「株価をリアルタイムでチェックしたい」「チケット販売ページの在庫を常に監視したい」「ニュースサイトの最新情報を自動で更新したい」…こんな経験ありませんか?
手動で何度も更新ボタン(F5キー)を押すのは、正直面倒ですよね。
実はMicrosoft Edgeには標準で自動更新機能は搭載されていませんが、拡張機能を追加することで簡単に自動更新ができるようになります。
この記事では、Edgeでページを自動更新する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。おすすめの拡張機能から具体的な設定方法まで、すべてカバーしていますよ。
ページの自動更新が必要な場面とは

まず、どんなときに自動更新が役立つのか見ていきましょう。
自動更新が便利なシーン
リアルタイム情報の監視:
- 株価や為替レートの確認
- 仮想通貨の価格チェック
- スポーツの試合速報
- 天気予報の最新情報
販売・予約サイトの確認:
- コンサートチケットの在庫確認
- 限定商品の販売開始チェック
- ホテルや飛行機の空席状況
- 抽選販売の結果確認
コミュニケーション・情報収集:
- 掲示板やフォーラムの新着投稿
- SNSのタイムライン更新
- ニュースサイトの速報
- オークションサイトの入札状況
業務・作業効率化:
- ダッシュボードの数値監視
- システムステータスの確認
- メールや通知の受信確認
- タスク管理ツールの更新
こうした場面で、自動更新機能は大きな時間節約になります。
Edge標準機能では自動更新できない理由
残念ながら、Microsoft Edgeにはページの自動更新機能が標準搭載されていません。
これはEdgeだけでなく、Google ChromeやFirefoxなど、ほとんどの主要ブラウザが同じです。
なぜ標準搭載されていないの?
主な理由:
- サーバーへの負荷を考慮(大量のアクセスを防ぐ)
- ユーザーのデータ通信量の節約
- バッテリー消費を抑える
- 不要な通信を避ける
そのため、自動更新が必要な場合は、拡張機能(アドオン)をインストールする必要があります。
おすすめの自動更新拡張機能5選
Edgeには多数の自動更新拡張機能がありますが、特におすすめのものを5つ紹介します。
1. Easy Auto Refresh(人気No.1)
特徴:
- シンプルで使いやすいインターフェース
- 秒単位で更新間隔を設定可能
- 日本語対応
- 動作が軽い
おすすめポイント:
初心者の方に最もおすすめ。設定が簡単で、必要最小限の機能が揃っています。
こんな人に向いている:
「とにかく簡単に使いたい」「余計な機能はいらない」という方
2. Auto Refresh Plus | Page Monitor
特徴:
- ページの変更を検出して通知
- 更新間隔をランダムに設定可能
- 音声通知機能あり
- 複数タブの同時管理
おすすめポイント:
ページ内容の変更を検知できるので、「特定の情報が更新されたら知りたい」という使い方ができます。
こんな人に向いている:
「販売開始を見逃したくない」「特定の情報が出たら通知してほしい」という方
3. タブの自動更新(Tab Auto Refresh)
特徴:
- 日本語で表示される
- プリセット時間が豊富
- タブごとに個別設定可能
- 起動・停止が簡単
おすすめポイント:
日本語インターフェースなので、英語が苦手な方でも安心して使えます。
こんな人に向いている:
「日本語で使いたい」「複数のタブを別々の間隔で更新したい」という方
4. Tab Reloader
特徴:
- Chrome版と同じ機能
- 詳細な設定オプション
- バックグラウンド更新対応
- 更新回数の制限設定
おすすめポイント:
細かいカスタマイズができるので、上級者向け。Chromeから移行した方にも馴染みやすいです。
こんな人に向いている:
「細かく設定をいじりたい」「Chrome版を使っていた」という方
5. Refreshless for Microsoft Edge
特徴:
- Edge専用に最適化
- 視覚的に見やすい設定画面
- 更新タイミングを視覚化
- 省電力モード搭載
おすすめポイント:
Edge専用設計なので、動作が安定しています。バッテリー消費も抑えられます。
こんな人に向いている:
「Edge専用の拡張機能がいい」「ノートPCで長時間使う」という方
【実践】Easy Auto Refreshの導入と使い方
それでは、最も人気の高い「Easy Auto Refresh」を例に、具体的な導入手順を解説していきます。
Step1:拡張機能をインストールする
1-1. Microsoft Edge アドオンストアを開く
Edgeを起動して、以下のいずれかの方法でアドオンストアにアクセスします。
方法1:直接検索
アドレスバーに「edge addons」と入力して検索し、公式ストアを開く
方法2:設定から開く
画面右上の「…」→「拡張機能」→「拡張機能の管理」→「Microsoft Edge アドオンを開く」をクリック
1-2. Easy Auto Refreshを検索
アドオンストアが開いたら、検索ボックスに「Easy Auto Refresh」と入力して検索します。
複数の似た名前の拡張機能が表示されるので、正しいものを選んでください。開発者名や評価数を確認すると間違いがありません。
1-3. インストール
「入手」または「インストール」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されたら「拡張機能の追加」をクリックしてください。
数秒でインストールが完了します。
Step2:拡張機能を有効化する
インストールが完了すると、画面右上のツールバーに拡張機能のアイコンが表示されます。
もし表示されていない場合は、以下の手順で表示させましょう:
- 画面右上の「拡張機能」アイコン(パズルのピースマーク)をクリック
- インストールした拡張機能の一覧から「Easy Auto Refresh」を探す
- 右側にある「目のアイコン」をクリックしてツールバーに固定
これで、いつでもすぐにアクセスできるようになります。
Step3:自動更新を設定する
3-1. 更新したいページを開く
