番号」「有効期限」で表示されます。

手順5: カードを削除

削除したいカードの右側にある「…(三点リーダー)」ボタンをクリックします。

メニューが表示されるので「削除」を選択してください。

手順6: 削除を確認

「このカードを削除しますか?」という確認画面が表示されます。

「削除」ボタンをクリックすれば完了です。

複数のカードを削除する場合

複数のクレジットカードが保存されている場合は、上記の手順5〜6を繰り返して、すべてのカードを削除しましょう。


Microsoftアカウントに同期されたカード情報を削除する方法

Microsoftアカウントにサインインして同期機能を使っている場合、Edge本体からの削除だけでは不十分です。

クラウドに同期されたカード情報も削除する必要があります。

Microsoftアカウントでの削除手順

手順1: Edgeからアクセス

Edge設定の「お支払い情報」画面を開きます(前述の手順1〜3と同じ)。

画面に「Microsoft アカウントでの編集」というボタンが表示されている場合があります。

これをクリックすると、Microsoftアカウントの管理ページに移動します。

手順2: Microsoftアカウントにサインイン

ブラウザでMicrosoftアカウントのサインインページが開きます。

メールアドレスとパスワードを入力してサインインしてください。

手順3: 支払いと請求を開く

Microsoftアカウントの管理ページが開いたら、「支払いと請求」という項目を探してクリックします。

手順4: 支払いオプションを選択

「支払いオプション」または「お支払い方法」というメニューをクリックしてください。

手順5: クレジットカード情報を削除

登録されているクレジットカード情報が表示されます。

削除したいカードの「削除」ボタンをクリックしましょう。

手順6: 削除を確認

確認画面が表示されたら「削除」をクリックして完了です。

直接Microsoftアカウント管理ページにアクセスする方法

Edge経由ではなく、直接Microsoftアカウントの管理ページにアクセスすることもできます。

  1. ブラウザで「https://account.microsoft.com/」にアクセス
  2. サインイン
  3. 「支払いと請求」→「支払いオプション」の順に進む
  4. クレジットカード情報を削除

今後クレジットカード情報を保存しない設定方法

カード情報を削除したら、今後は自動的に保存されないように設定しましょう。

自動保存をオフにする手順

手順1: お支払い情報を開く

Edge設定の「プロファイル」→「お支払い情報」を開きます。

手順2: 自動保存機能をオフにする

「保存してお支払い情報を自動入力する」というスイッチを見つけてください。

このスイッチをオフ(灰色)にします。

これで、今後オンラインショップでクレジットカード情報を入力しても、保存を求めるポップアップが表示されなくなります。

オフにした後の動作

自動保存をオフにしても、オンラインショッピングは問題なく利用できます。

ただし、カード番号や有効期限を毎回手動で入力する必要があります。


同期機能をオフにする方法

複数のデバイスでEdgeを使っている場合、同期機能をオフにすることで、クレジットカード情報がデバイス間で共有されるのを防げます。

同期設定の変更手順

手順1: 設定画面を開く

Edge右上の「…」→「設定」をクリックします。

手順2: プロファイルを選択

左側のメニューから「プロファイル」をクリックしてください。

手順3: 同期を開く

プロファイル設定の中から「同期」という項目を見つけてクリックします。

手順4: お支払い情報の同期をオフ

同期できる項目の一覧が表示されます。

「お支払い情報」の項目を見つけて、スイッチをオフにしてください。

すべての同期を停止する場合

お支払い情報だけでなく、すべての同期を停止したい場合は以下の手順です:

  1. 同期設定画面で、画面上部の「同期」スイッチをオフにする
  2. または「サインアウト」を選択してMicrosoftアカウントからサインアウトする

カード情報を確認・編集する方法

削除する前に、どのカードが保存されているか確認したい場合や、有効期限を更新したい場合の方法をご紹介します。

カード情報の確認方法

手順1: お支払い情報を開く

設定の「プロファイル」→「お支払い情報」を開きます。

手順2: カードの詳細を表示

確認したいカードの右側にある「…」→「編集」をクリックします。

手順3: 認証

Windowsセキュリティの認証画面が表示されます。

パソコンにログインする際に使用している方法(PIN、パスワード、生体認証など)で認証してください。

手順4: 詳細を確認

認証に成功すると、カード番号の全桁、名義人、有効期限などの詳細情報が表示されます。

カード情報の編集方法

上記の確認手順で詳細画面を開いたら、以下の情報を編集できます:

  • カード名義人
  • 有効期限
  • ニックネーム

変更したら「保存」ボタンをクリックしてください。

注意: カード番号は編集できません

カード番号を変更したい場合は、既存のカードを削除して新しいカードを追加する必要があります。


セキュリティとプライバシーに関する注意点

クレジットカード情報の保存と削除について、知っておくべきセキュリティ面の注意点をまとめます。

Edgeのセキュリティ対策

セキュリティコードは保存されない

前述の通り、カード裏面のセキュリティコード(CVV)は保存されません。これにより、万が一カード番号が漏れても、そのままでは使えない仕組みになっています。

認証が必要

カード情報の詳細を見るには、Windowsの認証(PIN、パスワード、生体認証)が必要です。他人が勝手に見ることはできません。

暗号化保存

保存されたカード情報は暗号化されています。

こんな場合は必ず削除を

以下のような状況では、必ずクレジットカード情報を削除しましょう:

パソコンを他人に譲渡・売却する時

パソコンを手放す前に、必ずクレジットカード情報を含むすべての個人情報を削除してください。

複数人で同じパソコンを共有している時

家族や職場で共有しているパソコンには、カード情報を保存しないことをおすすめします。

カードを紛失・盗難された時

カードそのものを失くした場合、念のためEdgeに保存されたカード情報も削除しましょう。

カードが更新された時

新しいカード番号や有効期限に変わった場合、古い情報は削除して新しい情報に更新するか、保存しないようにしましょう。

保存機能を使う場合の心構え

便利な自動入力機能ですが、使用する際は以下の点に注意してください:

  • 信頼できるパソコンでのみ使用する
  • 公共のパソコン(ネットカフェ、図書館など)では絶対に使わない
  • 定期的に保存されたカード情報を確認する
  • 不要になったカード情報は速やかに削除する

よくあるトラブルと解決方法

クレジットカード情報の削除時によくある問題と、その解決方法をご紹介します。

Q1: 削除したはずのカード情報が再び表示される

原因

Microsoftアカウントの同期機能がオンになっていて、クラウドからカード情報が再度同期されている可能性があります。

解決方法

  1. Microsoftアカウントの管理ページでもカード情報を削除する
  2. Edge設定で「お支払い情報」の同期をオフにする

Q2: 「Microsoft アカウントでの編集」ボタンが表示されない

原因

Microsoftアカウントにサインインしていないか、同期機能がオフになっています。

解決方法

Edge本体からの削除だけで問題ありません。念のため、Microsoftアカウントの管理ページに直接アクセスして、カード情報が登録されていないか確認してください。

Q3: カード情報を削除できない(削除ボタンが表示されない)

原因

稀にEdgeの設定が正常に読み込まれていないことがあります。

解決方法

  1. Edgeを一度完全に終了させる
  2. パソコンを再起動する
  3. Edgeを起動して再度削除を試す

それでもダメな場合は、Edgeの設定をリセットすることも検討してください(後述)。

Q4: カード情報の詳細を見ようとしてもWindowsセキュリティが起動しない

原因

PINやパスワードの設定に問題がある可能性があります。

解決方法

  1. Windows設定でPINやパスワードが正しく設定されているか確認
  2. 一度サインアウトして再度サインインする
  3. Windowsを再起動してみる

Q5: オンラインショップでカード情報が自動入力されてしまう

原因

ウェブサイト自体がカード情報を保存している可能性があります(Edgeとは別)。

解決方法

各ショッピングサイトのマイページから、支払い方法の設定を確認して削除してください。


Edgeの設定をリセットする方法(最終手段)

上記の方法でもクレジットカード情報が削除できない場合の最終手段として、Edge設定のリセットがあります。

リセットの注意点

Edgeの設定をリセットすると、以下の情報がすべて削除されます:

  • 保存されたパスワード
  • お気に入り
  • 閲覧履歴
  • クレジットカード情報
  • 住所などの個人情報
  • 拡張機能の設定

重要なデータは必ず事前にバックアップしてください

リセットの手順

手順1: 設定を開く

Edge右上の「…」→「設定」をクリックします。

手順2: 設定のリセットを選択

左側のメニューから「設定のリセット」をクリックしてください。

手順3: リセットを実行

「設定を復元して既定値に戻す」をクリックします。

確認画面が表示されたら「リセット」をクリックしてください。

手順4: Edgeを再起動

リセットが完了したら、Edgeを再起動します。


プロファイルごとにカード情報を管理する

Edgeでは複数のプロファイルを作成できます。プライベート用と仕事用などで使い分けることで、カード情報の管理もしやすくなります。

プロファイルの使い分け例

プロファイル1: プライベート用

  • クレジットカード情報を保存して便利に使う
  • 自宅のパソコンでのみ使用

プロファイル2: 仕事用

  • クレジットカード情報は保存しない
  • 会社のパソコンで使用

新しいプロファイルの作成方法

手順1: プロファイルメニューを開く

画面右上のプロファイルアイコン(人型のマーク)をクリックします。

手順2: プロファイルを追加

「プロファイルの追加」または「その他のプロファイル」→「追加」をクリックしてください。

手順3: 設定

プロファイルの名前を付けて、必要に応じてMicrosoftアカウントでサインインします。

仕事用などセキュリティを重視するプロファイルでは、サインインせずに使うこともできます。


まとめ

Microsoft Edgeのクレジットカード情報を安全に管理するためのポイントをまとめます。

この記事のポイント:

  • Edgeに保存されたカード情報は「設定」→「プロファイル」→「お支払い情報」から削除できる
  • セキュリティコード(CVV)は保存されないため、ある程度の安全性は確保されている
  • Microsoftアカウントで同期している場合は、クラウド側からも削除が必要
  • 今後の保存を防ぐには「保存してお支払い情報を自動入力する」をオフにする
  • 複数人でパソコンを共有する場合は、カード情報を保存しない
  • パソコンを手放す前には必ずカード情報を削除する
  • 複数のプロファイルを使い分けることでセキュリティを高められる

便利な自動入力機能ですが、セキュリティとプライバシーのバランスを考えて使うことが大切です。

不安を感じる場合は、カード情報を保存せず、毎回手動で入力する方が安心でしょう。特に、複数人で共有しているパソコンや、外出先で使うパソコンでは、カード情報を保存しないことを強くおすすめします。

定期的にEdgeに保存されている情報を確認して、不要なカード情報は速やかに削除するようにしましょう。また、カードを更新した際も、古い情報をそのままにせず、きちんと削除または更新することが大切です。

この記事を参考に、安全にオンラインショッピングを楽しんでください。

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