Emacsは、非常にパワフルなテキストエディタで、プログラミングやファイル編集に幅広く使用されています。
MacのターミナルからEmacsを使うことで、ファイル編集やシステム操作を効率的に行うことができます。
ここでは、Emacsの基本的な使い方を紹介します。
方法

ここから、次の5つを詳しく説明します。
- ターミナルでEmacsを起動する
- ファイルを開く
- 基本的なEmacsコマンド
- Emacsのカスタマイズ
- Emacsのヘルプ機能を活用する
1. ターミナルでEmacsを起動する
Macには、デフォルトでEmacsがインストールされています。
以下の手順で、ターミナルからEmacsを起動できます。
ターミナルを開く
Spotlight検索で「ターミナル」と入力して開くか、Finderの「ユーティリティ」フォルダからターミナルを起動します。

Emacsを起動する
ターミナルで以下のコマンドを入力し、Emacsを起動します。
emacs
これで、Emacsのインターフェイスがターミナル上に表示されます。
2. ファイルを開く
Emacsを使ってファイルを開くには、Emacs起動時にファイル名を指定するか、Emacs内でファイルを開くコマンドを使います。
起動時にファイルを開く
ファイル名を指定してEmacsを起動するには、以下のようにコマンドを入力します。
emacs ファイル名
例:
emacs example.txt
Emacs内でファイルを開く
Emacsを起動した後、別のファイルを開くには、以下のキーボードショートカットを使用します。
Ctrl + x
その後Ctrl + f
を押す。- ファイル名を入力し、Enterキーを押します。
3. 基本的なEmacsコマンド
Emacsには、さまざまなキーボードショートカット(キーバインド)が用意されています。
以下は、よく使われる基本的なコマンドです。
ファイルの保存
Ctrl + x
その後 Ctrl + s
を押すと、編集中のファイルが保存されます。
Emacsの終了
Ctrl + x
その後 Ctrl + c
を押すと、Emacsを終了します。
テキストのコピー・ペースト
- コピー:
Alt + w
- ペースト:
Ctrl + y
検索
- 検索:
Ctrl + s
を押し、検索したいテキストを入力します。 - 再度
Ctrl + s
を押すと、次の一致する場所がハイライトされます。
4. Emacsのカスタマイズ
Emacsは非常に柔軟で、カスタマイズ性が高いエディタです。
設定ファイルである .emacs
または init.el
を編集することで、キーバインドや外観、動作を変更することができます。
これには多少の学習が必要ですが、Emacsの利用効率を大幅に向上させることが可能です。
5. Emacsのヘルプ機能を活用する
Emacsには内蔵のヘルプ機能があり、コマンドや操作に迷った際には、以下のコマンドで詳細な情報を確認できます。
Ctrl + h
その後t
を押すと、チュートリアルが表示されます。Ctrl + h
その後k
を押し、その後のキー操作を入力すると、そのキー操作の機能が説明されます。
まとめ
Emacsは、非常に強力でカスタマイズ可能なテキストエディタです。
ターミナルから簡単に起動でき、基本的なファイル編集やプログラミング作業に役立ちます。
最初はEmacsの操作に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、キーボードショートカットを覚え、効率的に作業を進められるようになるでしょう。
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