マカフィーの削除方法を完全ガイド!アンインストールできない時の対処法も解説

パソコンを購入した時から入っているマカフィー(McAfee)を削除したいけれど、うまくアンインストールできない…そんな経験はありませんか?

マカフィーは、通常のソフトウェアと同じ方法では完全に削除できないことがあります。ファイルの一部が残ってしまったり、削除途中でエラーが出たりすることも珍しくありません。

この記事では、マカフィーを確実に削除する方法と、削除できない時の対処法を分かりやすく解説していきます。

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マカフィーを削除する前に知っておくこと

削除する理由を確認しよう

まず、なぜマカフィーを削除したいのか、理由を確認しましょう。

よくある削除理由:

  • 無料期間が終了して有料になった
  • 他のセキュリティソフトを使いたい
  • パソコンの動作が重くなった
  • 通知が頻繁に表示されて煩わしい

ただし、マカフィーを削除すると、パソコンのセキュリティ保護がなくなります。削除する場合は、Windows Defenderなどの代わりのセキュリティ対策を必ず用意してください。

削除前の準備

スムーズに削除作業を進めるため、次の準備をしておきましょう。

事前準備:

  • すべてのプログラムを終了する
  • 重要なファイルをバックアップする
  • インターネットに接続できる状態にする
  • 管理者権限でログインする

特に、作業中のファイルは保存してから削除作業を始めてください。削除中にパソコンを再起動する必要があるためです。

【方法1】Windowsの設定からアンインストール

Windows 10/11での削除手順

まずは、Windowsの標準機能を使った削除方法を試してみましょう。

ステップ1: 設定画面を開く

  1. スタートメニューを開く
  2. 「設定」(歯車マーク)をクリック
  3. 「アプリ」を選択
  4. 「アプリと機能」をクリック

ステップ2: マカフィーを探す

  1. アプリの一覧から「McAfee」で始まるプログラムを探す
  2. 表示される可能性のある名前:
  • McAfee Total Protection
  • McAfee LiveSafe
  • McAfee Security
  • McAfee WebAdvisor

ステップ3: アンインストール実行

  1. マカフィーのプログラムをクリック
  2. 「アンインストール」ボタンをクリック
  3. 確認画面で「はい」を選択
  4. アンインストールウィザードの指示に従う

アンインストール中の注意点

削除中に、いくつかの確認メッセージが表示されます。

表示される可能性のあるメッセージ:

  • 「本当にアンインストールしますか?」→「はい」を選択
  • 「フィードバックを送信しますか?」→任意(送信しなくても問題ありません)
  • 「再起動が必要です」→作業を保存してから「今すぐ再起動」を選択

再起動後、削除が完了したか確認しましょう。

複数のマカフィー製品がある場合

パソコンによっては、複数のマカフィー関連プログラムがインストールされていることがあります。

削除すべきプログラム:

  • McAfee Total Protection
  • McAfee LiveSafe
  • McAfee WebAdvisor
  • McAfee Security Scan Plus

これらすべてを、同じ手順で1つずつアンインストールしてください。

【方法2】専用削除ツール(MCPR)を使う

MCPRとは?

MCPR(McAfee Consumer Product Removal tool)は、マカフィー公式が提供する専用の削除ツールです。

通常のアンインストールでは削除しきれない場合や、エラーが出て削除できない時に使います。このツールを使えば、マカフィーに関連するすべてのファイルやレジストリ情報を完全に削除できます。

MCPRのダウンロード方法

公式サイトから無料でダウンロードできます。

ダウンロード手順:

  1. ブラウザで「MCPR マカフィー」と検索
  2. マカフィー公式サイトのダウンロードページにアクセス
  3. 「MCPR.exe」ファイルをダウンロード

ダウンロードしたファイルは、分かりやすい場所(デスクトップなど)に保存しておきましょう。

MCPRの使い方

ダウンロードしたツールを実行します。

実行手順:

  1. すべてのプログラムを終了する
  2. ダウンロードした「MCPR.exe」をダブルクリック
  3. セキュリティ警告が表示されたら「実行」をクリック
  4. 使用許諾契約に同意する(「Agree」をクリック)
  5. 画像認証を入力(表示された文字を入力)
  6. 「Next」をクリック

削除処理が始まります。完了するまで数分かかるので、そのまま待ちましょう。

削除完了後の確認

MCPRの処理が完了すると、次のメッセージが表示されます。

Removal Complete
Your McAfee software has been successfully removed

このメッセージが出たら、「Restart」ボタンをクリックしてパソコンを再起動してください。

再起動後、マカフィーのプログラムがすべて削除されているか確認しましょう。

削除できない時のトラブルシューティング

エラーが表示される場合

削除中にエラーメッセージが出ることがあります。

「アクセスが拒否されました」と表示される場合:

  1. パソコンを再起動する
  2. 管理者権限でログインしているか確認
  3. セーフモードで起動してから削除を試す

セーフモードでの起動方法は、Windowsの起動時に「Shift」キーを押しながら「再起動」を選択します。

マカフィーが一覧に表示されない場合

プログラムの一覧に表示されない時は、次の方法を試してください。

コントロールパネルから確認:

  1. スタートメニューで「コントロールパネル」と入力
  2. 「プログラムと機能」を開く
  3. マカフィー関連のプログラムを探す
  4. 見つかったら「アンインストール」をクリック

それでも見つからない場合は、すでに削除されている可能性があります。

削除途中でフリーズする場合

削除処理が進まず、画面が固まってしまう時の対処法です。

対処手順:

