Microsoft Edgeでダウンロードできない時の解決方法【完全ガイド】

「ダウンロードできませんでした」「安全にダウンロードすることはできません」

Edgeでファイルをダウンロードしようとしたら、こんなメッセージが出て困っていませんか?

実は、Microsoft Edgeのダウンロードエラーには明確な原因と解決方法があるんです。

この記事では、Edgeでダウンロードできない主なエラーと、それぞれの確実な解決方法を初心者にもわかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク
  1. よくあるエラーメッセージとその意味
    1. エラー1:「安全にダウンロードすることはできません」
    2. エラー2:「ダウンロードできませんでした。ウイルススキャンに失敗しました」
    3. エラー3:「一般的にダウンロードされていません」
    4. エラー4:「ダウンロードできませんでした – ネットワークの問題」
    5. エラー5:「Microsoft Edge によってブロックされました」
  2. ダウンロードできない主な原因
    1. 原因1:Edgeのセキュリティ機能
    2. 原因2:ウイルス対策ソフトとの競合
    3. 原因3:ネットワークの不安定
    4. 原因4:ブラウザの一時的な不具合
    5. 原因5:ダウンロード先フォルダの権限
  3. 【解決方法1】「安全にダウンロード」エラーの対処法
  4. 【解決方法2】SmartScreenブロックの解除
  5. 【解決方法3】ウイルススキャンエラーの解決
    1. 方法A:Windows Defenderが有効か確認
    2. 方法B:サードパーティのウイルス対策ソフトを一時的に無効化
  6. 【解決方法4】ネットワークエラーの解決
    1. 方法A:インターネット接続のトラブルシューティング
    2. 方法B:DNSキャッシュをクリア
    3. 方法C:VPN接続を一時的に切断
  7. 【解決方法5】Edgeの修復とリセット
    1. 方法A:Edgeを修復する
    2. 方法B:Edgeの設定をリセットする
  8. 【解決方法6】ダウンロード場所を変更する
  9. 【解決方法7】拡張機能を無効化する
    1. 方法A:InPrivateモードで試す
    2. 方法B:拡張機能を個別に無効化
  10. 【解決方法8】Edgeとシステムを最新版にする
    1. Edgeのアップデート確認
    2. Windows Updateの実行
  11. 【解決方法9】ダウンロード通知を有効化する
  12. よくある質問
  13. まとめ