まず、自動更新したいWebページを開きます。
例:ニュースサイト、株価チェックサイト、チケット販売ページなど
3-2. 拡張機能を起動
ツールバーにある「Easy Auto Refresh」のアイコンをクリックします。
設定パネルが開きます。
3-3. 更新間隔を設定
設定パネルに、更新間隔を入力する欄があります。
設定できる単位:
- 秒(Seconds)
- 分(Minutes)
例えば、「30秒ごとに更新したい」なら「30」と入力して「Seconds」を選択します。
「5分ごと」なら「5」と入力して「Minutes」を選択しましょう。
3-4. 自動更新を開始
更新間隔を設定したら、「Start」ボタンをクリックします。
これで自動更新が始まります!設定した間隔でページが自動的にリロードされるようになりました。
Step4:自動更新を停止する
自動更新を止めたいときは、もう一度アイコンをクリックして「Stop」ボタンを押すだけです。
または、そのタブを閉じれば自動的に更新も停止します。
タブの自動更新(日本語版)の使い方

日本語インターフェースがいい方には「タブの自動更新」がおすすめです。
インストール手順
- Edge アドオンストアで「タブの自動更新」または「Tab Auto Refresh」を検索
- 「入手」→「拡張機能の追加」でインストール
- ツールバーにアイコンが表示される
設定方法
ステップ1:アイコンをクリック
自動更新したいページを開いて、ツールバーの「タブの自動更新」アイコンをクリックします。
ステップ2:更新間隔を選択
設定パネルが開きます。日本語で表示されるのでわかりやすいです。
プリセット時間から選択:
- 5秒
- 10秒
- 30秒
- 1分
- 5分
- 10分
- 30分
- 1時間
または、「カスタム」で好きな秒数を入力できます。
ステップ3:開始
「開始」ボタンを押せば、すぐに自動更新が始まります。
停止したいときは「停止」ボタンをクリックしましょう。
複数のタブを異なる間隔で更新する方法
「Aのタブは30秒ごと、Bのタブは5分ごとに更新したい」という場合の設定方法を解説します。
設定手順
1. 最初のタブを設定
更新したい1つ目のページを開き、拡張機能で更新間隔を設定して開始します。
例:ニュースサイトを30秒ごとに更新
2. 別のタブに移動
新しいタブまたは別のタブを開き、2つ目に更新したいページを表示します。
3. 異なる間隔を設定
同じ拡張機能のアイコンをクリックして、このタブ用の更新間隔を設定します。
例:株価サイトを5分ごとに更新
4. 各タブで個別に動作
それぞれのタブは、設定した間隔で独立して自動更新されます。
注意点
拡張機能によっては、すべてのタブが同じ設定になってしまうものもあります。
複数タブを異なる間隔で更新したい場合は、「Tab Auto Refresh」や「Auto Refresh Plus」のような、タブごとに個別設定できる拡張機能を選びましょう。
自動更新の注意点とデメリット
便利な自動更新ですが、いくつか注意すべき点があります。
サーバーへの負荷
短い間隔で何度も更新すると、Webサイトのサーバーに負荷がかかります。
推奨される更新間隔:
- 一般的なサイト:最低でも30秒以上
- 負荷の高いサイト:1分以上
- 小規模なサイト:5分以上
必要以上に短い間隔で更新しないようにしましょう。サイトによっては、頻繁なアクセスをブロックされることもあります。
データ通信量の増加
自動更新を使うと、当然ながら通信量が増えます。
スマホのテザリングや従量制Wi-Fiを使っている場合:
- データ通信量に注意
- 画像や動画の多いページは避ける
- 必要なページだけに限定
無制限プランでない方は、更新頻度を控えめにしましょう。
バッテリー消費
ノートPCやタブレットで自動更新を使うと、バッテリーの消費が早くなります。
省電力のコツ:
- 更新間隔を長めに設定(5分以上)
- 不要なタブの更新は停止
- 軽量なページだけ更新
- 「Refreshless」のような省電力モード搭載の拡張機能を選ぶ
外出先で使う場合は特に注意が必要です。
ログインセッションの維持
一部のWebサイトでは、自動更新によってログアウトされてしまうことがあります。
これは、サイト側のセキュリティ設定によるもの。銀行サイトなどセキュリティの高いサイトでは起こりやすいです。
対策:
- 重要なサイトでは自動更新を使わない
- または、更新間隔を長めに設定
- ログインが必要なページは手動更新を併用
タブが勝手に前面に来る問題
自動更新されるタブが、作業中に勝手に前面に表示されてしまうことがあります。
解決方法:
- 「バックグラウンド更新」に対応した拡張機能を使う
- ブラウザの設定で「ポップアップを許可しない」
- 作業用と監視用で別のウィンドウに分ける
この問題は拡張機能によって挙動が異なるので、使ってみて合わないと感じたら別の拡張機能に変更しましょう。
自動更新がうまく動かない場合の対処法
「設定したのに自動更新されない」という場合の解決方法を紹介します。
対処法1:拡張機能の再起動
拡張機能が正しく動作していない可能性があります。
手順:
- 拡張機能のアイコンをクリック
- 一度「停止」して、再度「開始」する
- それでもダメなら、拡張機能を一度無効化してから再度有効化
対処法2:ページの再読み込み
現在開いているページを一度手動で更新(F5キー)してから、拡張機能を設定してみましょう。
キャッシュが原因で動作しないことがあります。
対処法3:別のタブで試す
特定のページだけで動作しない場合、そのサイトが自動更新をブロックしている可能性があります。
別のサイトで試してみて、正常に動作するか確認してください。
対処法4:Edgeを最新版に更新
古いバージョンのEdgeでは、拡張機能が正常に動作しないことがあります。
アドレスバーに「edge://settings/help」と入力してEnterを押すと、自動的に更新チェックが行われます。
対処法5:別の拡張機能を試す
拡張機能によっては、特定の環境で動作しないことがあります。
うまく動かない場合は、別の自動更新拡張機能を試してみましょう。
スマホ版Edgeでも自動更新できる?