  1. タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
  2. マカフィー関連のプロセスを「タスクの終了」で停止
  3. パソコンを再起動
  4. MCPRツールを使って削除を試す

タスクマネージャーで強制終了する時は、必要なプロセスまで終了しないよう注意してください。

レジストリに情報が残っている場合

MCPRを使っても一部の情報が残ることがあります。

ただし、レジストリの編集は上級者向けの作業です。間違えるとWindowsが起動しなくなる恐れがあるため、詳しくない方は無理に編集しないでください。

どうしても気になる場合は、パソコンに詳しい人に相談するか、専門業者に依頼しましょう。

削除後に必ずやるべきこと

Windows Defenderを有効にする

マカフィーを削除すると、パソコンが無防備な状態になります。

Windows 10/11には「Windows Defender」という標準のセキュリティ機能が備わっているので、これを有効にしましょう。

有効化の確認手順:

  1. 「設定」を開く
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「Windows セキュリティ」を選択
  4. 「ウイルスと脅威の防止」を確認
  5. 保護が有効になっているか確認

通常、マカフィーを削除すると自動的にWindows Defenderが有効になります。念のため確認しておくと安心です。

Windowsアップデートを実行

セキュリティを最新の状態に保つため、Windowsアップデートを実行しましょう。

実行手順:

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」を開く
  2. 「Windows Update」をクリック
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリック
  4. 利用可能な更新があればインストール

これで、セキュリティパッチが最新の状態になります。

ブラウザの拡張機能を確認

マカフィーには、ブラウザの拡張機能(WebAdvisor)が含まれていることがあります。

Chrome、Edge、Firefoxでの確認:

  1. ブラウザの設定を開く
  2. 「拡張機能」または「アドオン」を選択
  3. マカフィー関連の拡張機能を探す
  4. 見つかったら「削除」または「無効化」を選択

拡張機能が残っていると、削除したはずのマカフィーの通知が表示されることがあります。

よくある質問

Q: マカフィーを削除すると、パソコンは危険な状態になりますか?

A: Windows Defenderなどのセキュリティソフトがあれば大丈夫です。

Windows 10/11には標準でWindows Defenderが搭載されており、基本的なセキュリティ機能を提供しています。一般的な使い方であれば、Windows Defenderだけでも十分な保護が得られます。

ただし、セキュリティソフトが何もない状態は危険なので、必ず代替手段を用意してから削除してください。

Q: 削除したのに、マカフィーの通知が表示されます

A: 完全に削除されていない可能性があります。

次の場所を確認してください。

  • プログラム一覧にマカフィーが残っていないか
  • ブラウザの拡張機能に残っていないか
  • スタートアップに登録されていないか

それでも通知が消えない場合は、MCPRツールを使って完全削除を試してください。

Q: 無料体験版が終わっても、そのまま使えますか?

A: 基本的な保護機能は残りますが、すべての機能は使えません。

無料期間が終了すると、ウイルス定義の更新が停止し、新しい脅威から保護できなくなります。継続利用する場合は有料版を購入するか、無料のWindows Defenderなどに切り替えることをおすすめします。

Q: 削除後、再インストールすることはできますか?

A: はい、可能です。

マカフィーの公式サイトから再度ダウンロードしてインストールできます。ただし、一度アンインストールすると、以前のライセンス情報が残らない場合があるので、ライセンスキーは控えておきましょう。

Q: プレインストール版とパッケージ版で削除方法は違いますか?

A: 削除方法は同じです。

パソコン購入時から入っているプレインストール版も、後から自分でインストールしたパッケージ版も、同じ手順で削除できます。どちらの場合も、MCPRツールが使えます。

他のセキュリティソフトへの切り替え

無料のセキュリティソフト

マカフィーの代わりに、無料のセキュリティソフトを使うことも検討できます。

主な無料セキュリティソフト:

  • Windows Defender(Windows標準)
  • Avira Free Security
  • AVG アンチウイルス 無料版

Windows Defenderは追加インストール不要で、すぐに使えるのが利点です。

有料のセキュリティソフト

より高度な保護が必要な場合は、有料ソフトも選択肢になります。

人気の有料セキュリティソフト:

  • ノートン
  • ウイルスバスター
  • ESET
  • カスペルスキー

企業や個人事業主など、セキュリティを重視する方は、有料版の導入を検討してもよいでしょう。

切り替え時の注意点

新しいセキュリティソフトをインストールする時は、次の順序で作業しましょう。

正しい手順:

  1. マカフィーを完全に削除
  2. パソコンを再起動
  3. 新しいセキュリティソフトをインストール

複数のセキュリティソフトが同時に動くと、競合して動作が不安定になることがあります。必ず古いソフトを削除してから、新しいソフトを入れてください。

まとめ

マカフィーは、Windowsの標準機能またはMCPR専用ツールを使えば確実に削除できます。

この記事のポイント:

  • 通常はWindows設定の「アプリと機能」から削除
  • 削除できない時はMCPR専用ツールを使う
  • 削除後はWindows Defenderを有効にする
  • ブラウザの拡張機能も忘れず削除
  • 新しいセキュリティソフトを入れる場合は完全削除後に

セキュリティソフトは、パソコンを守る重要な役割を持っています。マカフィーを削除する場合は、必ず代わりの保護手段を用意してから作業を進めてください。

この記事を参考に、安全にマカフィーを削除して、快適なパソコン環境を実現しましょう!

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