ウェブサイトを見ている最中に突然Edgeが閉じてしまう…そんな経験はありませんか？
作業中のタブが全部消えてしまうと、本当にストレスですよね。実はMicrosoft Edgeが頻繁に落ちる問題は、多くのユーザーが経験している一般的なトラブルなんです。
この記事では、Edgeがすぐに落ちる原因と、実際に効果のある対処法を分かりやすく解説します。難しい操作は一切ありません。順番に試していけば、きっとあなたのEdgeも安定して動くようになりますよ。
なぜEdgeは突然落ちるのか？主な原因を知っておこう
キャッシュやデータの蓄積
ブラウザを使い続けると、キャッシュ（一時的に保存されるデータ）や閲覧履歴がどんどん溜まっていきます。
これらのデータが多すぎると、Edgeの動作が不安定になってクラッシュの原因になるんです。スマホの容量がいっぱいになると動作が重くなるのと同じ原理ですね。
拡張機能の競合
便利な拡張機能をたくさんインストールしていませんか？
実は、複数の拡張機能が同時に動くと互いに干渉し合って、Edgeが落ちる原因になることがあります。特に古い拡張機能や、更新されていないものは要注意です。
Edgeのバージョンが古い
古いバージョンのEdgeには、セキュリティの問題やバグが残っている可能性があります。
Microsoftは定期的にアップデートを配信して、こうした問題を修正しています。最新版にアップデートしないと、クラッシュしやすい状態が続いてしまうんです。
システムファイルの破損
まれにですが、Edgeのプログラムファイル自体が何らかの理由で壊れてしまうケースもあります。
ウイルス対策ソフトとの相性問題や、Windows Updateの失敗などが原因で発生することがあります。
今すぐ試せる！Edgeのクラッシュを解決する7つの方法
方法1：閲覧データを削除する
最も効果的で簡単な方法です。
手順：
- Edgeを開いて、右上の「…」（設定など）をクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリック
- 「閲覧データをクリア」の下にある「クリアするデータの選択」をクリック
- 時間の範囲を「すべての期間」に設定
- 「閲覧履歴」「Cookieおよびその他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる
- 「今すぐクリア」をクリック
これだけで、溜まっていた不要なデータが削除されます。多くの場合、この方法だけで改善することが多いですよ。
方法2：拡張機能を無効化する
問題のある拡張機能を特定しましょう。
手順：
- Edgeのアドレスバーに「edge://extensions/」と入力してEnter
- インストールされている拡張機能の一覧が表示される
- 各拡張機能のトグルスイッチをオフにして無効化
- Edgeを再起動して様子を見る
- 問題が解決したら、拡張機能を1つずつ有効にして原因を特定
特に、広告ブロッカーやセキュリティ系の拡張機能は、サイトとの相性問題を起こしやすい傾向があります。
方法3：Edgeを最新バージョンに更新する
常に最新の状態に保つことが重要です。
手順：
- Edgeを開いて「…」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」をクリック
- 自動的に更新の確認が始まる
- 更新がある場合は自動でダウンロード・インストールされる
- 「再起動」ボタンが表示されたらクリック
更新は定期的に行われるので、週に1回程度は確認する習慣をつけるといいでしょう。
方法4：ハードウェアアクセラレーションをオフにする
グラフィック処理の高速化機能が、逆に不具合を起こすことがあります。
手順：
- 「…」→「設定」→「システムとパフォーマンス」をクリック
- 「使用可能な場合はハードウェアアクセラレータを使用する」をオフにする
- Edgeを再起動
この機能をオフにすると動作が少し遅くなる可能性がありますが、安定性は向上します。
方法5：起動ブーストを無効化する
Windows起動時にEdgeがバックグラウンドで実行される機能です。
手順：
- 「…」→「設定」→「システムとパフォーマンス」をクリック
- 「起動ブースト」をオフにする
- 「Edgeが閉じているときもバックグラウンドで拡張機能やアプリを実行する」もオフにする