残念ながら、スマホ版(iOS・Android)のEdgeでは、拡張機能がサポートされていません。
そのため、PC版のように拡張機能を使った自動更新はできません。
スマホで自動更新する代替案
方法1:JavaScriptを使う
一部のサイトでは、ブックマークレットというJavaScriptコードを使って自動更新できる場合があります。ただし、技術的な知識が必要です。
方法2:専用アプリを使う
特定のサービス(株価チェック、ニュース、SNSなど)には、自動更新機能が組み込まれた専用アプリがあります。そちらを使う方が便利です。
方法3:PCのリモート操作
PCでEdgeを開いておき、スマホからリモートデスクトップで操作する方法もあります。
スマホで自動更新が必要な場合は、PC版Edgeを使うことをおすすめします。
よくある質問
Q1:自動更新の最短間隔はどのくらい?
拡張機能によって異なりますが、多くは1秒から設定可能です。
ただし、あまりに短い間隔(5秒以下など)で更新すると、サーバーに負荷がかかりますし、アクセス制限を受ける可能性もあります。
最低でも10秒以上、推奨は30秒以上に設定しましょう。
Q2:自動更新中にタブを切り替えても大丈夫?
はい、大丈夫です。
ほとんどの拡張機能は、バックグラウンドでも動作するので、別のタブで作業していても設定した間隔で自動更新されます。
ただし、一部の拡張機能では「アクティブなタブのみ更新」という設定もあるので、動作を確認してください。
Q3:自動更新している間、音は鳴る?
基本的には音は鳴りません。
ただし、「Auto Refresh Plus」など一部の拡張機能には、更新時に通知音を鳴らす設定があります。必要に応じてオン・オフを切り替えられます。
Q4:Edgeを閉じても自動更新は続く?
いいえ、Edgeを閉じると自動更新は停止します。
ブラウザが起動していないと、拡張機能も動作しません。長時間監視したい場合は、Edgeを開いたままにしておく必要があります。
Q5:複数の拡張機能を同時に使える?
技術的には可能ですが、おすすめしません。
複数の自動更新拡張機能を同時に使うと、競合して正常に動作しなくなることがあります。1つの拡張機能に絞って使いましょう。
Q6:自動更新でログイン状態は保たれる?
通常の自動更新では、ログイン状態は保たれます。
ただし、セキュリティの高いサイト(銀行、証券など)では、一定時間操作がないと自動ログアウトされる設定になっていることがあります。
これはサイト側の仕様なので、拡張機能では対処できません。
まとめ|自動更新で効率的なブラウジングを
Microsoft Edgeでページの自動更新を設定する方法について解説してきました。
この記事のポイントをおさらい:
拡張機能の選び方:
- 初心者→「Easy Auto Refresh」がおすすめ
- 日本語がいい→「タブの自動更新」
- 細かい設定がしたい→「Tab Reloader」
- 変更検知がしたい→「Auto Refresh Plus」
基本的な使い方:
- Edge アドオンストアから拡張機能をインストール
- 自動更新したいページを開く
- 拡張機能で更新間隔を設定
- 「開始」ボタンをクリック
注意点:
- サーバー負荷を考慮して30秒以上の間隔を推奨
- データ通信量とバッテリー消費に注意
- 複数タブは個別に設定可能
- スマホ版Edgeでは拡張機能が使えない
自動更新機能を上手に使えば、情報収集の効率が格段にアップします。株価チェック、チケット販売、ニュース速報など、リアルタイム情報が必要な場面で大活躍しますよ。
適切な更新間隔を設定して、快適なブラウジングを楽しみましょう!


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