Macを使っていて、
「動作が重い」
「アプリの切り替えに時間がかかる」
と感じたことはありませんか?
その原因のひとつが、メモリ(RAM)の使いすぎかもしれません。
この記事では、Macのめもり使用量を確認する方法と、見方・対処法までわかりやすく解説します。
メモリ(RAM)とは?Macの動作にどう関係する?

メモリ(RAM)は、Macが作業中に一時的にデータを保存する作業スペースです。
- メモリが多いほど、複数のアプリを快適に使える
- メモリ不足になると、「カクカクする」「アプリが強制終了」などの問題が発生
- ストレージ(HDD/SSD)と混同しがちですが、メモリは”作業机”、ストレージは”倉庫”のような役割
なぜめもりが重要?
作業机が狭いと、たくさんの書類を広げて作業するのが難しくなりますよね。
メモリも同じで、容量が足りないと複数のアプリを同時に使うのが大変になります。
メモリ使用量を確認する手順【アクティビティモニタで確認】

ステップ① アクティビティモニタを開く
方法1:ランチパッドから
- 「ランチパッド」をクリック
- 「その他」フォルダをクリック
- 「アクティビティモニタ」をクリック
方法2:スポットライト検索から
- 「⌘ + スペース」キーを押す
- 「アクティビティ」と入力
- 「アクティビティモニタ」を選択
ステップ② 「メモリ」タブを選択
画面上部の「CPU」「メモリ」「エネルギー」などの中から、「メモリ」タブをクリックします。
ステップ③ 重要な項目をチェック
項目名 | 意味 | チェックポイント |
---|---|---|
メモリ使用量 | 現在の総使用量 | 数字が大きすぎると要注意 |
アプリメモリ | アプリが使っている量 | 多いアプリがめもりを圧迫している |
圧縮メモリ | メモリ不足時の圧縮量 | 多いときは負荷がかかっているサイン |
スワップ使用領域 | 仮想メモリの使用量 | ここが増えていると動作が遅くなる |
重要なポイント: 「スワップ使用領域」が大きくなると、実メモリが足りていない証拠です。
この数値が数百MB以上になっていたら、対策が必要です。
メモリ使用量が多いときの対処法

不要なアプリを終了する
手順:
- アクティビティモニタで使用量の多いアプリを確認
- 不要なアプリを選択
- 「×」ボタンまたは「プロセス終了」をクリック
再起動でめもりを初期化する
長時間起動しっぱなしだと、メモリに不要なデータがたまります。
週に1〜2回の再起動が効果的です。
再起動の効果:
- 一時的なメモリリークを解消
- バックグラウンドで動いている不要なプロセスを停止
- システム全体のパフォーマンスを向上
メモリ消費の少ないアプリに切り替える
重いアプリ → 軽量な代替アプリ
- フォトショップ → Pixelmator Pro
- Microsoft Office → iWork(Pages、Numbers、Keynote)
メモリ管理アプリを活用する
無料アプリ:
- Memory Clean:一時メモリを解放して軽くできる
- Memory Diag:メモリ使用状況を詳しく表示
有料アプリ:
- CleanMyMac X:一括めもり最適化や不要アプリの削除も可能
- Memory Clean 3:高機能なめもり管理とシステム最適化
よくある質問(FAQ)

メモリがどれくらい使われていたら危険?
実めもりの80%以上使用されていて、「メモリ領域」が数百MB以上になっている場合は負荷が高いと考えましょう。
目安:
- 8GBメモリ搭載機:6.4GB以上使用で注意
- 16GBメモリ搭載機:12.8GB以上使用で注意
メモリは増設できる?
M1・M2・M3チップ搭載Macはメモリの増設不可です。購入時の容量が固定されています。
Intel Macなら一部モデルで増設可能ですが、最新機種はほぼ増設できません。
メモリ使用量は毎回チェックすべき?
動作が遅いと感じたときや、大量にアプリを開いたときに確認すると良いです。
普段は気にしすぎる必要はありません。
まとめ
Macのスピードが落ちてきたと感じたら、まずはアクティビティモニタでメモリ使用量をチェックしてみましょう。
今回学んだポイント:
- 「アクティビティモニタ」でメモリの状態を一目で確認
- スワップ使用量が多いときは負荷のサイン
- 不要アプリの終了や再起動、管理ツールで対応可能
- メモリ使用量80%超え+スワップ数百MBで要注意
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