これらの機能は便利ですが、システムリソースを消費してクラッシュの原因になることがあるんです。
方法6：Edgeを修復する
Windows 10/11には、アプリを修復する機能が備わっています。
手順：
- Windowsの「設定」を開く（スタートメニューから歯車アイコン）
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」（または「アプリと機能」）をクリック
- リストから「Microsoft Edge」を見つける
- 「…」（または「詳細オプション」）をクリック
- 「修復」ボタンをクリック
修復が完了したら、Edgeを再起動して動作を確認しましょう。
方法7：Edgeをリセットする
上記の方法で改善しない場合の最終手段です。
手順：
- 「…」→「設定」→「設定のリセット」をクリック
- 「設定を復元して既定値に戻します」をクリック
- 内容を確認して「リセット」をクリック
※注意：この操作を行うと、拡張機能、スタートページ、検索エンジンなどの設定が初期状態に戻ります。ブックマークや保存したパスワードは保持されますが、念のためバックアップを取っておくと安心です。
それでも解決しない場合は？
セキュリティソフトとの相性を確認
ウイルス対策ソフトがEdgeをブロックしている可能性があります。
セキュリティソフトの設定で、Edgeを「除外リスト」や「信頼するアプリ」に追加してみましょう。設定方法は各セキュリティソフトによって異なるので、公式サイトのサポートページを確認してください。
Windowsを最新の状態に更新
Windows自体が古いと、Edgeとの互換性問題が発生することがあります。
手順：
- 「設定」→「Windows Update」（または「更新とセキュリティ」）を開く
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新があればインストール
システム全体を最新の状態に保つことは、安定性向上の基本です。
プロファイルを新規作成する
現在使用しているEdgeのプロファイル（ユーザーアカウント）が破損している可能性もあります。
手順：
- Edgeの右上にあるプロファイルアイコンをクリック
- 「プロファイルの追加」を選択
- 新しいプロファイルを作成
- 新しいプロファイルで問題が発生しないか確認
問題が解決すれば、プロファイルの破損が原因だったと分かります。その場合は新しいプロファイルを使い続けましょう。
よくある質問
Q：キャッシュを削除すると、保存したパスワードも消えますか？
いいえ、消えません。キャッシュ削除では「閲覧履歴」「Cookie」「キャッシュファイル」のみが削除されます。パスワードやブックマークは「保存されたパスワード」や「お気に入り」という別の項目なので、チェックを入れない限り削除されません。
Q：拡張機能は全部削除した方がいいですか？
必ずしもそうではありません。まずは無効化して原因を特定し、問題のある拡張機能だけを削除すれば大丈夫です。必要な拡張機能は、最新版に更新して使い続けることができます。
Q：Edgeのリセットと再インストールの違いは？
リセットは設定を初期状態に戻すだけで、プログラム本体はそのままです。再インストールはEdge自体を完全に削除してから入れ直す作業になります。通常はリセットで十分ですが、それでも解決しない場合は再インストールを検討しましょう。
まとめ：段階的に試して、快適なブラウジングを取り戻そう
Microsoft Edgeが頻繁に落ちる問題は、ほとんどの場合、今回紹介した方法で解決できます。
まずは簡単な方法から試してみてください：
- 閲覧データの削除
- 拡張機能の確認と無効化
- Edgeの更新
これらの基本的な対処法だけで、多くのケースは改善します。それでもダメなら、ハードウェアアクセラレーションのオフ、修復、リセットと段階的に進めていきましょう。
重要なのは、1つずつ試して効果を確認すること。一度に複数の方法を試すと、何が効いたのか分からなくなってしまいます。
Edgeは定期的なメンテナンスを行うことで、安定して快適に使えるブラウザです。今回の対処法を実践して、ストレスフリーなウェブ閲覧を楽しんでくださいね！
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