よくあるエラーメッセージとその意味

まず、どんなエラーメッセージが出るのか確認しましょう。

自分が遭遇しているエラーを特定すれば、適切な対処法がわかります。

エラー1:「安全にダウンロードすることはできません」

このエラーは、HTTPSではなくHTTP接続のサイトからファイルをダウンロードしようとした時に表示されます。

Edgeのセキュリティ機能が、安全でない可能性のある接続をブロックしているんですね。

エラー2:「ダウンロードできませんでした。ウイルススキャンに失敗しました」

ファイルのウイルススキャンが正常に完了しなかった場合に表示されます。

Windows Defenderや他のセキュリティソフトとの連携に問題がある可能性が高いです。

エラー3:「一般的にダウンロードされていません」

ダウンロード数が少ないファイルに対して、Edgeが警告を出しているメッセージです。

必ずしも危険というわけではなく、セーフティ機能による注意喚起なんですよ。

エラー4:「ダウンロードできませんでした – ネットワークの問題」

大きなファイルをダウンロード中に接続が不安定になったり、途中で中断された時に表示されます。

インターネット接続やネットワーク設定に問題がある場合が多いです。

エラー5:「Microsoft Edge によってブロックされました」

SmartScreen機能が、ダウンロードしようとしているファイルを危険と判断してブロックしています。

本当に安全なファイルでも、誤検知でブロックされることがあるんです。

ダウンロードできない主な原因

エラーの背景にある原因を理解しておきましょう。

原因1:Edgeのセキュリティ機能

EdgeはChromiumベースになってから、セキュリティ機能が非常に強化されました。

HTTPS接続でないサイトや、署名のないファイルを積極的にブロックするようになっています。

原因2:ウイルス対策ソフトとの競合

Windows DefenderやNorton、ウイルスバスターなどのセキュリティソフトが、ダウンロードを妨げている可能性があります。

特にDefenderが無効化されていると、Edgeのダウンロード機能自体が動作しなくなることもあるんですね。

原因3:ネットワークの不安定

大容量ファイルのダウンロード中に接続が途切れたり、速度が低下すると失敗します。

VPN接続やプロキシを使用している場合も、ダウンロードに影響が出ることがあります。

原因4:ブラウザの一時的な不具合

キャッシュや設定の破損、拡張機能の干渉などで、ダウンロード機能が正常に動作しないことがあります。

長期間Edgeをアップデートしていない場合も要注意です。

原因5:ダウンロード先フォルダの権限

保存先のフォルダに書き込み権限がないと、ダウンロードが失敗します。

特に企業のPCや共有フォルダへの保存時に起きやすい問題なんですよ。

【解決方法1】「安全にダウンロード」エラーの対処法

HTTPサイトからのダウンロードをブロックされた場合の解決方法です。

重要: この方法は信頼できるサイトに対してのみ実行してください。

手順:

  1. Edgeの右上にある「…」(設定など)をクリックします
  2. メニューから「設定」を選択します
  3. 左側のメニューで「Cookieとサイトのアクセス許可」をクリックします
  4. 右側の画面を下にスクロールし、「セキュリティで保護されていないコンテンツ」をクリックします
  5. 「許可」の項目にある「追加」ボタンをクリックします
  6. ダウンロードしたいファイルがあるサイトのURLを入力します
    (例:http://example.com
  7. 「追加」ボタンをクリックします

これで、指定したサイトからのダウンロードが許可されます。

追加設定: Edgeを閉じてもこの設定を保持したい場合

  1. 左メニューの「プライバシー、検索、サービス」をクリックします
  2. 「ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する」をクリックします
  3. 「サイトのアクセス許可」のスイッチをオフにします

これで設定が保存され、次回Edgeを開いた時も有効のままになります。

【解決方法2】SmartScreenブロックの解除

「Microsoft Edge によってブロックされました」と表示された場合の対処法です。

手順:

  1. 画面右上に表示されるダウンロード通知をクリックします
  2. ブロックされたファイルの右側に表示される「…」ボタンをクリックします
  3. メニューから「保存」を選択します
  4. 「安全ではないファイルを保存しますか?」という確認画面が表示されます
  5. ファイルが安全であることを確認した上で「保存」をクリックします

詳細を確認する方法:

  1. ダウンロードアイコンをクリックしてダウンロード履歴を開きます
  2. ブロックされたファイルの下にある「詳細表示」をクリックします
  3. ファイルの情報を確認して、安全と判断できれば「保持する」をクリックします

SmartScreenは誤検知も多いので、ダウンロード元が信頼できる場合は保存して問題ありません。

【解決方法3】ウイルススキャンエラーの解決

「ウイルススキャンに失敗しました」エラーの対処法です。

方法A:Windows Defenderが有効か確認

  1. Windowsキーを押して「Windowsセキュリティ」と入力します
  2. 「Windowsセキュリティ」アプリを開きます
  3. 「ウイルスと脅威の防止」をクリックします
  4. リアルタイム保護がオンになっているか確認します
  5. オフになっている場合はオンに切り替えます

重要ポイント:
Defenderを完全に無効化していると、Edgeのダウンロード機能自体が使えなくなります。他のウイルス対策ソフトがある場合でも、Defenderは有効にしておきましょう。

方法B:サードパーティのウイルス対策ソフトを一時的に無効化

  1. タスクバー右下のシステムトレイにあるウイルス対策ソフトのアイコンを右クリックします
  2. 「保護を一時的に無効化」または「シールドを無効化」を選択します
  3. 無効化する時間を選択します(5分~10分程度で十分です)
  4. ダウンロードを実行します
  5. ダウンロード完了後、必ずセキュリティソフトを再度有効化してください

