「変換候補がおかしい…」
「英語と日本語の切り替えが面倒」
「よく使う単語なのに、毎回変換し直してる…」
Macの日本語入力で、こんなストレスを感じていませんか?
実は、ちょっとした設定を変えるだけで、日本語入力が劇的に快適になるんです。WindowsからMacに乗り換えた方も、ずっとMacを使っている方も、きっと知らない便利機能がたくさんあります。
この記事を読み終わる頃には、あなたの日本語入力速度が1.5倍になっているはずです!
基本の「き」!日本語入力の切り替え方法

4つの切り替え方法(好きなものを選ぼう)
日本語と英語の切り替え、実は4つも方法があるんです。
1. かな/英数キー(JIS配列キーボード)
- かなキー:日本語入力に切り替え
- 英数キー:英語入力に切り替え
- 一番確実で分かりやすい!
2. Control + スペース
- 入力ソースを順番に切り替え
- US配列キーボードでも使える
3. Caps Lockキー
- 押すたびに日本語⇔英語を切り替え
- 設定で有効化が必要(後述)
4. fn(ファンクション)キー
- Touch Bar搭載Macで使用可能
- fnキーを押すと入力切り替えボタンが表示
💡 おすすめ設定:
JIS配列なら「かな/英数キー」、US配列なら「Caps Lock」が最速です!
入力ソースの確認と追加
メニューバーの右上に「あ」や「A」が表示されていますよね。これが入力ソースです。
表示の意味:
- 「あ」:ひらがな入力モード
- 「ア」:カタカナ入力モード
- 「A」:英字入力モード
入力ソースを追加する方法:
- システム設定 → キーボード
- 「入力ソース」の「編集…」をクリック
- 左下の「+」ボタン
- 「日本語」から必要なものを選択
ライブ変換って何?使うべき?
ライブ変換の仕組み
macOS Big Sur以降に搭載された、スペースキーを押さなくても自動で変換してくれる機能です。
メリット:
- スペースキーを押す回数が激減
- 文章を打ち終わると同時に変換完了
- 慣れると爆速で入力できる
デメリット:
- 最初は違和感がある
- 意図しない変換をされることも
- CPUを少し多く使う
ライブ変換のオン/オフ設定
設定方法:
- メニューバーの「あ」をクリック
- 「ライブ変換」のチェックを切り替え
または、日本語入力中に:
- Shift + Command + L でオン/オフ切り替え
こんな人におすすめ:
- 長文を書くことが多い
- タイピングが速い
- 新しい機能を試したい
こんな人は従来の変換がおすすめ:
- 単語単位で確実に変換したい
- プログラミングコードも書く
- 専門用語を多用する
ユーザー辞書で変換を賢くする
よく使う単語を登録(これが一番重要!)
毎回変換し直している単語、ありませんか?ユーザー辞書に登録すれば一発変換!
登録方法:
- メニューバーの「あ」をクリック
- 「ユーザ辞書を編集…」を選択
- 左下の「+」ボタン
- 「入力」と「変換」を設定
登録例:
- よみ:「めあど」→ 単語:「your-email@example.com」
- よみ:「じゅうしょ」→ 単語:「〒100-0001 東京都千代田区…」
- よみ:「おつ」→ 単語:「お疲れ様です」
- よみ:「よろ」→ 単語:「よろしくお願いいたします」
単語登録のプロテクニック
効率的な登録のコツ:
- 頭文字で登録
- 「あけ」→「あけましておめでとうございます」
- 「いつ」→「いつもお世話になっております」
- 記号も登録できる
- 「やじるし」→「→」「←」「↑」「↓」
- 「から」→「〜」
- 「ほし」→「★」「☆」
- 顔文字や絵文字も
- 「にこ」→「😊」
- 「おk」→「👍」
一括登録の方法:
- テキストファイルで「よみ[Tab]単語」の形式で作成
- ユーザー辞書画面でドラッグ&ドロップ
変換の精度を上げる詳細設定
変換候補の表示設定
変換候補ウィンドウの表示方法をカスタマイズできます。
設定場所:
- メニューバーの「あ」 → 「設定…」
- 「入力ソース」タブ
カスタマイズ項目:
- 候補表示数:3〜10個(推奨:5個)
- フォントサイズ:見やすいサイズに調整
- 予測候補表示:オン推奨
句読点の設定
実は句読点も変更できるんです!
