MacのDock(ドック)はアプリの起動や切り替えに欠かせない存在ですが、自動的に隠している場合、表示されるまでにワンテンポ遅れると感じたことはありませんか?
実はこの表示速度、ターミナルで簡単に調整することができるんです。
今回は、Dockの表示・非表示にかかるアニメーション速度を変更する方法を、初心者にもわかりやすくご紹介します!
Dockの「自動的に隠す」とは?

Macでは以下の設定でDockを画面外に自動で隠すことができます:
- システム設定(または「システム環境設定」)を開く
- 「デスクトップとDock」→「Dockを自動的に隠す・表示」をオン
このとき、カーソルを画面下(または横)に持っていくと、Dockがスライドして表示されますが、「ちょっと待たされる感」が気になる方も多いですよね。
でも、この待ち時間は調整できるんです。
Dockの表示速度を変更する方法(ターミナル使用)
ターミナルを使った方法をいくつか紹介しますね。
アニメーション時間をゼロにする(瞬間表示)
defaults write com.apple.dock autohide-time-modifier -float 0
killall Dock
Dockが一瞬で表示されるようになります!
もう少し自然な速さに調整する(例:0.2秒)
defaults write com.apple.dock autohide-time-modifier -float 0.2
killall Dock
元に戻したいとき(デフォルトにリセット)
defaults delete com.apple.dock autohide-time-modifier
killall Dock
設定はすぐに反映されるので、違いがすぐに分かりますよ。
表示遅延(待機時間)も調整できる!

Dockは「カーソルが触れてから表示されるまでの遅延」も別設定で変更できます。
遅延時間をゼロに(即反応)
defaults write com.apple.dock autohide-delay -float 0
killall Dock
デフォルトに戻す
defaults delete com.apple.dock autohide-delay
killall Dock
この2つの設定を使いこなすと、自分好みの快適なDockにカスタマイズできますね。
よくある質問(FAQ)
Q. ターミナルコマンドって危険じゃない?
これはApple公式の設定領域を変更するだけなので、基本的に安全です。
心配な方は元に戻すコマンド(defaults delete
)をメモしておくと安心です。
Q. Macを再起動すると元に戻る?
いいえ、設定は永続的に保存されます。ただし、macOSの大型アップデート後にリセットされることもあります。
これらの知識があると、安心してカスタマイズできますね。
まとめ:Dockの表示速度は自分好みにカスタマイズできる!
Dockの表示が遅くてストレスを感じていた方は、今回ご紹介した方法で一瞬表示に設定すれば快適度が大幅アップします!
ポイント
autohide-time-modifier
:Dockの表示/非表示のアニメーション速度autohide-delay
:表示前の待機時間killall Dock
でDockを再起動すると変更が即反映- 元に戻すには
defaults delete
を使えばOK
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