注意:
セキュリティソフトを無効化している間は、信頼できるサイトからのみダウンロードしてください。

【解決方法4】ネットワークエラーの解決

大容量ファイルのダウンロード中に「ネットワークの問題」が出る場合の対処法です。

方法A:インターネット接続のトラブルシューティング

  1. Windowsキー + Iを押して「設定」を開きます
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします
  3. 「状態」から「ネットワークのトラブルシューティング」を実行します
  4. 画面の指示に従って問題を修正します

方法B:DNSキャッシュをクリア

  1. Windowsキーを押して「cmd」と入力します
  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します
  3. 以下のコマンドを順番に実行します:
ipconfig /flushdns
netsh winsock reset
netsh int ip reset
  1. PCを再起動します

方法C:VPN接続を一時的に切断

VPNを使用している場合、ダウンロード時だけ接続を切断してみてください。

  1. タスクバー右下のネットワークアイコンをクリックします
  2. VPN接続を選択して「切断」をクリックします
  3. ダウンロードを実行します
  4. ダウンロード完了後、VPNを再接続します

VPNによっては403エラーが発生してダウンロードがブロックされることがあるんです。

【解決方法5】Edgeの修復とリセット

ブラウザ自体に問題がある場合の解決方法です。

方法A:Edgeを修復する

  1. Windowsキー + Iを押して「設定」を開きます
  2. 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択します
  3. 「Microsoft Edge」を探して右側の「…」をクリックします
  4. 「変更」を選択します
  5. 表示された画面で「修復」をクリックします
  6. 修復が完了したらPCを再起動します

修復機能は、破損したファイルを自動的に置き換えてくれるので、データは失われません。

方法B:Edgeの設定をリセットする

修復でも解決しない場合は、設定をリセットしましょう。

  1. Edgeを開いて、アドレスバーに以下を入力します:
   edge://settings/reset
  1. 「設定を復元して既定値に戻します」をクリックします
  2. 確認画面で「リセット」をクリックします

リセット後の影響:

  • スタートページ、新しいタブ、検索エンジンが初期状態に戻ります
  • すべての拡張機能が無効化されます
  • Cookieなどの一時データがクリアされます
  • お気に入り、履歴、保存したパスワードは保持されます

安心してリセットできますよ。

【解決方法6】ダウンロード場所を変更する

保存先フォルダの権限問題を回避する方法です。

手順:

  1. Edgeの右上にある「…」をクリックして「設定」を開きます
  2. 左メニューの「ダウンロード」をクリックします
  3. 「場所」の横にある「変更」ボタンをクリックします
  4. デスクトップや「ドキュメント」フォルダなど、確実に書き込み権限がある場所を選択します
  5. 「フォルダーの選択」をクリックします

企業のPCでネットワークドライブを保存先にしていると、権限問題が起きやすいんです。

【解決方法7】拡張機能を無効化する

拡張機能がダウンロードを妨げている可能性がある場合の対処法です。

方法A:InPrivateモードで試す

  1. Edgeの右上にある「…」をクリックします
  2. 「新しいInPrivateウィンドウ」を選択します
    (ショートカット:Ctrl + Shift + N)
  3. InPrivateウィンドウでダウンロードを試します

InPrivateモードでは拡張機能が自動的に無効化されます。

これでダウンロードできれば、拡張機能が原因だとわかりますね。

方法B:拡張機能を個別に無効化

  1. アドレスバーに以下を入力します:
   edge://extensions
  1. すべての拡張機能をオフにします
  2. ダウンロードを試します
  3. 成功したら、拡張機能を1つずつオンにして、どれが原因か特定します
  4. 問題のある拡張機能を削除または無効のままにします