設定方法:
- 「あ」 → 「設定…」 → 「入力ソース」
- 句読点の種類を選択
選択肢:
- 「。」と「、」:標準(日本語)
- 「.」と「,」:英語風
- 「。」と「,」:混在型
Windows風の変換にする
Windowsから乗り換えた方向けの設定です。
Windows風にする設定:
- Shiftキーの動作を「カタカナ入力」に
- 数字の入力を「常に半角」に
- スペースの入力を「常に半角」に
caps lockキーを使った便利設定
Caps Lockで日本語切り替え
US配列キーボードユーザーは必須の設定!
設定方法:
- システム設定 → キーボード
- 「キーボードショートカット…」
- 「入力ソース」を選択
- 「前の入力ソースを選択」にチェック
- ショートカットをクリックしてCaps Lockを押す
これで、Caps Lockキーが日本語切り替えキーになります!
Touch Barのカスタマイズ
Touch Bar搭載Macなら、入力切り替えボタンを常時表示できます。
- システム設定 → キーボード
- 「Touch Barをカスタマイズ…」
- 入力ソースボタンをドラッグ
Google日本語入力を使う(無料で高性能)
インストールと設定
Mac標準の日本語入力に不満なら、Google日本語入力がおすすめ!
インストール手順:
- Google日本語入力の公式サイトからダウンロード
- インストーラーを実行
- システム設定で入力ソースに追加
メリット:
- 変換精度が高い
- 新語・流行語に強い
- 予測変換が賢い
- 顔文字が豊富
設定のコツ:
- サジェスト機能をオン
- 学習機能を活用
- ユーザー辞書をインポート
トラブルシューティング
Q:日本語入力ができなくなった
A: 以下を順番に試してください。
- 入力ソースの確認
- メニューバーに「A」のみ → 「あ」を追加
- 日本語入力の再起動
killall JapaneseIM
(ターミナルで実行)
- 入力ソースをリセット
- システム設定で一度削除して再追加
Q:変換候補がおかしい
A: 学習履歴をリセットしましょう。
- 「あ」 → 「変換学習をリセット…」
- 確認画面で「リセット」
Q:特定のアプリで日本語入力できない
A: アプリごとの入力ソース設定を確認。
- アプリを起動した状態で
- 入力ソースを日本語に切り替え
- アプリを再起動
便利なショートカットキー集
変換中に使えるショートカット
- Control + J:ひらがな変換
- Control + K:カタカナ変換
- Control + L:全角英数変換
- Control + ;:半角カタカナ変換
- Control + ::半角英数変換
文字入力を快適にするショートカット
- Control + A:行頭に移動
- Control + E:行末に移動
- Control + D:カーソル右の文字を削除
- Control + H:カーソル左の文字を削除(Backspaceと同じ)
- Control + K:カーソル位置から行末まで削除
変換候補の操作
- スペース:次の候補
- Shift + スペース:前の候補
- Tab:候補を拡張
- 数字キー:候補を直接選択
言語別の入力設定
複数言語を使う人向け
中国語や韓国語も使う場合の設定方法です。
言語の追加:
- システム設定 → キーボード → 入力ソース
- 「+」で言語を追加
- 切り替えショートカットを設定
おすすめ設定:
- 各言語に専用ショートカットを割り当て
- メニューバーで現在の言語を確認
- 言語ごとにユーザー辞書を管理
音声入力との併用
音声入力の設定
キーボード入力と音声入力を組み合わせると、さらに効率的!
有効化:
- システム設定 → キーボード
- 「音声入力」をオン
- ショートカットを設定(推奨:fnキー2回押し)
使い方のコツ:
- 長文の下書きは音声で
- 細かい修正はキーボードで
- 句読点も音声で入力可能(「まる」「てん」)
まとめ:快適な日本語入力環境を手に入れよう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今すぐやるべき3つの設定
- ユーザー辞書に10個登録
- メールアドレス、住所、よく使う挨拶
- 入力切り替え方法を決める
- JIS配列:かな/英数キー
- US配列:Caps Lockキー
- ライブ変換を試す
- 1週間使ってみて判断
タイプ別おすすめ設定
ビジネス文書が多い人
- ユーザー辞書を充実させる
- 定型文を大量登録
- ライブ変換オフ
クリエイティブ系の人
- Google日本語入力を導入
- 顔文字・絵文字を登録
- 予測変換を活用
プログラマー
- 英語モードメイン
- Caps Lockで切り替え
- 半角/全角を統一
日本語入力の設定は、一度きちんとやれば、その後ずっと快適に使えます。
この記事を参考に、あなたにぴったりの設定を見つけてください。もう日本語入力でイライラすることはありません!
毎日使うものだからこそ、こだわって設定する価値があります。快適な日本語入力で、作業効率を大幅アップさせましょう!


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