広告ブロッカーやセキュリティ拡張機能が原因になることが多いです。

【解決方法8】Edgeとシステムを最新版にする

古いバージョンのEdgeやWindowsにバグがある可能性があります。

Edgeのアップデート確認

  1. アドレスバーに以下を入力します:
   edge://settings/help
  1. 自動的にアップデートの確認が始まります
  2. 更新があれば自動的にダウンロード・インストールされます
  3. 「再起動」ボタンが表示されたらクリックします

Windows Updateの実行

  1. Windowsキー + Iを押して「設定」を開きます
  2. 「Windows Update」をクリックします
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリックします
  4. 利用可能な更新があればインストールします
  5. 必要に応じてPCを再起動します

最新版では、過去のバグが修正されていることが多いんですよ。

【解決方法9】ダウンロード通知を有効化する

ダウンロードしたことに気づかない場合の対処法です。

手順:

  1. Edgeの右上にある「…」をクリックして「設定」を開きます
  2. 左メニューの「ダウンロード」をクリックします
  3. 「ダウンロードの開始時にダウンロードメニューを表示」のスイッチをオンにします

これで、ダウンロード開始時に必ず通知が表示されるようになります。

よくある質問

Q1:Chromeでは問題なくダウンロードできるのに、Edgeだけダメなのはなぜ?

EdgeとChromeは同じChromiumベースですが、セキュリティ設定が異なります。Edgeの方がセキュリティが厳格なため、より多くのファイルがブロックされる傾向があります。安全が確認できるファイルであれば、上記の解決方法で許可できます。

Q2:「一般的にダウンロードされていません」は無視していい?

信頼できるサイトからのダウンロードであれば問題ありません。メッセージの右側にある「…」から「保存」を選択すればダウンロードできます。ただし、身に覚えのないサイトや怪しいサイトの場合は慎重に判断してください。

Q3:大容量ファイルのダウンロードが途中で必ず失敗するんだけど?

ネットワークの安定性に問題がある可能性が高いです。有線LANへの切り替え、ルーターの再起動、VPNの一時切断などを試してください。また、解決方法4のDNSキャッシュクリアも効果的です。

Q4:Defenderを有効にしたくないんだけど、ダウンロードできる方法はない?

残念ながら、Defenderを完全に無効化するとEdgeのダウンロード機能が使えなくなります。どうしても無効化したい場合は、Firefox や Chrome など他のブラウザを使用してください。

Q5:ダウンロードしたファイルが見つからない時は?

Edgeの「設定」→「ダウンロード」で保存場所を確認してください。また、アドレスバーに edge://downloads/ と入力すると、ダウンロード履歴が表示され、ファイルの保存場所が確認できます。

Q6:企業のPCで管理者ポリシーによりダウンロードできない場合は?

企業のIT管理者に連絡して、必要なファイルのダウンロード許可を依頼してください。セキュリティポリシーで制限されている場合、ユーザー側での解決は困難です。

まとめ

Microsoft Edgeでダウンロードできない問題は、適切な手順を踏めば確実に解決できます。

解決方法のおさらい:

  1. セキュリティ設定の調整:HTTPサイトを許可リストに追加
  2. SmartScreenブロックの解除:「…」メニューから「保存」を選択
  3. ウイルススキャンエラー対応:Defenderの有効化確認
  4. ネットワーク問題の解決:DNSキャッシュクリアやVPN切断
  5. Edgeの修復・リセット:設定から修復またはリセットを実行
  6. ダウンロード場所の変更:権限のある場所に変更
  7. 拡張機能の無効化:InPrivateモードまたは個別無効化
  8. アップデート実行:EdgeとWindowsを最新版に
  9. 通知の有効化:ダウンロード開始の通知を表示

ほとんどの場合、解決方法1~3で問題が解決します。

それでもダメな場合は、順番に他の方法を試してみてください。

重要なポイント:

  • 信頼できるサイトからのダウンロードのみセキュリティ設定を緩和する
  • Defenderは必ず有効にしておく(他のセキュリティソフトを使っている場合でも)
  • 拡張機能が原因になることも多いので、InPrivateモードでの確認は有効

この記事の方法で、快適にファイルをダウンロードできるようになることを願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました